PC18禁 れ〜

<ページ内ショートカット>
○ 「レイプレイ」
○ 「Let's快盗!ヌすみ系!? 〜あの子のハートの盗み方、教えます♪〜」
○ 「恋愛0キロメートル」
○ 「恋愛+H」



「レイプレイ」

(ブランド) ILLUSION
(ジャンル) リアルタイム3Dシミュレータ
(発売日) 2006年4月21日
(声優) 榎津まお、まきいづみ(やなせなつみ)、歌織。
(システム) 対応OS=Windows2000Pro/XP。HDD容量=3GB以上。ディスクレスプレイ不可。フルスクリーン固定。マウスホイールテキスト読み進め不可。歌・ムービーなし。
(ランク) Bクラス
(付記) 新PC移行記念にスペックを確かめるためにも購入。実際かなりの高スペックを要求するようだ(主に3D処理能力)。あの3Dエロゲーの金字塔である「インタラクトプレイ」の最新進化系。そのあまりのリアルさに、イギリス議会で問題となった(アマゾンUKで購入できたため)。が、実際にプレイしてみると、タイトルと内容がいまいち合っていない気がした。
 最初の内はそのリアルさにカルチャーショックを受け「これはすごい!」とハマるのだが、いかんせん飽きるのも早。それは3人のヒロインがいてもプレイ内容に代わり映えがせず(ポーズが全部同じ)、すぐに作業プレイに突入してしまう事が最大の原因だ。「性癖」が1プレイにつき1つずつしか付けられない事もテンポの悪さを助長している。せめてコスチュームが豊富ならば良かったのだが、1ヒロインに1アイテムでは足りなさ過ぎる。そのくせ妹に猫耳を付けると台詞が「ニャー」になるなど、無駄なこだわりがある。
 ゲームとしては非常に面倒臭いが、公式サイトで全ての性癖が付いた状態のセーブデータを配布したり、詳しいヒントページを公開しているユーザーライクな姿勢は評価できる。「エディット」モードの搭載など工夫してあるが、やはりストーリー性のなさが最大のネックとなった。追加コンテンツとしてアイテムなどをダウンロードできれば幅が広がっただろうに、もったいない作品だ。
 主人公は「THE 人間のクズ」であり、ヒロインに暴力を振るう事に躊躇がない。エンディングは2種類あるが、どちらも最後には悲惨に死ぬ。改心する気配すらないので当然の帰結ではあるが、なんとも後味が悪い。特に終盤「Sound Only...」となる「END(赤)」のショッキングさは語り草。
 リアルなのはリアルなのだが、主人公の愚息がどう見てもであり、そこはこだわって作って欲しかった。無限に発射できてしまうのもゲーム性を失わせた要因であろう。制限時間もゲームオーバーもなく、ダラダラと調教が続いていき、性奴状態になるとまた途端につまらなくなる。3P・4Pに性奴になっていないヒロインを混ぜられれば新鮮だったのだが、何かと痒い所に手が届いていない。特殊な体位を選んでも、結局発射する時には基本姿勢に戻るのも謎の仕様。
 結局使い道としてはお手軽な抜きゲー……とは残念ながらならない。なぜならばディスクレスプレイができず、フル画面固定であるからだ。これでは気軽に、とはいかない。3Dエロゲーの1つの到達点ではあるが、まだまだ改善の余地は多々ある。今後に期待したい。



