PC18禁 そ〜

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○ 「蒼海のヴァルキュリア 〜孤高の皇女ルツィア〜」
○ 「蒼海の皇女たち」
○ 「空色の風琴」
○ 「それでも妻を愛してる」
○ 「それは舞い散る桜のように」



「蒼海のヴァルキュリア 〜孤高の皇女ルツィア〜」

(ブランド) アナスタシア
(ジャンル) Uボート戦アドベンチャー
(発売日) 2009年12月4日
(スタッフ) 原画=やくり。シナリオ=八雲意宇。音楽=有限会社クワイア。歌=織姫よぞら。OPムービー=feat.Works、heki。企画=つるぎゆきの。ディレクター=高松九郎。エグゼクティブプロデューサー=藤原行宏。
(声優) 大波こなみ(幡宮かのこ)、金田まひる(安堂りゅう)、海原エレナ(氷青、横手久美子)、彩世ゆう、桃井穂美、ユリア、海野蒼衣(たかはし智秋)。
(システム) 対応OS=Windows2000/XP/Vista/7。画面解像度=1024×576。HDD容量=2GB以上。ディスクレスプレイ可能。バックグラウンド動作可能。セーブコメント記入不可。セーブファイルの移動・コピー・削除可能。マウスホイールテキスト読み進め対応。選択肢後もスキップ継続。キャラ別メッセージ色変更可能。画面保存可能(BMP)。用語集あり。定価=7140円。
(ランク) Cクラス
(付記) 前作「蒼海の皇女たち」から目玉だった潜水バトルをスッパリと削除し、ただのADVになった。時間制限付き選択肢のみ健在。緊張感や息苦しさはよく表現できているが、それは前作でもできていた部分だ。続編というよりは外伝か。一言で言うならば、何もかもが「THE 中途半端」。抜きゲーとしてもシリアス物としてもどっちつかず。展開上、誰一人陵辱されずに無傷のまま終わる事はできないので、この手のジャンルが苦手な人は手を出さない方がいい。得られるのはミドルプライス(にしては高目だが)相応のボリュームと満足度である。前作と比べると褒める部分はあまりなく、システムの改善と通常イベントCGの出るタイミングと差分の多さぐらい。大波こなみと海原エレナの演技力は再評価に値するが。
 ヒロイン達の嫌がり方が全然足りないので陵辱物としての色はかなり薄く感じた。基本が女性主人公での視点であるので感情移入がしにくのもマイナス方向に働いた。男性ボイスが入っていないので、ハードなシーンでも淡々としたもの(野郎どもがことごとく早漏なので余計にそう感じる)。シナリオは全6章構成の一本道で、個別エンディングはない。バッドエンドはあれど淫欲に溺れて堕ちる物ではなく、潜水艦が沈むデットエンドだけ。そしてエンディングがエピローグすらない打ち切り漫画のラストのようでまたガッカリ。
 前作のヒロイン達でこのネタをやればかなり寝取られ感が増しただろうに、オール新ヒロインでやってしまったがために、「設定が同じだけ」という印象が強い。「補欠」メンバーだけあって地味なヒロインだらけで萌え要素などは皆無。気丈なのか脆いのか、計算高いのかアホなのか判別しかねるキャラばかりで、プレイしていて終始なんとも煮え切らない。「こいつらは一体どういう心の移り変わり方をしているのだろう」と首をひねりっぱなしだった。いくらなんでも裏切り者が多過ぎる。「戦争だから」とか「極限状態に追い詰められた人間の心理は〜」とか、そういうレベルではない。軍部、もう少ししっかり調査した上で人選してください。
 映画のような臨場感のあるムービーはいいが、さすがに頻繁に入り過ぎ。現在時刻の表示もまた然りで、ゲームテンポは決して良くない。最後のHイベントが終わってからのストーリーが長いので、後半はものすごくダレる。陵辱者達がいなくなった途端に普通のADVになってしまい、男性主人公の大切さを痛感した。
 Hイベントシーン数は28で、やはりメインヒロインであるルツィアの物が多い。その他のヒロインは単体でのイベントも少なく、3Pなどでのバリエーションも少ない。全体的にHイベントはやっつけ感が漂う。エロSEが非常に邪魔で、SEは個別にカットできる機能が実装されているべきだった。局部アップカットインあり。レズあり。軽めのアヘ顔あり。伏せ字なし。ピー音などもないが、そもそも卑語がほとんど出てこない。なぜか異常に縞パンにこだわっている作品である。



