エリュシオン
〜永遠のサンクチュアリ〜

NECインターチャネル


対応機種:PS2 発売日:03.05.01



ストーリー

内科医・葛城遼一は、かつてベルリン医療センターで
働いてたが、ある事件を起こし退職に追い込まれていた。
そんな時旧友の紹介で、ある老人の主治医の
仕事を引き受けることになった。

そこはアドリア海に浮かぶ小さな孤島、サンタマリア島。
その島に建つ19世紀さながらの壮麗な洋館には
主である老人と世界各地から集められた
美しいメイド達が暮らしていた。
老人は遼一に専属のメイドを選ぶように指示する。
老人の真意が読めぬまま、本人も気づかないうちに
運命の歯車はゆっくりと回り始めた・・・・




え〜と、そもそもこの作品は
PCソフトメーカーである”テリオス”が
2000年にPCで発売した作品でありまして、
その
”見た目メイド属性専用”にチューニングされた
内容に、一部でなかなかの好評を博しました。
2002年にはドリームキャストにも移植され、
今回満を持したかたちでPS2に移植されました。
え?自分の購入理由ですか??
もちろん冥土さん好きですからですよ(笑)



【シナリオ】

実はかなり練りこまれたシナリオ
どちらかというとメイドさんが表立っている為に
プレイヤーに
メイドさん最高〜!!とか
言わしたいのかと思いきや、実は真っ当に
物語のみでプレイヤーに勝負を
挑んでくる正統派のシナリオを有しています。


主人公である葛城 遼一は、ある出来事により
医師免許剥奪を免れる事を条件に、
それまで務めていた医療機関をクビになる。
それ以後酒に溺れ、自堕落な生活を送っていた
主人公は、僅かな蓄えが底をつきかけた時、
旧友より一人の老人の主治医をしてみないかと誘われる。

話を受けていない内に自分の口座に
突如振り込まれた大金をみて胡散臭さを
感じた主人公は断り続けるが、いよいよその金に
手をつけないと生活出来なくなるところまで
追い込まれ、話を受ける事にする。
そして連れて行かれたのは小さな島に建つ
洋館であった・・・と言った様なプロローグ。


簡単に言えば、その屋敷に住む老人・パドリーノの
奥底に隠されたこの島に関する秘密を
解き明かしていく内容なのですが、
そこには宗教や紛争問題、人種問題など、
ヨーロッパ地方におけるそれらの問題が
かなり重く絡んできています。
しかしそれが、ただ単に物語を重くさせている
だけではなく、各々関連しているキャラに
無理なく組み込ましており、かなりプレイヤーを
のめり込ます文章力を持っています。

それはともかく
孫”マリア”と戯れる
パドリーノ氏




【キャラ】

それでもやっぱりメイド萌え(爆)
この作品に登場するメイドたちというのは、
館の主・パドリーノにより世界各地より
集められた女の子達であり、全員に何かしらの
辛い過去などが隠されています。
もう館の1階から3階までメイド天国!
中にはここで育てられている炉理・ルーシー嬢に
までメイド服を着させる徹底ぶり(笑)
この館の主の趣味の良さをうかがえます(笑)


攻略対象はメインのメイド4人プラス5。
この中にはコンシューマでオリジナルとして
追加された1人も含まれています。

オリジナルキャラ”ロッティー”
(オーストラリア出身)


このオリジナルキャラでPCでは語られなかった
この孤島に建つ洋館で過去起こった謎を
補完している様な形になっています。

↑ディアナ(イギリス出身)&ジェーン(イタリア出身)↑


攻略対象の中にはメイドでないキャラなんかも
いるのですが、まさか個人的には救うためとはいえ、
その子をお金で買い取る約束をする
シチュエーションがソニーチェックを
通過するとは思ってもみませんでした(笑)
まぁ個人的にはこの作品に出てくる
全てのメイドさんが攻略対象になっていれば
かな〜り素敵だったんですが(笑)


あとメインのメイド4人に対して必ず
”恋人ED””メイドED”が用意されて
いるところなどは、なかなか面白いところです。
まぁもっとも、どのキャラを見てみても
結構ハードな設定を背負っており、
メイド萌えじゃゴラァ♪
なんて言ってられない感じではあります(笑)

↑魅麗(日本出身)&クリス(アメリカ出身)↑


【システム&音楽】

この手の恋愛モノに属する作品としては珍しく、
見下ろし型の2Dで再現された洋館の中を
プレイヤーが実際に主人公を動かしてキャラに
接していくタイプのシステムを採用しています。
イメージ的には、ジャンルが全然違いますが
アクションRPGの傑作
『イース』みたいな感じと
言えば分かる方もいるかな?
(自分もかなり例え方が古いなぁ(^^; )

そしてこのシステムの中で午前午後に分けて
行動していくのが基本なのですが、
結局は目当てのキャラを求めて彷徨い歩く事に
なる為に、意外と面倒くさかったりします(笑)

ただ考え方によってはこの作品のイメージ的には
このシステムが一番似合ってる様な気がしますけどね(笑)


音楽に関してはOPにせよEDにせよボーカル付の
曲などがある訳でもなく、ちょっと地味な感じ。
しかしBGMに関してはこの世界観に良く合った
どことなく荘厳な感じの曲が多いですね。




【総 評】

メイドに萌えたいだけの人は止めましょう(笑)
確かに登場するキャラに萌える要素は
ありますが、それ以上に全体の物語としての
完成度が高く、
ただの萌えゲーというよりは
良質なADVとして捉えるのが良いかと思います。

あとは昨今の恋愛モノのキャラの描き方とは
違う
”肉感的”なキャラが気に入ればOK!!
あなたも
倒錯の館へと潜り込みましょう(笑)




もどりま〜す!