PC18禁 あ〜

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○ 「r.p.m. 〜瞳の中の想い出〜」
○ 「愛姉妹 〜どっちにするの!!〜」
○ 「愛姉妹 〜二人の果実〜」
○ 「穢翼のユースティア」
○ 「朱 -Aka-」
○ 「あかときっ!! −花と舞わせよ恋の衣装−」
○ 「あかときっ! -夢こそまされ恋の魔砲-」
○ 「AQUA BLUE」
○ 「あしたの雪之丞」
○ 「アスガルド 〜歪曲のテスタメント〜」
○ 「アトラク=ナクア」
○ 「あにめショップへいこう!」
○ 「あやかしびと」
○ 「アルキメデスのわすれもの」
○ 「ALMA 〜ずっとそばに……〜」
○ 「ALMA 〜ずっとそばに……〜−Complete Edition−」
○ 「Answer Dead」
○ 「_summer」



「r.p.m. 〜瞳の中の想い出〜」

(ブランド) エ・レ・キ・テル
(ジャンル) 近未来ロボットコンテスト学園ADV
(発売日) 2002年10月11日
(スタッフ) 原画=なるせゆうじ(成瀬裕司)。音楽=TWO FIVE、おおくまけんいち。シナリオ=玉沢円。
(声優) 朱野灯華、綾有蘭、神乃水優、紗雪琉桜、鈴美ほのか(藤原美央子、鈴美巴)、山野美嶺(高野直子)。
(システム) 対応OS=Windows98/2000/Me/XP。CD-ROM2枚組。画面解像度=640×480。
(ランク) Dクラス
(付記) なぜかウチのPCでは音声が無限ループした(相性?バグ?)。サブキャラはボイスなし。システム画面だけは無駄にカッコ良いのだが、その肝心のシステムの全てがダメダメ。セーブ画面やバックログからの復帰は面倒だし、ロードはシーンの頭まで戻ってしまうし、選択肢表示時にはセーブもバックも出来ない。テキストが非常に読み辛く、ウィンドウの位置もおかしい。シナリオ自体が中途半端なので総崩れ。イベントCGはそこそこあるのだが、キャラに魅力がない上にCGの塗りがのっぺりしていてレトロな感じ。Hシーンのバリエーションも皆無で、キャラ別プレイの醍醐味を感じない。
 全く意味のない長過ぎるアイキャッチや「バーチャロン」+「エンジェリックレイヤー」なプラレスにしろ、テンポは最悪。PCエンジンのゲームでももっとマシだと思う。タイトルの意味も全然分からない。ここまでのクソゲーは逆に貴重か。パッケージイラストの評価だけは高いが、それがどうした。ブランドはすでに解散している。こんなの出してりゃ当然だ。



「愛姉妹 〜どっちにするの!!〜」

(ブランド) シルキーズ
(ジャンル) 学園バラエティADV
(発売日) 2006年10月27日
(スタッフ) 原画=さめだ小判。シナリオ=Kazoo。音楽=ヨナオケイシ。ボーカル曲制作担当=TILDE。主題歌=REIRAN。OPムービー=アレンジ。
(声優) 芹園みや(西沢広香)、青山ゆかり(友永朱音)、草柳順子、一色ヒカル(田中涼子)、金田まひる(安堂りゅう)、越智悠、空乃太陽(岸尾だいすけ)、佐倉徹。
(システム) 対応OS=Windows98SE/ME/2000/XP。画面解像度=800×600。HDD容量=2.1GB以上。マウスホイールテキスト読み進め対応。セーブコメント記入可能。バックグラウンド動作可能。男性ボイスカット可能。エンディング回想あり。
(ランク) Dクラス
(付記) 絵買いしたら失敗でした。あまりにも過去2作とテイストが変わり過ぎであり、これを「愛姉妹」シリーズに位置付けるのはかなり抵抗がある。まさかハーレムどころか3Pすらないなんて……。もうほとんど詐欺レベルの裏切りだろう。応援バナーを自サイトに貼り、公式にその名を連ねているのは若気の至りです。今は大変反省しています。「シルキーズってこの程度の実力しかないブランドだったのか」、と心底失望させられた。
 テキストはかなりレトロでオッサン臭いが、テンポだけは良い。週刊少年ジャンプ漫画ネタを中心にしたパロディが多いが、いかんせんそのチョイスが古くて悲しくなる。「3バカ」と称される男性キャラ達との会話が非常に寒いのも苦痛でしかなく、もはや物語の短さだけが救いとなっている。ゲーム進行としては、MAPで移動場所を選択するだけで、選択肢は1つもない。マニュアル4Pという薄さで失笑していたら、内容も薄かったという笑えないオチがついた。「シナリオ達成率が100%にならない」で有名な作品なのだが、この尺で埋まらないという不思議。まあ正直、埋めたくもならないのだが。押し付けられた設定を我慢して受け入れても一切報われる事はない。珍しい事と言えば、主人公に弟がいる事ぐらい。
 立ち絵のパターンはそこそこあるのだが、イベントCGの差分はせいぜい2枚程度。なんと破瓜描写すらない。ヒロインは4人で、Hイベントはたったの2つずつ。もっと序盤からガンガンHイベントが頻発するのかと期待していたら、とんだ肩透かしだった。主人公はとことんヘタレであり、Hイベントでも恐ろしく早漏。エロゲーとしては全く使い物にならない。
 青山ゆかり演じる妹ヒロインのみがかろうじて好みだったが、あとは何もかもヒットしなかった。このゲームを楽しめる人がいるとすれば、熱狂的な金田まひるフリークだけだろう。彼女は本当にがんばっている(惜しむらくはそれがヒロインではなく、不愉快な二頭身生物だった事だ)。



