PC18禁 ほ〜

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○ 「放蕩仙女 〜甘い汁の誘惑〜」
○ 「僕だけの保健室」
○ 「ぼくらがここにいるふしぎ。」
○ 「ぽぽたん」
○ 「WHITE ALBUM」
○ 「WhitePrincess」
○ 「ホワイトブレス 〜with faint hope〜」



「放蕩仙女 〜甘い汁の誘惑〜」

(ブランド) MEGAMI
(ジャンル) 学園放蕩戦記
(発売日) 2000年3月2日
(スタッフ) 原画=宇宙帝王。シナリオ=島本博賢、いさな、新樹成 。
(システム) 対応OS=Windows95/98。ボイスなし作品。CD-ROM1枚。
(ランク) Dクラス
(付記) 原画はあの宇宙帝王氏で、あの画風がOKならば問題ないかと。正直、私の肌には合わなかった。やたらと鏡っ娘依存度が高い作品。
 この作品の何が嫌って、SEが嫌。とにかく耳障りで汚らしいあの音が、耳から離れない。汁属性持ちならば楽しめるかもしれない。バカゲーにすらなりきれていない。こんなタイトルに3人もライターが……。
 シナリオもおよそ納得出来る代物ではなく、とにかくユーザーを選ぶ作品。主人公のキャラクター設定(鬼畜雑誌を読みふける嗜好の持ち主)を始め、なぜGOサインが出たのか謎だ。音楽、システム、全部ダメ。DVD-PG版あり。メーカーはすでに解散している。



