邯鄲男 かんたんおとこ
主人公が邯鄲の里で、宿の主人に邯鄲の枕を借りて眠りにつきます。すると勅使が王位につくようにと迎えにくる夢を見ます。天にも昇る心地になります。この夢は宿の主人が粟飯を炊くわずかな間の夢にすぎませんでした。主人公は人生とは何事もはかない一炊の夢であると悟り、国に帰ります。

男系
かんたん‐おとこ【邯鄲男】‥ヲトコ
能面の一。憂いを含んだ若い男面。「邯鄲」のほか、若い男神にも用いる。

邯鄲男
能「邯鄲」に使う面です。 中将や今若が貴公子なら、邯鄲男は庶民的な強さをもった若い男の面 といえます。 目尻が少しつり上がっていて、上下にはお歯黒に染められた歯があり、 頬にある長めのえくぼが特徴です。