「愛姉妹 〜二人の果実〜」

(ブランド) ELF(エルフ)
(ジャンル) インモラルADV
(発売日) 2000年5月26日
(スタッフ) 原画=竹井正樹。
(システム) 対応OS=Windows95/98。ディスクレスプレイ不可。ボイスリピート機能なし。
(ランク) Dクラス
(付記) 最初から最後までただれたシチュエーション&イベントの連続でウンザリ。あんな主人公に惹かれる女達はどう考えても頭がおかしいとしか思えない。ボリューム的にも薄っぺらく、あっと言う間に終了してしまう。定価に見合った価値は全然ない。ヒロインを見付けては脅迫し、ただひたすらにHを繰り返すだけの単調且つ低脳なゲーム。レズ・寝取られ・親娘丼ありなので、それらの要素が苦手な人は要注意。お手軽な抜きゲーとして考えて溜飲を下げよう。姉の声は浅川悠。
 グラフィックは、正直言ってリメイク前の物の方が好みだった。基本は絵買いだろうが、「リメイク」の煽り文句に期待しないように。根本的には何にも変わっていない。テキストもオリジナルとほとんど同じ、イベントCGの構図すら同じ。抜きにも程がある。というか、DOS版に比べて劣化しているのでは。男性キャラのボイスは正直要らなかった。OVA化もされたし続編も出たし、人気は一応あるのだろうか。DVD-PG版、ダウンロード販売あり。



「穢翼のユースティア」

(ブランド) オーガスト
(ジャンル) ファンタジーADV
(発売日) 2011年4月28日
(スタッフ) 原画=べっかんこう。シナリオ=榊原拓、内田ヒロユキ、安西秀明、速水漣、春日森(中井良)、砥石大樹。音楽=Active Planets。歌=Ceui、ЯIRE、Ami Fujisaki。ムービー=北川由貴。制作統括&総指=るね。
(声優) 森保しほ(南條愛乃)、大石恵三(近藤隆)、遠野そよぎ(岡嶋妙)、桐谷華、篠宮聖美(浅川悠)、橘桜、海老原柚葉(中村繪里子)、風華、波奈束風景(中島沙樹)、雪都さお梨、赤白杏奈(麻見順子)、藍きっか、沖野靖広(高橋広樹)、杉崎和哉(谷山紀章)、一条和矢、長浜壱番(藤原啓治)、紀之(杉山紀彰)、四季路(三木眞一郎)、海原エレナ(氷青)、片岡大二郎、上別府仁資、睦月勇人、他。
(システム) 対応OS=WindowsXP/Vista/7。画面解像度=1280×720以上推奨。HDD容量=5GB以上。マウスホイールテキスト読み進め対応。ディスクレスプレイ可能。キャラ別音声カット可能。フォント変更可能。オートカーソル移動&消去機能あり。曲名表示機能あり。セーブコメント入力可能。バックグラウンド動作可能。
(ランク) Aクラス
(付記) 「『FORTUNE ARTERIAL』のメディアミックスで得た金で博打に出たか」と、プレイ前は斜に構えていたが、今では謝罪せざるを得ない。オーガストの冒険、大成功でした。もうトンデモ萌え学園物だけのメーカーではない、シリアス物でも充分に勝負できるだけの力をしっかりとつけていた。奇を衒った設定に心配したが、予想以上の作り込みにその世界観に引き込まれた。今後路線変更しても安心してメーカー買いできるだろう。この作品には「18禁ゲーム」としての意味と意義がある。家庭用移植を始めから切り捨てた作風、見事であった。
 シナリオは全体として見ると一本道ではあるが、分岐後の個別ルートが明確に差別化されており、それぞれのストーリーが印象に残った。選択肢に必然性があり、それをクリックする事によって自らが物語を進めている実感を得られる。テキスト文字は非常に読み易い。誤変換はこのボリュームならばかなり少な目と思われる。特殊な専門用語は多々あるが、慣れるのは早いだろう。しかし、「乞食」はNGワードではなかったのだろうか。
 主人公に声があるが、Hイベントでは気を効かせてOFFになる(顔も見せないようにアングルも工夫されている)ので、普段はぜひONにしてプレイしてもらいたい。ダークヒーロー的な設定ではあるが、好感の持てる人物で、感情移入もすんなりとできるだろう。スペックはかなり高いが、時々ポカをするのはご愛嬌か。うん、人間だから仕方ない。だがそれが不快ではなく、胸を掻き毟られるような展開に雪崩込む展開になり、読み進める手が止まらなくなる。全体的に男性キャラ達に魅力があり、物語に厚みを与えている。中でもジークとヴァリアスのかっこよさ(中の人の演技も含めて)には同じ男として惚れる。
 画面表示がワイド対応になり、緻密に描き込まれた背景を含め、物語にどっぷりと浸れる環境が整っている。キャラの立ち絵の遠近法なども上手い。ダークな作風になってもべっかんこう氏ならではのキャラの魅力は損なわれておらず、属性が被らず、実に活き活きと生きている。ロリキャラは少なく、豊かなボディラインのヒロイン達が目白押しで、もう「ぺったんこう」なんて失礼で呼べない。
 Hイベントはメイン級はおまけモードの物を含めて基本的に各4つ。本編で足りない部分をおまけモードで上手に補っている。イベント中にはテキストウインドウも変化し、何事にも雰囲気を損なわない気遣いがなされている。残念なのは、CG差分が少ない事。テキストでは描写されているのに、その場面のCGがないのはもったいない。しかし、ご奉仕の後に顔に汁が付いたままなのは分かっている!イナフ!前戯もしっかりねっとり。そして主人公は立位がお好き。Hテキストは「おかしくなる」が多過ぎたのがマイナスポイント。中/外発射選択なしだが、フラッシュ過剰で目に悪い。あとは、モザイクが大き過ぎるのが非常に無念。メルトとのHイベントと娼婦3人娘とのハーレムがおまけシナリオでいいのでぜひとも欲しかった。
 これまでの過去作で何かと物議をかもしてきた明確なトゥルーエンドを廃した体だが、ユースティアエンドはやはり最後に見た方がいいだろう(『愚者の館』の攻略順がものすごくオススメ)。あの終わり方には賛否両論あるだろうが、私としてはあれでいいと考えている(と言うか、あれしかないのでは)。おまけモードのシナリオでで充分救われた気がする。ご都合展開は細かい部分ではあるが、取り返しの付かない部分には存在しない。とことんシリアスでシビアな硬派な作品である。しかし、断言しよう。この「穢翼のユースティア」は間違いなくオーガスト史上最高傑作である。Sクラス評価にしようかと最後の最後まで悩んだが、ハッピーエンド至上主義者としての私がそれをストップさせてしまい、Aクラス評価とした。限りなくSクラスに近いAクラス評価、と受け取って頂きたい。
 ――私としては、ルートはフィオネ、ヒロインはリシアが好き。コレットも捨て難いが。エリスは……愛が重かった。



