ずっと前に読みたかった。読んでいたら、ネット上の書き込みの礼儀、常識も分かったのにと思った。
絵文字もじっくり見られて、なるほどと感心してしまった。
コナッチャンのファンサイト立ち上げで、ハンドルネームを持った人たちとの実体と人間像がわかっていく。
わからないのは「マーマレードさま」。
そして、すごいオフ会。じつは「オフ会」の意味も、この作品を読んで初めてわかった。
コナッチャンの生き方に感動している人、困っている人、そこまで書いてくれたなおこちゃんに感謝。
PS,
「コナツチャン@ファンサイト」、シリーズ化されますように。マーマレードさまの正体が分かって、
みんなと活躍してくれたらいいですね。
ぼくも「コナツチャン@ファンサイト」、検索してみます。書き込んでみたいです。
高橋秀雄 高橋hideo うぇぶさいと
題名を見たとき、んん??謎の人物が出てくるの?と、思っていたのに、
なおこさんの軽快な語り口に、いつの間にか、引き込まれてしまい、
途中まで、題名のことは、すっかり忘れてしまってました。(^^ゞ
後半にさしかかったところで、やっと、
あれっ?マーマレードさんって??
あっ。。題名にヒントが。。。( ̄□ ̄;)
まっ。。私のドジ話はおいといて。。。(笑)
「謎のマーマレードさん」は、
コナツチャン@ファンサイトに
書き込まれるコメントで進んでいきます。
挫折したり、大きな悲しみに出会った人たちが、
元気印のおばあちゃんコナツチャンに、出会うことで、
「前向きに、進んでいこう!」という気持ちになったと、
次々に、書き込んでいきます。
ひとつひとつの事柄が、
本当に大変でつらい出来事のはずなのに、
なおこさんの軽快な語り口が、重さや暗さを感じさせません。
そして、読み終わったあとに、
「生きてるって、悪くない♪
がむしゃらに、やってみるのもいいかも♪
ちょっと、がんばってみようかな♪」
こんな気持ちが、ふつふつとわいてきました。
小学校高学年から、高校生まで、思春期の悩める世代に、
ぜひとも、読んでもらいたい本です。
もちろん、大人の方も、手にとってみてください。
小さな勇気が、もらえますよ。
アン アンの小箱
フォア文庫というだけあって、かなり若い世代向き。
どうにもこうにも、この中に入り込めなくて・・・私もブログを経験しているくせに・・・。
最初に読んだ時、このコナッチャンはなおこさんちのスーパーばちゃんだな、とは思いました。
コナッチャンが巻き起こす騒ぎにみんな困りながらも暖かく受け入れようとする様子が伝わった。
2度目でやっと謎のマーマレードさんが分かってきて、もう一回読んでマーマレードさんが誰なのか確信した。
「マーマレードさん」の正体は??? 読んでいない人のために・・・控えますが・・・ヒントは英語に。
井出裕子 井出裕子・本の部屋
ネットを背景に、何人かの人物の語りによって、
あるひとりの人物の像をくっきりと浮かび上がらせていくという手法の物語。
なにより、なおちゃんのユーモアたっぷりの筆致がたいへん楽しい御作です。
牧野節子 牧野節子の部屋
2010年1月更新