PC18禁 す〜

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○ 「水夏 〜SUIKA〜」
○ 「水月」
○ 「すうぃと!」
○ 「すくみず 〜フェチ☆になるもんっ!〜」
○ 「スズノネセブン!」
○ 「Stellar☆Theater」
○ 「ステルラエクエス 〜贖罪の姫騎士〜」
○ 「ステルラエクエス コーデックス 〜黄昏の姫騎士〜」
○ 「SNOW」
○ 「すめらぎの巫女たち」
○ 「3Dカスタム少女」



「水夏 〜SUIKA〜」

(ブランド) サーカス
(ジャンル) ノベル&ウィンドウタイプADV
(発売日) 2001年7月27日
(スタッフ) 対応OS=Windows95/98/Me。原画=いくたたかのん(生田鷹呑)、つきなが、七尾奈留。シナリオ=御影、呉一郎。サウンド=tororo、猫野こめっと、中村久志。
(声優) 西田こむぎ、長崎みなみ、春野日和(倖月美和)、歌織、日向裕羅、鳥居花音、金田まひる(安堂りゅう)、北都南(ひと美)、草柳順子。
(システム) CD-ROM2枚組。ディスクレスプレイ不可。画面解像度=800×600。
(ランク) Aクラス
(付記) 章仕立てになっており、1〜3章がノベルタイプ、4章はウィンドウタイプ。主人公はそれぞれ別人だが、巧みに話はリンクしている。とは言っても、4章の占める割合が大き過ぎる。個人的には3章に衝撃を受けた。女は怖い。テキストにセンスがあり、小説を読んでいるかのように楽しめた。フルボイス作品ではないが、4章主人公の妹・ちとせの声は、「アルキメデスのわすれもの」に入っているパッチで補える。
 システムは充実しているが、自動スキップ機能がないのが残念。トゥルーエンド後の別バージョンOP曲に感動。だが、「閉幕」のオチにカクーン。キャラポーズの切り替えなどがもう少しスムーズならば良かった。コンシューマ版、廉価版、再販版あり。さらに詳しくは「PC18禁Lレビュー」をどうぞ。



「水月」

(ブランド) F&C・FC01
(ジャンル) ジャパネスク伝奇恋愛ADV
(発売日) 2002年4月26日
(スタッフ) 原画&キャラクターデザイン=☆画野朗。シナリオ=トノイケダイスケ。サウンド=おおくまけんいち。
(システム) 対応OS=Windows95/98/2000/Me/XP。ボイスなし。テキスト縦書き表示可能。CD-ROM2枚組。主人公の名前変更可能。ディスクレスプレイ可能(機能制限あり)。オートモード機能なし。
(ランク) Bクラス
(付記) テキストを書きに出来るのが珍しく、良い雰囲気。ボイスなし作品だが、気にならないくらいの出来が良い。トゥルーカラー推奨だけあって、CGの美しさは抜群。さらに音楽も素晴らしい。しかし、それらの美点を打ち消すかのように、Hシーンが汚い&変態っぽいのが残念。せっかくキャラも良いのに(特に雪さんの人気は絶大)。私はアリス&マリア同時ルートがご馳走でした。
 「YU-NO」っぽく、「顔のない月」っぽく、「痕」っぽく、「月陽炎」っぽい作品。シナリオ的には投げっ放しがあり、未完成な印象は否めない。科学から伝奇まで幅広いテーマを扱った点は評価出来る。コンシューマーでは声が付いたが、エロゲ声優で固められていたので、ぜひとも逆移植して欲しい。ダウンロード販売あり。