「朱 -Aka-」

(ブランド) ねこねこソフト
(ジャンル) 砂漠の国のADV
(発売日) 2003年6月13日
(スタッフ) 原画=秋乃武彦、オダワラハコネ(小田原箱根)、神代舞、歩鳥。シナリオ=片岡とも、高嶋栄二、東トナタ。音楽=feel、Little Wing、milktub、細井聡司(Energy Field)、I’ve、水月陵(KIYO)。
(声優) まきいづみ(やなせなつみ)、宇佐美桃香(三五美奈子)、鳥居花音、北都南(ひと美)、籐野らん(後藤邑子)、安倍有紀(岩居由希子)、狩奈まえ、蓮香、紅まゆ、夏海萌。
(システム) 対応OS=Windows95/98/2000/Me/XP。CD-ROM4枚組。マウスホイールテキスト読み進め対応。ディスクレスプレイ可能。
(ランク) Cクラス
(付記) フルインストールで2300MB必要(CD-ROM4枚組)なのでご注意を。まずOPアニメの出来の素晴らしさに感。中途半端な目パチあり。マウスホイール対応なのは良いのだが、テキストの文字が小さ過ぎて非常に読み辛い。誰が発言しているのかも分かり難く、テキストADVとしてなっていない。台詞回しも洗練されておらず、無駄が多い。選択肢にも意味は全く感じられなかった。スキップ機能は未読もどんどん飛ばしてしまう。音楽の出来だけは素晴らしい(同梱サントラ万歳)。
 アラミスに声がなかったり、第4章はモノクロだったり(理由は分かるが)と、演出がことごとく空振り&空回り。ヒロイン達は衣装は良いが痛い奴ばかりで誰も愛せなかった。どのヒロインも「えへへ」笑いばかり(『みずいろ』声優が多いのが売りか)。H関係には全く期待出来ない作品。面白さの順序は、緊急回避ミニゲーム>おまけ>本編というのが終わっている。なぜか時代に逆行した「銀色 完全版」の続編なので、そちらの事前のプレイは必須。エピローグに期待したが、完全に外された。何の意図で制作されたのか分からない。今時修正当てたら以前のセーブデータ使用不可になるのもどうかと思う。



「あかときっ!! −花と舞わせよ恋の衣装−」

(ブランド) エスクード
(ジャンル) 脱がしっ娘魔砲バトルADVファンディスク
(発売日) 2011年5月27日
(スタッフ) 原画=笹井さじ、草上明。シナリオ=藤原休樹with企画屋。音楽=TOY(Studio Primitive)。歌=青葉りんご、朝樹りさ。ムービー=Mju:z、パリオ。ディレクター=アキ。
(声優) 鈴田美夜子(若林直美)、青葉りんご、桜川未央(小林眞紀)、葛西優美(今井麻美)、まきいづみ(やなせなつみ)、藤森ゆき奈、古河徹人、倉田まりや(澄田まりや)、小倉結衣、かわしまりの(瑞沢渓)、上田朱音、杉原茉莉、いちごみるく(白石稔)、狛乃ハルコ、森川明大、甘美、蘭丸、柚李、空色もなか。
(システム) 対応OS=WindowsXP/Vista/7。画面解像度=800×600。HDD容量=2.1GB以上。マウスホイールテキスト読み対応。ディスクレスプレイ可能。主人公パートボイス(バトルパートのみ)。ボイス設定はヒロイン+その他。セーブコメント記入不可。セーブデータ消去&ロック可能。バックグラウンド動作可能。マウスカーソル自動移動機能あり。クリア後に声優音声コメントあり(スタッフコメントで特殊バトルが楽しめたりする)。エンディング回想あり。修正ファイルあり。定価=7140円。前作同梱版の「ご入隊セット」(12390円)あり。
(ランク) Cクラス
(付記) 「脱がせる」という喜びと楽しさを存分に体感させてくれた前作に早くもファンディスクが登場、前作ファンから熱烈な要望のあったチッカと美優がめでたく攻略対象ヒロインに昇格した。反面、ククリクと彩子はバトルモードのHイベントのみで、流や学園長とは何にもできない。もったいない。とてつもなくもったいない。特に流は某「IS」丸出しな魔砲甲冑など、非常に面白い役割を演じてくれたというのに報われないキャラだ(それが逆に美味しいのか?)。アインにHイベントがあるのだから、ドッペル真姫やシード爽夏とのイベントもぜひとも欲しかったところだ。そしてクラヤミなどは凛子とのご奉仕3Pだけで終わるという寸止めっぷり。台詞で期待させておいて実際にはないなんて、これではあまりにも手抜きが過ぎませんか?ひどいよ!
 「夢のオールスターバトル」が売りであり、確かにあんなキャラからそんなキャラまで、みんな仲間になってくれる。が、悲しいかな、そこまで。エピソードが用意された7人のヒロイン以外にはほとんど描き下ろしはなく、必殺技を使っても水着にはならず(今回昇格したチッカと美優すらならない)、相変わらず学園長は空中に直立したまま(もちろん脱げない。熟女好きの方々、無念)。バトルの難易度は選択可能だが、Hイベントを見るための「秘密の鍵」を集めるために何十周もする羽目になるので、一度やったバトルはスキップ可能にすべきだった。いくらなんでも今回のこの仕様は苦行過ぎた。この「秘密の鍵」、せめて累計バトル回数で回想開放という仕様にならなかったものだろうか。
 バトルモードとシナリオモードを分けた意味は正直あまり感じなかった。シナリオモードには選択肢すらなく、ボリュームは前作の個別ルートよりも少なく、この程度なら充分にいっしょにできたのでは?それでもあえてバトルモードを独立させたいのであれば、VS.モードやCOM戦や観戦モード、そしてオンライン対戦まで実現していれば、かなり遊べるゲームになっていたはずだ。あながち実現不可能ではないだろうに、非常に惜しい。新機能としては、全国の脱がし屋の皆様方のために、スクリーンショット機能が追加されたが、2つのキーを同時に押さなければならないので、どちらかのキーをあらかじめ押しつつ、パパラッチのように連射しないとバトルモードでベストショットを撮る事は難しい。フリーのキャプチャソフトなどに頼った方がいいかもしれない。1ボタンで撮れるようにするか、いっそコンプリート後に全パターン差分を開放してくれればよかったのに。
 Hイベントはシナリオモードですら各ヒロインに1〜2シーンで、シチュエーションなどには目新しさやかゆい所に手が届いた感があるものの、満足感は到底得られるレベルではない。イベントCG差分はかなり少ないのだが、その代わりに(?)軽いアヘ顔や、まさに「誰得」と言わざるを得ない腹ボテ母乳プレイまで用意されてある。そんなの要らないから、こんなに状況がそろってるんだから、ハーレムHイベントを入れてよ!!3Pのパターンももっと種類が欲しかったよ!……伏せ字&ピー音あり。
 私は前作が非常に好きで、今作にはかなり期待していたのだが、それを抜きにしても吶喊工事で作り上げた手抜き作品という印象は否めない。バトルモードでは進行状況によって勝手に主人公達のレベルが上がっており、前作のような成長を一緒に実感できないので、なおさら作業ゲー感が増してしまった。「あーあ、どうしてこんなのにしちゃったんだろう」と言う思いに終始苛まれながらのプレイだった。――ちなみに、リリィの新コスチュームである「スモック」案の採用者は、何を隠そうこの私、犬飼BGLでございます。……ロリコンじゃないよ?単に「似合いそうだなー」って思っただけなんだからっ!



