PC18禁 き〜

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○ 「鬼哭街」
○ 「痕」
○ 「きっと、澄みわたる朝色よりも、」
○ 「君が主で執事が俺で」
○ 「君が望む永遠」
○ 「虐撮」
○ 「GALZOOアイランド」
○ 「吸血殲鬼ヴェドゴニア」
○ 「銀色 完全版」



「鬼哭街」

(ブランド) ニトロプラス
(ジャンル) サイバーパンクビジュアルノベル
(発売日) 2002年3月29日
(スタッフ) 原画=中央東口。シナリオ=虚淵玄。音楽=ZIZZ。
(システム) 対応OS=Windows95/98/2000/Me/XP。CD-ROM1枚。画面解像度=800×600。ボイスなし。ディスクレスプレイ可能。シーン回想なし。既読スキップなし。ダウンロード販売あり。
(ランク) Aクラス
(付記) 暗く涼しい部屋で、出来ればヘッドフォン装着でこの世界を体感して欲しい。雨の日ならば尚良し。ゲーム性がどうとかの問題に触れるのは、この作品に関してはナンセンス。むせ返るほどの臨場感に酔いしれて欲しい。並みの映画なんて相手にならない。終始圧倒されっぱなしだった。総プレイ時間は5〜6時間ほどか。ひたすら戦闘、ひたすら武侠。
 選択肢は一切なく、これはもはやゲームではなく紙芝居です。サイボーグ+拳法というファクターの融合アイデアに拍手を。燃える燃える。……萌え要素ははなはだ少ないが(エロゲーとしては決して期待しないように)。ドラマCD化もされており(2枚組)、そちらの出来も珠玉。さらに詳しくは「PC18禁Lレビュー」をどうぞ。



「痕」

(ブランド) Leaf
(ジャンル) 伝奇ホラービジュアルノベル
(発売日) 1996年7月26日
(スタッフ) 原画=水無月徹。キャラデザ=高彦達哉。シナリオ=高橋龍也。音楽=石川真也、中上和英、下川直哉。
(システム) 対応OS=Windows95/98。ボイスなし。ディスクレスプレイ不可。シーン回想なし。カラー16色。
(ランク) Bクラス
(付記) Leafの出世作であり、その人気を不動のものとした作品。長女から若くなるに従ってストーリーが深くなって行くという、何とも複雑な心境になるストーリー。次女が一番影が薄い。バッドエンドを観ないと次に進めない仕様には、賛否両論分かれるだろう。オマケシナリオもあるのだが、「柏木家の食卓」以外はない方が良かったくらい。宇宙との関連付けまで行くと、やり過ぎ感強し。シナリオボリュームそのものは短い。
 音楽にかなり力が入っており、その評価は絶大。キャラ人気は未だに非常に根強い。後にリニューアル版も発売された。ファンディスクも2種類発売された。伝奇ノベルの金字塔であり、このジャンルの開拓者。全ての要素が高次元で融合した名作。最後に「雫」のネタバレがあるらしいのだが、そちらをプレイしていないので未確認。廉価版、再販版あり。