「すうぃと!」

(ブランド) きゃんでぃそふと
(ジャンル) メイド喫茶恋愛ADV
(発売日) 2007年9月21日
(スタッフ) 原画=病。シナリオ=ryo、ろけっと☆がちゃっく。OP歌=榊原ゆい。ED歌=かわしまりの。
(声優) 榊原ゆい、青山ゆかり(友永朱音)、北都南(ひと美)、金松由花(井上みゆ)、野宮香央里、かわしまりの、胸肩腎。
(システム) 対応OS=Windows98SE/2000/Me/XP/Vista。HDD容量=2.5GB以上。画面解像度=800×600。キャラ別音声カット可能。マウスホイールテキスト読み進め可能。セーブコメント記入不可。バックグラウンド動作可能。ディスクレスプレイ可能。エンディング回想あり。
(ランク) Dクラス
(付記) 全ての画面がゴチャゴチャしていて目が疲れる。各種の演出も過剰で、全カットでのプレイを推奨する。それでもスキップにせよ何にせよ遅くて重くてイライラさせられるが。セーブ&ロードするためにはいちいちポップアップを開く必要があるなど、快適さにはほど遠い。システム音声も接客画面も全てをカットできる機能が欲しかった。作り手側のエゴと自己満足をプレイヤーは押し付けられ、立ち絵もよく動くのだが、やがてはそれすらも不快に感じてくる。SEも無駄にうるさい。
 ゲームとしては「Piaキャロットへようこそ!」の劣化版。「経営」とは名ばかりのアイテム購入のみがゲーム性だが、ヒロインへの好感度には全く関係しないので意味がない。基本はマップ画面でヒロインを選ぶだけで、選択肢もほとんどない。なのに鬱陶しいだけの時限式選択肢が存在し、ストレスをどんどん与えてくる。プレイ期間は1ヶ月強で、ご丁寧にも1日ごとに進行するが、大半が消化作業になり、1人終わった頃には完全に飽きる。
 みなとそふとスタッフがごっそり抜けた直後の作品という事で注目していたのだが、やはりその穴は大き過ぎたようだ。キャラ設定は立たせようとして行き過ぎ、パロディネタは不発、主人公はダメダメで扱いもひどい(それでもすぐにフラグが立ってしまうので、なおさら釈然としない)。全体の尺の短さぐらいしかシナリオに関しては褒める所がない。テキストセンスは毒にも薬にもならないレベル。
 Hイベントは各ヒロインに5〜9つで、時々ややマニアックな描写はあるが、3Pやハーレムイベントなどは一切なし。差分CG枚数はそこそこ。だが、破瓜とパンツのための別ウィンドウは正直要らなかった。そもそもパッと見は萌え絵だが、よくよく見るとかなりクセの強いこの絵で、抜ける人はどれぐらいいるのだろうか。
 評価できる点は声優のがんばりに尽きる。それしかない。声優目的以外での購入は全くお勧めできない。中の人つながりでの「つよきす」ネタなどを無理して楽しんでください。クリア後にはおまけのフリートークもあるよ!スウィートとは名ばかりのこの超絶ビターな作品、エロゲー的に胃腸に自信がある方のみご賞味ください。



「すくみず 〜フェチ☆になるもんっ!〜」

(ブランド) サーカスフェティッシュ
(ジャンル) スク水フェチ学園ADV
(発売日) 2003年7月25日
(スタッフ) OP&ED&イメージソング=UNDER17。シナリオ=モリスヨシオ、釧路洋、菊千代、竹内月彦、白木屋、桐島幸平、沢柾機、中村やにお。原画=かゆらゆか、ちのちもち(赤松ヒロツ)、秋蕎麦。監督=庵心壱。音楽=電気式華憐音楽集団。CG協力=アリスソフト、MOON STONE、Ainos、ういんどみる、Triangle、みるくそふと。シナリオ=釧路洋、モリスヨシオ。
(声優) 長崎みなみ、日向裕羅、歌織、夏野向日葵、市井佐絵(後藤邑子)、うえあおい。
(システム) 対応OS=Windows98/2000/Me/XP。CD-ROM2枚組(DVD版あり)。画面解像度=800×600。ディスクレスプレイ不可。エンディングスキップ不可。既読スキップなし。
(ランク) Cクラス
(付記) 名曲(?)「ブルコンのテーマ」の作詞はおたっきぃ佐々木。フェチ子さんにも声がないのは非常に残念だった。立ち絵のバランスがややおかしく感じ、男性キャラの絵もキモかった。
 システム画面からの復帰が面倒で、あらすじは便利だけど未読まで飛ばしてしまうし、シーンが変わればバックログもブツ切れであり、システム面は散々。せめて既読スキップくらい欲しかった。
 思ったよりはフェチっぽいシナリオではなかったが、バカゲーになりきれない馬鹿馬鹿しさには閉口。個人的に地雷キャラが多くて楽しめなかった。とらのあなが実名で出ていたりする。DVD特別限定版特典には何と実物のスクール水着&Tシャツが同梱されていたりした。