「あかときっ! -夢こそまされ恋の魔砲-」

(ブランド) エスクード
(ジャンル) 脱がしっ娘魔砲バトルADV
(発売日) 2010年12月23日
(スタッフ) 原画=笹井さじ、犬洞あん、草上明。シナリオ=藤原休樹(企画屋)。音楽=TOY(Studio Primitive)。歌=青葉りんご、朝樹りさ。ムービー=Mju:z、パリオ。ディレクター=アキ。
(声優) 鈴田美夜子(若林直美)、青葉りんご、桜川未央(小林眞紀)、葛西優美(今井麻美)、まきいづみ(やなせなつみ)、藤森ゆき奈、古河徹人、倉田まりや(澄田まりや)、小倉結衣、かわしまりの(瑞沢渓)、上田朱音、杉原茉莉、いちごみるく(白石稔)、狛乃ハルコ、森川明大、甘美、蘭丸、柚李、空色もなか。
(システム) 対応OS=WindowsXP/Vista/7。画面解像度=800×600。HDD容量=2.4GB以上。マウスホイールテキスト読み対応。ディスクレスプレイ可能。主人公パートボイス(バトルパートのみ)。セーブコメント記入不可。セーブデータ消去&ロック可能。バックグラウンド動作可能。クリア後に声優音声コメントあり。エンディング回想あり。修正ファイルあり。
(ランク) Sクラス
(付記) 「脱がす」というゲーム性のなんと楽しい事か。そこらにあふれ返っている紙芝居ADVに飽き飽きした方々にぜひプレイして欲しい。エロゲーというジャンルの魅力を再発見できる事ができるはずだ。ただし、脱がせられる敵は意外に少なく、こちらのパラメータを強化し過ぎても全裸にひん剥く前に倒してしまう。「いっそ敵を幹部からザコまで全部女性キャラにしてしまえばよかったのに……」と世界観台無しにしてしまいかねない無理な要求をしてみたくなる。
 ゲームとしてもバトルパートはなかなかに骨太で、引き継ぎ(習得スキル・アイテム・未使用スキルポイント)があってもボスクラスは硬くて攻撃力絶大。育成方法や装備アイテムを含め、戦術を考えてかからないとノーコンティニュークリアは難しい。が、救済措置があり、「神様どうか敵を弱くしてしてください!」を数回選べばいつかはクリアできるはずなのでご安心を。要望としては、「防御」コマンドが欲しかった。する事がない時には、MPが満タンなのに「魔砲チャージ」をするしかなくなってしまうからだ。もうひとつ欲を言うと、フリー対戦バトルモードがおまけにあればいつまでも遊べたのに、と。
 ヒロインのみならず、どのキャラにもとても魅力があり、好きじゃないキャラがいない。とにかく世界観が非常に心地良い。私としては最愛のヒロインはリリィだが、ああ見えて世話焼きの真姫や、悪戯好きなのに攻められると弱い爽夏先輩(中の人のファンなら絶対プレイすべし!)など、粒揃い。「萌え〜」と言う感情よりは、「好き!」と爽やかに思える稀有な作品。そしてここが大事な、ナイス主人公。決して腐らず、自分よりも他人を大事にする、日々努力を欠かさない好男子。鈍感でもなく、空気を読みつつ、ありとあらゆる状況で一番プレイヤーが欲する言動を見せてくれる。こいつはモテても悔しくない。むしろお幸せに!
 読点の打ち方も上手く、多少の誤変換はあれど、テキスト力はかなり高い。そして、シナリオがもちろん素晴らしい。どのルートも萌えのみならず、燃えさせてくれる。特にグランドルートは名シーンの連続で、「アニメでこれが観たい!」と熱烈に思う。共通ルートが長過ぎず、個別ルートが実にしっかりとしており、差別化もちゃんとできている。全キャラを満遍なく活かしている点に感心させられた。ハズレなしの大ボリュームで最初から最後まで楽しませてくれる。
 音楽が独特で耳に残る。この手のジャンルには珍しいヒップホップテイストを含み、スラップスティック感を加速させてくれる。ノベルパートや揺れるテキスト、会話の途中で立ち絵が変化するなど、演出の凝り様は相当なもの。ただ、その弊害でクリックのレスポンスが悪く感じる時があるのがマイナス。テンポが悪くなってないのが救いだ(一度観たシーンはあっと言う間に飛ばせる)。背景の種類はかなり多いが、キャラの立ち絵のパターンは表情差分ばかりで、ポーズの種類が極端に少ないのが残念。イベントCGの少なさは、絶妙なタイミングで発生するバトルで上手く誤魔化されてしまっている気がする。
 Hイベント数は、凛子が1つ、他の魔砲器隊4人が2つずつ。サブヒロインには1つもなし。エロはバトルの脱がし脱がされに特化しており、ライトなエッチ要素のみで、実用性はかなり低い。イベント的にもキス→すぐに初H突入なので、そちら方面には期待しない方がいい。伏せ字&ピー音あり。中/外発射選択なし。エロはダメダメ
 エロの薄さ以外には不満点なんてな……あった!美優ルートがないってどういう事なのエスクードさん!こんなに活躍してるのに、こんなにいい子なのに!凛子ファンには申し訳ないが、ポジションを入れ替えて、美優ルートをグランドとして持ってきてしまっても良かったのではなかろうか。これは続編もしくはファンディスクを所望せざるを得ない。――それはともかく、パッと見の印象やジャンル名を裏切る熱いバトル作品、自信を持って「名作」認定をさせていただきます。ものすっっっごく面白かった!!



