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いさんぼ

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藤の 「ふ」「へ」「ほ」 まで)


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見出 季語 植物名 日付
四季 空欄は
植物名が
季語です
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俳句目次 竹の子 竹の子が電波の道を越ゆるらし たけのこが でんぱのみちを こゆるらし
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秋隣 大木 大木の樹液満ちたり秋隣 たいぼくの じゆえきみちたり あきどなり
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この道を蓼百代目吾二代 このみちを たでひやくだいめ われにだい
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蟷螂 蟷螂や種しやらしやらとピアニシモ かまきりや たねしやらしやらと ピアニシモ
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大文字草 大文字草や正して墨を磨り だいもんじさうや ただして すみをすり
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大文字草 大文字草や天地の静かなり だいもんじそうや てんちの しずかなり 06.10
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大文字草 大文字草や一献傾くる だいもんじそうや いつこん かたむくる 06.10
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植樹祭 椨の国土育む植樹祭 たぶのきの こくどはぐくむ しよくじゆさい 06.03
写真 なし
蒲公英 蒲公英が岩にとびつき轟きぬ たんぽぽが いわにとびつき とどろきぬ
梅雨曇 チダケサシ 梅雨曇を突き刺すらしきチダケサシ つゆぐもを つきさすらしき チダケサシ
チューリップ 突風の沖に抜けたりチューリップ とつぷうの おきにぬけたり チューリップ 06.03
写真なし
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俳句目次 月見草 道のなき道の傍ら月見草 みちのなき みちのかたはら つきみそう
月見草 里の灯も星の光りも月見草  さとのひも ほしのひかりも つきみさう 
蔦紅葉 木漏れ日を浴びて眩き蔦紅葉 こもれびを あびてまばゆき つたもみぢ 06.11
写真なし
彼岸 彼岸とて赤玉土の封を切る ひがんとて あかだまつちの ふうをきる
躑躅
(雲仙躑躅)
盆栽の雲仙躑躅触れさせず ぼんさいの うんぜんつつじ ふれさせず 07.04
躑躅
雲仙の躑躅や皆に触れ回り うんぜんの つつじやみなに ふれまはり 07.04
椿 アルカイダ茶毒蛾の傷椿もち アルカイダ ちやどくがのきず つばきもち
藪椿 藪椿葉の濃淡が潔し やぶつばき はののうたんが いさぎよし
椿 赤々と咲いた椿に気負ひなし あかあかと さいたつばきに きおひなし
椿
(落椿)
落椿考へ倦ねひららかに おちつばき かんがへあぐね ひららかに
椿
(散椿)
散椿浮きし湖面の底深し ちりつばき うきしこめんの そこふかし
椿
縄文の時代も椿この赤か じようもんの じだいもつばき このあかか 06.02
