PC18禁 く〜

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○ 「CooL!! 〜強娘純恋歌〜」
○ 「腐り姫」
○ 「GREEN 〜秋空のスクリーン〜」
○ 「グリーングリーン」
○ 「くれいどるそんぐ 〜昨日に奏でる明日の唄〜」
○ 「CROSS†CHANNEL」
○ 「黒と黒と黒の祭壇」
○ 「クロノベルト 〜あやかしびと&Bullet Butlers クロスオーバーディスク〜」



「CooL!! 〜強娘純恋歌〜」

(ブランド) micro
(ジャンル) 学園純愛ADV
(発売日) 2006年9月29日
(スタッフ) 原画=大浜あきひと。シナリオ=天崎カケル、bridge、秋史恭、一砂。音楽=six-notes。主題歌=Riryka(みるく・くるみ)。mu-soft=デモムービー
(声優) 緒田マリ(竹間千ノ美)、中家菜穂(水純なな歩)、民安ともえ(田宮トモエ)、榎津まお(今川まちコ、野中カオリ)、計名さや香、河村眞人。
(システム) 対応OS=Windows=98SE/2000/Me/XP。HDD容量=2GB以上。画面解像度=800×600。マウスホイールテキスト読み進め可能。キャラ別音声カット可能。セーブコメント記入不可。セーブデータ削除可能。ディスクレスプレイ不可。マウスカーソル自動消去機能あり。修正ファイルあり。エンディング回想あり。ENDロールが飛ばせない。インストール時間長め。
(ランク) Cクラス
(付記) ツンデレエロゲーブームの真っ只中に「彼女の“デレ”は半端じゃない」のコピーとともにクールブームを巻き起こそうとしたが、あえなく玉砕したデビュー作。作品の顔であるべきメインヒロインがとにかく地味で声優の演技もピンと来ず、結局クールでもツンデレでもない幼なじみがエロもエンディングも最強だったという締まらないオチがついてしまった。ほとんどのヒロインがデレない方が魅力的だったというのは皮肉な結果としか言いようがない。大体デレたらクールでもなんでもなくなるじゃないか。
 シナリオ展開は大した山も谷もなく、強引でご都合主義全開。「浅い・薄い・短い」という三拍子がそろっている。バッドエンドがあればメリハリがついたと思われるが、最初から最後までどっぷりとぬるま湯。選択肢に意義も必然性もなく、間違いないようがないので終始盛り上がらない。主人公は巻き込まれた事を主張したがるヘタレで、小学生レベルのトラブルメーカー。顔だけ主人公の典型である。ギャグやパロディは寒く、一度も笑わせられなかった。ナンパを生き甲斐とする親友や、雨の中で捨てられた子犬に傘を差すなど、二昔ほど前のセンスの作品。時々良い台詞があるのと、エピローグがしっかりしているのが美点。「吶喊」→「突貫」、「空気が上手い」などの恥ずかしい誤変換あり。
 CG枚数は差分含めて291枚だが、欲しい場面にCGが出てくれない。一枚絵は時々ハッとさせられる美しい物があり、立ち絵のコスチュームが数パターンあるのも評価できる。会話の途中で立ち絵が変化する演出はがんばっている。
 Hシーンでのテキストセンスはなかなかの物で、生々しい用語は避けつつも描写が具体的だが、いかんせん短いのが残念。HイベントCGのモザイクが大き目なのと主人公の顔を見せ過ぎているのはマイナス。液体表現の塗りは下手。発射時の中/外は選べない。伏せ字はあるがピー音なし。
 ワゴンの常連となっているので、興味があって安価なら(2000円台なら許容範囲ではないか)思い切って購入してみてはいかがだろうか。小さく小さくまとまっている小佳作。――最後に1つ。純の声が再生されないと思ったら、「その他」のボイスをカットしていたからだった。ひどい扱い(バグ?)だ。



