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植物名季語の 俳句 
作句した春の季語の植物の俳句
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見出 季語 植物名 日付
四季 季語欄未記入は
植物名が
季語です
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俳句目次
           
                         
風光る アーモンド 浜名湖の風光りたりアーモンド はまなこの かぜひかりたり アーモンド
           
芽立時 赤四手 赤四手や犬や熊やも芽立時 あかしでや いぬやくまやも めだちどき 07.03
種類として犬四手、熊四手もあります
           
芽吹き 赤四手 赤四手の芽吹き揺らめく小川なり あかしでの めぶきゆらめく をがはなり
           
目立ち 榔楡 榔楡の取をつとめる目立ちかな あきにれの とりをつとめる めだちかな 07.05
写真なし
錨草 錨草自動改札雲霞なり いかりさう じどうかいさつ うんかなり
           
錨草 錨草黒雲が宙捻ぢ曲げて いかりさう くろくもがちう ねぢまげて
           
錨草 有るべかり葉が変現の錨草 あるべかり はがへんげんの いかりさう
           
暖か 植替 些と舐めた植替へ土の暖かさ ちとなめた うゑかへつちの あたたかさ 06.02
           
植木市 植木市親父もくの手背に回し うゑきいち おやぢもくのて せにまはし
           
           
           
春天 姥芽樫 春天や鎮守の森の姥芽樫 しゆんてんや ちんじゆのもりの うばめがし 06.03
写真なし
植林 姥芽樫 植林や世紀繋ぐる姥芽樫 しよくりんや せいきつなぐる うばめがし 06.03
写真なし
           

(盆梅)
盆梅の後ろ姿も捨てかたし ぼんばいの うしろすがたも すてかたし 09.02

簪を挿頭すが如き梅一輪 かんざしを かざすがごとき うめいちりん 09.01
ああ
梅(盆梅) 盆梅の一樹なりとて舞ふ如し ぼんばいの いちじゆなりとて まふごとし 08.02
           
来て見れば擂鉢状の梅林 きてみれば すりばちじようの うめばやし 07.02
梅の花天衣無縫を纏ひたり うめのはな てんいむほうを まとひたり
俳句目次
梅の花酸味のありかを隠したり うめのはな すみのありかを かくしたり
盆梅 梅(盆梅) 盆梅を摘蕾したり輝く根 ぼんばいを てきらいしたり かがやくね 06.02
ああ
紅梅 梅(紅梅) 紅梅のしなつこらしき枝の花 こうばいの しなつこらしき えだのはな 06.02
大仏や湯冷ましに浮く梅の花 だいぶつや ゆざましにうく うめのはな
           
白梅の輪増す毎に幹の黒 しらうめの りんますごとに みきのくろ
白雲の神々しかる白梅よ しらくもの かうがうしかる しらうめよ
俳句目次
白梅が思ひ浮ぶる赤の顎 しらうめが おもひうかぶる あかのがく
           
梅(盆梅) 盆梅を名札正して展示たり ぼんばいを なふだただして てんじたり
梅(盆木立) 雨戸閉め開け直し嗅ぐ梅木立 あまどしめ あけなほしかぐ うめこだち 06.03
ああ

(梅林)
梅林や杭一本を県境 ばいりんや くいいつぽんを けんざかい
梅取木天から地へと実も動く うめとりき てんからちへと みもうごく
           
梅(梅見) 万葉人の如し梅見の連れは まんようびとのごとし うめみのつれは 07.01
梅(梅の花 青空を瞬く如き梅の花 あをぞらを まばたくごとき うめのはな 07.01
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梅(盆梅) 盆梅の鶯色の化粧鉢 ぼんばいの うぐひすいろの けしやうばち 07.01
梅(梅見) ご無沙汰と話が弾む梅見かな ごぶさたと はなしがはづむ うめみかな 07.01
梅(盆梅) 盆梅が三十年やモーツァルト ぼんばいが さんじゆうねんや モーツァルト
俳句目次
盆梅 盆梅の植替の妙ホーホケキョ ぼんばいの うへかえのめう ホーホケキョ
満開も明鏡止水白の梅 まんかいも めいきやうしすい しろのうめ
           
