長引く咳 −気管支喘息、肺炎、肺結核、肺癌−



風邪(多くは、ウィルスによる)による咳は、通常1週間位で治ってしまうはずです。
それ以上咳が続く場合、風邪以外の病気を考えます。例えば
  1. 気管支喘息
    大気環境の悪化や密閉された室内環境のため、アレルギーの病気が激増しており、アレルギー性の気管支喘息も増えています。 咳は朝方、夜中に多く、日中は改善するのが特徴です。また息苦しい、ゼイゼイする場合があります。肺機能検査で吐く息の量の低下があると喘息の診断となります。継続して治療しなければ年とともに肺機能が低下します。

  2. 細菌性肺炎
    咳とともに、黄色い痰や熱がでます。胸の写真で異常な影が出たら、肺炎の診断となります。ほおっておくと命とりとなりますが、現代では、細菌に良く効く薬(抗生物質)があり、きちんと治療すればこわくありません。

  3. 肺結核
    昔の日本で猛威をふるっていましたが、特効薬が出たため、正確な診断をして、治療すれば治る病気です。しかし全世界では年間300万人の人が結核のため死んでいます。(貧しいため、結核の薬を買えないので)

  4. 肺癌
    咳とともに、血痰や胸の痛みがある場合があります。また早期の肺癌では症状のない事のほうが多いです。早期の肺癌は健康診断で発見される事が多く、症状が出たときは一般的には手遅れの状態です。

  5. 肺気腫
    喫煙者に多く、咳とともに労作時の息切れがあります。



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