「腐り姫 〜euthanasia〜」

(ブランド) ライアーソフト
(ジャンル) インモラル伝奇ADV
(発売日) 2002年2月8日
(スタッフ) 原画=中村哲也。シナリオ=天野佑一、睦月たたら、星空めてお、高尾登山、水上温泉郷。音楽=NoBrand Sounds(雑音工房NOISE)。
(声優) YUKI、西田こむぎ、金田まひる(安堂りゅう)、椎名奏子(乃田あす実、韮井叶)、かわしまりの、高岡政人。
(システム) 対応OS=Windows95/98/Me。CD2枚組。DirectX不要。画面改造度=640×480。エンディングスタッフロール強制。ディスクレス起動可能(機能制限あり)。部分音声。
(ランク) Bクラス
(付記) 絵の見せ方などの演出が尋常ではない作品。世界観が完全に確立されており、一見取っ付きにくいCGも、実はその重要な要素。音楽の評価も相当に高い。ループするシナリオを繰り返していく事によって、徐々に話が見えてくるタイプの仕様が秀逸。そして、余韻を全てブチ壊すおまけシナリオの存在に苦笑。最強(最狂&最凶)の妹キャラの存在も有名。近親相姦グロ描写あり。
 修正パッチ必須のバグゲー(FD付き初回版には何とOPが入っていない。ユーザー葉書を出すか、ダウンロードするしかない)。強烈ヘビーな信者のいる作品。何にせよ、一度プレイしておく事をお奨めする問題児作品。話はそれからだ。「百聞は一見にしかず」を地で行く。



「GREEN 〜秋空のスクリーン〜」

(ブランド) Jellyfish
(ジャンル) 学園映画研究部恋愛ADV
(発売日) 1999年12月29日
(スタッフ) 原画=古美明(羽音たらく)。シナリオ=MAB。作画監督=松俊一。監督=滝美梨香。音楽=ham Tee D、あきづきかおる。
(声優) ダイナマイト亜美、他。
(システム) 対応OS=Windows95/98。CD-ROM2枚組。目パチ口パクあり。画面解像度=640×480。ディスクレスプレイ不可。既読スキップなし。
(ランク) Bクラス
(付記) 久々に目パチ口パクのゲームをやったので、軽いカルチャーショックを受けた。噂通りにアニメシーンの滑らかさは特筆物で、それに従ってえちぃ度もかなり高くなった。ゲーム内映画である「ポートレイト」の出来もなかなかの物。その自主制作映画を集出来るのだが、それが申し訳程度の代物なのが残念。もっと色々弄らせて欲しかった。クリア後はボーナスシナリオでシナリオを補完出来る。途中に強制的にやらされるミニゲームの神経衰弱に批難集中。確かにあれでゲームバランスが大幅に狂ってしまった。
 各所に美点が見受けられるのだが、いかんせんテンポが悪過ぎた。もっとストレスを感じさせない作りを意識して欲しかった。激しく惜しい。「DVD EDITION」も発売予定。



「グリーングリーン」

(ブランド) GROOVER
(ジャンル) スラップスティック学園ラブコメADV
(発売日) 2001年10月5日
(スタッフ) 原画=片倉真二。シナリオ=桑島由一、ヤマグチノボル。音楽=リバーサイドミュージック(feel・Cats)、milktub。
(声優) 中山さら(中山真奈美、高山沙希)、鈴木砂織、藤巻恵理子、満仲由紀子、鈴木麻里子。
(システム) 対応OS=Windows98/2000/Me。CD-ROM2枚組。主人公以外フルボイス。ディスクレスプレイ不可。目パチあり。バックログなし。
(ランク) Bクラス
(付記) とにかく濃くてナイスキャラな男性キャラ陣と、グルーヴ感重視のサウンドが魅力。ED曲が各ヒロイン分あり、佐藤ひろ美やYURIAなど、そうそうたる面々がヴォーカルに名を連ねる。が、それらの印象が強過ぎてメインディッシュであるヒロイン達の魅力までも希薄になってしまう結果になってしまった。これでは本末転倒ではなかろうか。
 エンディング的には千種先生の物が好み。キャラ的には早苗が好みでございました(シナリオは鬱だったが……)。DVD版、PS2版2タイプ、アニメ(TV、OVA)あり。今にしてスタッフを見ると、ライトノベル界の売れっ子作家2人が手がけていた。初回特典版に植木鉢が同梱されていた事でも名高い。さらに詳しくは「PC18禁Lレビュー」をどうぞ。