椿
(寒椿)
古文書の鏡文字和す寒椿 こもんじよの かがみもじかす かんつばき 05.12
椿
寒椿
止めたくも止められなくて落椿 とめたくも とめられなくて おちつばき 09.01
寒椿 篤姫とまこと見紛ふ椿かな あつひめと まことみまがふ つばきかな 09.01
椿
(寒椿)
鉢水を切りて咲かする寒椿 はちみづを きりてさかする かんつばき 06.01
雪晴 雪晴の蕾やにはに光りたり ゆきばれの つぼみやにはに ひかりたり
苔桃 蔓苔桃 うまうまと蔓の苔桃指差しぬ うまうまと つるのこけもも ゆびさしぬ 
蔓擬 渓流の音漫ろなり蔓擬 けいりうの おとそぞろなり つるもどき  
土佐水木 愛らしく見えなくもなし土佐水木 あいらしく みえなくもなし とさみづき 07.03
土佐水木 青空を広く見せたり土佐水木 あをぞらを ひろくみせたり とさみづき
土佐水木 引力をゆらりとかはす土佐水木 いんりよくを ゆらりとかはす とさみづき
土佐水木 土砂降りの岩の如きの土佐水木 どしやぶりの いはのごときの とさみずき 06.02
ああ
土佐水木 店先の筵の上の土佐水木 みせさきの むしろのうへの とさみずき 06.03
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俳句目次
満天星紅葉 満天星紅葉や大取熟し切る どうだんもみぢや おほとり こなしきる
(どうだんもみじ) ああ
     南天の実  南天の知られたるほど知られぬ実  なんてんの しられたるほど しられぬみ  13.12
           
           
梨の花 多摩川の嵩が増しけり梨の花 たまがはの かさがましけり なしのはな
梨畑 多摩川が紫ばむや梨畑 たまがはが むらさきばむや なしばたけ
梨畑 多摩川の風の舞ひたり梨畑 たまがはの かぜのまひたり なしばたけ 05.07
梨の実の朝な朝なに透通る なしのみの あさなあさなに すきとほる 05.07
梨畑の無人の店の皮剥器 なしばたの むじんのみせの かはむきき 05.08
撫子 撫子や肩怒らずに深呼吸 なでしこや かたいからずに しんこきふ 07.05
撫子 撫子や水平線は空の色 なでしこや すいへいせんは そらのいろ
南天の花 南天の花や参道光射し なんてんのはなや さんだう ひかりさし 05.06
ああ
南天の実 南天の実の根の隆起活火山 なんてんの みのねのりゆうき くわつかざん 05.12
南天の実 南天の実やお真砂女の銀座路地 なんてんの みやおまさじよの ぎんざろぢ 05.11
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俳句目次
錦木 錦木の鈴張る如き真つ赤な実 にしきぎの すずはるごとき まつかなみ 07.11
錦木 錦木の赤き実を吐く幼鳥 にしきぎの あかきみをはく をさなとり 06.11
錦木 錦木や大国魂の太鼓鳴り にしきぎや おほくにたまの たいこなり
錦木 錦木のどこかめでたき実の帽子 にしきぎの どこかめでたき みのぼうし 05.11
秋の海根がバス停を二歩ずらし あきのうみ ねがバスていを にほずらし
緑立つ
(盤根)
山塊の盤根錯節緑立つ さんかいの ばんこんさくせつ みどりたつ
猫柳 樹なれども威厳少なき猫柳 じゆなれども ゐげんすくなき ねこやなぎ 07.03
猫柳 のつたりと二番電車や猫柳 のつたりと にばんでんしやや ねこやなぎ
猫柳 大空を滑翔したり猫柳 おほぞらを くわつしやうしたり ねこやなぎ 06.01
ああ
猫柳 挨拶もそこそこにまあ猫柳 あいさつも そこそこにまあ ねこやなぎ 06.02
猫柳 見過ごして通る人なし猫柳 みすごして とほるひとなし ねこやなぎ 06.02
