![]() *転載厳禁* *初回限定版パッケージです* |
CROSS † CHANNEL 〜To all people〜 |
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| ジャンル : アドベンチャー | ||
| 開発 ・ 発売元 : KID | ||
| 販売元 : エレクトロニック・アーツ | ||
| 対応機種 : プレイステーション2 | ||
| 発売日 : 2004/03/18 | ||
| 価格 | 9,240円(税込) *初回限定版* 7,140円(税込) *通常版* |
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| *価格は PlayStation.com のものを参考にしています。* | ||
| 備 考 | ||
| CERO18(18歳以上対象) 初回限定版同梱物あり 内容:Drama Script Book & Special Drama CD |
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ストーリー 『この空が消えてなくなる その日まで』 学院の長い夏休み。崩壊しかかった放送部の面々は、 個々のレベルにおいても崩れかかっていた。 初夏の合宿から、戻ってきて以来、部員たちの結束はバラバラで。 今や、まともに部活に参加しているのはただ一人という有様。 主人公は、放送部の一員。 夏休みで閑散とした学校、ぽつぽつと姿を見せる 仲間たちと、主人公は触れあっていく。 屋上に行けば、部長の宮澄見里が、 大きな放送アンテナを組み立てている。 一人で。 それは夏休みの放送部としての『部活』であったし、 完成させてラジオ放送することが課題にもなっていた。 以前は皆で携わっていた。一同が結束していた去年の夏。 今や、参加しているのは一名。 そんな二人を冷たく見つめるかつての仲間たち。 ともなって巻き起こる様々な対立。 そして和解。 バラバラだった部員たちの心は、 少しずつ寄り添っていく。 そして夏休みの最後の日。送信装置は完成する。 装置はメッセージを乗せて、世界へと・・・ ソフトメーカー”Flying Shine”が2003年に PCで発売し、多くのユーザーから2003年発売PCゲームの ベスト作品として支持された作品の移植作。 販売はエレクトロニック・アーツ、開発・発売はKIDが担当。 【シナリオ】 果てなく続く変わりなき日常 簡単な物語の補足としては・・・ 主人公である黒須 太一(くろす たいち)は、ある事件をきっかけに 崩壊してしまった放送部の部員達の結束を再び取り戻すべく、 夏休みで閑散とした学院を舞台に奔走する・・・というのがおおまかな内容。 しかしこのプロローグは、これから始まる真実へと向かう物語の ホンのひとつの”可能性”でしかなく、仲間との友情、さらには恋愛を 描いた王道的青春物語は、ここから始まる”この世界”に 集められた仲間たちの壮絶なる葛藤への序章でしかありません。 序盤から蜘蛛の巣のように張り巡らされる様々な伏線。 その伏線を、まるで絡まる糸をひとつずつ解いていくように 解き明かしていきながら、尚も繰り返される永遠なる日常。 それは世間から隔離され、差別され、否応無くその学院という名の ”箱”に押し込まれ、不適合の烙印を押された仲間たちの物語、 さらには主人公である黒須自身が求める”なにか”を描いています。 作品自体は表向き”学園青春ADV”と位置付けられているのですが、 完全にSF的な要素が組み込まれており、恋愛作品と 見られがちな内容ではありますが、その恋愛という要素自体、 その壮大なる物語を彩る些細な役割を持たされたひとつでしかありません。 ですから、作品自体に明確なる個々のキャラのEDというものは 設けられておらず、次の瞬間には何事もなかったかのように 世界は巻き戻されてしまいます。そう、この世界は繰り返されるのです。 極端な話をすれば、ゲームをスタートさせてから本当のEDに 辿り着くまで1回もタイトル画面にすら戻りません。