「蒼海の皇女たち」

(ブランド) アナスタシア
(ジャンル) Uボート戦アドベンチャー
(発売日) 2008年3月14日
(スタッフ) 原画=やくり。シナリオ=荒木瑛、八雲意宇(補助)。音楽=有限会社クワイア。歌=ちづ。OPムービー=RMG、heki。企画=つるぎゆきの、高松九郎。ディレクター=高松九郎。エグゼクティブプロデューサー=藤原行宏。
(声優) 井村屋ほのか(萩原えみこ)、大花どん(浅井清巳、大友清里、ほくとゆりあ)、風音(櫻井浩美、未来羽)、桜川未央(小林眞紀)、細田なな(山川琴美)、佐本二厘(結本ミチル、大小つづら)、榎津まお(今川まちコ、野中カオリ)、白井うさぎ、桃井穂美、前田恵。
(システム) 対応OS=Windows2000/XP/Vista。画面解像度=800×600。HDD容量=1.8GB以上。パッド操作可能。オートセーブ過去10回分。キャラ別ボイスON/OFF切り替え可能。セーブコメント記入不可。マウスホイール非対応。画面保存可能(BMP)。ディスクレスプレイ可能。修正ファイルあり。
(ランク) Bクラス
(付記) 序章・1〜8章・終章という構成。制限時間付き選択肢やオーケストラ風音楽が緊迫感を演出し、物語を盛り上げてくれる。が、シナリオが共通ルートが長い上に1本道である上、エンディングもマイナーチェンジであるのが激しく残念。スキップは早くて選択肢後も引き継ぐものの、同じ台詞の繰り返しやカットインの多用などでテンポは良いとは言えない。2周目以降も戦闘スキップが不可能であるので、これはストレスが溜まる。魚雷の命中率が低過ぎるのも気になった。
 最初は無理があるように感じた設定も、徐々に引き込まれていく作り込みは見事だったのだが、ノリが軽過ぎる童顔の主人公のキャラ設定には疑問が残った。とても歴戦の勇士には見えない。あと明らかにメイン級の扱いのヴィルやドミニクにHイベントや個別エンディングがないのも納得がいかない。キャラゲーとしても優れていただけに惜しい(メリーカとウルリケは金髪ツンデレ好きにはご馳走だろう)。
 Hイベントでの断面カットインは好みが分かれる所だろうが、確実にエロ度はUPした。数枚のイベントCGを繰り返し見せる事で、擬似アニメーションを実現していた演出も面白かった。声優が上手いので、世界観を壊す事なくエロとゲーム性を両立させている。なので、エロSEは余計だった。
 ゲームとしては、戦闘の指示ミスがヒロインの好感度に直結し、難易度的になかなか骨があった。他にあまり見ない作風であり、ありきたりのエロゲーに飽きた人にお薦めできる佳作。定価が7140円であるので手を出しやすいだろう。



「空色の風琴」

(ブランド) THE LOTUS
(ジャンル) 異世界ADV
(発売日) 2004年3月26日
(スタッフ) 原画=植田亮、水瀬凛、おおたたけし(大田武志)。シナリオ=春菜ななこ。音楽=DOORS MUSIC ENTERTAINMENT。
(システム) 対応OS=Windows98/2000/Me/XP。画面解像度=800×600。ボイスなし。主人公の名前変更可。ディスクレスプレイ不可。
(ランク) Bクラス
(付記) 散々延期された挙句に出たブランドデビュー作。立ち絵が歩いたり、自動進行パートがあったり、と演出に優れた作品(反面、ウザさを感じる人もいるだろうが)。が、システムは少々面倒臭い。作品の根底に流れるテーマとなっている「音楽」はさすがの美しさ。各キャラにテーマソングがあり、佐藤ひろ美、YURIA、MAYUMI、yozuca*、いとうかなこ、大野まりなが歌っている。
 テキストは記号に逃げる事が多くてセンスがないが、ストーリー実はしっかり読ませ系。が、章仕立ての一本道で、最後は物足りないENDが1つあるだけのは残念だ。キャラ別ENDすらなく、攻略性は皆無。美麗な多数のCGと魅力的なキャラがあるだけに、ボイスなし作品なのは非常に残念。雰囲気ゲーにしてバグゲー。コンシューマー移植もされた。