「スズノネセブン!」

(ブランド) Clochette
(ジャンル) 学園恋愛ADV
(発売日) 2009年1月30日
(スタッフ) 原画=御敷仁。シナリオ=冬雀、秋史恭、若瀬諒、姫ノ木あく。音楽=AZ-MIX。OP歌=理多。ED歌=茶太。ムービー=I.F.O。ディレクター=スズキさん。制作統括=たろ3。
(声優) ヒマリ、夏野こおり(田口宏子)、桜川未央(小林眞紀)、佐々留美子(あおきさやか)、新堂真弓、風音(櫻井浩美)、まきいづみ(やなせなつみ)、水純なな歩(中家菜穂)、ルネッサンス山田(前田剛)、永倉仁八、韮井叶、かめまる、町田あみ、森鈴、胸肩腎、他。
(システム) 対応OS=Windows2000/XP/Vista。HDD容量=2.4GB以上。画面解像度=800×600。バックグラウンド動作可能。ディスクレスプレイ可能。マウスホイールテキスト読み進め可能。キャラ別音声カット可能。選択肢後もスキップ継続。未読部分までジャンプ可能。セーブコメント記入不可。マウスカーソル自動消去機能あり。フォント変更可能。ドラマティックモードあり。キャラ別音声カット可能。メッセージウインドウドラッグ可能。修正ファイルあり。
(ランク) Aクラス
(付記) エロゲー初心者から「凡作はもうやりたくない」と言う猛者まで幅広くお薦めできる学園恋愛ADVの良作。ライターが4人もいるにもかかわらず整合性がよく取れており、ルートによる出来の差もさほど気にならなかった。設定をきちんと活かした上で補完しており、プレイ後は満足感とともに心地良い余韻に浸れる上質のスラップスティックラブコメに仕上がっている。難点としては選択肢のつまらなさに伴うゲーム性の低さか。萌え以上の物は望めないが、高水準の完成度を誇る。
 攻略可能ヒロインは4人とやや少ないが、サブヒロイン達が大変魅力的で粒揃い。ファンディスク発売が前提の作りと邪推してしまいそうになるが、あながち間違っていないかもしれない。ヒロイン達の絵はいわゆる区別の付きにくい「ハンコ顔」でややクセはあるが、その愛らしさと塗りの美しさで違和感はすぐになくなるだろう。人気投票で断トツの一番人気を獲得したすみれは非常にナイスキャラであり、その分地味なメインヒロインの仁乃との差を痛感させられてしまうが、それはそれできっとネタ的に美味しいに違いない。私としては、メインでは柚子里(髪を下ろした姿が見たかった……)、サブでは要がお気に入りとなった。
 主人公は童顔で頭脳派で突き抜けた発想力を持ち、性格は繊細で誠実、料理も得意。もう嫉妬する気にもなれないナイス主人公。あえて欠点を挙げるならばやや早漏な所ぐらい。主人公が肌に合わなくて投げる、という事にはまずならないので安心していただきたい。「ああ仲間っていいなあ」と存分に羨ましがりましょう。そしてカレーが食べたくなる。
 感情を示すマークの表示や、台詞の途中でコロコロと立ち絵が変化するなど(ポーズは少ないが)、各種の演出にかなり力が入っており、視覚・聴覚両方でプレイヤーを飽きさせない。テキストウインドウが大き目なので、フェイスウインドウもあればさらに臨場感は増したと思う。加えて、別キャラ視点の時はテキストウインドウの色を変えるなどの配慮は欲しかったところだ。文字が小さ目で読みにくさを感じただけになおさら。
 ゲーム開始までの長さ(クレジット表示など)や頻繁に入るアイキャッチは鬱陶しいが、全体のテンポは悪くない。体感個人差はあれど、長過ぎるとは感じず、短いと不満に思わないであろう適度なボリューム。システムはういんどみる社作品と同じ物が採用されており概ね良好だが、スキップが演出のせいで度々止まるのはややストレスを感じた。
 Hイベントが初々しく、実に「青春」していて好感が持てる。卑語こそあるものの明るく楽しい世界観を保ったままで進行し、普段との嫌なギャップを感じる事はないはず(すぐに溺れ過ぎだとは思うが)。イベント発生としては終盤集中型であり、もっと序盤から適度にラッキーハプニング的なイベントもバラまいても良かったのではないだろうか。Hイベント数は柚子里が5つ(莉里含む)、他3人の物が4つずつ。Hテキストとしては擬音に頼り過ぎている傾向が目立った。中/外発射選択はない。伏せ字・ピー音あり。体位を大きく変化させての2R目もあり、おざなりにはなっていない。
 2009年11月27日にファンディスクである「スズノネセブン! -SweetLovers' Concerto-」が発売予定。



