PC18禁 ち〜

<ページ内ショートカット>
○ 「チェリーボーイにくびったけ」
○ 「地下鉄封鎖事件『なぜ僕達はここにいる』」
○ 「痴漢者トーマス」
○ 「痴漢車両3号車 〜御常筋線〜」
○ 「超時空爆恋物語 〜door☆pi☆chu〜」
○ 「ちょっと素直にどんぶり感情」



「チェリーボーイにくびったけ」

(ブランド) アクトレス
(ジャンル) 学園&家庭内恋愛ADV
(発売日) 2003年4月11日
(スタッフ) 原画=千葉千夏。シナリオ=大隈晃洋。サウンド=GrassRoad、ノーブランドサウンズ。
(声優) 深井晴花、MI-KO、乃田あす実(韮井叶)、みる(青川ナガレ、壱智村小真)、飯田空。
(システム) 対応OS=Windows98/2000/Me/XP。主人公の名前変更可能。
(ランク) Bクラス
(付記) テキストはちょっと読み辛い。実はあんまりタイトルが内容と関係ないのが残念。CGを簡単に画像取込出来るのは嬉しいのだが、CG自体は色彩薄めでぺったりテイストなので人を選びそう。キャラの魅力も少々没個性気味か。何気に巨乳属性御用達作品だったりする。男性親友キャラはウザいだけだった。
 シナリオボリュームは短目でテンポも悪くないが、行為に及ぶまでが早過ぎる。ストーリーとしてきちんとそこまでの恋愛の過程をもう少し楽しみたかった。おまけシナリオもあり、色んな展開を楽しめる贅沢な作品。総合評価としてはこんな感じだが、「エロゲー」というジャンルで考えた場合、Hイベントも多目で連発されるので、かなりの質を誇ると思う。



「地下鉄封鎖事件『なぜ僕達はここにいる』」

(ブランド) ルネlovesK
(ジャンル) 探索式サバイバルADV
(発売日) 2004年10月29日
(スタッフ) キャラデザ&原画=川合正起。シナリオ=谷崎文彦。サウンド=mindrome。
(声優) 青山ゆかり(友永朱音)、北都南(ひと美)、野神奈々(本井えみ)、一色ヒカル(田中涼子)、一条和矢。
(システム) 対応OS=Windows98/2000/Me/XP。ディスクレスプレイ可能。サントラCD&「戦乙女ヴァルキリー」OVAプロモムービー鑑賞モード付き。画面解像度=800×600。
(ランク) Dクラス
(付記) ヒロインは4人と少なく、各エンディングにも心底ガッカリ。タイトルにある「封鎖」が何を指すのすら不明であり、サブタイトルも完全に不要な感じ。操作性&システムは酷い代物で、エロ効果音をオフにしてるのに鳴ったりする謎仕様。イベントCG枚数はそこそこ多いが、ゲーム自体は3時間ぐらいで終わる
 テキストもCGも使い回しが多い。音楽は申し訳程度にしかない。短絡的で浅いテキスト&シナリオ、スカグロ寝取られありなので注意。ここまで何もかもひどい作品は逆に貴重かもしれない。さらに詳しくは「PC18禁Lレビュー」をどうぞ。



「痴漢者トーマス」

(ブランド) ザウス{吟醸}
(ジャンル) 擬似アクションADV+SLG
(発売日) 2003年8月1日
(スタッフ) 原画=みかみたかし(安田ひろたか)。シナリオ=青野克也。音楽=Dr.Shrimp。
(声優) 如月葵、乃田あす実(韮井叶)、カンザキカナリ、児玉さとみ、金田まひる(安堂りゅう)、北都南(ひと美)、茶谷やすら(梅里ミーオ、永田佳代)、一色ヒカル(田中涼子)、一条和矢。
(システム) 対応OS=Windows98/2000/Me/XP。画面解像度=640×480。ディスクレスプレイ不可。HDD必須容量=600MB以上。
(ランク) Aクラス
(付記) ダークかつマニアックになりがちなテーマを、「奥義」などのファクターを導入する事により、明るいバカゲーして上手に昇華している。だがコンボは狙って出すと言うよりは結果として発動する事が多く、あまり活かされていなかった気がするのは残念だ。
 各パーツがアニメするので、臨場感に優れている。クリック、ドラッグなど、パターンも数種類用意され、作業プレイにならないように工夫されている。抜きゲーとしてはかなり優秀ではなかろうか。ヒロイン数も多目で粒ぞろい(キャスティングも見事)の上、ハーレムエンドが非常に良かった。しかし、よくこのタイトル名で発売できたなぁ。続編である「〜2」も発売された。



