メモリアル (プロフィールにかえて)
                             by 岡田なおこ


私と桑原良江さんはちょうど20年前、クレヨンハウスの絵本大賞がきっかけで知り合いました。
その年は「国際障害者年」がスタートしたときだったからだと思いますが、なおこの作品も入賞したのでした。
桑原良江さんの作品も「障害」をテーマにしたものだったので、ふたりの作品が選ばれたのです。
とんとん拍子に「出版」の話になりました。
「口約束」ではありましたが、二人は出版社と契約もしました。
しかし待てど暮らせど・・・年が変り「国際障害者年」の盛り上がりが下火になったからでしょうか?!
出版社からの連絡は途絶えてしまったのです。
それでもしばらくは「約束したんだから・・・」と、ふたりは出版社のおじさんたちを信じて待っていました。

すっぽかされたとはっきりわかるまで、3年近く掛かったと思います。
私も良江さんも子どもだったし、本当に純粋に人を信じていたんですね。
結局クレヨンハウスの絵本大賞から10年経って、私はやっとデビューできました。
デビューが決まったとき、私がそこまで頑張れたのは良江さんがいたからだと思い、
挿絵画家として彼女を推薦しました。
「薫ing」を本にして下さった方は本当に素晴らしい編集者でした。
作品だけでなく作者の本質まで理解してくれる方なのだと思います。
その編集者も良江さんの絵を気に入ってくださって、私たちは晴れて一緒に新しいスタートをきったのです。

ここでは良江さんのコメントつきで、これまで二人で手掛けてきた作品のいくつかをご紹介します。
                                            2001年11月



薫ing    真夏のSCENE   ふたりっ子 
びいどろ亭物語(雑誌)
 フラジャイルな人たち(雑誌)



   〔桑原良江〕