PC18禁 た〜

<ページ内ショートカット>
○ 「大空寺危機一髪!」
○ 「太陽のプロミア」
○ 「D.C. 〜ダ・カーポ〜」
○ 「D.C. 〜ダ・カーポ〜 温泉編」
○ 「D.C.WhiteSeason 〜ダ・カーポ ホワイトシーズン〜」
○ 「WW&F 大正帝都奇譚」
○ 「タペストリー -you will meet yourself-」
○ 「玉繭 〜魅せられた蜜の糸〜」
○ 「tan. -タンジェント-」
○ 「ダンシング・クレイジーズ」



「大空寺危機一髪!」

(ブランド) age(アージュ)
(ジャンル) ファンクラブ専用ソフト第2弾
(発売日) 2003年6月21日
(スタッフ) 音楽=渡来亜人、大貫忠敬。
(声優) 大友清里(浅井清巳、大花どん)、森ヒロリ、吉田恭子(吉住梢)、藤原理加(田口宏子、夏野こおり)、奥田秋(奥島和美)、他。
(システム) 対応OS=Windows98/2000/Me/XP。ボイスなし。ディスクレスプレイ可能。シーン回想なし。
(ランク) Dクラス
(付記) 18禁ですのでご注意を。なぜか今回はボイスなしという事で愕然とした。ボイス設定があるのになぜだ?!徹頭徹尾、時代錯誤の「聖闘士星矢」ネタでの鬼畜&陵辱に終始して萎えまくり。絵の演出面だけは相変わらず凄い。「マヴラブ」の主人公&冥夜&純夏もチラッと登場。あゆの過去やプライベートがこんな形で次々と露呈されようとは……。なんと彼女の兄&父も登場する。健さんもあんな人だったし、もう散々。
 「君が望む永遠」を本当に愛している人ほど裏切られる、ファンへの冒涜作品。アージュには失望を通り越して絶望した。もう記憶や歴史から完全抹消してしまいたい。音楽だけは無駄にカッコ良く、ED主題歌は福山芳樹が絶唱している。