梅(野梅) ヘッドホン聞く子も香る野梅かな ヘッドホン きくこもかをる やばいかな 06.03
夕闇のレースに透くる白の梅 ゆふやみの レースにすくる しろのうめ 06.03
(梅林) くにやくにやと藁敷く道を梅林 くにやくにやと わらしくみちを うめばやし 06.03
梅(盆梅) 古渡りの盆梅空に浮く如し こわたりの ぼんばいそらに うくごとし 06.03
ああ
俳句目次
奥多摩の川険しけり梅の花 おくたまの かはけはしけり うめのはな
           

(梅林)
梅林をスキップする子手の白し ばいりんを スキップするこ てのしろし 06.01
           
海老根 一群の城址伝へる海老根かな いちぐんの じやうしつたへる えびねかな
海老根 浜風となる朝市の海老根売り はまかぜと なるあさいちの えびねうり
           
黄梅 黄梅の節の髭根も身を担ぐ わうばいの せつのひげねも みをかつぐ
黄梅 黄梅や川は見つむる先流れ わうばいや かははみつむる さきながれ
黄梅 迎春花黄の先陣を熟しきる げいしゆんか きのせんぢんを こなしきる
黄梅 黄梅の純金の如然もそうず わうばいの じゆんきんのごと さもそうず 06.02
黄梅 盆栽のふんはりふはり迎春花 ぼんさいの ふんはりふはり げいしゆんか 06.02
ああ
苧環 苧環の花や青空纏まりぬ をだまきのはなや あほぞら まとまりぬ
           
           
海棠 海棠や組み立て足のフラミンゴ かいだうや くみたてあしの フラミンゴ
俳句目次
海棠 海棠や真直にしぶけ川の水 かいだうや ますぐにしぶけ かはのみず
           
           
榠櫨の花 玄関に榠櫨の花の鉢を置く げんくわんに かりんのはなの はちをおく 06.04
           
           
宿借 岩石欄 宿借や岩石欄は匠らし やどかりや がんせきらんは たくみらし
           
           
草芳し 草芳しや踏切の試運転 くさこうばしや ふみきりの しうんてん
           
           
草木瓜 草木瓜や輝く線路海向ひ くさぼけや かがやくせんろ うみむかひ
草木瓜 草木瓜や入山届晴記入 くさぼけや にゆうざんとどけ はれきにゆう 06.04
           
           
クロッカス クロッカス子供の頃と変らずに クロッカス こどものころと かはらずに
春雨 黒松 春雨や黒松確と麗しき はるさめや くろまつしかと うるはしき 06.02
           
           
紅梅 紅梅のしなつこらしき枝の花 こうばいの しなつこらしき えだのはな 06.02
           
禁め鳥 小桜 陸奥の小桜咲くや禁め鳥 みちのくの こざくらさくや とどめどり
           
           
木の芽風 盆栽の密かに抜くる木の芽風 ぼんさいの ひそかにぬくる このめかぜ
木の芽風 曙の土手に寝転ぶ木の芽風 あけぼのの どてにねころぶ このめかぜ
           
           
辛夷 辛夷の芽阿弥陀如来の如きかな こぶしのめ あみだによらいのごときかな 07.02
写真なし
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八重桜)
一重散り日頃の時の八重桜 ひとへちり ひごろのときの やへざくら 07.04

八重桜)
八重桜池のボートの日陰干し やへざくら いけのボートの ひかげぼし

(八重桜)
八重桜逸るる雲の寄辺なく やへざくら はぐるるくもの よるべなく
 数へれば更に散り増す桜かな  かぞへれば さらにちります さくらかな   10.03
           