捩花 捩花や水平線が笑ひこけ ねじばなや すいへいせんが わらひこけ
捩花 捩花と心通ぜず有るが儘 ねじばなと こころつうぜず あるがまま
捩花 捩花の芝生の子等と思ひ込む ねじばなの しばふのこらと おもひこむ 05.06
合歓の花 遠ざかるほどふさはしき合歓の花 とほざかる ほどふさはしき ねむのはな 07.07
合歓の花 一望の辺りを払ふ合歓の花 いちばうの あたりをはらふ ねむのはな
合歓の花 合歓の花目薬注して軽やかに ねむのはな めぐすりさして かろやかに
合歓の花 合歓の花武将の姫の住むごとし ねむのはな ぶしやうのひめの すむごとし 05.06
凌霄の花 凌霄の花に笛の音響きたり のうぜんの 花にふえのね ひびきたり
凌霄の花 凌霄の花の宇宙に耳凝らす のうぜんの はなのうちうに みみこらす 05.09
野牡丹 野牡丹を踏切警手壁に掛く のぼたんを ふみきりけいしゆ かべにかく 05.08
野牡丹 野牡丹は咲くや散るやと忙しない のぼたんは さくやちるやと せわしない
当頁先頭
俳句目次
野牡丹 野牡丹は赤子の如く水を吸ふ のぼたんは あかごのごとく みずをすふ
野牡丹 野牡丹や天つ風つと吹き止り のぼたんや あまつかぜつと ふきとまり 05・07
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春の葉の姉妹揃はぬ染もあり はるのはの しまいそろはぬ そめもあり
酉の市 酉の市葉を透通す夕日射 とりのいち はをすきとほす ゆふひざし
カシオペヤ カシオペヤ小葉からからと転がりて カシオペヤ こばからからと ころがりて
蜘蛛 蜘蛛の糸葉をくるくると風を呼ぶ くものいと はをくるくると かぜをよぶ
冬日和 虫食いの葉の癒される冬日和 むしくいの はのいやされる ふゆびより
冬至 葉の傷も行き着き尽きた冬至かな はのきずも いきつきつきた とうじかな
雨水 這松 這松のい立ち始むる雨水かな はいまつの いだちはじむる うすいかな 06.02
写真なし
枝切れば況して太株萩の花 えだきれば ましてふとかぶ はぎのはな
青空の川上に萩戦ぎたり あをぞらの かはかみにはぎ そよぎたり 05.09
散る萩の路傍の石に吹き溜まる ちるはぎの ろばうのいしに ふきだまる 05.09

(木萩)
武蔵野の雑木林に木萩揺る むさしのの ざふきばやしに きはぎゆる 05.08
萩の花
縄跳をしたくなりたり萩の花 なはとびを したくなりたり はぎのはな 06.08
萩の花 城跡の裏門占むる萩の花 しろあとの うらもんしむる はぎのはな 05.09
萩の花 喇叭の音路地曲りたり萩の花 らつぱのね ろぢまがりたり はぎのはな 05.09
笛吹きて帰る子供に萩時雨 ふえふきて かへるこどもに はぎしぐれ 05.10
白丁花 描かれて命湧き出る白丁花 ゑがかれて いのちわきでる はくちようげ 07.05
白丁花 生垣に思ひ零るる白丁花 いけがきに おもひこぼるる はくちやうげ 
櫨紅葉 響めきて流るる川や櫨紅葉 どよめきて ながるるかわや はぜもみぢ 
櫨紅葉 櫨紅葉風切り落す威光あり はぜもみぢ かぜきりおとす ゐくわうあり 05.08
当頁先頭 櫨紅葉 櫨の葉の波動の如く紅葉ばむ はぜのはの はどうのごとく もみぢばむ 05.10
俳句目次
           
花菖蒲  もう一つ花芽潜むる花菖蒲  もうひとつ はなめひそむる はなしやうぶ  09.06
           
           
花菖蒲 小弛みて人出に適ふ花菖蒲 をだやみて ひとでにかなふ はなしやうぶ

07.06
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花菖蒲 岩上にひとりよがりな花菖蒲 がんじやうに ひとりよがりな はなしやうぶ 07.06