「僕だけの保健室」

(ブランド) アリスソフト
(ジャンル) 甘え系お手当えっちADV
(発売日) 2009年7月24日
(スタッフ) 原画=Maruto!。シナリオ=TAMAMI。企画&監督&シナリオ原案=風麟。音楽=Shade。ムービー=桜秀蘭。プロデューサー=TADA。
(声優) 風華(青葉楓、島香麗子、ミルキーゆかり)、飯田空(雨宮侑布、木梨樹里)、みる(青川ナガレ、壱智村小真、澄白キヨカ)。
(システム) 対応OS=WindowsXP/Vista。HDD容量=1.2GB以上。画面解像度=800×600。バックグラウンド動作可能。ディスクレスプレイ可能。マウスホイールテキスト読み進め可能。キャラ別音声カット可能。男性キャラ声なし。セーブコメント記入可能。カーソル自動消去機能あり。選択肢後もスキップ継続。選択肢時セーブ不可。歌なし。エンディング回想あり。定価=2940円。通常版あり。
(ランク) Aクラス
(付記) 「アリスソフトの低価格ゲーは半端ない」伝説をまた1段階高めた傑作。他社のフルプライス作品を鼻で笑えるほどの完成度を誇る。人気集中のために外箱付は品薄でプレミア化し、一時期Amazon.co.jpで転売屋が14800円まで値を吊り上げた。バカゲーとしても評価でき、興味を持ったのなら通常版でも即購入をお奨めする。「絵が合わない」という意見を耳にするが、それはキャラの鼻が低いからではなかろうか。
 プレイ期間の60日間というのが絶妙で、効率を考えて進めていかないとゲームオーバーになってしまう。これを含めて意外にもゲーム性は高く、コンプリートはなかなかに困難。遊び応えは充分と言える。終盤になるとやや作業プレイに陥るが、ランダム性が思わぬ落とし穴になったりするので気は抜けない。
 各種パラーメータの表示が非常に分かりやすく、ヒロイン達との新密度や主人公の能力が簡単に把握できるので、現在位置の確認が容易く、成長が実感できる。また、イベントの途中で愛情値や興奮度が増加する演出がツボを心得ており、ダイレクトにプレイヤーの感覚器官を刺激してくる。眠っても疲労度が回復しないというのはおかしい気がするが、Hでしか回復しない設定なのでOK。
 感心させられたのは、そのテキストセンスである。改行が上手い上に3行でスッキリとまとめられており、読む事にストレスを感じさせない。ジャンルも機種も全然違うが、まるで「逆転裁判」シリーズをプレイしているかのような快適さだった。第3者視点での描き方も実に見事。これだけの描写力を持ったライターはなかなかいない。エロテキストにおいても高水準で、「子宮が下りてきた」表現が多過ぎる以外は名台詞の嵐で大満足。ストーリーとしては不満がないではないが、(なんでもかんでも薬が関わっているのと、イベントを起こすタイミングによっては時系列がおかしくなる、など)ライター曰く「ファンタジーですから!」らしいので許してあげましょう。
 主人公の顔を日常イベントのフェイスウィンドウでもHイベントCGでも常に見せているのは好みが分かれるところだろうが、これはこのブランド及び作品の味であるので受け入れてもらいたい。見た目も言動もショタっぽい主人公だが、エロゲー主人公としてのスペックは充分で、かなりの性欲と業物を持っている(郁実以外のヒロイン2人には『結局はソレ目当てかよ!』とツッコミたい気がしないでもないが)。最初は女性が苦手だったくせにいつの間にか完全にイニシアチブを握っているなど、キャラ作りが憎い。終盤はもう猿状態である。プレイヤーに嫌われる主人公ではないだろう。
 エロさは保障する。ナイスアングルのCG、背徳感や心の葛藤を盛り込んだ巧みなテキスト、声優の熱演、どれを取っても拍手喝采。低価格ゆえに使い回しは多いが、イベントCGの差分は多い(回想で回収可能)。立ち絵のバリエーションはほとんど表情だが、コスチューム(全裸含む)も3パターンはあるので、手抜き感はない。そしてもちろんハーレムもあり……なのだが、4Pイベントはエンディングでしか発生せず、3PHイベントもないのが残念。ちなみに伏せ字はないが、卑語には一瞬の音消しが入っている。
 コストパフォーマンスの面から見れば評価は最高ランクであるべきなのだが、他にダウン要素を挙げるならば、メインヒロインの股があまりにもゆる過ぎる事か。寝取られが苦手な人、処女至上主義者の人は要注意(攻略対象ヒロイン3人中2人が非処女)。私としては後輩ヒロインである郁実を大変気に入ったので、それらは大した問題ではなかったが。細かい気になる点こそ少々あれど、これをプレイした事によって他所の作品を見る目がすべからく厳しくなってしまう、という恐ろしい作品である。



「ぼくらがここにいるふしぎ。」

(ブランド) rouge
(ジャンル )スラップスティック不思議恋愛ADV
(発売日) 2002年8月9日
(スタッフ) 原画&キャラデザ=真木八尋。シナリオ=荒川工、三宅蒼色(蒼)。サウンド=Funczion SOUNDS。
(声優) 涼夏、島香麗子(ミルキーゆかり、風華)、望月結夜、藤澤暁、金田まひる(安堂りゅう)、北条明日香、他。
(システム) 対応OS=Windows98/2000/Me/XP。画面解像度640×480。ディスクレスプレイ不可。
(ランク) Cクラス
(付記) 期待外れゆえに厳しい評価。このスタッフならばもっと良い物が作れたはずなのに。ノリは「このはちゃれんじ!」と同様に楽しめる。一見おバカに見えて実は深い知識に裏打ちされたテキストや、コミカルなウィンドウアクションなどは高評価。やや脱線が多過ぎる印象は否めないが。
 中途半端なパラレルワールドっぷりや、オムニバスまがいのキャラ視点変更などは正直失敗だろう。イメージと違い過ぎる言動をするキャラが多いのも面食らった。作品の雰囲気自体は好きなのだが。あと、2度も父親のHイベントを見せるのは止めてください。攻略性は皆無であり、全体的にボリューム不足。ブランドはすでに解散している。