           
 茣蓙敷いて舞台整ふ桜かな  ござしいて ぶたいととのふ さくらかな  10.03
           
           
桜咲くちよつと良きこと重なりて さくらさく ちよつとよきこと かさなりて 08.03
           
           

散る桜
休耕の溝に幾重の散る桜 きうかうの みぞにいくへの ちるさくら 07.04
葉桜や垣間見えたる伊豆の海 はざくらや かいまみえたる いづのうみ 07.04
俳句目次
千年を生きる花あり父は亡き せんねんを いきるはなあり ちちはなき 07.04
葉桜や伴侶求むる鳥の群れ はざくらや はんりよもとむる とりのむれ 07.04
多摩川に牛枠並ぶ土手桜 たまがはに うしわくならぶ どてざくら 07.04
東京 羽村市 
水害対策に従来のブロックを木製の牛形の枠を使用
連れもなく名もなき山の桜かな つれもなく なもなきやまの さくらかな 07.03
花吹雪 渾身の終楽章や花吹雪 こんしんの しゆうがくしようや はなふぶき 07.03
           
           
枝垂桜 境内の枝垂桜は静かなり けいだいの しだれざくらは しずかなり 07.03
全社員車座になる花見かな ぜんしやゐん くるまざになる はなみかな 07.03
桜散る言ひたき事を言ひ尽し さくらちる いひたきことを いひつくし 07.03
俳句目次
どのくらい桜の話しただろか どのくらい さくらのはなし しただろか 07.03
咲いたとかこれからだとか桜かな さいたとか これからだとか さくらかな 07.03
大向ふ唸らせる花未きなり おほむかふ うならせるはな まだきなり 07.01
花咲けば鉢の重さを腕に受く はなさけば はちのおもさを うでにうく 06.07
桜狩鎧の幹が赤味まし さくらがり よろひのみきが あかみまし
喜寿見据ゑ枝垂桜の枝取木 きじゆみすゑ しだれざくらの えだとりき
二十年同じ桜の土手に寝る にじゆふねん おなじさくらの どてにねる
           
           
鉄橋の電車浮いたか花見酒 てつけうの でんしやういたか はなみざけ
山越えの桜吹雪の道迷ふ やまごえの さくらふぶきの みちまよふ
俳句目次
黒幹のふつと紅点す桜かな くろみきの ふつとべにさす さくらかな 06.02

散る桜
散る桜落つる椿と見えたり ちるさくら おつるつばきと まみえたり 06.02
欹てば甘く聞ゆる花の息 そばだてば あまくきこゆる はなのいき 06.03
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(桜狩)
見渡せば一本道の桜狩 みわたせば いつぽんみちの さくらがり
06.03

(花吹雪)
基地跡の鉄条網に花吹雪 きちあとの てつでうまうに はなふぶき 06・04
ああ
丘丸く桜並木が包み込む おかまるく さくらなみきが つつみこむ 06・04
見下ろせば水平線に花吹雪 みおろせば すいへいせんに はなふぶき 06・04
桜草 草原に喰はるるままの桜草 そうげんに くはるるままの さくらそう
桜草 見つむれば意志ありありの桜草 みつむれば いしありありの さくらそう
   俳句目次        
           
桜草 桜草地平線ちと歪みたり さくらそう ちへいせんちと ゆがみたり
           
           
     挿木  成功を夢見つづくる挿木かな  せいこうを ゆめみつづくる さしきかな  10.10
           
           
     挿木  水割のグラスに祝ふ挿木かな  みづわりの グラスにいはふ さしきかな  10.04
           
           
     挿木  もういいかいまーだだよの挿木かな  もういいかい まーだだよの さしきかな  10.04
           
           
挿木 逆立ちを思ひ出させる挿木かな さかだちを おもひださせる さしきかな 06.08
挿木 挿木して知らぬ振りする難かしさ さしきして しらぬふりする むづかしさ 06.08
挿木 苔玉やいと相応しき挿し木穂場 こけだまや いとふさはしき さしきほば 06.07
           