花菖蒲 花菖蒲紬の人も手繰りたり  はなしやうぶ つむぎのひとも たぐりたり
花菖蒲 花菖蒲幼鳥の声彼方なり はなしやうぶ えうてうのこゑ かなたなり  05.06
花菖蒲 奥能登に江戸の血残る花菖蒲 おくのとに えどのちのこる はなしやうぶ 05.06
花菖蒲 夕闇に緩りと揺るる花菖蒲 ゆふやみに ゆるりとゆるる はなしやうぶ 05.07
花菖蒲 千枚の田に並びたる花菖蒲 せんまいの たにならびたる はなしやうぶ 05.06
ああ
花菖蒲 花菖蒲いふいふたれば山高し はなしやうぶ いふいふたれば やまたかし 05.06
いふいふ=ゆうゆうのゆうは
さんずい(読みなし)に邑です
香気があふれるさまです
花菖蒲 先駆けの一輪靡く花菖蒲 さきがけの いちりんなびく はなしやうぶ 05.06
花韮 花韮や岩に影さし雲走り はなにらや いはにかげさし くもはしり
花水木 花水木動物園の孔雀咲き はなみづき どうぶつえんの くじやくさき
朝露 花芽 朝露や頂が花芽に伸び止り あさつゆや ちやうがはなめに のびとまり
朝露 花芽 朝露や花芽妖しく膨らみて あさつゆや はなめあやしく ふくらみて 07.03
    花蕨
冬の花蕨
 さらりと示す冬の花蕨かな  さらりとしめす ふゆのはなわらび かな  10.08
           
           
      花蕨
冬の花蕨
 折り目正して冬の花蕨かな  をりめただして ふゆのはな わらびかな  10.08
           
           
花蕨
冬の花蕨
後何度見らるる冬の花蕨 あとなんど みらるるふゆの はなわらび 07.10
花蕨 青空の金に輝く花蕨 あをぞらの きんにかがやく はなわらび 05.09
花蕨
冬の花蕨
明けの明星やお冬の花蕨 あけのみやうじやうや お ふゆのはなわらび 05.09
花蕨
ラララララ音叉の如き花蕨 ラララララ おんさのごとき はなわらび 05.09
花蕨
藁葺の庭土柔し花蕨 わらぶきの にはつちやはし はなわらび 05.09
浜菊 浜菊の盆栽棚を独り占 はまぎくの ぼんさいたなを ひとりじめ
当頁先頭
俳句目次
浜菊 浜菊や漁師の顔の皺深く はまぎくや れふしのかほの しわふかく 05.10
はまなす
(写真なし)
はまなすや水平線と地平線 はまなすや すいへいせんと ちへいせん
はまなすは、玉偏に夂と玉偏に鬼と書く
二漢字です
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薔薇 君の家の薔薇贈られし薄ピンク きみのやの ばらおくられし うすピンク 07.02
二月 薔薇 いよいよと二月の薔薇を切り戻す いよいよと にぐわつのばらを きりもどす 07.02
冬薔薇 冬薔薇の猶香りたる一和かな ふゆばらの なほかをりたる いつくわかな 06.12
薔薇 薔薇咲くや甲高声の研物師 ばらさくや かんだかこゑの とぎものし 06.05
薔薇 薔薇咲けば一人旅する心なり ばらさけば ひとりたびする こころなり 06.05
薔薇 どの薔薇が一番好きか問はれたり どのばらが いちばんすきか とはれたり 06.05
薔薇 薔薇咲くやもの言はばふと寂しかり ばらさくや ものいはばふと さびしかり  06.05
薔薇 今朝も蕾数ふる薔薇の鉢 こんてうも つぼみかぞふる ばらのはち
薔薇 夕暮れもまじりまじりと薔薇見詰む ゆふぐれも まじりまじりと ばらみつむ
薔薇 蒼天の光り織込む薔薇の舞 さうてんの ひかりおりこむ ばらのまひ
薔薇 つんつんと宙突きたる白の薔薇 つんつんと ちうつつきたる しろのばら
薔薇 一輪が千にも勝る薔薇の花 いちりんが せんにもまさる ばらのはな