「太陽のプロミア」

(ブランド) SEVEN WONDER
(ジャンル) 乙女花咲く太陽の街ADV
(発売日) 2011年5月27日
(スタッフ) 原画=たけやまさみ、川原誠、いくたたかのん(SD原画)。シナリオ=下原正、丸谷秀人、椎原旬、来夢みんと。音楽=Elements Garden。歌=NANA。ムービー=どせい。企画=下原正、椎原旬。ディレクター=椎原旬。
(声優) 茶谷やすら(永田佳代)、守田羽糸(松元恵)、白河響(浅川悠)、青山ゆかり(友永朱音)、沢田さつき(高野直子)、水嶋海歩(門脇舞以)、森島多由(水橋かおり)、卯衣(大橋歩夕)、さくらはづき(生天目仁美)、祭大!、奏雨、真中海(風音、櫻井浩美)、他。
(システム) 対応OS=WindowsXP/Vista/7。画面解像度=1024×576。HDD容量=4.3GB以上。マウスホイールテキスト読み対応。ディスクレスプレイ可能。ボイス設定は女・男・その他。セーブコメント記入不可。セーブファイルコピー&削除可能。バックグラウンド動作可能。マウスカーソル自動移動機能あり。修正ファイルあり。
(ランク) Bクラス
(付記) 元PULLTOPのスタッフが結集して制作された、ブランドデビュー作。妙な画面解像度に最初の内は戸惑うだろうが、それに慣れれば、上質のファンタジーADVとして楽しむ事が出来るだろう。テキストは無駄がなく、改行も巧みで読みやすい。シナリオの出来は複数ライター制を採用している事によって差が激しいが、テキストに関しては比較的高水準であると言える。が、章仕立てに構成した意味は果たしてあったのか?無駄に細かく分けただけとしか、私の目には映らなかったが。
 主人公は悪人面で、いかにも肉体派だが、実はそうではなく非戦闘員。では頭脳派なのかと問われるとそうでもなく、戻った記憶頼りで全てをな〜んとなく解決に導いて行く。実質、彼の主な役割はプロミア様の椅子である。言動は憎めないが、顔を見せまくるせいで感情移入もできず、ヒロイン達と恋仲になるのも唐突で、最終的には魅力を感じられないキャラになってしまったのは残念だ。好きになったら即キス→すぐHという業界特有のワンパターンにもガッカリ。
 ヒロイン達も総じて地味で、世界観は美しいが、全体として非常にこじんまりとした印象を残す佳作となっている。だが、立ち絵はアップになっても綺麗だし、背景はものすごく描き込んであるし、音楽も耳に心地良い。典型的な雰囲気ゲー。が、どのヒロインも表情がとても良く、活き活きとしているおり、貴重な太眉ヒロイン達の宝庫である事は評価する。メインヒロインであるフレアルージュは、最後には「なるほど、メインヒロインだった」とちゃんと思わせてくれる。彼女のルートこそ真ルートと呼ぶに相応しい。もったいなかった点としては、戦闘場面はともかく、日常描写での立ち絵以外の演出が弱い所。まったりもいいが、フェイスウィンドウなどを採用し、動きのあるスラップスティック感を目指した方がよかったのではないだろうか。SD絵ももっと多用すべきだった。
 Hイベント数は各ヒロインごとに大きく分けて2つずつと少なく聞こえるが、2回目のHイベントは何パターンも体位を変えてはHを繰り返すので、消化不良感は残らないのではないと思われる。CGの塗りが美しく、顔に汁を残したまま次の行為に移るなど、なかなかに分かってらっしゃる。Hイベント時には都合よくプロミア様も席を外していて下さるので、濃厚な営みをねっとりしっぽりとお楽しみください。……「眠っているぷぅの横や上でのHってのもあっても良かったのに」、なんて個人的には思ったり。ああ、そうそう、大きくなったぷぅとのHイベントとかないから!そういうゲームじゃないからこれ!――イベントCG差分は多いが、破瓜CGがなかったりするのはマイナス。中/外発射選択肢なし。伏せ字&音消しあり。
 序盤は非常にテンポが良く感じられたこの作品だったが、何を思ったのか、中盤以降にオーガストばりの超展開を見せ、プレイヤーをポカーンとさせる。ストレートなファンタジーを満喫する気満々だったのに、いつの間にかトンデモSF世界に放り込まれてしまう事になろうとは、予想だにしていなかった。いやあ、裏切られましたね。もちろん悪い意味で。しかも設定が無駄にややこしく、ラスボスに意外性はあったものの後味悪し。各エンディングもあっさりした物。この作風で、みんながみんな幸せにならないなんて一種の詐欺でしょ。
 広げ過ぎた風呂敷を上手く畳めなかった事を始め、結果的に期待外れ感が残った今作だが、タイトル通りのプロミア様ゲーが本質であり、茶谷やすらをキャスティングできた時点でほぼ勝利条件を満たしたとすら言ってしまっても過言ではない……かもしれない。私としては、最後までぷぅが漫画「To LOVEる」のセリーヌとダブッて見えてしまい、残念ながらオリジナリティを感じる事ができなかったのだが。ともあれ、殺伐としていないファンタジーADVを求めている人や、エロゲー歴中級者レベルぐらいまでの人には充分オススメできる程度の作品ではある。



「D.C. 〜ダ・カーポ〜」

(ブランド) サーカス
(ジャンル) 学園恋愛ADV
(発売日) 2002年6月28日
(スタッフ) 原画=igul、七尾奈留。シナリオ=よこよこ、まりこ、御影、呉一郎。サウンド=猫野こめっと、Angel Note、飯塚昌明、tororo、長田直之、東隆行。
(声優) 西田こむぎ、長崎みなみ、春野日和(倖月美和)、草柳順子、夏野向日葵(瀬那歩美、桜川朝恵)、日向裕羅(西村ひな)、鳥居花音、北都南(ひと美)、東慎、鈴木理乃。
(システム) 対応OS=Windows98/2000/Me//XP。画面解像度=800×600。ディスレクスプレイ不可。主人公の名前変更可能。
(ランク) Aクラス
(付記) まずニトロプラスの手によるOPムービーが良い!「アルキメデスのわすれもの」内の先行篇とは差別化がきちんとなされている。超能力が絡んだストーリーはminoriの「Wind」に似ているが、出来は当然こちらが段違いに素晴らしい。パロディネタ満載のテキストも楽しい。
 「水夏」の白河さやかもちょこっと登場。音夢のキャラ設定は新しく、見事に惚れた。が、最後の最後にネコミミメイドという最終兵器が……!ストーリー進行がやや長広舌でなのが気になった程度。あとは「かったるい」を連発する主人公がかったるかった。さらに詳しくは「PC18禁Lレビュー」をどうぞ。PS2版、廉価版、再販版、OVA、TVAアニメあり。