「ぽぽたん」

(ブランド) ぷちフェレット
(ジャンル) 下宿恋愛ADV
(発売日) 2002年12月13日
(スタッフ) 企画&原案&キャラデザ&原画=ぽよよんろっく(渡辺明夫)。音楽=樋口秀樹、梶原正裕、桃井はるこ(UNDER17)。OP&ED歌=UNDER17。シナリオ=岩清水新一、関隼。
(声優) 藤崎まゆ、長崎みなみ、草柳順子、鳥居花音、乃田あす実(韮井叶)、とろ美、綾瀬まゆ(松永雪希)、春瀬みき(保波凛)、桜川未央(小林眞紀)、草柳順子。
(システム) 対応OS=Windows98/2000/Me/XP。インストールも起動も長い。ディスクレスプレイ可能。画面解像度=800×600。CD-ROM2枚組。
(ランク) Dクラス
(付記) 高機能版通常版が起動時に選べる。目パチ&口パクに始まり、クリックする度に音が鳴ったり、背景がアニメしたりと過剰演出が目立ち、明らかに力を入れるべき点を間違っている。エンドロールも飛ばせず、システムは総崩れ。特に変で不親切で面倒極まりないMAP移動は最悪
 各シナリオは短く、痛いキャラ達が痛い言動に終始する、クソゲー殿堂入り作品。メアーさんはキャラ的にかなり好きなだけに残念。コンシューマ版、廉価版、再販版あり。TVアニメ化もされた。



「WHITE ALBUM」

(ブランド) Leaf
(ジャンル) アイドルが恋人ビジュアルノベル
(発売日) 1998年5月1日
(スタッフ) 原画=ら〜・YOU(カワタヒサシ)。シナリオ=原田宇陀児、竹林明秀(青紫、青村早紀、BLUE-PURPLE)。音楽=石川真也、中上和英、下川直哉。
(システム) 対応OS=Windows95/98。CD-ROM1枚。ボイスなし。フォント変更可能。シーン回想なし。ディスクレスプレイ可能。既読スキップなし。
(ランク) Aクラス
(付記) ヒロインは2人のアイドルなのだが、物凄く影が薄い。個人的に特筆すべきキャラは河島はるかで、彼女には、本当に出会えてよかった。弥生シナリオは、大人の香りが漂う切ない良いシナリオだった。シナリオによっては「鬱ゲー」と感じる人もいるようだ。「冬ゲー」の代表作の1つ。
 システム的にはランダム性が強過ぎてストレスが溜まる。ヴォーカル曲・音楽の評判がかなり高い、「音楽」をテーマとするに相応しい作品だった。TVアニメ化もされた。さらに詳しくは「PC18禁Lレビュー」をどうぞ。



「White Princess」

(ブランド) feng
(ジャンル) ご都合主義学園ADV
(発売日) 2003年11月7日
(スタッフ) 原画=あおいまなぶ。音楽=景家淳。
(声優) 日下千鶴(石川静)、胡桃沢琴美、AYA(茂呂田かおる)、日向裕羅、川本綾音(岡田純子、桜井美鈴)、豪徳寺愛子(増田ゆき)、乃田あす実(韮井叶)。
(システム) 対応OS=Windows98/2000/Me/XP。画面解像度=800×600。ディスクレスプレイ可能。マウスホイールテキスト読み対応。ディスクレスプレイ可能。
(ランク) Bクラス
(付記) ゲーム開始序盤に4人の女の子の中から恋人になる女の子を選ぶ事が出来る。ストーリーは大きく分けて5つのラウンドに区切られ、テンポよく進行する。「純愛一辺倒ルート」「絡みルート」「パラレルルート」の大きな3つのルートに分かれ、オーソドックスな世界観ながらも実験的な構成。
 ヒロインはなかなかに粒ぞろい。浮気・二股・ハーレムありありだが、ダークにならずに明るく楽しめる。様々なコスプレも大きなお楽しみ。序盤からHイベントが続々と発生するのも嬉しい。イベントCGは多いのだが、エンディングに一枚絵がないのは不満。日付や時間の切り替わりが分かり難いのが難点。コンシューマー(PS2)移植もされた。