「くれいどるそんぐ 〜昨日に奏でる明日の唄〜」

(ブランド) ういんどみる
(ジャンル) ファンタジー恋愛ADV
(発売日) 2004年2月27日
(スタッフ) 企画&原案=あごバリア。シナリオ=あごバリア、ちゃとら、EQ。原画=こ〜ちゃ、啼兎☆。音楽=Ecnemuse。OP歌=真優。ED歌=海原エレナ。
(声優) 成瀬未亜、北都南(ひと美)、海原エレナ(氷青、横手久美子)、岩田由貴(岩居由希子)、金田まひる(安堂りゅう)、日向裕羅、一条和矢、山崎たくみ、他。
(システム) 対応OS=Windows98/2000/Me/XP。ディスクレスプレイ可能。DVD-ROM1枚。
(ランク) Bクラス
(付記) サブタイトルはセンスも微妙だが、その意味も必要性も全然分からない。正直、男性の声はOFFにしたかった。演出は前作に続いて巧みで、立ち絵はよく動き、音もステレオを駆使している。CG彩色にはあの葉賀ユイも名を連ねる。
 ヒロインは共通してえちぃ時に「こんなの知らない」と喘ぎ、シナリオは設定を活かしきれていない。まあ、姉妹丼は大変美味しくいただきましたが。バッドエンドも不必要であり、全体的に煮え切らない。何かとオーガストの「Princess Holiday」と共通する部分が多く、比較される作品。どっちもどっちだと思うが。幼馴染みゲー。廉価版、再販版、ダウンロード販売あり。



「CROSS†CHANNEL」

(ブランド) FlyingShine
(ジャンル) 青春群像ADV
(発売日) 2003年9月26日
(スタッフ) シナリオ=田中ロミオ(山田一)。原画=松竜。音楽=Funczion SOUNDS。
(声優) 中瀬ひな、理多、楠鈴音、児玉さとみ、鳩野比奈(及川ひとみ)、榎津まお、十文字隼人(子安武人)、鵜乃瀬朱香(真宮鈴)、間寺司(堀川りょう)、牛久京也(山口勝平)、鈴木舞香。
(システム) 対応OS=Windows98/2000/Me/XP。CD-ROM2枚組。画面解像度=640×480。ディスクレスプレイ不可。
(ランク) Sクラス
(付記) 女性声優陣が非常に巧く、男性声優には何とあの子安武人に山口勝平に堀川りょうが参加していたりする。超絶爆笑物のテキスト、凝りまくったエフェクト、パロディネタも多岐に渡る。全てがツボ。最初の内はバカゲーっぽいが、しばらくすると事態は急変し、プレイヤーは徹底的に翻弄される。
 ループシステムを採用し、物語の真相はその度に明らかにされて行く。メーカーは違うが、「終末の過ごし方」→「さよなら。」と来てのアンサーソフトだと私は勝手に認定している。オンリーワンの衝撃をお約束します。世界には、たった8人。さらに詳しくは「PC18禁Lレビュー」をどうぞ。



「黒と黒と黒の祭壇」

(ブランド) C's ware
(ジャンル) オカルティックダークファンタジーADV
(発売日) 2002年5月24日
(スタッフ) 原画&キャラデザ=山本京助(山本京)。シナリオ=朱門優。音楽=MOMO、尾形雅史。
(声優) 春日アン、あおい和紀(青山ゆかり)、宇佐美桃香、大波こなみ、寧々、紫苑みやび。
(システム) 対応OS=Windows98/2000/Me/XP。CD-ROM1枚。DirectX不要。画面解像度=640×480。ディスクレスプレイ可能。
(ランク) Aクラス
(付記) 体験していない人には「ロリ調教ゲーム」としか映らないのは、はなはだ残念でならない。実際には、深く考えさせられる独自の宗教観考察などが楽しめる逸品。シナリオの根底に流れるのはヘブライ神話らしい。全体のボリュームの少なさが全く気にならないほど作り込まれた世界観が秀逸で、どっぷりと浸らせてくれる。
 チッセ(cv.青山ゆかり)が非常に素晴らしいキャラで、声優の演技も素晴らしい。CGも美しく、演出面においても一切の文句なし。「鬼フラグ」としても知られ、難易度は高い。現在はダウンロード販売もしているので、ぜひともプレイを。深く印象に残った作品であり、私は定期的に再プレイしたくなる。