挿木 挿木して二礼二拍手日暮たり さしきして にれいにはくしゆ ひぐれたり 06.06
           
挿木 指先の触れて見たがる挿木かな ゆびさきの ふれてみたがる さしきかな  06.06
接木 接木して些と血の滲む指の先 つぎきして ちとちのにじむ ゆびのさき 06.06
接木 黄ばみたるいろはかへでの接木かな きばみたる いろはかへでの つぎきかな
俳句目次
株分 株分や我に財産植木有り かぶわけや われにざいさん うゑきあり 06.06
取木 親木とて飛躍を望む取木かな おやぎとて ひやくをのぞむ とりきかな  06.06
           
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山査子の花 山査子の瞬きさせぬ白の花 さんざしの まばたきさせぬ しろのはな
           
           
山査子の花 山査子の赤き花弁江暮れ残る さんざしの あかきはなびら くれのこる
山査子の花 山査子の花や小粋なちんどん屋 さんざしのはなや こいきな ちんどんや
山茱萸の花 山茱萸の息もつかせぬ小花立ち さんしゆゆの いきもつかせぬ こばなだち
           
           
木の芽 さんしょうの芽 鳥よ寄れ口に合わぬか木の芽虫 とりよよれ くちにあはぬか きのめむし  05.07
           
           
青明 娑羅 青明や艶滲み出る娑羅の幹 せいめいや つやにじみでる しやらのみき 06.04
写真無し
春蘭  春蘭の不動の見ゆる借家かな  しゆんらんの ふどうのみゆる しやくやかな  11.03
           
           
春蘭 春蘭や撞く人のなき寺の鐘 しゆんらんや つくひとのなき てらのかね 08.01
春蘭 春蘭が静かな里を囲ひ込む しゆんらんが しずかなさとを かこひこむ
俳句目次
春蘭 春蘭の目を赤くして泣いたのか しゆんらんの めをあかくして ないたのか
           
           
猩猩袴 猩猩袴や微風迷ひ込み  しやうじやうばかまや そよかぜ まよひこみ
           
           
白樺の花 白樺の花にぴかつと朝日射す  しらかばの はなにぴかつと あさひさす  
           
           
沈丁花 香を増して夕闇迎ふ沈丁花 かをまして ゆふやみむかふ ぢんちやうげ 07.03
沈丁花 朝靄が包む香りの沈丁花 あさもやが つつむかをりの ぢんちやうげ 07.03
沈丁花 流し目を追へば香りの沈丁花 ながしめを おへばかをりの ぢんちやうげ 07.02
沈丁花 沈丁花世界遺産と香りたり ぢんちやうげ せかいいさんと かをりたり 
沈丁花 子等の折る飛行機飛ぶや沈丁花 こらのをる ひかうきとぶや ぢんちやうげ 06.03
沈丁 枕木を跨ぎて香る沈丁花 まくらぎを またぎてかをる ぢんちやうげ 06.03
           
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スノードロップ 恥へどスノードロップ日溜りに はじらへど スノードロップ ひだまりに
写真なし
           
李の花 墨絵師の李の花の幹太し すみゑしの すもものはなの みきふとし
           
           
菫野の蕾をぴよこと弾き遣る すみれのの つぼみをぴよこと はじきやる


俳句目次 菫野や鳥が俄に喉鳴らし すみれのや とりがにはかに のどならし
風光る 千本槍 地の端の千本槍や風光る ちのはたの せんぼんやりや かぜひかる
           
           
雪解 雑木 雪解や雑木が靄を育みて ゆきどけや ざふきがもやを はぐくみて 06.02
           
           
植樹祭 椨の国土育む植樹祭 たぶのきの こくどはぐくむ しよくじゆさい 06.03
写真 なし
蒲公英 蒲公英が岩にとびつき轟きぬ たんぽぽが いわにとびつき とどろきぬ
           