「AQUA BLUE」

(ブランド) 戯画
(ジャンル) アイドルデビュー権争奪戦ADV
(発売日) 2002年12月20日
(スタッフ) 原画=酒月ほまれ、ねこにゃん、みけおう。OPムービー製作=神月社。OP歌=佐藤ひろ美。音楽=feel。
(声優) 柚木美香、中田未也、成瀬未亜、成瀬ゆら(遠野そよぎ、岡嶋妙)、藤崎まゆ。
(システム) 対応OS=Windows98/2000/Me/XP。画面解像度=640×480。
(ランク) Dクラス
(付記) ハッキリ言って主題歌以外の音関係は全てダメ。音楽もどうしようもないレベルの低さ。声優の演技は超絶に下手で、キャラのモノローグ部分は喋ってもくれない。EDクレジットが飛ばせないのも大きなマイナス(そんな所で尺を延ばすな)。1プレイは非常に短く(3時間もかからないだろう)、全体の作りも全てとてもチープ。PCエンジン作品と言われても納得しそう。イベントCGがその割に多いのだけが評価対象か。
 「V.G.」シリーズの戯画だけあって、罰ゲームだらけのバカゲーと思いきや、実はかなりダーク系の内容。しかし、戯画ってこんなにもつまらない作品を作るメーカーだっただろうか。この作品ですっかり企業イメージが変わってしまった。景すら過去作の使い回しとはどういう了見だ。個々のキャラクターは可愛かっただけに、非常にもったいなかった。確実に、自信を持って「地雷」「クソゲー」と断言出来る作品です。絵買いの危険性を知るには良い機会かもしれない。



「あしたの雪之丞」

(ブランド) ELF(エルフ)
(ジャンル) めくるめく恋愛青春ADV
(発売日) 2001年8月31日
(スタッフ) 原画&キャラデザ=ながせまゆ(七瀬葵)。シナリオ=井上啓二。音楽=山本秀樹(斑尾歩・紫賀耕元)。
(声優) 葉月ミカ、倉田雅代、他。
(システム) 対応OS=Windows95/98/2000/Me。主人公以外フルボイス。ディスクレスプレイ不可。
(ランク) Bクラス
(付記) 第一印象ほどストーリーなどのノリが良くなかったので、やや肩透かし気味。主人公の暗さが最後まで足を引っ張った感じがした。誰をヒロインにしても役割がほとんど同じだったのは残念。メインヒロインを愛せないと非常に辛い作品。私は全く愛せなかった。エンディングを見ると、実はこの作品の真のヒロインは詩織先生だったのでは?と思ってしまった。シナリオは少々底が浅い。バッドエンドは不必要だったと思う。無闇にエンディングの数を増やしただけだった気がする。
 イベントCGに比べ、立ち絵がイマイチだったので、その落差に戸惑った。Hシーンの売りの1つである「アソコアップモード」は正直不要だった。余程のフェチでもない限り楽しめないだろう。ヴォーカル曲が多いのは良い。OVA化もされた。CD版・DVD版あり(CD版にはXP用インストーラーあり)。ELFにしては珍しく、修正ファイルが出ている。廉価版・再版版あり。