その時間約19時間(笑) ひとつの”可能性”である物語が終われば、そのまま何事もなかった様に 物語は最初に戻される訳です。しかし繰り返し始まった物語は 前回体験した物語とは違う。それはホンの些細な変化ではあるが、 確実に今までの物語では語られなかった”過去”が少しずつ語られ始め、 バラバラだった物語は絶妙の間合いで繋がっていきます。 そのプレイヤーに対する”焦らし方”というのが本当に上手い。 知らず知らずのうちに次を求めさせる欲求を煽ります。 物語を終えてみての感想は、そうですね・・・主人公・黒須の再生への 物語と言えば良いのかな。これぐらいしか言いようがないもんなぁ。 てか、これ以上はネタバレになるし(笑) とにかく主人公達に背負わされた設定というのは、 健全さを伴わない本当に暗いものが背負わされています。 前述したとおり、世間から不適合の烙印を押された 少年少女たちは、自分自身に嫌悪しながらも必死に毎日を生き続ける。 それは自分を傷つけること、人を憎む事、自分の世界に逃げ込む事。 当然、主人公である黒須にもある不適合としての”暗部”。 しかし黒須はその暗部を押さえ込み、必死にこの世界を生きています。 それは自らを”おちゃらけたスケベ野郎”に仕立て上げ、 人として生きるために無意識に自らが求めた仮の姿なのかもしれません。 たしかにこの作品の序盤の頃の黒須を見ていると、ある意味こいつの ハイテンション&ネジが飛んだ様なギャグに、本当にお気の毒な方にしか 見えない訳ですが、終盤に向かうにつれ、それは黒巣自身が自分を 見失わない為におこした必死の行動なのではないかと思うようになりましたね。 まぁもっとも、かなりイカれた事には変わりないですけどね(笑) よくもまぁこの設定がソニーチェックを通ったなと思うぐらいです。 はたから見れば全員が電波系でセクシャルバイオレットですし←意味不明 でもある意味では、黒須のイカれ具合と、それを受け入れてくれる 仲間たちがいるからこそ、この作品がただの暗くて重い内容に ならなかったのだろうと思いますね。ある意味絶妙な間合いです。 【キャラ】 ”醜さ”を持つからこその美しさ 原画は”松竜氏。”淡い感じで描かれたキャラたちは、 個人的にはとても魅力的に感じます。人によっては物足りないものが あるとも言われますが、個人的には久々ヒット。 攻略(?)可能人数は5人。 ![]() 宮澄 見里(みやすみ みさと) 放送部部長。”みみみ先輩”と呼ばれると嫌がる人。 けど”みみ先輩”はOK(意味不明)。 温和。年下に対してものんびりとした敬語で話す。 しっかりしているようで抜けている。柔和で柔弱。 ![]() 桐原 冬子(きりはら とうこ) 太一のクラスメイト。放送部幽霊部員。 甘やかされて育ったお嬢様。自覚的に高飛車。 品格重視で冷笑的。それを実戦する程度には頭はまわる。 ただ、太一と出会ってからは、ペースを乱されまくり。 ![]() 山辺 美希(やまのべ みき) 放送部部員。佐倉霧の相方。二人あわせて FLOWERS(お花ちゃんたち)と呼ばれる。無邪気で明るい。 笑顔。優等生。何にもまさってのーてんき。 太一とは良い友人同士いう感じ。 ![]() 佐倉 霧(さくら きり) 放送部部員。中性的な少女。大人しく無口。 引っ込み思案で、人見知りをする。でも口を開けば はきはきと喋るし、敵には平然と苛烈な言葉を吐く。 凛々しく見えるが、じつは相方の山辺美希よりも 傷つきやすい。イノセンス万歳(意味不明) ![]() 支倉 曜子(はせくら ようこ) 太一の姉的存在(自称)で婚約者(自称)で 一心同体(自称)。超人的な万能人間。 成績・運動能力・その他各種技能に精通している。 性格は冷たく苛烈でわりとお茶目。 ただしそれは行動のみで、言動や態度は気弱な少女そのもの。 滅多に人前に姿を見せない。太一がピンチになると どこからともなく姿を見せる。・・・この5人。 まぁ正確に言えば彼女らとの恋愛を成就するという意味あいは薄く、 どちらかというと、大きな流れの中の可能性のひとつとして 彼女達との恋愛があるという感じで良いかもしれません。 