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○ 「See In 青 〜シーンAO〜」
○ 「屍姫と羊と嗤う月 −cry for the moon−」
○ 「思春期」
○ 「sisters 〜夏の最後の日〜」
○ 「シスタ×シスタ 〜Lovevery Sisters〜」
○ 「SHUFFLE!」
○ 「シャマナシャマナ 〜月とこころと太陽の魔法〜」
○ 「終末の過ごし方 〜The world is drawing to an W/end〜」
○ 「祝福のカンパネラ -la campanella della benedizione-」
○ 「白詰草話」
○ 「真・恋姫†無双 〜乙女繚乱☆三国志演義〜」
○ 「真・恋姫†無双 萌将伝」New
○ 「神樹の館」
○ 「新体操(仮)」
○ 「新・御神楽少女探偵団」



「See In 青 〜シーンAO〜」

(ブランド) アリスソフト
(ジャンル) 近未来海洋学園ADV
(発売日) 2000年7月6日
(スタッフ) 原画=MIN-NARAKEN。シナリオ=イマーム。サウンド=DragonAttack(雷丸)。
(システム) 対応OS=Windows95/98/NT/2000。画面解像度=640×480。主人公名前を変更可能。ボイスなし。シーン回想なし。オートモードなし。既読スキップなし。バックログなし。画面をビットマップで保存可能。「陵辱ON/OFF」機能あり(デフォルトではOFFだが、そのままではコンプリート出来ない)。
(ランク) Bクラス
(付記) ボイスはなし。だが、それを感じさせないくらいにその世界観に引き込まれる。海を舞台としているだけあって、とにかく美しい。視覚的効果は抜群。キャラ的には、涼ちゃん(失礼?)が個人的に一押し。あまり知られていないが、実は熱心なファンの多い作品。唐突且つダークなバッドエンド(オー寝取られ)は要らなかった気がする(『エロゲー』を意識したから入れたのだろうが)。
 システムは古い作品とはいえないない尽くしで、非常にストレスが溜まる。テキスト読みに支障をきたしかねなかった。アリスソフトの中でも「異色作」とされ、ファンの間でも評価の分かれている作品。OVA化もされた。



「屍姫と羊と嗤う月 −cry for the moon−」

(ブランド) BaseSon
(ジャンル) 学園ホラーADV
(発売日) 2003年8月29日
(スタッフ) 対応OS=Windows98/2000/Me/XP。原画=片桐雛太、かんたか。シナリオ=青山拓也、前田辺。音楽=ようづきわたる、下地和彦、O-Parts、YUZ。OP&ED歌=青山美砂。
(声優) 青山ゆかり(友永朱音)、大波こなみ、北都南(ひと美)、吉川華生(天野涼子)、鷹月さくら(田口宏子)。
(システム) CD-ROM2枚組。ディスクレスプレイ不可。
(ランク) Cクラス
(付記) 「ONE2」のスタッフが再集結し制作された、BaseSon初の完全オリジナル作品。4分を超えるOPムービーにやたら気合が入っている。システムはなかなかに親切だが、セーブ画面からの復帰は面倒なのが残念。テキストはそこそこ上手いしスキップも早いが、テキストスペースが大き過ぎてCGを隠してしまっているのが惜しい。
 グロ描写・ショタ・触手・レズとHイベントのバリエーションはかなり豊富。どれかの属性に引っ掛かればしめたもの。イベントCG枚数は少な目だが、塗りなどのレベルは高いと思う。人気はあれど、メインヒロインの影が物凄く薄い(青山ゆかりボイスは個人的にストライクだが、それだけに惜しい)。朋絵と慧来のルートも欲しかった。シナリオにかなりの出来の差がある。廉価版、再販版、ダウンロード販売あり。



「思春期」

(ブランド) RUNE
(ジャンル) 同居生活ADV
(発売日) 2005年9月29日
(スタッフ) OP歌=佐藤ひろ美。ED歌=NANA。企画=Meek、猫舌あち。原画=野々原幹(ぢょんたいらん) 。シナリオ=姫ノ木あく、尾之上咲太。ムービー=RMG。音楽=Elements Garden。
(声優) 立花舞(後藤邑子)、草柳順子、青山ゆかり(友永朱音)、まきいづみ(やなせなつみ)、清水香(浅野るり)、長田早苗、他。
(システム) 対応OS=Windows98/2000/Me/XP。セーブ数無限。CPU使用率変更可能。キャラごとにボイスボリューム変更可能。マウスカーソル自動追尾&消去設定可能。画面解像度=800×600。HDD容量=約2.1GB必要。マウスホイールテキスト読み進め不可。目パチあり。ディスクレスプレイ可能。
(ランク) Cクラス
(付記) プロテクト誤爆が激しいので注意。Sonic DLAとの相性が最悪なので、ドライブのチェックは外しておく事。スキップはかなり速いが、選択肢で止まるのがマイナス。画面下にツールバーがある珍しい仕様。バックログの音声再生が非常に使い辛いのは、音声演出の巧みな作品だっただけに残念。
 意味のない「第○話」仕立てのシナリオで、共通部分が多過ぎ。テキストはやたらとフォントが読み辛いのがダメで、変更も出来ない。絵文字が多用されるのもウザかった。各キャラ視点のシナリオ進行などは良かったが、淫語などの表現がやや直截的過ぎて萎える部分あり。
 ヒロインは4人で、各々Hイベントは5〜6回。ハーレムも他のキャラとのイベントもなし。尺はそこそこいい感じ。立ち絵パターンは結構豊富。みあはキャラ・声・シナリオと全部気に入ったヒロインとなった。
 エロゲ初心者などにはオススメ出来る佳作。が、ぶっ飛んだ設定以外に評価すべき点がないので、このランクになった。売りに乏しく、差別化が希薄。作中の大富豪イベントがミニゲームとして収録されていれば面白かったと思う。しかし、お赤飯イベントはOKなのだろうか……。