           
彼岸 彼岸とて赤玉土の封を切る ひがんとて あかだまつちの ふうをきる
躑躅
(雲仙躑躅)
盆栽の雲仙躑躅触れさせず ぼんさいの うんぜんつつじ ふれさせず 07.04
躑躅
雲仙の躑躅や皆に触れ回り うんぜんの つつじやみなに ふれまはり 07.04
椿 アルカイダ茶毒蛾の傷椿もち アルカイダ ちやどくがのきず つばきもち
藪椿 藪椿葉の濃淡が潔し やぶつばき はののうたんが いさぎよし
椿 赤々と咲いた椿に気負ひなし あかあかと さいたつばきに きおひなし
椿
(落椿)
落椿考へ倦ねひららかに おちつばき かんがへあぐね ひららかに
椿
(散椿)
散椿浮きし湖面の底深し ちりつばき うきしこめんの そこふかし
俳句目次
椿
縄文の時代も椿この赤か じようもんの じだいもつばき このあかか 06.02
           
           
椿
寒椿
止めたくも止められなくて落椿 とめたくも とめられなくて おちつばき 09.01
           
チューリップ 突風の沖に抜けたりチューリップ とつぷうの おきにぬけたり チューリップ 06.03
写真なし
           
           
土佐水木 愛らしく見えなくもなし土佐水木 あいらしく みえなくもなし とさみづき 07.03
土佐水木 青空を広く見せたり土佐水木 あをぞらを ひろくみせたり とさみづき
土佐水木 引力をゆらりとかはす土佐水木 いんりよくを ゆらりとかはす とさみづき
土佐水木 土砂降りの岩の如きの土佐水木 どしやぶりの いはのごときの とさみずき 06.02
ああ
土佐水木 店先の筵の上の土佐水木 みせさきの むしろのうへの とさみずき 06.03
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緑立つ
(盤根)
山塊の盤根錯節緑立つ さんかいの ばんこんさくせつ みどりたつ
猫柳 樹なれども威厳少なき猫柳 じゆなれども ゐげんすくなき ねこやなぎ 07.03
猫柳 のつたりと二番電車や猫柳 のつたりと にばんでんしやや ねこやなぎ
猫柳 大空を滑翔したり猫柳 おほぞらを くわつしやうしたり ねこやなぎ 06.01
ああ
猫柳 挨拶もそこそこにまあ猫柳 あいさつも そこそこにまあ ねこやなぎ 06.02
猫柳 見過ごして通る人なし猫柳 みすごして とほるひとなし ねこやなぎ 06.02
           
           
春の葉の姉妹揃はぬ染もあり はるのはの しまいそろはぬ そめもあり
           
           
雨水 這松 這松のい立ち始むる雨水かな はいまつの いだちはじむる うすいかな 06.02
写真なし
           
花韮 花韮や岩に影さし雲走り はなにらや いはにかげさし くもはしり
花水木 花水木動物園の孔雀咲き はなみづき どうぶつえんの くじやくさき
           
           
二月 薔薇 いよいよと二月の薔薇を切り戻す いよいよと にぐわつのばらを きりもどす 07.02
           
           
雛菊 雛菊や隠れそこねた地平線 ひなぎくや かくれそこねた ちへいせん
           
           
日向水木 盆栽の日向水木のあどけなし ぼんさいの ひうがみずきの あどけなし
           
           
夕闇も藤房揺らす巣はそばか ゆうやみも ふぢふさゆらす すはそばか
止め処なく水の飲みたる盆の藤 とめどなく みづののみたる ぼんのふぢ 06.04

(九尺藤)
身の丈を越ゆる花房九尺藤 みのたけを こゆるはなふさ くしやくふぢ 07.04
俳句目次
藤房に有るが如きや羅針盤 ふぢふさに あるがごときや らしんばん 06.07
境内の風の行き交ふ藤の棚 けいだいの かぜのゆきかふ ふぢのたな  06.04
なんとやら己知りたる藤の花 なんとやら おのれしりたる ふぢのはな 06.04
単線の窓覆ひたる崖の藤 たんせんの まどおほひたる がけのふぢ 06.04
           