薔薇 一番花終へて休むる薔薇の棘 いちばんか をへてやすむる ばらのとげ
薔薇 奥義かな薔薇の花より幹の艶 あうぎかな ばらのはなより みきのつや
薔薇 白薔薇をゆるりゆるりと車椅子 しろばらを ゆるりゆるりと くるまいす
薔薇 闇の薔薇密かに刃研きたり やみのばら ひそかにやいば みがきたり
薔薇 黄の薔薇を幽玄な野に放ちたし きのばらを いうげんなのに はなちたし
当頁先頭
俳句目次
薔薇 葉に産毛このあの色も薔薇の花 はにうぶげ このあのいろも ばらのはな
薔薇 切るごとに切るごとに良し薔薇の花 きるごとに きるごとによし ばらのはな
薔薇 嫁ぐ子や薔薇の話をまたしよう とつぐこや ばらのはなしを またしよう 07.05
薔薇 薔薇咲いてモデルルームのような家 ばらさいて モデルルームの ような家 07.05
薔薇 薔薇咲いて棘のあること忘れたり ばらさいて とげのあること わすれたり 07.05
薔薇 丈低く咲かする薔薇の切り戻し たけひくく さかするばらの きりもどし 07.05
薔薇 薔薇咲くやどちらともなく話し声 ばらさくや どちらともなく はなしごゑ 06.06
薔薇 薔薇咲けば雲一つ無き誕生日 ばらさけば くもひとつなき たんじやうび 06.06
薔薇 鞍馬石渋味深むや青の薔薇 くらまいし しぶみふかむや あをのばら
薔薇 岩の苔薔薇を密かに慕ひたり いはのこけ ばらをひそかに したひたり
秋薔薇 薔薇 秋薔薇や命授かる人の顔 あきばらや いのちさづかる ひとのかほ 05.09
秋薔薇 薔薇 苔玉の秋の白薔薇打ち薫る  こけだまの あきのしろばら うちかをる 05.10
秋薔薇 薔薇 青空を揚揚渡る秋の薔薇 あをぞらを ようようわたる あきのばら 05.10
秋薔薇 薔薇 限りなく白秋薔薇の葉が白む かぎりなく しろあきばらの はがしらむ 05.10
秋薔薇 薔薇 棘までも赤秋薔薇の赤に染む とげまでも あかあきばらの あかにそむ 05.10
万緑 万緑や生の証は次の生 ばんりよくや せいのあかしは つぎのせい
写真なし
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雛菊 雛菊や隠れそこねた地平線 ひなぎくや かくれそこねた ちへいせん
(さ)の欄の 美男葛 目馴らせば美男葛の実が踊る めならせば びなんかづらの みがをどる 06.10
真葛の項目も
どうぞ
美男葛 美男葛や真つ青なスポーツカー びなんかづらや まつさをな スポーツカー 08.11
未央柳 人通り多き道筋未央柳 ひとどほり おほきみちすぢ びやうやなぎ 06.06
写真なし
枇杷 嫁ぐ子の蒔きし枇杷の実二十年 とつぐこの まきしびはのみ にじふねん 07.06
枇杷 鉢植ゑの枇杷の実なんら労要らず はちうゑの びはのみなんら らういらず 07.06
枇杷の花 枇杷の花福神の如開きたり びはのはな ふくじんのごと ひらきたり
枇杷 枇杷の実や坊の箒目狂ひなく びはのみや ばうのはうきめ くるひなく
日向水木 盆栽の日向水木のあどけなし ぼんさいの ひうがみずきの あどけなし
風知草 うらおもて光り輝く風知草 うらおもて ひかりかがやく ふうちさう
当頁先頭
俳句目次
風知草 山頂を揺らめかしたる風知草 さんちやうを ゆらめかしたる ふうちさう 05.07
風露草 風路草ラテンリズムは臍合す  ふうろさう ラテンリズムは へそあはす
風露草 飄々と首横に振る風路草 へうへうと くびよこにふる ふうろさう
福寿草 いぐわいにも向きあちこちや福寿草 いぐわいにも むきあちこちや ふくじゆさう 09.02
福寿草 月火水木金土晴福寿草 げつかすい もくきんどはれ ふくじゆさう 08.02
福寿草 もやもやをふりはらひたり福寿草 もやもやを ふりはらひたり ふくじゆさう 08.02