「Let’s快盗!ヌすみ系!? 〜あの子のハートの盗み方、教えます♪〜」

(ブランド) SQUEEZ sweet
(ジャンル) 怪盗娘たちとのドタバタドキドキ学園ADV
(発売日) 2010年12月10日
(スタッフ) 原画=ゆいび。シナリオ=伊藤海、骸坊主。企画&原案=TOMO&空色月色。音楽=小森陽司。ムービー=桶。ディレクター=空色月色。プロデューサー=TOMO。
(声優) 桜川未央(小林眞紀)、青葉りんご、かわしまりの(瑞沢渓)、花南、榛名れん、草柳順子、東かりん、香澄りょう、来栖川勇、越雪光。
(システム) 対応OS=Windows2000/XP/Vista/7。HDD容量=1.97GB以上。画面解像度=800×600。バックグラウンド動作可能。ディスクレスプレイ可能。マウスホイールテキスト読み進め可能。キャラ別音声カット不可。フォント変更可能。セーブコメント記入不可。セーブデータの削除可能。マウスカーソル追尾機能あり。エンディング回想あり。選択肢以降もスキップ継続。
(ランク) Aクラス
(付記) 見るからに「ルパン三世」「キャッツアイ」のパロディ物なのだが、実際にはそれらのオマージュネタは少なく、むしろそんな物がなくても充分勝負できる作品になっている。全体的に明るく楽しい、非常に上質のスラップスティックラブコメに仕上がっているので、学園物に飽き飽きしている人にもお薦め。主人公は落ちこぼれ的な位置付けだが向上心があり、努力を欠かさず、やる時はやるタイプ。独自の武器(ビリヤードのボール&キュー)を使いこなし、料理やメイクの腕前も備えており、モテる事に必然性がある。エロゲー主人公としての必須思考パターンや行動力もしっかり&たっぷり持っており、きっとプレイヤーからも好かれる事だろう。貴重なナイス主人公
 SEが非常に凝っており、種類も豊富(HイベントでのSEは切らせて欲しかったが)。視覚効果だけでなく、ゲームを楽しませる工夫が施されており、時間制限付き選択肢の存在などもあり、ただの紙芝居ADVにはなっていない。テキストは軽妙な筆致で読みやすく、誤変換や脱字なども皆無。文字の色や大きさの変化もあり、なにかと飽きさせない趣向を凝らせている。ただし立ち絵のパターンは少な目。
 最初の内はなんだかキャスティングが合っていない気がしていたのだが、プレイを進めていく内にヒロイン達の魅力によって、そんな違和感は解消された。声優によっては3役もこなしているのだが、実力派揃いであり、攻略対象キャラでの兼ね役はないので気にはならないだろう。不満点を挙げるとすれば、個別イベントが短い上に使い回しがされている事だ。せっかくヒロイン達が魅力的なのに、これではなんとももったいない。手抜きとしか思えない。ちなみに私のオススメヒロインは大夏。
 ストーリーとしては一本道で、目標のヒロインを追いかけ続けていれば、エンディングを見る事は難しくない。あとは時間制限付き選択肢さえ間違わなければOK。主人公は必然的に露伴一味として行動する事になるのだが、ヒロインのルートによっては、キャッツパッドに加入したり、取締課に所属したりしてガラッと雰囲気が変われば、物語に厚みが出ただろう。どのヒロイン狙いでも同じルートをたどる(共通ルートが長い)ので、2キャラ目攻略以降は一気に作業プレイになってしまうのが残念だ。1章が短い事と、スキップがかなり速い事が救い。
 Hシーンがプロローグの段階から発生し、その後も適時発生するので、そんじょそこらの終盤集中型のぬるいエロゲーとは一線を画している。伏せ字・ピー音なし。そしてなんと、「*」にはモザイクがかかっていない。イベントCG差分は必要最低限の分量は用意されている。局部カットインなどの演出あり。中/外発射選択なし。プレイ内容としては、主人公にSっ気がややあるので、スパンキングなどもあり。売りはテック@アニメーションSなのだが、各ヒロインにたったの1シーンずつで、乙女と風子のHには採用もされていない。アニメの動きそのものはよく、特にフィニッシュシーンなどはなかなかのエロさであるだけに、その中途半端さにモヤモヤさせられる。破瓜CGがないのも人によってはマイナス要素か。だが、Hイベントでのテキストは描写が緻密で、CGのみならずエロい。さらには露伴一味とキャッツパッドとのハーレム(4P)があるので(かなりのやっつけ&おざなりだが)、個人的には評価アップ。Hイベント数は2〜4つずつ。
 「なんでフィリーネENDがないんだよーっ!」と憤っていたら、こんなオチが待っていようとは。まさかこのゲームで「熱いじゃないの……」と感心させられる事になるなんて、予想だにしていなかった。バトルを含め、意外にも燃える展開があり、第一印象を裏切る、数々の欠点を補って余りある良作。最後に1つだけ注文を。――なにかと大活躍の麻網君に立ち絵を!