「きっと、澄みわたる朝色よりも、」

(ブランド) propeller
(ジャンル) エモーショナルADV
(発売日) 2009年7月24日
(スタッフ) 原画=やすゆき、ヨダ。シナリオ&企画&監督&プロデューサー=朱門優。音楽=樋口秀樹。歌=WHITE-LIPS、真中海。ロゴデザイン=木緒なち。
(声優) 青山ゆかり(友永朱音)、さくらはづき(生天目仁美)、有栖川みや美、真中海(風音、櫻井浩美、未来羽)、瀬木幸(たかはし智秋)、海原エレナ(氷青、横手久美子)、霞春香(高野直子)、木島宇太(水島大宙)、紫原遥(鈴木千尋)、杉崎和哉(谷山紀章)、他。
(システム) 対応OS=Windows2000Pro/XP/Vista。HDD容量=3.24GB以上。画面解像度=800×600。バックグラウンド動作可能。ディスクレスプレイ可能。マウスホイールテキスト読み進め可能。オートセーブ可能。完全フルボイス。キャラ別音声カット可能。セーブ100ヶ所可能。セーブコメント記入不可。フォント変更可能。選択肢後もスキップ継続。定価=10290円。
(ランク) Cクラス
(付記) 筆力に定評のある朱門優が1人4役(以上?)をこなした意欲作。音楽の素晴らしさ、背景をはじめとした各種CGの見せ方など、演出面に非常に優れており、独特の閉鎖的かつ美しい世界観の確立に成功している。ふんだんに言葉遊びを駆使し、その自慢の知識を披露しまくるファンならもうおなじみのテキスト手法だが、慣れていない人にはかなり理屈っぽく映る事だろう。思わせぶりな描写で散々に気をもたせ、お得意の「超展開」で一気に盛り上が……らなかった、今回は。朱門優、大人しくなっちゃったなあ。こんなもんじゃあ長年連れ添ってきたお朱門ちゃん信者は全然物足りないよ。
 全4章構成ではあるものの完全に一本道で、ゲーム性の全くない「デジタル紙芝居」。3章と4章には選択肢すらない。個人差はあるが総プレイ時間は約15時間未満で、とても定価10290円もの価値は感じない。ハッキリ言って、「エロゲー」として見た場合はカスである。Hイベントは3つしかなく、その内容は[1]アララギの寸止め[2]寝ている間に悪戯される[3]ひよとの本番。中/外選択なども当然ない。「こんなんならPS2とかで出せばよかったんじゃないの?」と思う。
 メインヒロインであるひよに特化した今作、彼女が目的で購入した人ならば、ある程度の満足感は得られるだろう(エロ以外は)。青山ゆかり声で存分に尽くされてください。敬語や謙譲語が度々おかしいのは……きっとそういうキャラ付けなんだよ!恥ずかしいからそう思ってあげて!「生き生き」とかも誤変換に違いない。
 主人公にも声が付いている完全フルボイス仕様(Hイベントでしゃべるのは勘弁してくれ)で、メインキャラはしっかりと立っているのだが、サブキャラ達は本当にサブで、設定を活かしきれていたのかやや疑問が残る。そして主人公のハゲキャラは最後まで意味不明だった。この主人公、作中でも散々ネタにされているが、鈍感にもほどがある。そういうキャラだと受け入れてはいても、とうとう最後まで愛せなかった。物語に熱さが足りない事が、キャラへの思い入れにも悪影響を及ぼしてしまったのだろう。
 立ち絵のバリエーションはそこそこでコスチュームも数種類楽しめるが、わずかな表情違いが多い。CG演出は過去作でも多用したカットインが主だが、バトル物でもない今作では素直に一枚絵で良かったのはないか。コメディ部分はヨダ絵に頼り過ぎており、シリアスとの落差を出そうとしたのだろうが、全体としてバランスがちぐはぐな印象が残った。
 「これはお朱門ちゃん信者のみが味わえるカタルシス!アンチ乙!」、などと言いたくても言えない満足度であり、ファンとしては残念でならない。信者の中でも妄信(盲信)している人なら手放しで絶賛できるかもしれないが、私には無理。期待外れだった、と断言せざるを得ない。世界観は良かったが、仕掛けとしては「ひぐらしのなく頃に」辺りと似通った部分が多々あったり、それほどのオリジナリティもなかった。良かった所?……うーん……うん、有栖川みや美の演技力を見直した。と言うわけで、ファンディスクとかも要りませんので、次回作で気合入れてください。