「アスガルド 〜歪曲のテスタメント〜」

(ブランド) ZONE
(ジャンル) ファンタジーRPG
(発売日) 1998年4月17日
(システム) 対応OS=Windows95/98。CD-ROM1枚。一部音声。
(ランク) Bクラス
(付記) この私でも何の攻略情報もなしにエンディングを迎えられた、お手軽RPG。キャラ別ENDを見るには最終戦等直前でプレゼントを目当てのヒロインに貢ぎまくればOK。ラスボスが弱いのはいただけなかったが。敵キャラもみんな可愛い女の子ばかりで、戦闘が苦にならない(1回の戦闘ごとに得られる経験値も多いし)。パロディネタも多し。嫌いなパーティキャラがいない点も好きな作品(特にフロマージュに惚れた)。だが、メインヒロインが私的には一番要らなかった。CGの美しさには定評がある。シナリオには期待せず、キャラゲーとして軽い気持ちで楽しむと良い。
 エンカウント率が高いとの噂があったが、そうは感じなかった。隠し要素もそこそこあったりする。OVA化もされたが、あれは別物なのでファンならさおさらなかった事にしましょう。バグが多かったのは残念だった。ブランドはすでに解散している。



「アトラク=ナクア」

(ブランド) アリスソフト
(ジャンル) 学園ダーク怪奇ADV
(発売日) 1997年12月19日
(スタッフ) 原画=おにぎりくん(ONIX)、MIN-NARAKEN。シナリオ=ふみゃ。音楽=Shade。
(システム) 対応OS=Windows95/98/2000。ボイスなし。シーン回想なし。ディスクレスプレイ可能。
(ランク) Cクラス
(付記) 元は「アリスの館4・5・6」のショートシナリオの1つだった物が独り立ちした作品。それだけにボリュームは少な目だが、コストパフォーマンス(定価2940円)を考えると納得出来るだろう。誰一人幸せにならないストーリーには少々ウンザリ&ガッカリ。ハッピーエンドなどには期待しない方が吉。思えば完全にかなこのためのゲームだった。主人公が女性であるがゆえに、エロさはあまり感じなかった。あくまでも雰囲気と世界観を楽しむためのゲームか。音楽の評価はかなり高い。
 ダークな雰囲気が好きな人なら買いだろう。発売されてかなりになるが、固定ファンが根強い作品。黒髪属性の人は必ずプレイしておくべし。廉価版・再版版も発売された。レズ・ 近親相姦・妊娠ありなので、それらが苦手な人は要注意。立ち絵パターンが少ないのは残念。



「あにめショップへいこう!」

(ブランド) SQUADRA D
(ジャンル) アニメショップADV
(発売日) 2001年4月20日
(スタッフ) 原画=あるなーじゅ。シナリオ=古山遊亜。音楽=沙華興輝(KYOKA)。
(声優) あゆ、USAGI、かもりあみ、ニイナ、涼風りん、雪野白玉、梨本悠里。
(システム) 対応OS=Windows95/98/2000。CD-ROM1枚。画面解像度=640×480。パートボイス。ディスクレスプレイ可能。主人公の名前変更可。シーン回想なし。オートモードなし。
(ランク) Dクラス
(付記) 一見チャラチャラしたバカゲーっぽいが、実は他に類を見ない程のゲー。明るく楽しく耳に残るあの主題歌である「笑顔のプレゼント」とのギャップは凄まじい。それは、メインヒロインのトゥルーシナリオをプレイした人なら激しく賛同してくれるはず(というか、プレイ人口の少なさでそれどころではないか)。色々トンデモなさ過ぎる。シナリオライターの人間性を疑わざるをえなかった。
 あとさらに、極悪難易度のミニゲームイカれたインストーラーなどを誇る、どエラい問題児。寝取られもある。そういった意味では知る人ぞ知る作品なのかもしれない。製作スタッフが嫌がらせをしているとしか思えない。声優の演技力の低さも聴くに堪えない。一体どこをどう褒めたら良い作品なのか、誰か教えて下さい。