「クロノベルト 〜あやかしびと&Bullet Butlers クロスオーバーディスク〜」

(ブランド) propeller
(ジャンル) 学園青春伝奇&ファンタジー執事のクロスオーバーADV
(発売日) 2008年5月23日
(スタッフ) 原画=中央東口。シナリオ&企画&ディレクター=東出祐一郎。音楽=ファクトリーノイズ&AG、Antistar。歌=Antistar。ムービー=はらだ。プロデューサー=朱門優。
(声優) 保村真、鮎川ひなた(阪田佳代)、一色ヒカル(田中涼子)、嬉野祥子(浅川悠)、藤野らん(九条信乃、後藤邑子)、小塚環、望月まゆ、柚木かなめ(河原木志穂)、野神奈々(本井えみ)、理多、先割れスプーン(鳥海浩輔)、北山幸二(吉野裕行)、紫原遥(鈴木千尋)、御成門左清(肘肩腰三、諏訪部順一)、棟方一志、杉崎和哉(谷山紀章)、松涛エルザ(堀内賢雄)、事務台車、松園ルイ、平井達矢(平川大輔)、佐本二厘(大小つづら、結本ミチル)、このかなみ(加藤雅美、中野志乃)、遠山枝里子(今井麻美)、安玖深音(後藤麻衣)、小次郎(大川透)、ヘルシー太郎(伊藤健太郎)、青山ゆかり(友永朱音)、風音(櫻井浩美、未来羽)。
(システム) 対応OS=Windows2000/XP/Vista。HDD容量=4GB以上(フルインストール時)。画面解像度=800×600。バックグラウンド動作可能。ディスクレスプレイ可能。オートセーブ可能。キャラ別音声カット可能。ループフラグ初期化可能。定価=7140円。
(ランク) Cクラス
(付記) 一言で言うならば「公式同人ゲー」とでも評すべき作品で、過度な期待は禁物。ボリュームとしては中編2本+短編1本の構成で、総プレイ時間は人によるだろうが、10〜12時間程度。ゲーム性は相変わらず面白みのない選択肢しかなく、しかも今回はループ物という事もあり、淡々とシナリオ消化作業が続き、「読まされているだけ」感覚が強い。
 言うまでもないが、ファンディスクであるがゆえに事前に前2作をプレイしておく事は必須。シナリオ担当の東出祐一郎自らが執筆した小説版に登場したキャラであるマグダラが重要なポジションを占めているので(青山ゆかりのこの手の演技は珍しい)、できればそちらも読んでおきたい。「なんであのキャラが出てこない!」と言う不満は色々あるだろうが、声優のギャラなどの問題による大人の事情らしいので、そこは我慢を。「あやかしびと」の虎次郎に関しては、ドラマCDを聴いて各自補完していただきたい。すずの出番の少なさには涙するしかない(メインヒロインなのに……)。
 過去の両作品ともに売りは「熱いバトル」であったわけだが、演出面に関してはCGの見せ方などパワーアップしていたが、いかんせん今回はシナリオ及び設定が強引なこじつけであるので、内容そのものは熱くもなんともない。両作品のキャラ同士がガチで殺し合うので、愛着がある人ほど辛い内容になる(グロCGはさすがにないが)。ボス格のひとり(?)であるレギオンに魅力が一切ない事も、今回のバトルに熱中できない大きな原因だろう。
 Hイベント数は全部で11個。ストーリーは「クロスオーバー」だが、Hイベントに関しては両作のヒロインが絡んだりせず、せっかくの設定を活かしきれていないのがものすごくもったいない。アルフレッド視点でのHイベントの違和感たるやすさまじく、キャラのイメージを激しく壊した。いくらなんでも無理がある、と言わざるを得ない。裏を返せば、九鬼パートでそれをしなかったのは正解。どのキャラにしろ早漏であり、中/外発射も選ばせてくれないので、実用性は絶無。CG差分も極少。正直エロは全く必要なかった。萌え要素に関しても、ルダの女体化でやり切った感がある。
 「クロスオーバー」はファンの夢でもあり、企画としては良かったのだが、両作品で同じ声優を使っていた事が見事に裏目に出ている。作り手側もそれがよく分かっていて同声優キャラのニアミスを避けたのだと想像が付くのだが、結果として組み合わせが限られ、物語の自由度が大幅に低くなった。どうせなら中の人つながりネタを駆使するぐらいの遊び心が欲しかったところだ。さらに物語の殺伐とした部分ばかりを融合させた事により、同じライターの作品なのに水と油になってしまった。他ではなかなかできない試みだっただけに、非常に残念だ。
 面白かったのは「あやかしびと」パートでのトーニャの言動ぐらいで、あとは軒並みかなりの期待外れだった。「アルフレッド&九鬼ファンディスク」と聞いて楽しみにしていた人はきっと肩透かしを食らう事だろう。とてもではないが定価7140円の価値はない。新規CGも大した枚数ではなく、前作からの使い回しが多いので手抜きの印象を受ける。必携ではないファンアイテム。ドラマCDでやれば充分な代物。



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