「痴漢車両3号車 〜御常筋線〜」

(ブランド) 祭企画 
(ジャンル) 痴漢テク炸裂陵辱ADV
(発売日) 2008年12月19日
(スタッフ) 原画=あおいうめ(あかうめ)。シナリオ=慈恩大、東人、藤野紀理、ドルフ☆レーゲン。音楽=CUBE。主題歌=RUNA。ムービー=KIZAWA Studio。企画&ディレクター=723カン。プロデューサー=MA・TANKI。
(声優) 平野響子、咲ゆたか、木下鈴、山田二郎、白河潤。
(システム) 対応OS=Windows98SE/Me/2000/XP/Vista。画面解像度=800×600。HDD容量=2.2GB以上。ディスクレスプレイ可能。マウスホイールテキスト読み進め不可。バックグラウンド動作可能。男性ボイスカット可能(女性ボイスはカット不可)。スキップは未読も飛ばす(既読or未読選択不可)。セーブコメント記入不可。主人公の名前変更可能。エンディング回想あり。定価=6090円。
(ランク) Dクラス
(付記) 「ヒロイン3人全員が大阪弁をしゃべる」という点と新品1980円のワゴンセールになっていた事もあり、一切期待をせずに購入したが、まさにその金額程度の内容だった。元大阪人から言わせてもらえば、これは絶対に大阪弁ではない。声優には罪はない、ライターがどいつもこいつも不勉強なだけだ。エセとも呼べない低レベルで、馬鹿にされているとしか思えなかった。
 ヒロインの3人は弁護士・妄想文学少女・新人車掌で、そろいもそろって低能。ド素人である主人公の下手な口車に一瞬で陥落する。「5段階のレベルがある」そうだが、どこが区切りなのか判別できない。周囲を仲間に囲まれた温室の中でのやりたい放題であり、なにもかもが簡単に運び過ぎる。これで「リアル」を謳おうなどとはお笑い種だ。シチュエーション的に珍しかったのは車掌室でのプレイぐらい。痴漢ゲーと言うよりはただ電車の中で陵辱しているだけで、板に偽りあり
 エンディングはヒロイン3人分とバッド、それにハーレムがあるのだが、このハーレムがなんともスッキリしない。所詮はご都合主義全開のバカゲーなのに、妙に陰を演出して台無しになってしまっている。いかにもエロ特化のようだが、テキストセンスがないのでエロさは全く感じない失敗作。なんとも気の抜ける音楽も重なり、終始クリックするだけの作業が続く。
 回想シーンは20個だが、CGに関してはほとんどが差分の枚数。使い回しも激しく、CGのみならずテキストも使い回している手抜きっぷり。ミドルプライス作品であるにもかかわらず、内容・満足度などはロープライス作品に劣る。実質プレイ時間は3時間程度。