「Stellar☆Theater」

(ブランド) Rosebleu
(ジャンル) 記憶に触れる恋愛ADV
(発売日) 2009年6月26日
(スタッフ) 原画=鈴平ひろ、羽音るな(SD原画)。シナリオ=あごバリア、守屋天。音楽=マッツミュージックスタジオ、Angel Note。OP歌=Riryka。ED歌=神代あみ。グランドED歌=真里歌。OPムービー=パリオ。
(声優) 風音(未来羽、櫻井浩美)、青山ゆかり(友永朱音)、遠野そよぎ(岡嶋妙)、五行なずな(小野涼子)、藤森ゆき奈、桜川未央(小林眞紀)、井村屋ほのか(萩原えみこ)、夢咲朱花、湖月紅れ葉、風華(ミルキーゆかり、島香麗子、青葉楓)、佐々留美子(あおきさやか)、新垣彩、倉田まりや、小池竹蔵(荻原秀樹)、角川竜二、山本パンダ。
(システム) 対応OS=Windows2000/XP/Vista。画面解像度=800×600。HDD容量=2.5GB以上。ディスクレスプレイ可能。マウスホイールテキスト読み進め可能。バックグラウンド動作可能。セーブコメント記入不可。エクステンション(任意の場所に)セーブ可能。キャラ別音声カット可能。ショートカットカスタマイズ可能。立ち絵鑑賞モードあり。エンディング回想あり。高速スキップあり。修正ファイルあり。
(ランク) Cクラス
(付記) 毒にも薬にもならない、プレイ後に何も心に残らない凡作。動作の軽さ、テンポの良さ、尺の丁度良さは評価できる。物語の冒頭から電車内で桃色イベントで掴みはOK!と期待していたら、とんだ肩透かしだった。どこにでもある学園恋愛ADVで、売りのシステムとしては「ホロスコープツリー」があるのだが、所詮は選択肢に毛が生えた程度の代物なので、目新しさはない。なぜか妙にメガネにこだわりがあるらしいので、そちらの属性のある方は気が向いたらどうぞ。
 サブヒロインにいたるまで魅力的な女性キャラがいっぱい!と喜んでいたら、可能なヒロインはたったの4人。他はせいぜいパンチライベントのみ。メーカーとしてはファンディスクを出す気満々なのかもしれないが、この出来では付き合いたくない。シャナ……じゃなかった空や星亜のデレてからの落差や、輝夜のエンディングなど光る部分は所々にあったのだが、キャラゲーとしてもとても満足できるレベルになっていない。白鳥のあの設定とか、陽夏に婚約者がいたりとか、何かと購入者のニーズを読めていない(どうせなら十二星座は全員出せばよかったのに)。男性キャラが色物ばかりで不必要に感じるのもマイナス。スタッフはこれが面白いと思ってるんだろうなあ。
 シナリオに評価できる点は全くなく、押し付け設定と辻つまの合っていないご都合主義展開が満載。どのヒロインのルートでも同じストーリーで、最終決戦的な大きなイベントも何にもなく、打ち切りのような終わり方。グランドエンディングらしき物はあるが、ヒロイン達の将来などは一切語られないまま(特典のネタバレドラマCDでも)。一見いかにもスケールの大きな話のように見えるが、「地球の最高戦力」である十二星座は全員で校舎を壊すのに30分もかかる程度らしく、4人がかりで猫に逃げられ、やっている事は下着泥棒探し、とご近所探偵以下のレベルで失笑。どいつもこいつも口が軽く、重大な秘密をペラペラとしゃべってしまうのにも閉口。
 最初は面白く思えていたテキストも段々ネタのしつこさにウンザリしてきて、最後には何もかもが寒く感じるようになってしまう。ネット用語を多用するのは流行りなのだろうが、ただ筆力のなさを露呈しただけに見えた。美点を挙げるなら、読点の打ち方ぐらいだろうか。そもそもボキャブラリーが貧困であり、同じフレーズが頻繁に出て来て飽きるのを早めている。全6話構成だが、それに意味はない。
 主人公は石版を持ち歩く変態紳士なのだが、それでもモテまくるのは美形だから。女の子が嫌がろうともホロスコープツリーと言う大義名分で覗きを続ける天然外道。Hイベントでは顔を見せ過ぎ、プレイヤーを萎えさせる。おまけに彼は細い愚息の早漏で、中に出すか外に出すかも選ばせてくれない。自分から告白するよりもされるヘタレで、「顔だけ主人公」のお手本のような存在。感情移入は不可能。
 Hイベントは取ってつけたような物が多く、実用性には乏しく、各ヒロインに2〜3つ。Hテキストのレベルはかなり低く、「ぴちゃぴちゃ」などを台詞としてそのまま表記してしまう。各種コスチュームにはそこそこバリエーションがあるが、それを活かしているかは微妙。そして意外にも各ヒロインに放尿シーンを備えた尿ゲーなので、苦手な人は注意。ハーレム要素はラストにチラッと見せるだけの釣りで、ことごとく中途半端でストレスが溜まる。
 CG彩色にAXL、オーガスト、minori、MOONSTONEが参加しているのでイベントCGの美しさは大したものだが、どうにも鈴平絵の劣化が目に付いた。立ち絵の頭の位置がおかしかったり、眉毛が顔からはみ出していたり。SD絵のくせが強いのも気になった。背景は手抜き。最大8人のキャラが同時に表示されるのだから、ワイド仕様で作ればよかったのに。高級食材をたくさん用意したけど料理人の腕が悪いのでマズい物が出来上がっちゃいました、という作品。中古3000円前後ぐらいならば許せる。