「君が主で執事が俺で −They are My noble Masters−」

(ブランド) みなとそふと
(ジャンル) お仕えADV
(発売日) 2007年5月25日
(スタッフ) 企画・シナリオ=タカヒロ。原画=白猫参謀(最神扇道)。BGM=SoundUnion。歌=uran、KOTOKO、水霧けいと。プロデュース=Hiroshi Nakamura。デモ=神月社。
(声優) 三咲里奈(伊藤静)、九条信乃(後藤邑子)、海原エレナ(氷青、横手久美子)、北都南(ひと美)、神代岬(浅川悠)、巌蝉秋(秋元羊介)、飯田空(雨宮侑布、木梨樹里)、勝どき一分(たてかべ和也)、龍田虎次(檜山修之)、楠上ありか(田内夏子)、水捲真魚(千晶まひろ) 、子太明(藤原啓治)、秋山樹(鶴岡聡)
(システム) 対応OS=Windows98/2000/Me/XP。画面解像度=800×600。HDD容量=1.7GB以上。エンディングコレクションあり。プロテクト誤爆が激しい。セーブコメント記入不可。特定日起動メッセージあり。バックグラウンド動作可能。マウスホイールテキスト読み対応。
(ランク) Cクラス
(付記) 発売前からアニメ化が決定したりと、何かと拝金主義を見せられてゲンナリさせられる。最初からキャストを決めてテキストを当て書きしているので、声優に助けられて何とか作品としての体裁を保っている駄作。とにかく後藤邑子が巧すぎる。きゃんでぃそふとで受けた「姉、ちゃんとしようよ!」「つよきす」で受けた所に没設定リサイクルをプラスしただけの印象しかない。「つよきす」なごみを登場させる辺りもあざとい(CGはない)。
 ハッキリ言ってもうこのライターは枯れている。今後追いかける必要は一切ない。句読点の打ち方は下手、執事ゲームなのに尊敬語・譲語すらまともに使えていない。学がないなら国語学者に添削を依頼するぐらいの気概を見せろと言いたい。パロディネタをつなぎ合わせただけの愚作であり、1時間に1回笑えれば良い方だろう。
 ブツ切りの、意味のない日常イベントの連続にウンザリ(3クリックぐらいで1日が終わる事もある)。共通パートが長過ぎた上にこれか。選択肢の少ない、ゲーム性のない紙芝居。3Pイベントもほとんどなく、エロゲーとしても失敗作。ヒロインと関係が深くなる理由も不鮮明。何もかもが中途半端以下。森羅ENDの良さのみで最低ランクを免れた。



「君が望む永遠」

(ブランド) アージュ(age)
(ジャンル) 恋愛軋轢ストーリーADV
(発売日) 2001年8月3日
(スタッフ) 原画=バカ王子ペルシャ(杉原鎧) 、いくたたかのん(生田鷹呑)、ゆうろ。シナリオ=反重力生命マー、鬼畜人タムー、マロ☆ガッツ。歌=栗林みなみ。音楽=渡来亜人、加持久忍、清水永之、飯塚昌明。
(声優) 栗林みな実、上原ともみ(水橋かおり)、大友清里(浅井清巳)、吉住梢、北都南(ひと美)、石橋朋子(たかはし智秋)、野神奈々(本井えみ)、窪田聡子、小林まりこ(小菅真美)、雨宮麻紀。
(システム) 対応OS=Windows95/98/2000/Me。CD-ROM2枚組。画面解像度=800×600。主人公以外フルボイス。ED時スタッフロール強制。ディスクレスプレイ不可。
(ランク) Sクラス
(付記) 大空寺あゆは、私が最も愛するキャラクターとなった。この出会いにとにかく感謝したい。そしてマナマナは、私が最も恐れたキャラクターとなった。この出会いをなかった事にしたい。これは鬱ゲーではない。主人公も優柔不断なヘタレではなく、きちんと物事を考え、それを考えすぎるからこその結果だと私は思う。「マヤウルのおくりもの」がある水月エンドこそがトゥルーエンドだろう。
 まるで昼メロ体験ストーリーのようなゲームだった。第一部と第二部の落差など、シナリオの妙に驚嘆させられた。アニメ化などのメディアミックスも派手に展開された。非常に演出に長けた、PCゲーム史上に残る作品。DVD版、廉価版、再販版、ファンディスク、OVAあり。リニューアル版である「君が望む永遠〜Latest Edition〜」も2008年3月28日に発売された。TVA化もされた。発売直後に不適切画像で回収になった。