「sisters 〜夏の最後の日〜」

(ブランド) Jerryfish
(ジャンル) 恋愛アニメーションADV
(発売日) 2011年4月28日
(スタッフ) キャラクター原案=らする。原画&作画監督&キャラクターデザイン=神坂公平。脚本=立吹まゆか。音楽=ham、szak、nio。監督=滝美梨香。プロデューサー=bucci。
(声優) 桃井いちご(大久保藍子)、氷室百合、湖月紅れ葉、紫苑みやび、中澤アユム、角川竜二、御子神猫、岩泉まい、藤田夏海、原田友貴、他。
(システム) 対応OS=WindowsXP/Vista/7。画面解像度=800×600以上(選択可能)。HDD容量=10GB以上。ディスクレスプレイ可能。マウスホイールテキスト読み進め可能。バックグラウンド動作可能。セーブコメント記入不可。主人公の名前変更可能(ちゃんと『あなた』などと言い換えてくれる)。音声を「女性のみ」にしても男性声が流れてしまう。初回シリアルコード認証あり。定価10290円。初回特典=フルカラー作画メイキングBOOK。
(ランク) Cクラス
(付記) 出た。ついに出た。延期に延期を繰り返し、マスターアップ報告が一旦取り消されたり、またそこから1週間延期されたりしたが、とうとう発売された。……ただし、期待し過ぎたわけではないが、待った甲斐があったとは言い難い代物だった。ゲーム内TVCMに無駄に力が入っているのだが、もっともっと力を入れるべき点は他にいくらでもあったはずなのに。
 ストーリーは一本道で、エンディングは1つ。選択肢は一応存在するのだが、その後のリアクションが数行変わるだけで意味はない。MAP移動もミスしてもなんのペナルティもなく、ただ面倒が増えるだけ。全体的にテンポが非常に悪く、シーン展開が遅くてイライラさせられ(何回同じ物を見せるの……)、MAP移動が遅くてスキップもできずにイライラさせられる。なのに、総プレイ時間は3時間以内で終わってしまう。演出過剰なのに、たったこれだけのボリュームとは。度重なる延期やアニメーションなどで何かと金がかかった事は想像に難くないが、定価10290円に見合った内容ではとてもない。
 舞台は1990年で、全体的にノスタルジックな雰囲気が漂う。夢か現か、ミステリ風な味付けがなされており、インモラルな館物としての側面も持つ。このモヤモヤする展開と終わり方はある意味狙っての物であると思うが、姉妹が主人公を好きになる理由などが不明瞭なのが不満。実際このゲームに関しては、ほぼ誰もシナリオなんて物は求めておらずにエロさのみを求めているだろうが。とにかく終盤になればヤってヤってヤリまくるだけ。うめつゆきのりが参戦しただけあって、Hアニメそのものはクォリティは非常に高く、なかなかにエロかった。
 母・秋子の私服の上からでも目立ち過ぎる乳輪の大きさが気持ち悪かった。序盤は姉妹よりもその母親が目立ち、「『sisters』かと思ったら『mother』だったぜ」と面食らってしまった。で、終盤には絶対にあると睨んでいた親子丼がなかったのが激しく残念。もったいない。なぜだ。姉妹丼はもちろんあったのだが。Hイベント数は8つで、とにかくキスがエロかった。描写がリアル過ぎて舌が気持ち悪かったりしたが。伏せ字&ピー音なし。破瓜CG差分なし(非処女?そもそもそういうものではない?)。目パチ口パク(リップシンク)あり。
 主人公は早漏ではあるものの、なかなかに絶倫で連続発射が可能な上に汁量も多く、エロゲー主人公としては合格。ただ、顔を見せ過ぎな印象が残ったので、前髪で目を隠してもよかったのでは。性格台詞が淡白で無機質過ぎるが、無駄に個性があるよりは良かった。台詞が非常に完結なので、エロに集中する環境ができていた点は評価する。
 良かった点はHアニメ、悪かった部分はそれ以外の全部。価格分のリターンは期待できない。今時ハイクォリティなHアニメ入りのエロゲーも多いので、よっぽど気になって気になって仕方がない人が手を出すのならば止めはしないが、中級者以上のエロゲーマーにはお薦めしない。