福寿草 空よりも眩し斜面の福寿草 そらよりもまぶし しやめんの ふくじゆさう 07.01
福寿草 湯気揺るる雑木林に福寿草 ゆげゆるる ざふきばやしに ふくじゆさう 07.01
福寿草 福寿草雑木林を突きたり ふくじゆさう ざふきばやしを つつきたり 06.01
ああ
福寿草 金冠に宇宙写して福寿草 きんかんに うちううつして ふくじゆさう
福寿草 棟梁の声詰まらせる福寿草  とうりやうの こゑつまらせる ふくじゆさう 
福寿草 靄なれど咲き乱れろや福寿草 もやなれど さきみだれろや ふくじゆさう 06.02
福寿草 腐葉土に靴音軽ろし福寿草 ふえふどに くつおとかろし ふくじゆさう 06.02
ああ
     福寿草  堀取れば長き根を持つ福寿草  ほりとれば ながきねをもつ ふくじゆそう  14.01
           
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夏藤 夏藤の宙に戸惑ふ蔓の先 なつふぢの ちうにとまどふ つるのさき  07.07
夕闇も藤房揺らす巣はそばか ゆうやみも ふぢふさゆらす すはそばか
止め処なく水の飲みたる盆の藤 とめどなく みづののみたる ぼんのふぢ 06.04

(九尺藤)
身の丈を越ゆる花房九尺藤 みのたけを こゆるはなふさ くしやくふぢ 07.04
藤房に有るが如きや羅針盤 ふぢふさに あるがごときや らしんばん 06.07
境内の風の行き交ふ藤の棚 けいだいの かぜのゆきかふ ふぢのたな  06.04
なんとやら己知りたる藤の花 なんとやら おのれしりたる ふぢのはな 06.04
単線の窓覆ひたる崖の藤 たんせんの まどおほひたる がけのふぢ 06.04
ああ
冬芽 見詰れば夢の広がる冬芽かな みつむれば ゆめのひろがる ふゆめかな 08.11
ああ
葡萄 祖父からの葡萄実るや深呼吸 そふからの ぶだうみのるや しんこきゆう
ああ
春色 山毛欅(ぶな) 春色や残りて忍ぶ山毛欅枯葉 しゆんしよくや のこりてしのぶ ぶなかれは 08.02
ああ
凍てつく 山毛欅
(ぶな)
山毛欅の葉の凍てつきたるや明けの鐘 ぶなのはの いてつきたるや あけのかね 06.01
ああ
青東風 ブルーベリ 青東風やブルーベリーの瑠璃の艶 あをごちや ブルーベリーの るりのつや 05.08
ああ
当頁先頭

俳句目次 蛇苺 アナログもデジタルも良し蛇苺 アナログも デジタルもよし へびいちご
ああ
大寒 胞子 大寒の岩の胞子や日を浴びる だいかんの いはのはうしや ひをあびる 06.01
a
鬼灯 鬼灯や色ずく肌を恥ぢし頃 ほほづきや いろづくはだを はぢしころ 08.08
a
鬼灯 鬼灯の萼の袋も輝けり ほほづきの がくのふくろも かがやけり 06.09
a
鬼灯 鬼灯や憎まれつ子の見えぬ路地 ほほづきや にくまれつこの みえぬろじ 06.08
a
酸漿 酸漿の噛みてぐちやぐちや懐かしや ほほづきの かみてぐちやぐちや なつかしや 05.06
a
鬼灯 鬼灯の空透かす葉の清かなり ほほづきの そらすかすはの さやかなり 05.07
a
当頁先頭
俳句目次 a
木瓜の実 木瓜の実の枝を食ひけり祝酒 ぼけのみの えだをくひけり いはひざけ
木瓜の実 木瓜の実の一休顔の求道なり ぼけのみの いつきうかおの くどうなり 05.07
木瓜の花 エフエムの義太夫語り木瓜の花 エフエムの ぎだいふかたり ぼけのはな 06.03
aあ
木瓜の花 霊園の四阿屋一朶木瓜の花 れいゑんの あづまやいちだ ぼけのはな 06.02
木瓜の実 木瓜の実や水平線が天日干 ぼけのみや すいへいせんが てんぴぼし
木瓜の実 境内の木瓜の実どこぞ正座気味 けいだいの ぼけのみどこぞ せいざぎみ
aあ