「恋愛0キロメートル」

(ブランド) ASa project
(ジャンル) ドキドキ家族生活恋愛ADV
(発売日) 2011年10月28日
(スタッフ) 原画=夕凪セシナ、ぱん太、柊暁生。シナリオ=天都、十全、廣瀬一貴。音楽=山下航生(doubleeleven)、rian。歌=榊原ゆい、茶太、花たん、anporin。ムービー=発乙夜、牧野真児。企画&原案=天都。
(声優) 鈴谷まや、遠野そよぎ(岡島妙)、五行なずな(小野涼子)、森谷実園(吉田真弓)、五十鈴みゆう(清水愛)、春河あかり、あかつきかなた(桃井はるこ)、向日葵、島田友樹、永倉仁八、榊原ゆい、桐谷華。
(システム) 対応OS=WindowsXP/Vista/7。画面解像度=1280×720。HDD容量=3GB以上。マウスホイールテキスト読み対応。ディスクレスプレイ可能。セーブコメント記入不可。バックグラウンド動作可能。修正ファイルあり。Ctrlキーでスキップができないのが地味にストレス。
(ランク) Bクラス
(付記) この作品の最大のセールスポイントは、ヒロインの1人である乃木亜だ。まさに新機軸、そして大冒険の成功。エロゲー界に「顔芸ヒロイン」という新たなジャンルを開拓した功績は非常に大きい。さすがにHイベントでまでやらかしてくれないので、そこはご安心を。私としては、個別ルートでは彼女のシナリオが一番面白く感じなかったのだが、作品全体を通してどんな場面であろうといい仕事をしていた事に疑いはない。欲を言えば、もう少し顔芸の種類が多ければより良かったとは思うが、そうなるとクドくなり過ぎる危険性もあり、難しい所だ。で、結局の所「乃木亜ゲー」なのかと問われると、そうではなかった。やはり主軸は双子姉妹だったなあ、と。この修羅場になりそうでならないテイストは他にはなかなかない物だろう。裏を返せば、他のルートはもっともっとがんばって欲しかったが。ただし、登場ヒロインがことごとくボケもツッコミもできるラブコメディのオールラウンダーであった事は高く高く評価したい。
 誤変換や日本語の誤用は時々見受けられるが、テキストには力があり、序盤からかなり飛ばしてくれる。そのお蔭もあって、私は体験版をプレイした勢いで購入を決意したのだが、実際にその続きをプレイしてみると、かなりの失速感があった。共通の日常パートが長く、中弛みが激しいからだ。さらにはシリアスシーンになった途端、凡百の萌えADVと化す。しかし、時々ものすごく面白い部分があるのが困り物(?)で、迂闊に未読スキップをする事はできない。プレイ中は終始そのものどかしさとの戦いでもあった。個別ルートに入ってからは選択肢が1つもなく、まさにゲーム性絶無の芝居と化したのも頂けなかった。そこで飽きさせないためのテキスト文字色変更や巨大化や揺らし演出だったのだろうが、特に揺らしは過剰でゲンナリさせられた。これだけのテキスト力があるのだから、必要最低限でよかった。久々に全ての選択肢を読みたいと思うほどのライターに出会った気がする。
 Hイベントは各姉妹に3シーンずつ。エロテキストは語彙が豊富で読んでいて飽きさせないが、意図不明なアングルがあったり、空中に途中から浮遊している愚息や、いわゆる「透明ち○ち○」の使用により、エロさは激減している印象を受けた。テキストでは揉んだり吸ったりしているのに、その差分CGがないのも大きなマイナス。ちなみに、男装三男(長女だが)には着替えシーンすらない。やたら若いママンとも何もない。親子丼もない。当然あると思い込んでいた双子丼までもない3Pもない。そしてハーレムもない。ないない尽くしで、エロにはガッカリです。おっぱい担当のヒロイン達は地球の物理法則や重力をことごとく無視したスタイルをしているが、クロシェット作品などで耐性がある人達ならばすぐに受け入れられるだろう。イベントCGよりも立ち絵の方が奇形に見える。――H関係の伏せ字・ピー音はなし。中/外発射選択肢なし。
 一見どこにでもある学園恋愛ADVに見えるが、ポイントは設定の妙にあり、他作品との差別化に成功している。第一印象で、「それなら親を入れ替えるだけでいいだろ」と思ったものだが、双子の姉だけが交換要員となった事がキモとなり、様々な場面でキーポイントとなっていた。この手法には拍手。お見事。いい意味で裏切られた。やや唐突に迎えるエンディング後にエピローグがあるにはあるのだが、なんともあっさりした物で全然物足りない。後日談として楽しませてくれるのであれば、もっと将来の話にして、「その後の二人はどうなったのか」を見せてもらいたかった。
 1280×720という妙な画面解像度だが、5キャラ分の立ち絵を一気に表示できるというメリットもあり、すぐに慣れる事だろう。ただし、話はスラップスティックな割りに、立ち絵などの動きは少ないのがもったいない。SD絵のタッチが作品世界とかけ離れていて浮いていたのも残念。演出面の弱さが、これだけの良い素材を地味な作品にしてしまったのではないだろうか。せめて日付表示ぐらいは実装してもらいたかったものだ。音声の遠近法などはいい具合だったのに、力の入れ方を間違っていたように思う。これら様々な要因により、最終的にAクラスに近いBクラスという評価になってしまった。惜しい!