「ステルラエクエス 〜贖罪の姫騎士〜」

(ブランド) C:drive
(ジャンル) 変身ヒロインが危ないADV
(発売日) 2008年4月25日
(スタッフ) 原画=克。原画協力=神谷ともえ、きくらげ。シナリオ=武藤礼恵。音楽=Lip on Hip。歌=桜ふみ。ディレクター=キリマンジャロ。プロデューサー=MOKA。
(声優) みる(青川ナガレ、壱智村小真、澄白キヨカ)、大波こなみ(幡宮かのこ)。
(システム) 対応OS=Windows98SE/Me/2000/XP/Vista。HDD容量=914MB以上(標準)、1.63GB以上(高音質)。画面解像度=800×600。バックグラウンド動作不可。ディスクレスプレイ不可。マウスホイールテキスト読み進め可能。キャラ別音声カット可能。セーブコメント記入不可。オートセーブ機能あり。セーブ&ロード確認なし。フォント変更可能。定価=2960円。
(ランク) Bクラス
(付記) 声付きキャラはメインヒロインとライバルキャラ(サブヒロイン、エンディングはない)の2人。メインヒロインである十六夜は気の強いツンデレタイプで、Hになると途端に快楽に溺れて意志の弱さを見せ、普段の闊達さからのギャップが萌えさせてくれる。興奮状態になると語尾に「ぁ」「ぃ」などが付いて呂律が回らなくなるのだが、みるの好演によってそれがウザくなる事なく、なんとも愛らしい甘ったるさを出す事に成功している。伏せ字・ピー音があるが、萌えとエロを上手く融合させた作品となっている。
 選択肢は多いのだが、ゲーム性は皆無。なぜならば、それらは全て中/外選択であるからだ。低価格エロゲーとしては間違っていない構成だろう。ストーリー的にもベタだが、変身ヒロイン物として押さえるべきポイントは押さえられている。シリアス展開あり、意外にも(失礼)熱いバトル描写あり、のまさに王道。欲を言うならば、バッドエンドが2〜3つ欲しかったところだ。
 テキストに関しては、文章力などは悪くないのが(誤変換はあるが)、文字がにじんでつぶれていたり、理由の分からない中央寄せ、主張し過ぎているウィンドウなど、テキスト表示に難がある。他に注文をつけるならば、不必要に難解な専門用語の数々か。そのための「用語辞典」が用意されてはいるのだが、無駄に作品を分かりにくくしてしまった感がある。あとは“革命”に解説役を担わせ過ぎたのもややマイナス。
 Hイベント数は全部で16あり、しっかり用意されたCG差分を含め、カットイン・角度の変更・ズームイン・擬似アニメなどの手法を駆使し、CGの見せ方を工夫しているのが好印象。触手プレイがいくつかあるが、アヘ顔や寝取られはなし。主人公がスライム化してのHはかなり斬新だった。
 ここのブランドの売り(名物?)の1つとして、独特のHテキストの文体が挙げられるが、今作においてもそれは健在で、ハートマークが乱れ飛ぶHイベント、まるで大爆発のような発射擬音、台詞内の()に擬音を入れ込んで声優に読ませる、などなどの独自色がある。クセは強いが、オリジナリティに富んでいる点は評価でき、バカゲーとしてもなかなかのレベル。定価2960円のロープライス作品ではあるが、ミドルプライス(5000円前後)ぐらいには充分に楽しめた。