「D.C. 〜ダ・カーポ〜 温泉編」

(ブランド) サーカス
(ジャンル) 同名作品のファンクラブ特別編
(スタッフ) 原画=igul、七尾奈留。シナリオ=よこよこ。
(システム) セーブ不可。
(ランク) Cクラス
(付記) ファンクラブ専用ソフトなので、一般販売はされておりません。ちゃんと主人公以外はフルボイスなのだが、ことりも美春も頼子さんも出ないのは残念。あらすじモードは健在だが、セーブは出来ないし、シーンが切り替わるとログも読めません。が、1シナリオが非常に短いので、大した問題ではなし。ルートは一応3つあるが、ENDは1つのみ。あくまで「おまけ」ソフトと捉えるのが正解。
 エロシーンそのものはないが、全裸はありなので一応18禁扱い。イベントCGはほんの数枚。それにしても眞子はスタッフに愛されてるなあ。値段に見合った内容ではない事は明記しておく。



「D.C.WhiteSeason 〜ダ・カーポ ホワイトシーズン〜」

(ブランド) サーカス
(ジャンル) 「D.C. 〜ダ・カーポ〜」ショートストーリー集
(発売日) 2002年12月13日
(スタッフ) 原画=igul、たにはらなつき。シナリオ=まり、ドラゴン角田、鈴木またみ、猫町由貴人。
(声優) 西田こむぎ、長崎みなみ、春野日和(倖月美和)、草柳順子、鳩野比奈(及川ひとみ)、夏野向日葵(瀬那歩美、桜川朝恵)、日向裕羅(西村ひな)、鳥居花音、北都南(ひと美)、東慎。
(システム) 対応OS=Windows98/2000/Me/XP。DVD-ROM。ディスクレスプレイ可能。
(ランク) Cクラス
(付記) まずは修正パッチを当てましょう、話はそれから。言ってしまうと「高いファンディスク」であり、クソ&バカシナリオがてんこ盛り。前作をやっておくのは大前提だが、その余韻をぶち壊すのは間違いない。各ヒロインがことごとく2人に分裂する意味不明な展開には閉口する他はない。「冬」を意識しているらしいが、それらしい感じは作品中全く受けない。ハッキリ言ってエロは必要ない作品だと言える。ライター&原画家が変わってしまえばこうなる、という見本。
 イベントCGも少なく、それが出るタイミングも悪い。ボリュームも少なく、期待のシューティングゲームも同人ゲーム以下。「うたまるえかき唄」のボーカルは桃井はるこ。特製オリジナルフォトスタンド(陶器製)同梱のクリスマス限定版あり。



「WW&F 大正帝都奇譚」

(ブランド) MBS Truth
(ジャンル) 大正ミステリアスノベル
(発売日) 2004年1月9日
(スタッフ) シナリオ=猫柳まんぼ(山田びんご)。原画=わざきた。音楽=tutti(筒井香織)。
(声優) かわしまりの、吉川華生(天野涼子)、長崎みなみ、国生桜(佐々留美子、あおきさやか)、松永雪希、他。
(システム) 対応OS=Windows98/2000/Me/XP。画面解像度=800×600。ディスクレスプレイ可能。マウスホイール非対応。目パチあり。バックログでの音声再生不可。セーブするorしない確認なし。パートボイス。SE種類別カット不可。ムービー&歌なし。
(ランク) Cクラス
(付記) タイトルは「THE WORLD OF WATER AND A FAIRY」の略。メーカーがソフ倫からメディ倫に移行したため、すぐにロットアップした。立ち絵の大きさやデフォルメキャラや章ごとの出演者ロールなど、視覚演出はなかなか。イベントCGの差分の少なさは寂しいが。キャラやHはロリや触手に偏り気味。
 探偵や検事が登場し、ミステリとしての要素も含む。館物が好きな人にもオススメ。文章量は凄いが、展開はなかなかにスピーディ。だがゲーム性はほとんどなく、意味のない選択肢が3回ほど出るだけなので長時間プレイは苦痛。キャラの使い方などは巧いのだが、ストーリーの大事な部分が不明瞭で、エンディングもブツ切り(しかも1つだけ)なのが激しく残念。