「シスタ×シスタ 〜Lovevery Sisters〜」

(ブランド) Apricot Cherry
(ジャンル) 姉妹“H”ADV
(発売日) 2009年4月24日
(スタッフ) 原画=TOMA、いまだこずへ。音楽=マッツミュージックスタジオ。
(声優) 一色ヒカル(田中涼子)、成瀬未亜、茶谷やすら(梅里ミイオ、永田佳代)、如月葵(吉田愛理)、かめまる、おおくぼけんたろう(福島潤、櫻井真人)、醤零野。
(システム) 対応OS=Windows2000/XP/Vista。画面解像度=800×600。HDD容量=4GB以上。ディスクレスプレイ可能。マウスホイールテキスト読み進め可能。バックグラウンド動作不可。セーブ200箇所可能。セーブコメント記入可能。セーブデータ消去&保護可能。男女別音声カット。マウスカーソル自動消去機能あり。シーンごとにバックログリセット。定価7140円。
(ランク) Dクラス
(付記) 選択肢はあれど、攻略要素は皆無。全てのエンディングを見るには3周はする必要があるのだが、なんのための周回プレイか理解できない。こんな物なら分岐で良かったのでは?反発は大きいだろうが、寝取られがあればゲーム性が上がったかもしれない。もちろん姉妹丼イベント・エンディングはあるのだが……ひどくショボい。本当に必要最低限の程度しかない。購入動機の筆頭に上がるであろう点がダメという、弁護のしようがないクソゲー。SEすらも不快、評価できる点はHシーン中のCGの切り替え方ぐらいしか思い付かない。
 テキストはシナリオ担当者を非公開にしている事からも察せられる通り、非常にレベルが低く、表示を基本2行にする事によって、その薄さを誤魔化そうとしている(見事に失敗しているが)。そしてなぜか中央寄せなのが読み辛さを助長する。ストーリーは100%ご都合主義で、バッドエンドもない。とにかく何もかも頭が悪く、ここまでひどいシナリオにはなかなかお目にかかれないだろう。がんばっている所はあえて挙げるならば……あえぎ声だろうか。キャラのかわいらしさには合わない「おほおおおっ」や「いぐうううっ」的な物が多く、人を選ぶが独自色はある。いわゆる「アヘ顔」もあるので、苦手な人は要注意。
 主人公のカス具合は特筆に値する。一見純情少年だが、常に下半身が「カッチカッチ」になっている変質者で、すぐに調子に乗るサルである。ショックを受けると人前でも泣き、家に帰ってもそれを引きずって「悲しみのあまり抜き続けた」という変態。Hになると性格は豹変し、行動はただの暴漢。褒める所は全くなく、こんな奴が幸せになってもいい理由は1つもない。
 Hイベントは全部で21個あるのだが、シチュエーションやバリエーションとしては少ない。目新しかったのは髪コキと、あとは顔(まつ毛)コキか。この程度のボリュームで使い回しが多いのは、作り手のやる気が感じられない。イベント絵の美しさは絶品だが、立ち絵の塗りは雑で手抜き。この差は一体なんなのだろうか。今はすっかり見なくなった2画面スクロールがあったのは目を惹いたが、その使い方は少なく下手だったのが残念。
 「声が出る画集で結構!」と言う人なら1ランク評価を上げてもいいが、決して「彼女×彼女×彼女」のレベルを期待してはいけない。断言するが、絵買い・声優買いをするなら超地雷である。私は成瀬未亜目当てで買ったのだが、ゲームとしての出来の悪さに深く深く後悔した。こんなのでも熱演しないといけないなんて、お仕事とはいえエロゲー声優さんって大変ですね。



「SHUFFLE!」

(ブランド) Navel
(ジャンル) トンデモ学園恋愛ADV
(発売日) 2004年1月30日
(スタッフ) 原画=鈴平ひろ、西又葵。企画&脚本協力=あごバリア。シナリオ=あごバリア、LONG CUBE。サウンド=内藤侑史、アッチョリケ、NACHTMUSIK。
(声優) 森川智之、小杉十郎太、北都南(ひと美)、佐々留美子(あおきさやか)、松永雪希(永見はるか)、藤野らん(後藤邑子)、宝塚すみれ(伊藤美紀)、日向裕羅(西村ひな)、香取那須巳(井上美紀)、緒田マリ(竹間千ノ美)。
(システム) 対応OS=Windows98/2000/Me/XP。CD-ROM3枚組。マウスホイールテキスト読み進め可能。ディスクレスプレイ可能。画面解像度=800×600。
(ランク) Cクラス
(付記) 今回も西又御大の人体構造を超越した作画は健在。歌はYURIA、橋本みゆき。YURIAは声優としても参加している。シーン移動もテキストスキップも早いのだが、立ち絵の表情の変化が遅いのがイライラする。アイキャッチがスキップ出来ないのもストレスが溜まる。
 CD-ROM3枚組なのにイベントCGもシナリオボリュームも少ない。麻弓、撫子、カレハのルートがないのは怠慢だと思う。一夫多妻制の設定があるのにハーレムエンドがないのはおかしい。とにかくシナリオがひど過ぎる作品。主人公の顔を見せ過ぎ&名を呼び過ぎなのも感情移入を妨げる。「それは舞い散る桜のように」と比べるのは明らかに間違い。PS2版あり。TVアニメ化もされた。