「ステルラエクエス コーデックス 〜黄昏の姫騎士〜」

(ブランド) C:drive
(ジャンル) 変身ヒロインたちがさらに危ないADV
(発売日) 2009年5月29日
(スタッフ) 原画=克、蒔田真紀、宮坂良。シナリオ=武藤礼恵、榊MAKI、純谷ともえ。音楽=Lip on Hip。歌=新堂真弓。ムービー=RMG。ディレクター=キリマンジャロ。プロデューサー=MOKA。
(声優) みる(青川ナガレ、壱智村小真、澄白キヨカ)、小倉結衣、青葉りんご、一色ヒカル(田中涼子)、大波こなみ(幡宮かのこ)、新谷真弓、空風美駆(飛田展男)、小次郎(大川透)、神崎ちひろ、こんつ、渋谷ひめ、島田友樹、氷室省吾、山崎ゆうな、シナオ、閏隼、鯉川こい。
(システム) 対応OS=Windows98SE/Me/2000/XP。HDD容量=914MB以上(標準)、4.16GB以上(高音質)。画面解像度=800×600。バックグラウンド動作不可(修正正ファイル適応で可能に)。ディスクレスプレイ不可。マウスホイールテキスト読み進め可能。音声ON/OFFのみ。セーブコメント記入不可。オートセーブ機能あり。セーブ&ロード確認なし。フォント変更可能。テキストの左詰が可能になった。修正ファイルあり。
(ランク) Cクラス
(付記) 前作でおさななじみだったメインヒロインの十六夜はただのクラスメイトに設定変更になり、なんだかただの痴女になってしまった。前作に名前だけで登場していたアイドルの氷織が登場するが、アイドルの設定はほとんど活かされていなかった。一言で言ってしまうと、「ダメリメイク」作品。だが、前述した設定変更により前作プレイは必須ではない。
 前作でも無駄に専門用語を連発して話をややこしく難しくしていたが、今作ではさらにそれが悪化し、振り仮名も振っていないのでプレイヤーに理解する気を失くさせる。時系列を巻き戻したり、擬似ループ物的な手法が取られているが、伏線は回収し切れていないし、「なんでおまえがそんな事知ってるの?」と言うようなツッコミ所も多く、スケールの大きさを目指したようだが、ものの見事に失敗している。コメディ部分とシナリオ部分の区切りの付け方が悪く、どっちつかずの印象が残った。スタッフとしてはシリアスに持って行きたかったのだろうが、私としてはバカゲーにした方がよかったのではないかと思う。ただ、パロディネタのこの寒さでは、それも期待できないかもしれない。
 メインヒロイン3人のシナリオは非常に似通っており、共通部分がかなり多いので、2人目以降のプレイではまず飽きる。エピローグは非常に短くあっさりしたもので、長々と苦痛を味わった後にこれでは報われない。サブヒロイン達のエンディングもあるにはあるのだが、ものすごいやっつけで、「あるだけマシ」のレベル。「革命」のエンディングがなかったのは残念でならない。バッドエンドがないので緊張感のなさも前作のまま。
 Hイベントは全部で32個で、多過ぎるとは感じなかったが、終盤に集中し過ぎているのでバランスが悪い。もっと序盤からまんべんなく発生すればエロと物語が上手く融合したのだが、「Hすればパワーアップ」の設定を活かせていないので、前作よりもそこも劣化してしまった。イベントCGの差分は自動で回収される(ブレた感じのCGは要らなかった)。伏せ字あり。ピー音もあるが、ほとんど隠せていない。Hテキストは「イグ」や「らめぇ」が多用されるようになり、どこにでもある陵辱物っぽくなってしまってガッカリ。
 前作はロープライスなのにミドルプライスほど楽しめたが、今作はフルプライスなのにミドルプライス程度にしか楽しめなかった。なかなか上手くいかないものだ。前作より進化した部分は、フェイスウィンドウの使い方ぐらいだろうか。選択肢も相変わらず中/外ぐらいの代物。3作目はもう要らない。