春色 山毛欅(ぶな) 春色や残りて忍ぶ山毛欅枯葉 しゆんしよくや のこりてしのぶ ぶなかれは 08.02
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木瓜の花 エフエムの義太夫語り木瓜の花 エフエムの ぎだいふかたり ぼけのはな 06.03
aあ
木瓜の花 霊園の四阿屋一朶木瓜の花 れいゑんの あづまやいちだ ぼけのはな 06.02
           
           
芽出し 盆栽 盆栽の芽出し雨の音よもすがら ぼんさいの めだしあめのね よもすがら 07.03
(芽立ち) aあ
           
春一番 盆栽 盆栽の四百鉢に春一番 ぼんさいの よんひやくはちに はるいちばん
aあ
紀元節 盆栽 盆栽は生五七五や紀元節 ぼんさいは なま五七五や きげんせつ
a
黒揚羽 盆栽 盆栽の血に濁りなし黒揚羽 ぼんさいの ちににごりなし くろあげは
           
盆栽 盆栽の樹形に浸る麗かな ぼんさいの じゆけいにひたる うららかな 06.04
緑立つ 盆栽 帆船や盆栽弥緑立ち はんせんや ぼんさいいよよ みどりたち
           
           
盆栽 盆栽の芽先摘む手の光りたり ぼんさいの めさきつむての ひかりたり 06.04
           
           
盆梅 盆梅の一樹なりとて舞ふ如し ぼんばいの いちじゆなりとて まふごとし 08.02
盆梅 盆梅を摘蕾したり輝く根 ぼんばいを てきらいしたり かがやくね 06.02
ああ
俳句目次
盆梅 盆梅を名札正して展示たり ぼんばいを なふだただして てんじたり
盆梅 盆梅の鶯色の化粧鉢 ぼんばいの うぐひすいろの けしやうばち 07.01
盆梅 盆梅を三十年やモーツァルト ぼんばいを さんじゆうねんや モーツァルト
盆梅 盆梅の植替の妙ホーホケキョ ぼんばいの うへかえのめう ホーホケキョ
盆梅 古渡りの盆梅空に浮く如し こわたりの ぼんばいそらに うくごとし 06.03
           
春色 春色や女も羨む幹の肌 しゆんしよくや ひともうらやむ みきのはだ
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水遣 水遣るや蛙目を剥き躓きぬ みづやるや かへるめをむき つまずきぬ
写真なし
           
水遣 水遣るや蝶の一驚消へ失せぬ みづやるや てふのいつきやう きへうせぬ  05.08
写真なし a
           
三つ葉 担ぎ屋の婆の三つ葉を澄まし汁 かつぎやの ばばのみつばを すましじる 06.02
写真なし
三椏の花 三椏の花一筋のピカソたり みつまたの はなひとすじの ピカソたり
a
忘れ雪 三椏 三椏のサンバリズムや忘れ雪 みつまたの サンバリズムや わすれゆき
俳句目次
郁子の花 五百咲き雌花一個か郁子の花 ごひやくさき めばないつこか むべのはな
郁子の花 郁子咲けど雄花や奥歯ずきずきと むべさけど をばなや おくばずきずきと 06.04
郁子の花 郁子咲いて赤紐括る雌花かな むべさいて あかひもくくる めばなかな 06.04
           