「それでも妻を愛してる」

(ブランド) ルネTeamBitters
(ジャンル) 最愛の妻を奪われ心に激痛寝取られADV
(発売日) 2011年3月25日
(スタッフ) 原画=ジェントル佐々木。シナリオ=巽ヒロヲ、シャア専用◎、十全。ムービー=KIZAWA Studio。音楽=竹中敬一。主題歌=Riryka&GERU-C閣下。ディレクター=千田友紀、関口大輔。プロデューサー=下山真吾。
(声優) ももぞの薫、かわしまりの、朝倉奏美、他。
(システム) 対応OS=WindowsXP/Vista/7。画面解像度=1280×720。HDD容量=2GB以上。主人公名変更可能。ディスクレスプレイ可能。バックグラウンド動作一部不可。マウスホイールテキスト読み進め可能。セーブコメント記入不可。セーブデータ削除可能。オートセーブ可能。バックグラウンドボイスあり。男性ボイスカット可能。選択肢後もスキップ継続。既読部分自動スキップ機能あり。エロSE詳細設定可能。発射場所あらかじめ選択可能。緊急回避モードあり。マニュアルはペラ紙1枚。修正ファイルあり。
(ランク) Aクラス
(付記) ゲーム期間は約1年間で、これまでのシリーズのヒロインのようにあっさり落ちないのが売りの一つ。前作「彼女が見舞いに来ない理由」などよりもはるかにメインヒロインが魅力的なので、これは嬉しいてこ入れだった。だからこそ落ちてしまった時のショックの大きさが増す。なのだが、メインヒロインである妻のななみの台詞がどのシチュエーションでも似たような物なのが少々物足りなくて残念。誤変換は所々に見受けられたが、全体的にテキスト力があり、読点の打ち方なども非常に上手い。日常会話のパターンが結構な数あり、その平穏な生活の描写があればこそ、この破壊力が生まれたのだと思う。
 寝取り男の数が非常に多く、まさに若妻包囲網。さすがにこれだけいると個々の活躍シーン数にも差が出てしまうので、もう少し絞ってもよかったとは思う。主人公とのHイベントをもう少し減らせて、他の男達へ回すのも手だったのでは。今回のMVPはマッチョのインストラクターか。「寝取りシーンでは必ず男の顔を見せる」というコンセプトが、実に効果的に活かされていた。不満点を挙げるとすれば、おまけモードの「男達の記憶」が寝取り男の人数分なかった事か。そこでイベント数の埋め合わせをして欲しかった。新システムである「寝取らレーダー」は判定がややシビア過ぎたものの、選択肢とはしっかり差別化ができており、ゲーム性として面白いアクセントとなっていた。
 主人公の性格は、まさに聖人。「それでも妻を愛してる」、よくぞこのタイトルを付けた物だ。ナイスセンス。彼こそこのタイトルを体現する存在です。しかし、相変わらず1回のHイベントで1回しか発射できない粗チンさん扱いなのが泣ける。でも、やる時はやってくれる。
 Hイベントはものすごい汁量が多いのがかなりの迫力だった。通してプレイして一番興奮したのは、妻の髪色変化。チャラい部下ルートの時もそうだが、AV出演時のショート+茶髪が特に。ピアッシングあり。ボテあり。スカあり。アンダーヘアあり。伏せ字&ピー音なし。アヘ顔&アヘテキストあり。あれもこれもありありなので、苦手な人は要注意。このメーカーの前作である「彼女が見舞いに来ない理由」のキャラが多数出演し、ナースだった晶子はなんと風俗嬢に身をやつしてしまっていたのが個人的にショックだった。寝取り男では、DQN渋谷に催眠医師の加賀美が登場、さすがの存在感を示してくれた。他には、メインヒロインの立ち絵の種類が豊富で、視覚的にも飽きさせない所も好印象。ワイド画面にしたのも大正解だった。……でもさすがに、寝取り男達の全裸立ち絵は要らなかったなあ。
 尺の長さはちょうどよいと感じた。昼ドラのようなストーリー展開もあり、「30歳未満お断り」とでも言いたくなるような、本当の意味でこれは、「大人のためのエロゲー」。萌え萌え学園恋愛ADVが大好きな方々はお帰り下さい。……いやいや、もしかしたらこれで目覚めるかも?それほど完成度が高い。この手のジャンルが好きな人は、絶対にプレイすべき。――とは言え、さすがに妻物は少々食傷気味なので、次は妹を寝取り男達から守るのとか出してもらえないでしょうか?
 「お返しキャンペーン」でアンケートハガキを送ると、本編では語られなかったエピソード2本が見られるらしいが、正直こういう商法は好きではない。中古屋に売られたくないという気持ちは分かるのだが……。



「それは舞い散る桜のように」

(ブランド) BasiL
(ジャンル) 青春恋愛ADV
(発売日) 2002年6月28日
(スタッフ) 原画=西又葵。シナリオ=王雀孫、あごバリア。音楽=アッチョリケ、内藤侑史、coldhand、山田和裕。
(声優) 佐々留美子(あおきさやか)、九条信乃(後藤邑子)、櫛引絵里、高山沙希(中山さら、中山真奈美)、楠木真理、緑川光、阿仁谷浩樹(神谷浩史)、井原早紀(井上美紀)、今田鉄夫、鳥居花音。
(システム) 対応OS=Windows98/2000/Me。CD-ROM3枚組(DVD版あり)。画面解像度=640×480。ディスクレスプレイ不可。ヴォーカル曲3曲あり。
(ランク) Sクラス
(付記) テキストがとにかく面白過ぎ&ストーリーも珠玉の出来!これだけ好きになれた主人公は初めてだった。キャラの全てが活き活きとしていて、嫌いなキャラは1人もいない。特に「Kanon」の秋子さんを超えるキャラ・和観さんとちびっ子達に注目。声優の演技の上手さも抜群。
 演出面などにおいても一切文句なし。ストーリー的にはTacticsの「ONE」に近い。やらなきゃ損な超名作。が、事前に修正パッチを当てる事が絶対条件。予定されていた続編「けれど輝く夜空のような」は幻となってしまった……(8年後の和人が主役だったらしい)。不完全な「〜完全版」も発売されたが、案の定評判は散々だった。さらに詳しくは「PC18禁Lレビュー」をどうぞ。



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