「超時空爆恋物語 〜door☆pi☆chu〜」

(ブランド) PrimRose
(ジャンル) 爆発炸裂古代近代ごちゃ混ぜADV
(発売日) 2010年4月28日
(スタッフ) 原画=蓮見江蘭、和南城ジョアンナ。シナリオ=木村ころや。歌=麗華&Duca、Duca、miru、加瀬愛奈。OPムービー=叢〜むらくも〜。EDムービー=ざくそん。ディレクター=木村ころや。プロデューサー=井上純子。
(声優) 遠野そよぎ(岡島妙)、風音(櫻井浩美、真中海)、まきいづみ(やなせなつみ)、倉田まりや(澄田まりや)、かわしまりの(瑞沢渓)、大花どん(浅井清己)、ももぞの薫、青葉りんご、他。
(システム) 対応OS=Windows/2000/XP/Vista。HDD容量=2.4GB以上。画面解像度=800×600。バックグラウンド動作可能。ディスクレスプレイ可能。マウスホイールテキスト読み進め可能。キャラ別音声カット可能。セーブコメント記入不可。最新セーブデータに「New」マーク付かず。マウスカーソル自動消去機能あり。オートカーソルON/OFF機能あり。スキップはかなり速い。初回限定版=10290円。
(ランク) Bクラス
(付記) 近年戦国武将やら三国志の英傑達を女人化したゲームが流行しているが、これは「古代娘」達を現代日本にタイムスリップさせた設定。着眼点は目新しいが、やはり日本のヒロインに偏り過ぎではないだろうか(色々仕方ない事だとは思うが)。個人的にはギリシャ辺りのキャラを登場させて欲しかったが、あまりの資料の少なさに断念したらしい(*同梱のファンブックより)。ヒロイン達の間にある程度の上下関係があるのが面白い(卑弥呼>小野小町>静御前のように)。売りは当然古代娘達なのだが、幼なじみである乙姫のキャラクターが非常に秀逸で、ダウナー且つ母性を併せ持つ彼女の魅力は稀有な物。それを演じるまきいづみの演技力は高く評価されることだろう。私はすっかり惚れ直してしまった。そして相変わらず木村ころやのテキストと風音の相性は抜群だった。キャスティングは見事。
 主人公はバカ過ぎず鈍感過ぎず、空気が読めて好感が持てる(クレオパトラ&楊貴妃ルート以外は)が、イベントCGで顔を見せ過ぎる。当然美形であり、「やっぱイケメンじゃないと世界三大美女なんて落とせないよなあ」と現実を思い知らせてくれる。でも早漏。前戯はしっかりねっとりたっぷりと堪能させてくれるのだが、いざ挿入してからはあっさり果てる。Hイベント中、卑語は全くと言っていいほど出て来ないので、伏せ字もピー音も必要ないぬるい仕様。中/外発射選択もなく、イベントCG差分もほとんどなく、エロゲーとしての実用性は皆無。そもそもぶっちゃけ、全体的に絵のレベルが低くて萌えない。「上質のドタバタラブコメにHシーン入ってましたラッキー」程度に考えておくのが吉。Hイベントは各ヒロインに3回ずつ+クレオパトラ&楊貴妃の3Pが1回+おまけシナリオでの織姫とのHが1回。ハーレムHやエンディングはない。非処女ヒロインが2人いるので、処女至上主義者の人は注意。
 同梱されている「ビジュアルファンブック」に攻略が掲載されており、物語の分岐に関わるフラグとなる選択肢の数自体は少なく、ゲーム性は低い。静御前と卑弥呼にはエンディングが2種類存在する(バッドエンドはない)。が、クレオパトラと楊貴妃のルートが一括りにされているのは納得がいかない。乙姫&輝夜を分けていないのは大正解だったが。CG枚数やシナリオボリュームの少なさを考えると、ファンブック同梱の初回限定版とはいえ、いくらなんでもこれで10290円は高過ぎる。楽しめる内容である事は保障するが、購入を迷っているのであれば、ミドルプライス程度になるまで待った方がいい。
 演出面はかなり弱く、低予算と突貫工事ぶりが窺える地味さ。唯一がんばっているのは電車で、駅に入って来る→停車する→中の吊り皮などが揺れる→ドアが開く→閉まる→出発する、の流れで動く。その他は本当にショボく、一昔前のエロゲーのような作り。特にOPムービーの腰振りの手抜き加減には涙を禁じえない。立ち絵は表示する大きさの違いで遠近法を出してはいるが動きもパターンも少ない。「あくまでもシナリオとテキストを楽しむ作品」と割り切ってプレイする事を薦める。テキスト表示は基本的に2行でスッキリとしており、その軽妙な筆致もあり、読み進めていく事に苦痛は一切感じないはず。その豊富な知識と硬軟を自在に使い分けるコメディセンスはさすが。「ライターやるぐらいなら絵を勉強しろ」「選択肢が少ないとゲーム性がないと叩かれる」「長いだけのシナリオで『最大のボリューム』とか謳う作品って……」などなどのスレスレの業界ネタには笑わせてもらった。
 この作品最大の難点は、演出の弱さやボリュームの少なさなどではなく、設定を貫き通せなかった事にある。せっかくの「古代娘」設定も、彼女達はすぐに現代に慣れてしまう。そしてなぜか衣装もチェンジしてしまうので、もう口調ぐらいしか古風な部分が残っていないのだ。これでは最終的に、そんじょそこらにあふれ返っている普通の恋愛ADVゲームと変わらない。どうして自ら最大の個性を放棄してしまったのか、もったいないにも程がある。確かにそういう萌えイベントも必要だろうが、ギャップの範疇を超えてしまっては本末転倒である。シナリオ終盤やエンディングでも、古代娘達は自分が元いた世界に対する未練や郷愁をほとんど見せず、「今が楽しいからいいや」的なノリばかり。なんとも人間的に冷たい印象を与えられ、プレイ後の後味が悪い。バカゲーとしての面白さは認めよう、だがどうした木村ころや、なんとも彼らしくないモヤモヤ感が残った。……タイトルセンスのなさにはあえて触れまい。