蛍袋 マイペース蛍袋の如きかな マイペース ほたるぶくろの ごときかな 07.07
蛍袋 撫肩の蛍袋の仁厚し なでがたの ほたるぶくろの じんあつし 
蛍袋 夕烏蛍袋が頭上げ ゆふがらす ほたるぶくろが かしらあげ 05.06
a
杜鵑草 杜鵑草剥き出す鏃陣地取る ほととぎす むきだすやじり じんちとる
杜鵑草 川音にい連れて戦ぐ杜鵑草 かはおとに いつれてそよぐ ほととぎす 05.10
a
杜鵑草 苔転綾に張りたり杜鵑草 こけうたた あやにはりたり ほととぎす 05.10
転=うたた=ますます a
杜鵑草 恐竜の骨組の如杜鵑草 きようりゆうの ほねぐみのごと ほととぎす 05.10
aa
牡丹 黄の牡丹消え入る影に黄の籠る きのぼたん きえいるかげに きのこもる
写真なし
ぼたん 大声でほらほらほらと黒牡丹 おおごゑで ほらほらほらと くろぼたん
写真なし a
牡丹 牡丹の支ふる棒の揺ら揺らす ぼうたんの ささふるぼうの ゆらゆらす 06.05
写真なし
芽出し 盆栽 盆栽の芽出し雨の音よもすがら ぼんさいの めだしあめのね よもすがら 07.03
(芽立ち) aあ
松葉敷く 盆栽 盆栽の果樹の鉢にも松葉敷く ぼんさいの くわじゆのはちにも まつばしく 06.11
aあ
松手入 盆栽 庭師にも盆栽見せて松手入 にはしにも ぼんさいみせて まつていれ 06.10
aあ
素麺冷す 盆栽 盆栽や素麺冷す笊の音 ぼんさいや さうめんひやす ざるのおと 06.08
aあ
蚊取り線香 盆栽 盆栽や蚊取り線香燻らせて ぼんさいや かとりせんかう くゆらせて 06.06
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春一番 盆栽 盆栽の四百鉢に春一番 ぼんさいの よんひやくはちに はるいちばん
aあ
紀元節 盆栽 盆栽は生五七五や紀元節 ぼんさいは なま五七五や きげんせつ
a
黒揚羽 盆栽 盆栽の血に濁りなし黒揚羽 ぼんさいの ちににごりなし くろあげは
冴え 盆栽 盆栽の冴え渡らせる空の紺 ぼんさいの さえわたらせる そらのこん 05.12
a
朝露 盆栽 盆栽の衣緩むる朝の露 ぼんさいの ころもゆるむる あさのつゆ 05.08
盆栽 盆栽の樹形に浸る麗かな ぼんさいの じゆけいにひたる うららかな 06.04
緑立つ 盆栽 帆船や盆栽弥緑立ち はんせんや ぼんさいいよよ みどりたち
年始 盆栽 盆栽を風呂敷包む年始かな ぼんさいを ふろしきつつむ ねんしかな 06.01
盆樹 皸や盆樹の液の辛味増し あかぎれや ぼんじゆのえきの からみまし 06.01
雪の花 盆栽 盆栽や五境尖らす雪の花 ぼんさいや ごきやうとがらす ゆきのはな 06.02
盆栽 盆栽の芽先摘む手の光りたり ぼんさいの めさきつむての ひかりたり 06.04
箱庭 盆栽 箱庭や盆栽の本寝覚め良き はこにはや ぼんさいのほん ねざめよき
写真なし
四十雀 盆栽 盆栽やブロックを巣に四十雀 ぼんさいや ブロックをすに しじふから  06.03
写真なし
盆梅 盆梅の一樹なりとて舞ふ如し ぼんばいの いちじゆなりとて まふごとし 08.02
盆梅 盆梅を摘蕾したり輝く根 ぼんばいを てきらいしたり かがやくね 06.02
ああ
盆梅 盆梅を名札正して展示たり ぼんばいを なふだただして てんじたり
盆梅 盆梅の鶯色の化粧鉢 ぼんばいの うぐひすいろの けしやうばち 07.01
盆梅 盆梅を三十年やモーツァルト ぼんばいを さんじゆうねんや モーツァルト
盆梅 盆梅の植替の妙ホーホケキョ ぼんばいの うへかえのめう ホーホケキョ
盆梅 古渡りの盆梅空に浮く如し こわたりの ぼんばいそらに うくごとし 06.03
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