「あやかしびと」

(ブランド) propeller
(ジャンル) 学園青春恋愛伝奇バトルADV
(発売日) 2005年6月24日
(スタッフ) 原画=中央東口。シナリオ=東出祐一郎。音楽=NoBrand Sounds(雑音工房NOISE)、Antistar、椎名治美。主題歌=Antistar。ムービー=静かなる中条。監修&企画=荒川工。
(声優) 保村真、鮎川ひなた(阪田佳代)、一色ヒカル(田中涼子)、嬉野祥子(浅川悠)、藤野らん(後藤邑子)、小塚環、望月まゆ、柚木かなめ(河原木志穂)、野神奈々(本井えみ)、茶谷やすら(梅里ミーオ、永田佳代)、理多、如月葵(吉田愛理)、先割れスプーン(鳥海浩輔)、北山幸二(吉野裕行)、紫原遥(鈴木千尋)、紫花薫(井上和彦)、御成門左清(諏訪部順一)、棟方一志、杉崎和哉(谷山紀章)、時田光(春乃伊吹)、ヤマモトヒロフミ(山本兼平)、下野薫、松涛エルザ(堀内賢雄)、事務台車、戸間斗、倉久恵古、松園ルイ、沖一。
(システム) 対応OS=Windows98/2000/Me/XP。HDD容量=2.7GB以上。ディスクレスプレイ可能。画面解像度=800×600。完全フルボイス。キャラ別音声カット可能。マウスホイールテキスト読み進め可能。バックグラウンド動作選択可能。オートセーブ機能あり。セーブコメント記入不可。スキップは高速だが選択肢後継続しない。ENDロールスキップ不可。修正ファイルあり。廉価版あり。PS2版・PSP版あり。
(ランク) Aクラス
(付記) この作品の売りは萌えでもエロでもなく、熱いバトルである。CG面での演出は弱い(カットインとSE頼りで立ち絵はほとんど動かない)が、マニアをもうならせる緻密な格闘テキストをしっかりと読ませてくれる。私の期待としては狩人・さくら・美羽あたりの生徒会メンバーがバトルでどう活躍するかだったが、各自に見せ場は用意されていたものの、そこは肩透かしに終わった(仕方ないとは思うが)。MVPは加藤教諭か?
 ストーリーテリングの妙は高評価に値する。この手のジャンルではとかく長くなりがちな説明台詞をスリム化し、巧みに視点やシーンを変更・挿入する事によって飽きさせない構成となっている。漢字の使い分けなどにも遊び心が見られ(『脇』『聞く』などの誤変換も多いが)、筆力の高さが伝わってくる。個別ルートでは独自色が色濃く、差別化がきちんとできている。尺はちょうど良い。
 シナリオに不満がないわけではない。列挙すると、[1]動き出すまでがかなり長い(共通ルート含む)。およそ半分以上は普通の学園恋愛ADVであり、敵が出ない期間が長く、中弛みは激しい。その後いきなり急展開に突入するのだが、あまりの落差に立ち位置を見失ってしまう。[2]刀子ルートでの罪の償いはどこに行ったの?(普通に幸せになっちゃってるけど……)[3]ルートによっては大部分の謎が明かされないまま終わって消化不良感が残る。[4]刀子・トーニャルートともに恋人の振りが本気になるというストーリーなのは疑問。[5]生徒会メンバー以外の学生の影が薄過ぎる。もっともっと人妖色を前面に押し出してドタバタしても面白かったのでは。――が、これだけ挙げても珠玉の逸品である事は疑いない。
 主人公は義理堅く熱い性格だが涙もろく、感情移入可能な好人物。優柔不断さなどのマイナス要素も見られず、終始応援したくなる。完全フルボイスなのでHイベントでもしゃべるが、さすがにそこはOFFにしたくなったが瑣末な問題だろう。全体的にキャラ作りも見事なのだが、いかんせんメインの敵となる人妖追跡機関の4人組に魅力がなさ過ぎたのがマイナス(薫ルートでの零奈はかなり面白かったが)。私のベストヒロインとしては薫……なのだが、あまりにもデレ過ぎな気がする。いや、このギャップも好きですけどね!
 イベントCGは出すタイミングを心得ているものの、全体的に少な目。特にHイベントでの差分の少なさはかなり残念な量であり、エロ方面には期待しない方が賢明。割り切って熱いバトルを楽しみましょう。Hイベントは全部で24あるが、キャラ比率にはかなりバラつきがある。――嗚呼、それにしてもさくらENDが欲しかったなあ。
 「18禁」として出した意義と意味のある作品だった。グロCGこそないが、ショッキングな描写が序盤より頻発し、そんじょそこらのエロゲーにはないしっかりとした世界観を構築している。猛反発を覚悟で評価させてもらうならば、「減点方式なら名作、加点方式ならば良作」。その理由はラストの超展開バトル以外は特に「やられた!こう来たか!」と驚かされる場面がなかったからだ。加えて言うなら、バッドエンドを多数用意しておけば、緊張感が出せたのではないか。とは言え、自信を持って「これはやっておけ」と薦められる1本なのは間違いない。
 お返しディスクであった「あやかしばん」が公式サイトからダウンロードできるので、そちらも忘れずにプレイしておこう。ショートシナリオが2本収録されており、弾けた新キャラ・藤枝あやか(cv.芝原のぞみ=たかはし智秋)物である「あやかさんとしゅうげんくん」と3PHイベントもある刀子アフターストーリー「テンプテーション・オブ・フレグランス」(実質さくらメイン)が楽しめる。



「アルキメデスのわすれもの」

(ブランド) CIRCUS(サーカス)
(ジャンル) 「水夏」おまけディスク+etc.
(発売日) 2001年12月14日
(スタッフ) 原画=七尾奈留、igul。シナリオ=呉一郎、御影。音楽=猫野こめっと。
(声優) 春野日和(倖月美和)、金田まひる(安堂りゅう)、歌織(富山あかり)、鳥居花音、日向裕羅(西村ひな)、夏野向日葵(瀬那歩美、桜川朝恵)、北都南(ひと美)。
(システム) 対応OS=Windows98/Me。ディスクレスプレイ可能。画面解像度=800×600。
(ランク) Cクラス
(付記) 「水夏」とは名ばかりの「水夏0章」や、「水夏超外伝」を収録。声も全然入ってないし、追加CGも極少でガッカリさせられる。ボリュームは想像以上に薄っぺらい。それよりも、豪華過ぎる作家陣による壁紙集や、アルキメデス時計が売りなのかもしれない。ご丁寧にバグまで付いてくる。「水夏」本編に登場するちとせに声が付くパッチも収録。
 ……と言うか、「D.C.〜ダ・カーポ〜」先行篇の出来が素晴らし過ぎる(実は「D.C.」本編よりも面白いのでは)。むしろこれがメイン?―――と、言う訳で、作品自体の評価としてはこの程度。あくまで「ファンディスク」の範疇を出る代物ではなく、この定価設定も人によって評価は完全に割れるだろう(私としては高過ぎたが)。



「ALMA 〜ずっとそばに……〜」

(ブランド) Bonbee!
(ジャンル) 記憶系学園恋愛ADV
(発売日) 2003年5月2日
(スタッフ) 原画=的良みらん。シナリオ=魁。音楽=I've、戸越まごめ、F-ACE。主題歌&挿入歌=KOTOKO。プログラム=生破無。
(声優) 佐々木あかり、田中美智(多田美智、みちっち)、涼森ちさと(すずきけいこ、大島だりあ)、朝咲そよ、紬叶慧、征十郎、須藤彦一、新田祐一。
(システム) 対応OS=Windows95/98/2000/Me/XP。CD-ROM3枚組。ディスクレスプレイ可能。
(ランク) Aクラス
(付記) Visual Art's傘下のブランド作品。シナリオはあの魁であり、「CLANNAD」でガッカリした人も、こちらはぜひともプレイしてもらいたい。テキスト文字が大きくて読みやすい点は良いが、句点の打ち方に難あり。いつ選択肢になったのかも分かり難い。テキストは軽妙で、無駄に長い台詞などがないのが美点。声優陣はマイナーどころだが、実力派ぞろい。梗と円は特にお気に入り。主人公以外はフルボイス。声の遠近法などの演出は良いが、SEをもっとちゃんと入れて欲しかった。
 「記憶系」に分類されるストーリーで、特に梗シナリオは素晴らしかった。エロなくしても、18禁として出す意義のあった良作。主人公のシスコンぷりが新鮮だった。動作が軽く、既読SKIPも高性能でした。マニュアルにネタバレが激しいのと、期待させておいての「?MODE」の下らなさはマイナス。正直「〜Complete Edition〜」が出ている以上、こちらをやる必要は全くない。