「シャマナシャマナ 〜月とこころと太陽の魔法〜」

(ブランド) キャラメルBOX
(ジャンル) ファンタジー恋愛ADV
(発売日) 2004年5月28日
(スタッフ) 原画=のり太。ディレクター=エノモト。ムービー=神威光司。歌=いとうかなこ。音楽=礒江俊道、ZIZZ。プロデューサー=でじたろう(ニトロプラス)。共同音楽プロデューサー=江幡育子。シナリオ=ほしまる。シナリオ補佐=嵩夜あや。デザインワークス=yoshiyuki(ニトロプラス)。
(声優) 藤野らん(後藤邑子)、北都南(ひと美)、あおいひとみ(岩居由希子)、海原エレナ(氷青、横手久美子)、ありす(あおきさやか、佐々留美子)、芹園みや(西沢広香)、神村ひな(佐藤美佳子)。
(システム) 対応OS=Windows98SE/2000/Me/XP。ディスクレスプレイ不可。画面解像度=800×600。マウスホイールテキスト読み進め可能。セーブコメント記入不可。バックグラウンド動作可能。HDD容量=200MB以上。
(ランク) Aクラス
(クラス) シナリオの完成度が高く、ストーリーを深く楽しめる。スノゥとサラのシナリオのリンクさせ方などには拍手を送りたい。第一印象に反し、テーマはやや重め。だが、テキストは地名や固有名詞がのっけから乱発されて戸惑う。さらには難しい漢字を意図的に多用しているにもかかわらず振り仮名を振らないなど、ややライターのエゴが見える。キャラごとに文字色を変えても良かったかもしれない。
 Hイベントは各キャラに1〜2回と少ない。そちら方面を期待してのプレイはしない方が良い。イベントCG枚数も少な目。物語の尺の長さがやや短めので、その弊害だろうが。欲を言えば、エンディングはもう少しボリュームが欲しかった。
 スキップは速く、選択肢以後も継続してくれるなど、プレイ環境も良好。安心してオススメ出来る良作である。最も惜しむべきは、ラビエンドがない事だろう(後に出た『やるきばこ』に収録されたが)。廉価版、再販版あり。



「終末の過ごし方 〜The world is drawing to an W/end〜」

(ブランド) アボガドパワーズ
(ジャンル) ADV+ノベル
(発売日) 1999年4月6日
(スタッフ) 原画=小池定路。シナリオ=大槻涼樹。音楽=矢野雅士。
(システム) 対応OS=Windows95/98。CD-ROM1枚。ボイスなし。
(ランク) Cクラス
(付記) 作品の企画の着眼点などは非常に良かったと思う。しかし、いかんせんストーリーが短過ぎる。もう「あれっ?え?嘘?」って感じで、これは惜しい。下手をすると、1つのルートが30分未満で終わってしまう。眼鏡っ娘依存率が異常に高い(というか全ヒロインメガネ装備)のも特徴。それでも一番のナイスキャラは、あのDJでしょう。
 淡いグラフィックがとても良い感じ。BGMの評価も高い。後にDVD版も発売されたが、声の追加もなく、期待されたパワーアップが少しも図られていなかった。結局はセンスだけの作品だったのだろう。合わなければそこでおしまい。これだけシナリオが短い(しかも共通ルートが長い)のに、それに比例してストーリーの情報量も少ないのはいただけない。そこにこそセンスが問われたはずなのに。ダウンロード販売、DVD-PG版、廉価版、再販版あり。