「タペストリー -you will meet yourself-」


(ブランド) light
(ジャンル) 学園恋愛ADV
(発売日) 2009年2月27日
(スタッフ) 原画=Gユウスケ。シナリオ=佐野晋一郎。 音楽=樋口秀樹。歌=凛、WHITE-LIPS。ムービー=RMG。企画&監督=まゆき。プロデューサー=服部道知。
(声優) 皇帝(立花慎之介)、戸沼ゆず、風音(桜井浩美、未来羽)、青山ゆかり(友永朱音)、水霧けいと、かわしまりの、平井達矢(平川大輔)、青島刃(成田剣)、桜坂かい、てんかわののみ、はちみつ、設楽とうこ、HAYATO、中田純、滑川菊太郎、YOSHITO。
(システム) 対応OS=Windows2000/XP/Vista。マルチ解像度(640×375〜1920×1125までの解像度を自由に選択可能)。HDD容量=4.5GB以上。ディスクレスプレイ対応。バックグラウンド動作可能。セーブコメント記入可能。オートセーブあり。セーブした時間が記録されない。マウスホイールテキスト読み進め対応。マウスカーソル自動消去あり。主人公パートボイス(カット可能)。Malieシステムによるアナザーストーリー作成可能。修正ファイルあり。Sonic社DLAとの相性悪し。
(ランク) Bクラス
(付記) 「主人公が余命半年」という設定に惹かれて購入。焦点は「主人公の病気がどうバレるか」と「どう死ぬか」だったが、その期待はほとんど裏切られたと言っても過言ではない。「どう死ぬか」に関しては、紗希と遥海のシナリオにおいて満足の行く描かれ方をしたが、バレ方は最悪だった。診断書を主人公がむき出しのまま放置→メインヒロインがそれを盗み見て持ち出して外出先で落とす→他のメンバーに知れ渡る、というあまりにもお粗末な流れ。どう考えてもありえない。片手落ち、どころではない罪を犯してしまった。
 物語の導入部分が下手なのもいただけない。これだけの設定を構築しておきながら、主人公が病と余命を告知されたシーンがごっそり抜け落ちているので、もう主人公は達観してしまっており、プレイヤーはそのショックを共感できない。妙に主人公の性格がポジティブなのもあり、とにかくリアリティがないのだ。取材不足なのか筆力不足なのか、「原因不明」に逃げている印象は拭えない。せめて日付の表示を出せば切迫感を与えられただろうに、設定を活かしきれておらず、全体的にもったいなさ過ぎる。
 ライターは1人なのだが、ヒロインごとのルートによってのシナリオの内容・出来の差がかなり激しい。特に他のルートでは良い働きをするメインヒロイン・ひかりのシナリオの出来が、中では最低なのが残念。修羅場ありの詩ルート、ヤンデレありの美那ルート、「タペストリー」の意味をようやく理解できる遥海ルート、と個別ルートに入れば毛色がガラッと変わり、飽きはこない。そして、特筆すべきは紗希シナリオの素晴らしさである。他のヒロインルートで投げてしまった人は、これだけでもぜひプレイしてもらいたい。ここだけ見れば名作と呼んでも良いと断言する。いつものレビューよりもネタバレを濃くしてるのは、ひとえにそんな人達の興味を呼び戻したいからに他ならない。
 テキスト能力は高く、句読点の打ち方も上手く、軽快な筆致で中弛みもない。ともすれば重くなり過ぎるこのテーマを、明るい学園ラブコメに昇華した手腕は高評価に値する(やや主題からそれていた部分が多かった気はするが)。短い物語期間に厚みを持たせる意味で、多用し過ぎたきらいはあるが、別キャラ視点も正解だった。同じ台詞を何度も読ませられた点が不満であったので、贅沢を言えばもう少し差別化を図って欲しかったが。学園物としても高く評価のできる作品だが、あまりにも教師が絡んでこないのは不自然に感じた(普通もっと相談したりすると思うのだが)。個人的にポイントが高かったのは、素敵な両親の存在。大抵のエロゲー主人公には都合良く両親がいないものだが、彼には本当に素晴らしい両親がいる。これは他の作品との大きな差別化であり、独自色であり、大変印象的だった。
 ワイド画面による臨場感のある空間の広がりと奥行きと、「アクティブ・ワード・バルーン・システム」による台詞の吹き出し演出が売り。音楽の素晴らしさを始め(歌の流し所も巧い)、演出面に関しては申し分ないが、吹き出しが立ち絵を邪魔し過ぎた感じは受けた。アイキャッチを度々挟むのだが、それをスキップできないので、せっかくのテキストテンポを妨げてしまったのが残念。あとエンドロールを飛ばせなかったのは余韻に浸らせるためか?
 エロゲーとしては、基本各ヒロインのHイベントが2つ程度なので薄く感じるだろう。イベントCGのクウォリティの高さは折り紙付きだが、似たようなアングルが多かった印象がある。差分は多目だが、Hイベント中に選択肢はなく、中/外選択などはない。ズームイン/ズームアウトや画面回転を多用する事により視覚効果は高いが、主人公の腰の動きとともに画面が動くのには酔ってしまった。まあ、そもそもエロに期待してこれを購入する人はいないと思われるので瑣末な問題か。
 惜しい作品である。数々の不満点はあれど、興味を抱いたのであればプレイすべき。特にランカ……じゃなかった、紗希ルートは。全くのノーマークだったのだが、実は彼女こそメインヒロインだったとは(完成度から言ってだが)。爽やかで軽快な作風に隠された死生観、総評としてはなかなかの物。涙腺に、結構来ますよ。