「恋愛+H」

(ブランド) TEATIME
(ジャンル) 3D恋愛エッチデートSLG
(発売日) 2011年5月27日
(スタッフ) シナリオ=相原麻衣子、岸本雅仁、材木航太。歌=Mari。
(声優) 中家志穂、秋野花、水純なな歩(中家菜穂)。
(システム) 対応OS=WindowsXP/Vista/7。HDD容量=11GB以上。画面解像度=800×600。バックグラウンド動作可能。ディスクレスプレイ不可。マウスホイールテキスト読み進め不可。T-CAM対応。修正ファイルあり。
(ランク) Dクラス
(付記) 誰がどう見てもエロゲー版「ラブプラス」。しかし、当然の事ながら(?)、本家のようなリアルタイム性はないので、実質ただのADV。ストーリーは一応存在するが、恋人関係になるまでの物で、人格の破綻した主人公と頭の弱いヒロイン達との物語を、テキストスピードも変更できない&ジャギジャギな文字に我慢して一気に進めてください。なぜならば、セーブが存在しないからです。漢は黙ってノーセーブ。性格の悪い選択肢は存在するが、どれを選んでも影響がない気がするので気にしないでください。エンディング?知りませんねえ……。あと中途半端なパロディネタで無理矢理笑えるセンスが必要です。1日の中で何度も夜が来たり朝になったりしますが、ここはきっとそういう世界なんでしょう。何も気にしてはいけません。誤字&誤変換多し。
 H時に選べる体位は「70以上」と言う触れ込みなのだが、正直そんなマニアックな「四十八手」名で書かれても不便なだけ。普通に一般的に知られている体位名で統一した方が明らかによかった。違いもマイナーチェンジ程度の物が多く、その恩恵はあまり感じられない。主人公のH時の表示方法が(服の有無・半透明・なし)から選べるのは良し(当たり前だが)。発射箇所は中か外か選べるのだが、実際には何の液体も発射されないので、まるで意味がない。3P?ハーレム?HAHAHA、そんなのあるわけないじゃないですか。あるのは邪魔な柱や壁、そしてピー音とボカシぐらいですよっ☆。
 デート中に遊べるミニゲームは8種あり、某「ドリームクラブ」で見た物ばかりだが、そちらに比べると大いに劣化しており、ストレスを加速させてくれる。マニュアルによるとこれの成否によってヒロインの性癖が変化するらしいが、そんな物をとても検証するする気になんぞなりはしない。ヒロインはH時になると性格が豹変して口調もビッチになるので、もうそんなのどうでもいいです。触ってもいない所を触った事になっていても瑣末な事です。そもそも乳すら揺れませんし。揺れるのは「あーこのゲームのディスク叩き割りてー」というプレイヤーの心です。あ、Hは基本屋外でのプレイがデフォになります。ラブホに行くお金なんてないんでしょう、かわいそうです。そりゃ熱愛モードになってもデートの誘いを頻繁に断られるわけだ。
 ヘアスタイル&カラー、身長、胸・腹のサイズ、コスチュームなどなどの変更が可能だが、まだまだ全然充分とは言えないレベル。しかもキャラメイク画面がボカされている上にヒロインが勝手に動くので、とにかくイライラさせられる。ヒロインの名前の変更は可能になる予定だったらしいが、あえなく不可能になったり(発売日直前のメールマガジンで告知)、何かと痒い所に手が届いていない手抜き作品。3Dエロゲーの中でもかなりの低レベル。事あるごとに長いロードが発生し、プレイ中は常にストレスとフラストレーションとの戦いである。どなたかこのゲームで抜けた方はいらっしゃいますか?
 店舗ごとに違う予約特典衣装プラグインあり(『IS』『まどか』『ストライクウイッチーズ』風味)。だから何?「恋愛+H」の「H」は「ひどさ」ですか?隊長、これほど巨大な地雷を発見したのは久々であります!TEATIMEだけに茶を吹きまくれる事うけあいです。
 (追記)度重なる修正ファイルのリリースにより、上記レビューの問題点はかなり改善された模様。しかし、それでもゲームとして面白いとは到底思えない。遅きに失した。



トップへ
トップへ
戻る
戻る