「ホワイトブレス 〜with faint hope〜」

(ブランド) F&C・FC02
(ジャンル) 冬の学園恋愛ADV
(発売日) 2004年7月23日
(スタッフ) 原画=橋本タカシ。企画&シナリオ&ディレクター=草薙こうたろう。音楽=OdiakeS。ムービー=椎名コウタ、癸乙夜。製作総指揮=Hajime Kanasugi。プロデューサー=シャチ。
(声優) 夏野こおり(田口宏子、鷹月さくら)、かわしまりの、草柳順子、一色ヒカル(田中涼子)、風音(桜井浩美)、AYA(茂呂田かおる)、桜川未央(小林眞紀)、ルネッサンス山田(前田剛)、関和美(小倉文江)、滝沢アツヤ、Back麗男、東十条。
(システム) 対応OS=Windows98/Me/2000/XP。メディア=CD-ROM2枚組。HDD容量=920MB以上。画面解像度=800×600。ディスクレスプレイ不可。マウスホイールテキスト読み進め非対応。バックグラウンド動作不可。ドラマチックモードあり。キャラ別音声カット可能。セーブコメント記入不可。エンディングスキップ不可。ダウンロード版・リニューアルパッケージ版・PS2版あり。
(ランク) Cクラス
(付記) あの「With you 〜みつめていたい〜」の原画&シナリオコンビが放つ、自社作品「こなたよりかなたまで」と同じく死期の迫った主人公物と聞いては飛び付かずにはいられなかったが、謳い文句としてはほぼ詐欺に近い。ストーリーに期待して購入した人はまず99%以上が不満を訴えるであろう代物。「こなかな」のような悲壮感もドラマ性もあったものではなく、発症は唐突→あっさり完治で呆れ果てる。これほど期待を裏切られた経験はあまり記憶にない。
 なんとまあシナリオの薄っぺらい作品であろうか。共通部分が短いのは評価できるが、会話ばかりでろくに描写がなく、重大な秘密もあっさりと1行で説明して終わり。ヒロインの心情変化も声優の演技と大き過ぎるサブウインドウの表情で汲み取るしかなく、これではショックもインパクトもあったものではない(悪い意味では充分だが)。さらには終盤のストーリー展開はどのヒロインも似たり寄ったりで、2人ほどプレイすれば飽きる。
 それでも雰囲気だけは良い。冬を舞台にした意味はあったし、演出効果もなかなかのもの。ヒロイン達は奇抜な髪色や服装や言動をするわけでもなく、世界観を壊す事なく安心して浸れる。1998年という時代背景も今となってはそのレトロ感が心地良い。だが何と言ってもこの作品の最大の魅力は、橋本タカシの原画力にある事は疑いがない。まさに珠玉。この絵でなければ問答無用で最低ランク評価にしていたところだ。立ち絵だけではなくイベントCGでも口パクがあったのには驚いた(目パチは立ち絵のみ)。
 Hシーンは各ヒロインに1〜3つと少ないくせに(使い回しもあり)バラつきがあり、CG差分が少ない・主人公が早漏・中/外選択肢すらない、と使えない事この上ない。Hイベントへの突入もかなり強引で、フラグが立ったら一直線。せっかく安心感のあるヒロイン達なのに貞操観念が薄いように感じて残念だった。ああ橋本絵がもったいない。
 これだけ酷評しておいて最低ランク評価を免れた理由は3つある。1つは橋本タカシ絵の魅力、2つはテンポの良いサクサク進行(そして短い)、3つ目に歌を含めた雰囲気の良さである。どうしても欲しいのであれば、手軽で低価格なダウンロード版を購入してはいかがだろうか。最後に注意。当方のPCではセーブエラーが頻発しました。



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