しかし中には、恐らく嫌悪を伴うシチュエーションもあったりで、 繰り返しになりますが、よくもまぁソニーチェック通ったよなと(笑) 特に”佐倉 霧”の物語のシチュエーションのひとつなどは おいおい、太一お前本物だよと思えるほど衝撃的と言えます。 しかしそんな絶望的な展開の中でも、違う可能性の中には 確かにお互いを好きと認めあう恋愛も存在している訳でして、 個人的には妖刀ハラキリ丸をいつでも時空召喚して蒸着出来る(イメージ)、 お嬢様にして武士っ娘の誉高い”桐原 冬子”と、いつも元気で ハイテンション、太一のセクハラを笑って許せる(時には殴る) ”FLOWERS”の片割れ”山辺 美希”が特にお気に入り。 もう何ていうのかな、見ているだけで殺意が湧いてくるほどの 冬子の甘え具合&とろけ具合などは必見です。泣きたくなります(爆) まさに太一の言葉ではありませんが”バカップル爆誕!”です(笑) しかしこの二人にも、展開次第ではとてもインパクトの強い展開も 待ち受けている訳でして、それらを含めて必見と言っておきましょう。 あとミキミキこと”山辺 美希”と太一のちちくりあいなども、 個人的にはグサグサと心に突き刺さるものがあって素敵! 中でも作品中でのミキミキのお言葉 大丈夫!ミキミキはまだ生娘(なまむすめ)であります! の言葉には、なにか頭の中で弾ける音が聞こえたような気がしますね(笑) KIDもよく移植するにあたって頑張ったよなぁ・・・ 結構”CERO18”作品はプレイしてきたつもりではいますが、 これほどこの対象が意味をなしている作品は初めてですね(笑) 【システム&音楽】 基本的には、途中出てくる選択肢を選ぶ事で進行していく オーソドックスなADVでありますが、前述したとおり、 作品自体が特殊な作りになっている為に、極端な話をすると 同じ物語を繰り返しプレイするスタイルになっています。 似たような作品で言いますと、コンシューマにも移植された ぱじゃまソフトのPC作品『パンドラの夢』と似たスタイルです。 要はそのループで必要とされている条件を満たさない限りは 同じ物語を延々とループする事になり、まさに無限ループに放り込まれた 気分を味わうことができます。実際にPC版では修正パッチを 当てないと本当に無限ループを繰り返すバグがあったのは笑えません。 とりあえず真のEDに到達する為には、最低でも8周は ループする事になりますので、ある意味では気合が必要です(笑) 当然既読スキップはありますが、今までのループで既に読んだ テキストでも、新しいループではスキップが効かない箇所なども ありますので、その部分はちょっと煩わしいかな〜と。 音楽は、ゆったりとしたピアノ系の曲が多い感じです。 その一方でこの世界観をよく掴んだ感じのヘビーな感じの曲が 多いのも特徴的。個人的にはBGMでは”crisscross” ”Tender grace””Fragile””signal”などがお気に入り。 ボーカル曲に関してはEDの1曲のみ。最近のこの手のジャンルの ものとしては少なめですが、なかなかこの作品の世界観を よく捉えた感じのグッドな曲に仕上がっています。 因みにボーカル曲は”CROSSING”で歌手は”Marica”ね。 【総 評】 これはやるべき作品。ただしプレイする者を選ぶ。 というのが俺的最終結論ということで。 確かに内容的には、かなりプレイする人を選ぶ作品で ある事は間違いありません。しかしこれだけの伏線を見事に 消化していくタイミング、そして表現力は一見の価値アリと 個人的には判断します。まぁヘンに哲学的な言い回しが 多かったりする部分がくどかったり、もう少し掘り下げて もらいたかった物語の部分がある事も確かなんですけどね(笑) 決して感動的でも美しくもない内容です。しかし、終わったあとに 少し考えさせられる作品である事は間違いないでしょう。 あなたはこの作品をプレイした後にどう感じるでしょうか。 個人的には現時点2004年度ベストゲームとしておきましょう。 Copyright (C)will/(C)2003 Flying Shine/(C)KID |
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