「ALMA 〜ずっとそばに……〜 −Complete Edition−」

(ブランド) Bonbee!
(ジャンル) 追加要素を加えた廉価版
(発売日) 2004年11月26日
(スタッフ) 原画=的良みらん。シナリオ=魁。音楽=I've、戸越まごめ、F-ACE。主題歌&挿入歌=KOTOKO。プログラム=生破無。
(声優) 佐々木あかり、田中美智(多田美智、みちっち)、涼森ちさと(すずきけいこ、大島だりあ)、朝咲そよ、紬叶慧、征十郎、須藤彦一、新田祐一。
(システム) 対応OS=Windows98/2000/Me/XP。DVD-ROM1枚。ディスクレスプレイ可能。
(ランク) Aクラス
(付記) レア画像を収めた「ぎゃらりー」など、おまけ要素も充実している。しかし、「?MODE」などには全く変化なしで肩透かしを食らう。「びっこ」などの差別用語もそのままなのは理解不能(テキスト校正し直していないのか?)だった。なぜかセーブ不可な「あふたー」は嬉しい展開が多かったが、露骨に以前と絵柄&塗りが違うのには苦笑。梗の声優は演技すら変わっていた(きっとブランクが長かったのだろう)。通常シナリオコンプ後にしか見られないのは、まぁいいとしても(『あふたー』だし)。
 ソフ倫の規制緩和により、実の兄妹Hが解禁になっていたのにはかなり驚いた。それをちゃんとルートの中でやってくれたのには拍手。相変わらず既読スキップが速いのはありがたいが、エンディング回想も実装されておらず、微妙なパワーアップに終わっている。が、この内容で3800円は破格。損は絶対しない。前作の評価なら「ただの由衣ゲーではない」と言えたのだが、まさにその「由衣ゲー」と化してしまった。



「Answer Dead」

(ブランド) 黒LiLiM/Le.Chocolat
(ジャンル) 学園ダークヴァイオレンスADV
(発売日) 2005年1月14日
(スタッフ) 原画&キャラデザ&CG=樹茉莉。企画&シナリオ=m-l-z。主題歌=古口眞弓。OPムービー=fineware。
(声優) 深井晴花、カンザキカナリ、長崎みなみ、北都南(ひと美)、一色ヒカル(田中涼子)、歌織、かわしまりの、深石零。
(システム) 対応OS=Windows98/2000/Me/XP。フルボイス(男性ボイスカット可能)。マウスホイールテキスト読み対応。目パチ口パクあり。ディスクレスプレイ不可。
(ランク) Dクラス
(付記) ウザ過ぎる戦闘はOHPのパッチでスキップ出来るが、一度経験した物でないと飛ばせないのでありがたみがない。映像演出にはがんばっているらしくイベントCGはGIFアニメするが、名だたるアニメするゲームとは悲しくなるので比較しないように。
 とにかくシナリオの酷さが目立つ。エンディングはどれも使い回しばかりの、打ち切り週刊漫画テイスト。ヒロインは全員寝取られ、死体CGまである。本来H方面でがんばるべき黒の王がただの殺人狂なので、エロゲーとしても不作。
 音楽はそこそこカッコいい。ウィンドウモードは少々小さ過ぎた感じがして萎える。グロ描写、ショタ受け、触手ありなのでそれらが苦手な人は要注意。DVD-PG版あり。



「_summer」

(ブランド) HOOK
(ジャンル) まったり純恋学園ラブコメADV
(発売日) 2005年7月15日
(スタッフ) 原画=松下まかこ、らっこ。ライター=川波無人、セルシオ、keikei&たとむ、天崎カケル、原人。音楽=松浦貴雄。
(声優) まきいづみ(やなせなつみ)、草柳順子、金田まひる(安堂りゅう)、青山ゆかり(友永朱音)、北都南(ひと美)、成瀬未亜、鳥居花音、神月あおい(小林恵美)、一色ヒカル(田中涼子)。
(システム) 対応OS=Windows98/98SE/2000/Me/XP。マウスホイールテキスト読み対応。主人公以外はフルボイス(キャラ別音声オンオフ機能あり)。画面解像度=640×480(フルスクリーンにするとぼやける)。セーブタイトル記入可能。ディスクレスプレイ不可(CD-ROM3枚組、プロテクトあり)。
(ランク) Cクラス
(付記) 「Like Life氷庫版」収録。使い勝手の悪いオプションや、スタッフの意図に反して繰り返しプレイをする気の起こらない時限選択肢(攻略には関係なし)やコイン王女など、システムはダメダメ。大事な場面で流れる挿入歌も邪魔にしかならず、物語の肝となる花火は音のみでガッカリさせてくれる。CGなしヒロインの存在も意味不明。実験的な試みは全て失敗。
 しかし最もひどいのはシナリオで、「複数ライターの作品に名作なし」を裏付けた。ありがちなキャラ達がありがちな話を展開する退屈な駄作であり、ジャンルの「まったり」はそれの逃げ口上。初キス→即Hなどの短絡的展開の連発が情けない気分にしてくれる。魅力的なキャラデザインのみが浮いた印象。
 が、Hイベントは各キャラ3つずつあり、通常・奉仕・コスプレとツボを押さえている。イベントCGの構図が悪いのが難点ではあるが。由乃にはエンディングどころかHイベントすらないのが激しく残念。PS2版あり。OVA化もされた。



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