「SNOW」

(ブランド) スタジオメビウス
(ジャンル) ファンタスティック雪国純愛ADV
(発売日) 2003年1月31日
(スタッフ) 原画=こぶいち、飛鳥ぴょん。音楽=I've、T&N MUSIC FACTORY、ふぁむ、Famishin。ヴォーカル=松澤由美。シナリオ=望月JET、まちゃ吉、Klein。
(システム) 対応OS=Windows95/98/NT/2000/Me。ボイスなし。CD-ROM4枚組。画面解像度=640×480。ディスクレスプレイ不可。
(ランク) Sクラス
(付記) まずボイスなし作品なのが残念。それでCD-ROM4枚組なのだから、もっとイベントCG枚数が欲しかった。キストが読み易いのは非常に良い。CG演出も目新しく(高低差の表現や、負ぶった相手の腕が見えたりする演出)、カーソルは放っておくと消えたりする。CGごとにシーン回想が出来るのも良い。が、メッセージウィンドウが消せないのはどうしたものか。テキストも面白く、純愛系なのにアレの描写はハードだったり。
 絵は樋上いたる画風で雰囲気は「Kanon」で「AIR」ライクなシナリオで音楽はI'veで販売はビジュアルアーツだが、それらを踏まえても名作である事は揺らがない。むしろ「AIR」などで「こうなって欲しかった」物語がここにある。下手すると鬱ゲーになりがちなシナリオを見事に昇華し、感動の渦に身を置かせてくれる。本当に長い間待った甲斐があった作品である。芽依子やつぐみさんのエンドが欲しかった。
 後にDVD-ROM版、フルボイス版も発売された。PS2に移植もされた。



「すめらぎの巫女たち」

(ブランド) D.O.
(ジャンル) 大正もののけADV+SLG
(発売日) 2002年7月26日
(スタッフ) 原画=雪一夜。シナリオ=北側寒囲。
(声優) 春日恵美(藤森りお)、麻宮真由、鈴美ほのか(藤原美央子)、遠野由佳、内村みるく(池田千草)、佐伯絢廼、ももせ葵、一条沙希、岬友美(星野千寿子)、さはらまや、鎌田千歳(内川藍維)、香取鏡子、奈津木玲、MIWAKO、芹澤綾(本井えみ、野神奈々)。
(システム) 対応OS=Windows98/2000/Me/XP。CD-ROM3枚組。
(ランク) Cクラス
(付記) まずカーソルの移動が早過ぎると感じた。豊富なパターンのフェイスウィンドゥがあるためなのか、個々の立ち絵は1種類のみ。イベントCGはパターンが少な過ぎて萎える。声優はこおろぎさとみを始め、多数出演。だが読み間違いが多く、誤字も多い。中でも「ホムンルクス」はひどい。
 戦闘はユニット性能差があり過ぎる上に育成要素もなく、2回目からはスキップ出来るのが救いか。せめてキャラの掛け声ぐらいは欲しかった。後に戦闘を廃した「〜特別版」が出たのも頷ける。多く用意されている各種エンディングはなかなか良いのがそろっている。CG数が少ないのが残念だが、シナリオボリュームはかなりのもの。ダウンロード販売、廉価版、再販版あり。