「祝福のカンパネラ -la campanella della benedizione-」

(ブランド) ういんどみるOasis
(ジャンル) 祝福の鐘鳴り響くAVG
(発売日) 2009年1月30日
(スタッフ) 原画=こ〜ちゃ、成瀬未亜(SD絵)。シナリオ=サイトウケンジ、ちゃとら、木之本みけ。企画=こ〜ちゃ。ディレクター=ちゃとら。音楽=Elements Garden、Ecnemuse。主題歌=佐藤ひろ美、NANA。ムービー=神月社、癸乙夜、パリオ、鯵乃ひらき。
(声優) 杏子御津(門脇舞以)、莉稲るり(こやまきみこ)、春山琴巳(水橋かおり)、宮川なつき(今井麻美)、成瀬未亜、安玖深音(後藤麻衣)、佐本二厘(結本ミチル)、雅姫乃(高野直子)、みる(青川ナガレ、壱智村小真)、九条信乃(後藤邑子)、中野紗来(長谷川明子)、河合春華(こおろぎさとみ)、子太明(藤原啓治)、井伊由田那(石丸博也)、紀之(杉山紀彰)、左高蹴(安元洋貴)。
(システム) 対応OS=Windows2000/XP/Vista。インストール時にシリアル入力あり。インストール画面フル固定。ディスクレスプレイ可能。マウスホイールテキスト読み進め可能。バックグラウンド動作可能。セーブコメント記入不可。CG差分自動回収。マウスカーソル自動追尾&消去。既読スキップがアイキャッチで度々切れる。エンディング回想あり。各ヒロインにエンディングキャラクターソングあり。最小化時にメモ帳偽装機能あり。ドラマチックモードあり。修正ファイルあり。
(ランク) Bクラス
(付記) 「『ARIA』を作りたく仕方がなかったんだろうなあ」と思わせる、とにかく居心地の良い世界観が売り。悪い人がいない世界でまったりのんびり……は良いのだが、中盤以降に一気にその起伏のなさにダレる。完全にキャラゲーであるが、飽きるのは早い。第1章→第2章→終章→アフターストーリーという構成だが、とにかくダラダラと長い。終盤一気に物語が動いたかと思うと、収束は実にあっさりしたもので、「そんな事なら中弛みをなくしてくれ」と強く望む。
 ストーリーに関しては、共通部分が長く、各ルートごとの変わり映えがしない。「クエスト」によって特色が出ているわけでもなく、ただ淡々と依頼をこなしていく展開なのが残念だ。そのクエストも、具体的な報酬額が明示されていないなどの作り込みが甘く、物語に厚みを出せていない。戦闘こそあれど、負けても何のペナルティがあるわけでもなく、マスコットキャラのような敵と戦ったところで緊張感の欠片もなく、退屈さに拍車をかける結果となった。章末のキャラトークも各キャラに1回あるだけで、存在価値が不明。
 ぬるま湯どっぷりのキャラゲーなのでシナリオには期待していなかったが、あまりにもひど過ぎたのがテキストである。良いのは改行の仕方ぐらいで、読んでいて恥ずかしくなる国語力の低さ(『少し全力を出します』など)。丁寧語や謙譲語がおかしいのは序の口で、誰も疑問を持たないのが不思議なぐらいの重複表現の数々(『二度と再び』など)、語彙の少なさ(『バッチリ』と『ちょっぴり』は50回は聞かされた気がする)に辟易させられる。が、文章力はどうあれ、選ばれなかったヒロインに対するフォローがしっかりしていた点は評価する。
 つまらないシナリオと悲しくなるテキストにも関わらず最後までプレイできたのは、ひとえに主人公の性格の誠実さにある。モテるべくしてモテる、プレイヤーが「こいつなら」と思えるエロゲー主人公は貴重だ。あの母親キャラを生み出せた事が勝利の鍵であったと見るのは、あながち邪推ではないだろう。違和感があったとすれば一人称で、「俺」ではなく「僕」の方がしっくりきたのでは。
 CG面に関しては、とにかく立ち絵のクウォリティが高く、そのパターンが多く、さらには動きまくる。イベントCGの枚数が実は大した事がない事もあり(差分の数はすさまじいが)、「もう立ち絵だけでゲーム作れるんじゃないか?」とすら思わせられるレベルで、特に遠近感の出し方が非常に巧み。後ろ姿の立ち絵の使い方も心憎い。演出の妙もあり、素晴らしい臨場感を味わえる。
 Hイベントはメインの4人に各3つで、サブのニナとトルティア姉妹に1つずつ。物語の終盤になってやっとHに突入するありがちな展開で、その内容にも特筆すべきものはない。まあ、この萌え絵と有名声優による演技でエロがあるだけで、ファンにはご馳走なのかもしれないが。私としては、最も期待していたトルティア姉妹のHイベントがあまりにも手抜きで絶望した(妹に挿入しているのに、CGは姉に入れたままだったり。しかもまさかWご奉仕がないなんて……)。あと気になるとすれば、普段は見せない主人公の顔を、ここぞとばかりに見せてくる事だろうか。萎えるので勘弁願いたい。
 この作品は世界観の作り込みとキャラの魅力と演出がとにかく素晴らしく、プレイ序盤は「これはどんな名作になるんだ?」と期待させられる。が、あれよあれよと言う間に、どんどん化けの皮が剥がれて行ってしまう。……ういんどみるに必要なのは、あとは優秀なライターだけだ。それさえあれば名作を量産できる力を持っている。それがもったいなくて、残念でならない。これだけ酷評しておいて、Aクラスに近いBクラス評価をつけざるを得ない複雑な心境、プレイした方なら共有していただける事だろう。



「白詰草話」

(ブランド) Littlewitch
(ジャンル) 近未来SF・ADV
(発売日) 2002年7月5日
(スタッフ) 原画=大槍葦人(NOCCHI)。シナリオ=大槍葦人、古我望。音楽=reset、yan、Blueberry&Yogurt、細井聡司(Energy field)。
(システム) 対応OS=Windows95/98/2000/Me。画面解像度=640×480。ディスクレスプレイ可能。既読スキップなし。
(ランク) Aクラス
(付記) かの大槍葦人が手掛けているだけあって、絵の美しさは特筆物。油絵タッチで温かさが感じられる。CGの見せ方、テキストの読ませ方がこれまでにない感覚で、この世界観にグイグイ引き込まれて行く。ボイスなしの作品だがその分音楽が美しく、TVアニメのように毎話ごとに挿入されるOP&EDアニメの出来レベルもかなり高い。戦闘シーンのスピード感と迫力も興奮しながら楽しんだ。というか、荒山さんが素敵過ぎっ。ちなみに私は、3人娘の中では断然エマ派です。
 惜しむらくは、ノーマルエンドと個別エンドとの差別化が希薄な点。臨場感あふれる完成度の高い作品。ただし、演出面にのみ特出した作品である事を追記しておく。実はロリゲー。噂では、予算不足でシナリオがかなり省かれたらしい。非常に残念だ。コンシューマ版、廉価版、再販版あり。