「ちょっと素直にどんぶり感情」

(ブランド) ういんどみる
(ジャンル) 各種丼恋愛ADV
(発売日) 2005年8月26日
(スタッフ) 原画=啼兎☆。シナリオ=武藤礼恵、箕崎准、木之本みけ、でえすて。音楽=Odiakes(Ecnemuse)。企画&ディレクター=DJ。主題歌=真優。演出=いこもといさや。
(声優) 本山美奈(黒河奈美)、木村あやか(いのくちゆか)、北都南(ひと美)、風華(ミルキーゆかり、島香麗子、青葉楓)、水瀬雫。
(システム) 対応OS=Windows98(SE)/2000/Me/XP。マウスホイール対応。バックグラウンド動作可能。セーブコメント記入不可。ディスクレスプレイ可能。エンディング回想あり。
(ランク) Cクラス
(付記) 名うてのバグメーカーだけに、事前の修正ファイル適応は忘れずに。相変わらず立ち絵がピョコピョコ動いて楽しませてくれるのはいいが(パターン数は少ないが)、売りである「アクティブクリックフィニッシュシステム」が、本当にどこにでも発射出来るわけではなく、結局は形を変えた選択肢に過ぎなかったので非常に騙された気分だ。
 システム面には不満が多い。エロSEは不要だったし(数はほとんどないが)、スキップは速いが選択肢で止まってしまう。さらにはセーブがやりにくいときている。エンディング回想がある点は個人的には評価する。
 Hイベント数や差分、尺自体はそこそこ。致命的にテキストが面白くなくて台詞が下品なのを許容出来れば、実用性も上がるだろう(主人公は流されタイプ、そして早い)。キャラとしては、木村あやかの好演もあり、雪音はなかなか良いツンデレヒロインだった。スーパー未亡人・珠美さん(cv.北都南)はかなり反則気味。
 しかし、最も声を大にして言いたいのは、姉妹丼双子丼親子丼と各種そろっていて、なぜハーレムエンドがないのか!という事。タイトルにこだわり過ぎたゆえの失策か。この消化不良感は一体どうしてくれようか。中途半端な抜きゲーで終わってしまった。



トップへ
トップへ
戻る
戻る