           
芽吹く 大海を乱すことなく芽吹きたり たいかいを みだすことなく めぶきたり
           
           
木蓮 木蓮の包み込みたき花芽かな もくれんの つつみこみたき はなめかな
a
木蓮 木蓮や掛軸の文字無上道 もくれんや かけじくのもじ むじようだう
a
木蓮 木蓮の引力躱し大空に もくれんの いんりよくかはし おほぞらに
a
木蓮(紫木蓮) 川渡る風にゆらめく紫木蓮 かはわたる かぜにゆらめく しもくれん 06.04
a
木蓮(紫木蓮) 雨意なるも綾を深むる紫木蓮 ういなるも あやをふかむる しもくれん 06.04
           
           
桃の花 ハウスとて換気やきもき桃の花 ハウスとて くわんきやきもき もものはな 07.03
           
           
桃の花 桃の花大山里を吹き飛びぬ もものはな おほやまさとを ふきとびぬ 06.03
俳句目次 a
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春星 もみじ 春星やもみぢ洋々伸び出して しゆんせいや もみぢやうやう のびだして
aa
萌ゆ もみじ 鮒子や色決めきれずもみぢ萌え ふなのこや いろきめきれず もみぢもえ
a
木の芽張る もみじ もみぢ山抑へ切れずに木の芽張る もみぢやま おさへきれずに このめはる
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接木 もみじ 若もみぢ仄か黄ばめる接木かな  わかもみぢ 仄か黄ばめる つぎきかな
           
           
木の芽雨 もみじ
清姫と名の付くもみじ木の芽雨 きよひめと なのつくもみじ このめあめ 06.03
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もみぢ花 切株も一言ありらむもみぢ花 きりかぶも ひとことありらむ もみぢばな
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もみぢ咲き 豆腐屋の喇叭の音やもみぢ咲き とうふやの らつぱのおとや もみぢさき
           
   木の芽雨  苔庭  苔庭をまろやかに打つ木の芽雨  こけにはを まろやかにうつ このめあめ  12.03
           
           
八重桜
八重桜日頃の時を取戻し やへざくら ひごろのときを とりもどし 07.04
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八重桜 八重桜池のボートの日陰干し やへざくら いけのボートの ひかげぼし 06.03
俳句目次 a
八重桜 八重桜逸るる雲の寄辺なく やへざくら はぐるるくもの よるべなく
           
           
青柳 青柳や尺八を吹く人の居て あをやぎや しやくはちをふく ひとのいて 07.03
写真なし a
青柳 青柳や空きのベンチが三つ四つ あをやぎや あきのベンチが みつよつつ  07.03
写真なし a
           
雪柳 雪柳退職の日の門前に ゆきやなぎ たいしよくのひの もんぜんに 07.03
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雪柳 雪柳一和煌き川流れ ゆきやなぎ いつくわきらめき かはながれ
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雪柳
(ゑくぼばな)
同窓の会賑ははすゑくぼばな どうさうの かいにぎははす えくぼばな 
えくぼ、は 厭/面の合成です a
           
雪柳
路地裏を満ち溢れたる雪柳 ろぢうらを みちあふれたる ゆきやなぎ
           
           
瑠璃玉薊 瑠璃玉の薊咲きけり窯の里 るりたまの あざみさきけり かまのさと
           
           
蓮華草 語らへば阿弥陀被りの蓮華草 かたらへば あみだかぶりの れんげさう
蓮華草 雨垂れに喋らせたまま蓮華草 あまだれに しやべらせたまま れんげさう
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俳句目次
蓮華草 鼻穴に虫迷ひたり蓮華草 はなあなに むしまよひたり れんげさう
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連翹 連翹の柵密にして内に咲く れんげうの さくみつにして うちにさく
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連翹 連翹の黄を深めたりのぞみ号 れんげうの きをふかめたり のぞみがう
           
           
若緑 若緑巫女の襞風を切り わかみどり かんなぎのひだ かぜをきり
若緑 青空の厳かに若緑摘む あをぞらの おごそかに わかみどりつむ
           
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