「真・恋姫†無双 〜乙女繚乱☆三国志演義〜」

(ブランド) BaseSon
(ジャンル) 妄想満載煩悩爆発純愛歴史ADV
(発売日) 2008年12月26日
(スタッフ) ディレクター=K.バッジョ。原画=八葉香南、かんたか、片桐雛太、日陰影次、さえき北都、しのづかあつと、くわだゆうき。シナリオ=神代いづみ、K.バッジョ、assault、尾之上咲太、播磨与一、新井し〜な、花七。音楽=たくまる、水月陵(KIYO)、上原一之龍。歌=茶太、片霧烈火、KIYO。
(声優) 安玖深音(後藤麻衣)、本山美奈(黒川奈美)、芹園みや(西沢広香)、楠鈴音、野神奈々(本井えみ)、桜川未央(小林眞紀)、飯田空(雨宮侑布)、乃嶋架奈(前田ゆきえ)、深井晴花、如月葵(吉田愛理)、倉田まりや、みる(青川ナガレ、壱智村小真)、風音(桜井浩美)、一色ヒカル(田中涼子)、かわしまりの、まきいづみ(やなせなつみ)、北都南(ひと美)、椿丸子々々(佐本二厘、大小つづら、結本ミチル)、木村あやか(いのくちゆか)、青山ゆかり(友永朱音)、井村屋ほのか(萩原えみこ)、AYA(茂呂田かおる)、このかなみ(加藤雅美、中野志乃)、紫華すみれ(神崎ちろ)、青井美海(羽月理恵)、白井綾乃(丸見桃子)、加賀ヒカル(平田宏美)、青葉りんご、九条信乃(後藤邑子)、サトウユキ(冬樹みずほ)、桃井いちご(大久保藍子)、紫苑みやび、犬山遊々(水橋かおり)、山崎波子(今井麻美)、海原エレナ(氷青)、五行なずな(小野涼子)、水鏡(中川里江)、春日アン(春乃うらら)、てんかわののみ、巻田彩乃(中村繪里子)、七野社(たかはし智秋)、遠野そよぎ(岡島妙)、御苑生メイ、桜野マヤ(吉住梢)、金松由花(井上みゆ)、金田まひる(安堂りゅう、梶田夕貴)、有栖川みや美(高田初美)、西野みく、夕凪咲巳(若本規夫)、厳蝉秋(秋元羊介)、ほうでん亭ノドガシラ(檜山修之)、柚木かなめ(河原木志穂)。
(システム) 対応OS=Windows2000/XP/Vista。マウスホイールテキスト読み進め可能。バックグラウンド動作可能。セーブコメント記入不可。ディスクレスプレイ不可。ロードに時間がかかる。DVD-ROM2枚組。
(ランク) Sクラス
(付記) 「前作をやっていない人はお断り」とまでは行かないが、展開はいきなりで、ヒロイン達ともすぐに仲良くなってしまうので、こちらから入った人はやや面食らうかもしれない。特に主人公がこの世界に飛ばされてしまった原因が最後まで明らかにならずじまいなのはさすがに頂けない。だが、主人公のキャラ設定は前作よりもかなり好感が持て、頭脳派としてのポジションに磨きがかかったのは嬉しい誤算だった。
 テキストに関する最大の不満は難読用語に振り仮名が振られていない事で、それ以外は欲を言えば、改行にもう少し気を遣って欲しかったという程度。強いて他に挙げるならば、これだけテキストが巧みなのだから、吹き出し演出は要らなかったかな、というぐらい。長い台詞がかなり多い作品だが、あまりにもキャラが立っていて面白いので、苦痛は一切感じないはずだ。
 発売前から「要らないのでは」と危惧されていた戦闘だが、それは予想通り、と言うかむしろ退化していた印象。演出面も前作より劣化し、ただゲームテンポを悪くしただけの面倒な物でしかない。基本は単純なのだが、運の要素が強く、理不尽さにストレスが溜まる。結局は奥義が強いキャラしか使わなくなるのももったいない。2周目からは同一戦闘をスキップできるが、ルート回収時にしかそのメリットはない。もし次回作があるのなら大幅にゲーム性を変更するか(カードバトルや陣取りなど)、いっそなくしてしまった方が良い。
 ヒロインは大幅に増え、50人を軽く超えた(前作から消えたのは大喬&小喬だけ)。新キャラ達は「よくぞここまで」と言いたくなるほどに粒揃いで、嬉しい悲鳴を上げ続ける事になるだろう。まさに「キャラゲーの最高の称号にふさわしい大作である。恐らくメインヒロインポジションである劉備は、蜀ルート以外ではやや中二病でウザく感じるが、主人公と対をなす位置と考えれば納得できる。前作ファンならば、大幅に扱いが良くなった公孫賛や華雄の活躍に快哉を叫ぶ事必至。
 今作では三国のどの国からスタートするかを選べるのだが、この手法は大当たりだった。シナリオ補完はもちろんの事、キャラや国に対する思い入れの深まり方が段違いに変わってくる。視点を変えた事によって、敵として対する場合、味方である場合、それぞれで受ける印象や感想の違いは他作品では得難い手応えだ。おまけの(?)漢ルートもネタとしてかなり面白かった。オールヒロインハーレムエンドが欲しくなかったと言うと嘘になるが。
 私のシナリオ満足度としては、呉>魏>蜀。呉はメインクラスのキャラの退場がかなり辛いが(ぜひファンディスクなどでオールハッピーエンドを見せて欲しい)、主人公と呂蒙の成長物語を主眼とし、1本の成長物語として非常に優れていた上に、エンディングが素晴らし過ぎた。魏は曹操の器の大きさを見事に描ききったが、ラストが「そりゃないよ」で残念。蜀は最も前作に近いテイストだが、打ち切り週刊少年漫画のような唐突なラストがガッカリだった。
 今回最も賞賛に値するのが章ごとの宝玉イベントで、1つのイベントがゆうに20分以上のボリュームがある。「各枠の割り振りに難があるのでは?」と最初の内は思ったが、実に上手くまんべんなくキャラを登場させ、前作の大きな不満点を完全に解消してくれた。惜しむらくは選択可能な回数制限が設けられている事で、そのせいで面倒な回収作業が発生する事になった。Bルートの存在そのものは納得できるが、どうせならテキストにも微妙な変化が欲しかったところだ。
 「エロが薄い」と言う評判を耳にするのだが、それはバリエーションを求める人の意見だろう。1人当たりのイベント数こそ少ないが(これだけキャラがいれば仕方がない)、キャラの組み合わせを含めると物足りなさを感じる事はほとんどなく、むしろその描写の濃厚さと主人公の絶倫さに辟易するほどである。特にK.バッジョが並々ならぬこだわりを持つ口淫に対する情熱たるや異常で、ご奉仕される事に悦びを覚えるユーザにとっては楽園である。Hイベントでの難点は、いわゆる「らめぇ語」を多用し過ぎる事で、ヘブン状態になった各ヒロインの姿には興醒めさせられる。
 最もさすまじきはこのボリューム、まともにプレイすれば50時間オーバーは当たり前。他社のフルプレイス作品に「金返せ」と言いたくなるような超大作であり、そこに飽きさせる事のない面白さが伴っているのが驚きだ。名作であるがゆえに欲張っての要望は尽きないが、ファンディスクなどが続々と発売される事を期待しよう。前作より指示し続け、今作の「応援者列伝」の7番目に我が名を刻めた事を、心から誇りに思う。過去230本程度のWindows用エロゲーをプレイしてきたが、間違いなくベストの作品だった。