「玉繭 〜魅せられた蜜の糸〜」

(ブランド) ミレイユ
(ジャンル) 学園暗黒ADV
(発売日) 2002年12月6日
(スタッフ) 原画=葵渚。シナリオ=ひらいでらく(かすか量) 、もょもと。音楽=ロドリゲスのぶ、ミリオンバンブー。
(声優) 唯川みき、まいん、しまだかおり、篁瑞帆、桜井薔子。
(システム) 対応OS=Windows95/98/2000/Me/XP。CD-ROM2枚組。画面解像度=800×600。
(ランク) Dクラス
(付記) マウスホイール対応は嬉しいが、テキストスキップは既読と未読の判別もしてくれない。とにかく声優の演技レベルが低過ぎる。こ奴らを「声優」と呼んではいけない気すらする。ズブの素人丸出しである。テキストはクドイ上にセンスがなく、言葉遣いがひどく下品。淫語はせめて伏字くらいは使って欲しい。主人公の名前は呼んでもらえず置き換えもなく、会話が成立していない部分も多い。
 演出も時々がんばっているし、一枚絵も美しいが、とにかく声優のひどさが全てをブチ壊している。似た世界観のアリスソフトの「アトラク=ナクア」が好きな人ならばあるいは少しは楽しめるかも。ダウンロード販売あり。ブランドはすでに解散している。