「3Dカスタム少女」

(ブランド) Tech Arts3D
(ジャンル) 完全インタラクティブリアルタイム3D
(発売日) 2008年6月13日
(スタッフ) キャラクターデザイン=MA@YA。音楽=父山或人。
(システム) 対応OS=Windows2000/XP/Vista。画面解像度=800×600。
(ランク) Bクラス
(付記) 「3300種類ものカスタムパーツ」が最大の売りだが、実際に弄ってみるとマイナーチェンジが多く、予想よりはるかに少なく感じるのは贅沢なのか。その割りに明らかに狙ったコスチュームがデフォルトで存在したりする(綾波レイ、初音ミク、涼宮ハルヒ、不知火舞、ヴァルキリーなど)。「あれがない、これがない」と言い出せばキリがないが、プラグインでどんどん追加してくれればOK(有料か無料かが大きな問題だが)。各店舗の予約特典でパーツがもらえるキャンペーンをやっていたが、それには賛否両論あるだろう。
 ILLUSIONの「人工少女」シリーズはリアル過ぎてアニメ絵の方が萌える、と言う人や、スペック不足で動かない人にはこちらをオススメする。が、念のために購入前にベンチマークと体験版をダウンロードして試してみた方が良い。操作がクリックのみで実に明快で手軽な点は本家より勝っている。視点変更やノイズ・手ブレなどのカメラワークも負けず劣らず充実しており、あえて金字塔があるこの分野に斬り込んで来たチャレンジ精神は買う。タイトルのセンスのなさは残念。
 リアクション&レスポンスが良く、直感的でH度は高い。何気に背景によってHする場所が違っていたりするのも良い配慮。起動した際や終了する時の反応が嬉しく、キャラに愛着が増す細かい演出はナイス。「グラビアモード」の存在も面白い(ここで撮影できれば言う事はなかったが)。この価格が高いか安いかの判断は、プレイヤーの想像力と妄想力に拠る所が大きい。脳内補完に自信がある人には、まさしく「可能性は無限大」だろう。ストーリーなどは一切存在しないので、「お手軽着せ替えHゲー」と割り切ってプレイしよう。
 パーツの有無以外に難点を挙げると、胸のサイズを最小にしても巨乳であり、身長も体型も弄れないので、ロリ好きの人には辛い仕様となっている。ただただ1人の少女とのコスプレHを繰り返すだけの内容なので、このデフォルトの少女が愛せないとほぼそこで終了してしまう。目の大きさが変更不可なのも謎。ボイスは1種類、背景も5点ほどなのできは早いと思われる。が、それら数々のマイナス要素を差し引いても画期的なのは違いない。
(追記) 2008年6月20日に公開されたアップデートプログラムSP1にて、より貧乳化が可能になり、白/グレー/黒背景の追加、マウスホイールでのカテゴリ移動可能(ものすごく快適になった)、グラビアシーンでのカメラ位置固定、オッドアイの不具合解消などの大幅改良がなされた。発売後1週間でのこの改善、ユーザーライクと言えるのではないだろうか。
(追記2) 2008年7月25日に公開されたアップデートプログラムSP2にてさらなる大幅改良が施され、ついに待望の等身が変更が可能になり、ロリ好きユーザーを狂喜させた(声も幼くなる)。加えて「ツリ目たれ目」「太もも」「二の腕」「ウエスト」スライダーが実装され、一気に世界が広がった。スクリーンショット機能が追加された事でネットの各所でまた話題となり、ユーザーの輪が広がって行く事だろう。オートモードのスピードが3段階に変更可能になったのも嬉しい。
(追記3) 2008年8月1日に公開されたアップデートプログラムSP2R1にて胸の硬さを変更する「やわらかスライダー」が追加された(貧乳側では動作しない)。地味な追加ではあるが、コンスタントな改善に好感が持てる。
(追記4) 2008年12月24日に有料パッチである「3Dカスタム少女 XP」が1980円で発売された(ダウンロード専売)。パイズリや足コキの新プレイの他、四つん這い騎乗位・片足上げバックなどの体位が実装された。背景が充実したのは嬉しいが、肝心のパーツが増えていないのにはガッカリさせられた。グラビアポーズが80種類にまで増加し、「ポーズエディタ」機能の実装で、エロ環境ソフトとしての価値は急上昇した。オートピストンの速度が5段階になった事により、Hの動きはかなり“使える”物となった印象で、特に個人的には5段階目がエロい。と、ここまでは良い事尽くめのようだが、各種の追加モーションが直感では分かりにくく、添付されたテキストを熟読する必要があり、売りの1つであったお手軽さは低くなってしまった。この値段の価値があるかどうかは、動きに期待したか観賞用として期待したかによる。



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