「真・恋姫†無双 萌将伝」

(ブランド) BaseSon
(ジャンル) 妄想満載煩悩爆発歴史AVG
(発売日) 2010年7月23日
(スタッフ) ディレクター=K.バッジョ。原画=片桐雛太、八葉香南、かんたか、日陰影次、くわだゆうき、さえき北都、しのづかあつと。シナリオ=K.バッジョ、神代いづみ、新井し〜な、花七、assault。音楽=たくまる、水月陵(KIYO)、上原一之龍。ムービー=キザワスタジオ。
(声優) 安玖深音(後藤麻衣)、本山美奈(黒川奈美)、芹園みや(西沢広香)、楠鈴音、野神奈々(本井えみ)、桜川未央(小林眞紀)、飯田空(雨宮侑布)、乃嶋架奈(前田ゆきえ)、深井晴花、如月葵(吉田愛理)、倉田まりや、みる(青川ナガレ、壱智村小真)、風音(櫻井浩美)、一色ヒカル(田中涼子)、かわしまりの、まきいづみ(やなせなつみ)、北都南(ひと美)、椿丸子々々(佐本二厘、大小つづら、結本ミチル)、木村あやか(いのくちゆか)、青山ゆかり(友永朱音)、井村屋ほのか(萩原えみこ)、AYA(茂呂田かおる)、このかなみ(加藤雅美、中野志乃)、紫華すみれ(神崎ちろ)、青井美海(羽月理恵)、白井綾乃(丸見桃子)、加賀ヒカル(平田宏美)、青葉りんご、九条信乃(後藤邑子)、サトウユキ(冬樹みずほ)、桃井いちご(大久保藍子)、紫苑みやび、犬山遊々(水橋かおり)、山崎波子(今井麻美)、海原エレナ(氷青)、五行なずな(小野涼子)、水鏡(中川里江)、春日アン(春乃うらら)、てんかわののみ、巻田彩乃(中村繪里子)、七野社(たかはし智秋)、遠野そよぎ(岡島妙)、御苑生メイ、桜野マヤ(吉住梢)、金松由花(井上みゆ)、金田まひる(安堂りゅう、梶田夕貴)、有栖川みや美(高田初美)、西野みく、夕凪咲巳(若本規夫)、厳蝉秋(秋元羊介)、ほうでん亭ノドガシラ(檜山修之)、柚木かなめ(河原木志穂)。
(システム) 対応OS=Windows2000/XP/Vista。画面解像度=800×600。マウスホイールテキスト読み進め可能。バックグラウンド動作可能。セーブコメント記入不可。ディスクレスプレイ不可。HDD=7.5GB以上。DVD-ROM2枚組。定価=9240円。
(ランク) Bクラス
(付記)1つ1つ小さいイベントをこなしていく紙芝居ゲー。選択肢もない。意外とその1つが長いので、全体的なボリュームは多く感じた。それぞれのオチが弱いのはご愛敬。宝玉がなくなったのは非常にありがたい。
 進化しているのは立ち絵のエフェクト演出ぐらい。どうせなら会話の途中で立ち絵が変化するぐらいはやって欲しかった。
 これだけのボリュームを誇りながら、なんと愛紗、恋、里、華雄にHイベントなし。意味が分からない。……中の人の都合か?こんなにもキャラがいては万人が満足できる物を作るのは難しいだろうが、それでもバランスは気になる。
 毎度何かと不評な戦闘は今回はなし。バトル分は実践演習などで補給しましょう。
 個別イベントをこなしては、Hイベントを見るプレイスタイル。連動イベントなどもある。Hイベントは序盤には少ない。バックグラウンドボイスあり。ピー音あり。ご奉仕プレイ多め。「らめぇ」語多し。CG差分は必要最低限はある。発射中/外選択なし。
 数々の不満はあれど、ファンディスクなんていくらでも出せるでしょ?次は五胡との対決辺りでよろしくお願いします。これで最後じゃないでしょ?新キャラは出ず。名前だけのキャラ達がもったいない。
 とは言え、様々なキャラ同士の組み合わせが新鮮だったり、裏設定が色々判明したり、キャラ同士の呼び方で上下関係が分かったり、とこれまでのシリーズのファンなら楽しめる内容ではあった。まさにファンディスク。



