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マスターグレード 1/100 MS-06R 高機動型ザク サイコ・ザク Ver.Ka (ガンダム サンダーボルト版) 9,720円 (税8%込み) 2016年12月発売 |
宇宙世紀0079年12月、地球連邦軍とジオン公国の戦いが最終局面を迎えようとしていた一年戦争末期、
ジオン軍の最重要補給路であり、破壊されたコロニーや、戦艦の残骸がぶつかり合う事で帯電したデブリが絶えず放電し、
稲妻が閃く暗礁宙域、通称「サンダーボルト宙域」の制宙権を争う両軍の中で、
それぞれの軍の威信、そして己の信念を賭けて激突する二人の主人公、そして彼らに関わる人々の物語を描く、
漫画家・大田垣 康夫氏が描く作品、『機動戦士ガンダム サンダーボルト』。
大田垣氏独自の設定やデザインをふんだんに盛り込む事で、これまでのガンダム作品とは違う雰囲気を醸し出す作品となっており、
2015年にはアニメ(OVA)化、現在2期(2018年2月現在)まで制作されており、
原作となる漫画の方も第2部が連載中(2018年2月現在)、その他にも外伝作品や登場する
モビルスーツが立体化されるなど、今現在、もっとも注目されているガンダムシリーズのひとつと言っても過言ではないかもしれません。
その作品の第一部の物語に登場し、連邦軍のパイロット、
イオ・フレミングの駆るフルアーマーガンダムと壮絶な死闘を演じた、ジオン軍の「リビング・デッド師団」のエーススナイパー、
ダリル・ローレンツの愛機サイコザクがHG版に続き、MGではVer.Ka版として立体化、
その強烈なまでのシルエットの虜となってしまい、
HG版を買うか迷っていた矢先にMG版の発売が決定し、発売とほぼ同時に購入したものの、
その後、作ったり作らなかったりしているうちに時間は過ぎ、
購入から約一年掛けての完成となりました(笑)
まずはMSの全身像。正式名称は「リユース・P(サイコ)・デバイス装備 高機動型ザク」と言いまして、
パイロットの四肢を義肢化してシステムに接続する事で、操縦者が手足の延長のように操縦する事が出来るという、連邦軍いわく「悪魔の実験機」と
恐れられた機体であり、カラーリング&シルエット的には、高機動型ザク2では
代表格とも言えるジョニーライデン少佐機であるMS06R-2高機動型ザク2を踏襲した感じでありますが、
各部バーニアの増設や、『サンダーボルト』の機体の特徴とも言えるスペースデブリ対策の動力パイプや関節のシーリング処理など、
細やかなディテールアップが施されておりまして、また、各部に取り入れられた
オレンジ色も奇抜かと思いきや、なかなか良いアクセントカラーとなっており良い感じ。
今回は赤い部分の塗装の下地を変えてみたらメリハリが出るかな?と思い、変えてみました。
しかしマスターグレードという事もありますが造形的には申し分なく、
ザク系モデルとしては非常に見栄えの良いキットである事は間違いありませんね。
サンダーボルトに登場するMSの特徴である、関節部や動力パイプのシーリングは、付属のビニール素材でシワの質感を再現できます。
ただ、このシワの再現も適当にやっても、あんまりうまくいかなくて、頭部のシーリングのシワ表現は、もうすこしなんとかしたかったところです。
何回もやり直してたら、ビニールパイプが破れてきちゃいましたし(笑)
付属の武装あれこれ。後述するブースターに取り付ける事もあって、かなり多めです。
ちなみにジャイアント・バズ×3、ザク・マシンガン×2、予備マガジン×4、シュツルム・ファウスト×3、ヒート・ホーク×2、そしてビーム・バズーカが1となっています。
原作漫画版のサイコザクではザク・バズーカだったものがジャイアント・バズに、
ジャイアント・バズだったものがビーム・バズーカに変更されたアニメ版同様の内容となっております。
(ちなみに、先に発売されたHG版は原作準拠の武装となっています)
ビーム・バズーカは既存キット付属のものではなく、新規造形でいいのかな?
なかなかの大きさで見栄えが良いものの、それなりの重量があるため、担いだ状態での保持は結構厳しめかも。
特徴的な大型ランドセルを装着。ランドセルに搭載されているサブアームを展開する事で、武器を持たせる事も可能です。
それでは、ここからはサイコザク完全体(?)にしていってみましょう。
一応、接地状態でのディスプレイも可能な様、サポートスタンドも付属しておりますが、
専用台座での設置の方が確実に飾りやすいのでそちらを使用します。まずは大型ランドセルに専用台座を接続。
下部ロケットブースターを接続。
ザク・マシンガンとシュツルム・ファウストを取付。
同様に上部ロケットブースターを接続後、ジャイアント・バズ×3を取付。
これだけでもかなりのボリューム。
ここに、トドメの大型ロケットブースターを中央部に接続すると…
サイコザク完全体(?)の完成!写真に収めるのに一苦労です(笑)
連邦軍がサンダーボルト宙域に投入したフルアーマー・ガンダムに対抗するため、
現場で寄せ集めて作る”質より量”を選ばざるを得ないという、ジオン軍の追い詰められた状況を表現したいという
コンセプトから生まれたそうなのですが、ブースターにせよ、武装にせよ、
そのコンセプトをひしひしと感じるシルエットです。
ちなみに中央部の大型ロケットブースターは原作版では装着されておらず、アニメ版で追加されたのですが、
その圧倒的な存在感は、サイコ・ザクをさらに際立たせるものとなっておりますね。
まぁ劇中ではすぐにパージされちゃいましたけどね(笑)
という訳で、MGサイコ・ザクVer.Kaでありました。ザク単体の造形は文句なし、
さらには、あの長大なブースターなど、MGサイズゆえのボリュームは完成後の見栄えも抜群でありまして、
ゴテゴテとした外観ではあるものの、ブースターなど大きいパーツが多いため、
素組みで制作する分には思った以上にサクサクと組み上げる事が出来そうなので、「サンダーボルト」ファン、
そして「サイコ・ザク」ファンには自信を持ってお勧め出来るキットだと思います。
ただし、塗装を視野に入れますと、それなりの労力が必要となりますし、
なんと言っても、ブースター込みでの展示はかなり場所を食う事になりますので、飾る派は要場所確保です(笑)
使用塗料 (備忘録) ■ ボディ他赤部分(1) タミヤスプレー 下地:メタリックブラック(TS40)+メタリックレッド(TS18) ■ ボディ他赤部分(2) タミヤスプレー 下地:ゴールド(TS21)+メタリックレッド(TS18) ■ ボディ他青部分 タミヤスプレー ダークマイカブルー(TS64) ■ ボディ他オレンジ部分 タミヤスプレー メタリックオレンジ(TS92) ■ ボディ他白部分 タミヤスプレー インシグニアホワイト(AS20) ■ ボディ他金部分 タミヤスプレー ゴールド(TS21) ■ ボディ他茶部分 タミヤスプレー NATOブラウン(TS62) ■ 内部フレーム他&バーニア全般 タミヤスプレー ガンメタル(TS38) メタリックブラック(TS40) ■ アンテナその他 タミヤスプレー ゴールド(TS21) ■ モノアイ タミヤスプレー クリヤーレッド(TS74) ■ モノアイカバー Mr.カラースプレー スモークグレー(101) ■ 仕上げ Mr.トップコートスプレー半光沢(B502) つや消し(B503) |
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更新日 2018/02/10 |