「tan. -タンジェント-」

(ブランド) TJR(THE JOLLY ROGER)
(ジャンル) 離島学園恋愛ADV
(発売日) 2006年12月22日
(スタッフ) 原画=タコ焼き。シナリオ=はね、天原なつる。音楽=Sound Studio B。ムービー=パリオ。歌=柚木まき。プロデューサー=kei。監督=亜佐美章。
(声優) 草野花恋、白井うさぎ、彩世ゆう(桜井みほ、くわがたみほ)、桃井穂美、東かりん、本田啓吾、都夢繰豆、谷俊介。
(システム) 対応OS=Windows98/2000/Me/XP。画面解像度=800×600。ディスクレスプレイ可能。マウスホイールテキスト読み対応。マップ画面でのセーブ不可。セーブコメント記入可能。セーブ&ロードが手間(せめてカーソル追尾ぐらいは欲しかった)。男性ボイスカット可能。マップ選択後もスキップ継続。スタッフロールがスキップできない。定価=7140円。隠しコマンドあり。
(ランク) Cクラス
(付記) HOOKの姉妹ブランドであるTJRのデビュー作。「掲げているコンセプトが違います!」と謳っている割りにはほとんど違いが分からなかった。パッケージイラストなどからロリゲーを期待して購入する人が多いだろうが、実際プレイしてみるとそんな印象は残らないので注意されたし。体型が薄いヒロインが多いというだけ。
 文字が大きく読みやすいのは良かったが、主人公がひたすら愚痴りまくるので、結果としてストレスが溜まるテキストとなった。尺としては定価相応の量だが、共通部分が多く、短さと物足りなさを強く感じる。やたらと飲酒イベントを見せたがったり、いつの間にフラグが立ったのか記憶にないヒロイン達との関係など、理解に苦しむシナリオ展開が多い。選択肢は存在せず、ひたすら会うヒロインをクリックしていく進行で、飽きは早い。
 イベントCGはともかく、あまりにも立ち絵のデッサンがおかしく、頭が大き過ぎたり、腕の太さや手の長さが奇妙な事になっていて萎えさせられる。やたらと手抜きのデフォルメ顔も完全に必要なかった。Hイベントは各ヒロイン2つで、差分でボリュームを水増しする手法。ヒロインによって破瓜描写が文章だけだったりする演出が謎。エロゲーとしてはほとんど実用性がない。
 主人公を筆頭にキャラ設定に難があり、メインヒロインはかなりのウザキャラで、他のヒロインは思い込みの激しい腐女子ロリにヒステリーに二重人格、親友は涙ぐましい中学生英語を駆使するガイジン痛キャラ、と第一印象に反してかなりクセの強い作品。攻略対象ヒロインは4人だが、私には1人としてヒットしなかった(デレてからのかなたはちょっと良かったが)。何かと設定が中途半端な上に空回りしがち&スベリがちで、萌えゲーとしてのレベルは低く、どこを評価していいのか難しい。美点としては、イベントCGが尺の割りには多い事ぐらいだろうか。



「ダンシング・クレイジーズ」

(ブランド) ソフトハウスキャラ
(ジャンル) 賞金稼ぎシミュレーション
(発売日) 2005年9月30日
(スタッフ) シナリオ・企画=内藤騎之介。原画=佐々木珠流。作中作原画=ちんじゃおろおす、G・むにょ、明音。歌=亜月ちえみ、畑亜貴、吉原かつみ、近正千尋、細江慎治。ムービー=皇征介。
(声優) 北都南(ひと美)、大波こなみ、三島由紀、羽賀ゆい(青山ゆかり、友永朱音)、羽高なる、松永雪希、紫苑みやび(MARIO)、渋谷ひめ、冨樫ケイ、神崎ちひろ(大野まりな)、西田こむぎ、蓮香、春日アン(春乃うらら)、ダイナマイト亜美、カンザキカナリ、金松由花(井上みゆ)、逢川奈々、宇佐美桃香(三五美奈子)、眞嶋リョウ、ミノベサトル、機知通、一条光(笹沼晃、一条晃)、原田友貴。
(システム) 対応OS=Windows98/2000/Me/XP。画面解像度=800×600。HDD容量=1.1GB以上。マウスホイール対応。主人公以外フルボイス。ディスクレスプレイ不可。バックグラウンド動作可能。
(ランク) Cクラス
(付記) 「真昼に踊る犯罪者」の続編(前作キャラが多数登場)だが、ほとんどの面において前作の方が上と感じた。フルコンプへの道が相当厳しいのは継承しているが、2周目以降のデータ引き継ぎなどがある分、こちらの方がまだマシだろう。ゲーム的には目的を持って行動しないと、やれる事が多過ぎて投げ出したくなってしまいがち。「巣作りドラゴン」や「南国ドミニオン」に比べ、物を作ったり物が出来たりといった楽しみが薄いので、飽きは早い
 戦闘はオートで、見ているだけでストレスが溜まる。やたらと攻撃ミスが多いなど、理不尽な点が目に付く。全体に言える事だが、ランダム要素が強過ぎる。強いキャラを育てた方が後々楽なので、キャラを育てる楽しみは薄い(強くなった実感も薄い)。
 主人公は相当の使い手らしいのだが、不良にあっさり殺されるのはどうしたものか。性格も破綻しており、イベントを観る度に萎える。差分CGの少ないHイベントは短く、あっさり風味。一応ハーレムエンドらしき物もあるが、姫子エンドや零エンドがないのは不満。回想モードはアナザーストーリーと分ける必要はあったのだろうか。妙にカクカクしたOPムービーが印象的だ。



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