「神樹の館」

(ブランド) Meteor
(ジャンル) 幻想閉鎖空間劇ADV
(発売日) 2004年9月24日
(スタッフ) 原画=Yuyi(雨衣ユイ)。シナリオ=田中ロミオ(山田一)。主題歌=いとうかなこ。音楽=ZIZZ、ミリオンバンブー。
(声優) 藤島永遠、小田真ゆみ(白金ゆりこ)、ひびきりん、福元コヒロ。
(システム) 対応OS=Windows98/2000/Me/XP。CD-ROM2枚組。ディスクレスプレイ可能。マウスホイールテキスト読み進め可能。画面解像度=800×600。
(ランク) Bクラス
(付記) パッケージに入っているのはCD-ROM2枚のみで、なんとマニュアルさえ入っていない。テキスト読みはマウスホイール対応で既読スキップも高速であり快適だが、テキスト自体は堅めでやや物語に没入し難い。田中ロミオが今までの作風とは違った物を作ろうとし過ぎたのか。バッドENDなどももう一捻り欲しかった。
 全体的に演出面は弱い。広報協力にアージュ、協力にでじたろう(ニトロプラス)が名を連ねる。音楽は無個性で印象に残らない。それにしてもなぜ、なぜ双子丼がない……!このストーリー展開でっ。とにかく地味で堅実な作品にこじんまりとまとまり、余韻も後を引かない。民俗学がツボという人ならばかなり楽しめるだろうが。ダウンロード販売あり。



「新体操(仮)」

(ブランド) ぱんだはうす
(ジャンル) 闇の新体操普及活動調教ADV
(発売日) 2001年12月20日
(スタッフ) 原画=さとう。シナリオ=みっちぃ、岡田桃子。音楽=PANDA 。
(声優) 宇佐美桃香(三五美奈子)、大波こなみ、三島由紀、渋谷ひな、樋口まゆ(藤田夏海、岩泉まい)。
(システム) 対応OS=Windows95/98/2000/Me。CD-ROM1枚。画面解像度=800×600。
(ランク) Cクラス
(付記) せっかくキャラがこんなにも可愛いのに、この程度の作り込みではもったいない。なぜこの方向でGOサインが出たのかは、はなはだ疑問だ。人公が中年で不細工でデブで名前が「肉助」では、どうやって感情移入すれば良いと言うのか?とにかく謎だらけの怪作だ。バカゲーに走るなら走る、陵辱するならそちらに徹底する、と言った方向性が見えず、どっちつかずの中途半端な作品になってしまった。本当にストーリーも何もあったものではない。支離滅裂にもほどがある。テキストにもセンスは全く感じられない。
 アニメ化もされ、続編である「新体操(真)」も発売されたが、どれ1つを取ってもユーザーを納得させられた代物ではなかった。ダウンロード販売、DVD-PG版あり。ブランドはすでに解散している。



「新・御神楽少女探偵団」

(ブランド) ELF
(ジャンル) 大正推理ADV
(発売日) 2003年12月26日
(スタッフ) 原画=さめだ小判、SHINYA。シナリオ=河野一二三。音楽=志倉千代丸、匹田健二、保本真吾。
(システム) 対応OS=Windows98/2000/Me/XP。目パチ口パクあり。セーブ箇所限定。バックログなし。ディスクレスプレイ不可。
(ランク) Cクラス
(付記) 家庭用で発売された2作と新作を収録した物。前2作と新作はほぼ別物である。3作を通して共通するのは、目パチ口パクあり、不要なアイキャッチあり、セーブ箇所は限定、テキスト読み返し不可、章ごとに環境を設定をやり直さねばならない、等々。前2作はフルボイスではなく、エロは一切なし。即ゲームオーバーになるアクションムービーや、クソウザいミニゲームが唐突に挿入されるので、ゲームバランスはひどい代物。
 「新〜」はフルボイスでエロもあるのだが、1つのシーンが短過ぎ、実用性は皆無。なぜせめて前2作もリメイクして収録しなかったのか。ミステリとしてのレベルも低く、シナリオも「何だそりゃ」の連発。御神楽時人の一体どこが名探偵だったのだろう?寝取られありありで、グロ描写もそこそこあるので注意。



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