「虐撮」

(ブランド) 七味とうがらし団
(ジャンル) パズル+ADV
(発売日) 2000年4月28日
(スタッフ) 原画=わざきた。シナリオ=篁。
(システム) 対応OS=Windows95/98。CD-ROM1枚。
(ランク) Dクラス
(付記) かなりダーク色が濃く、主人公が鬼畜な作品。この主人公(裏本専門の写真家)、犯罪者以外の何者でもない。ここまで行動原理が黒い奴も他にはなかなかいないだろう。MAP移動式タイムシーケンスアドベンチャーの部分と写真撮影のアクション部分の2部構成のゲーム。ゲームそのものは短い。
 Hイベントシーンを見るためには陣地取りライクなうっとうしいパズルをクリアせねばならず、やり直しも厳しいために、難易度も高い。キャラでは、予言能力を有する巫女さんが怖過ぎ!あのENDは今思い出しても……恐ろしい 。ブランドはすでに解散している。



「GALZOOアイランド」

(ブランド) アリスソフト
(ジャンル) 3DダンジョンRPG
(発売日) 2005年12月9日
(スタッフ) ディレクター=TADA。シナリオ=イマーム、とり、ふみゃ。原画=MIN-NARAKEN、むつみまさと、ちょも山、織音、月餅、桐島千夜、ドラ之介モグ太。音楽=NEY。プロデューサー=しらきんぐ。
(声優) 北都南(ひと美)、かわしまりの、草柳順子、桜川未央、ミルキーゆかり、みる(青川ナガレ、壱智村小真)、金田まひる(安堂りゅう)、風音(櫻井浩美)、西田こむぎ、楠鈴音、佐々留美子(あおきさやか)、寧々、一色ヒカル(田中涼子)、中家志穂、カンザキカナリ、歌織、芹園みや(西沢広香)、甲賀忍、富樫ケイ、福元コヒロ、宝井葵、他。
(システム) 対応OS=Windows98/2000/Me/XP。画面解像度=800×600。マウスホイール対応。セーブコメント記入可能。バックグラウンド動作可能。バックログ機能なし。主人公以外フルボイス。画面保存可能(bmp、jpg)。
(ランク) Bクラス
(付記) 仲間モンスターの名前が変えられるので(漢字も使用可能)愛着が増すが(シナリオテキストにも反映されるが、所々反映されないのはご愛嬌か)、キャラ性能差は激しく、また捕獲時期が決まっているので、前半キャラを愛せなければ長続きしないだろう。しかし、捕獲したら即一日終了なのは理不尽だ。確実に逃げられる戦闘や、がマニュアルに付いているのは素晴らしい。
 やり直しプレイが手軽なので致命的ではないが、いつでもセーブというわけにもいかないのはマイナス。アイテム合成が一度に数個作れない、仲間が疲れるのが早い、ランダム要素が強い、等々の細かい不満点は多いが、さすがはアリスソフトの作り。が、正直3Dである必要はなかったと思う、2Dの方が手軽だったのでは。
 キャラが多い分、Hイベントは短く、差分も少ない。シーン回想が親切なのは嬉しいが。ショタ主人公ならではの消化不良感あり。軽い寝取られが頻繁にあるので苦手な人は要注意。で、「キチガイ」ってテキストはOKなの?



「吸血殲鬼ヴェドゴニア」

(ブランド) ニトロプラス
(ジャンル) 対吸血鬼バイオレンスADV
(発売日) 2001年1月26日
(スタッフ) 原画&キャラデザ=中央東口。シナリオ=虚淵玄。音楽=ZIZZ、有限会社クワイア。歌=小野正利。
(システム) 対応OS=Windows95/98/Me。ボイスなし。CD-ROM1枚。画面解像度=800×600。主人公の名前変更可能。ディスクレスプレイ可能。
(ランク) Aクラス
(付記) ニトロプラスの第2弾。大人のための特撮オマージュ。OP&ED曲のヴォーカルはあの小野正利で、彼特有のハイトーンヴォイスは健在。アニメを意識したムービーがカッコ良過ぎる。キャラでは、やっぱりモーラが一番好みだった。エロゲーではあるが、エロには一切期待しないように。それを求めるべき作品ではない。リァノーンエンドの素晴らしさはいつまでも色あせる事はない。グロ描写あり。そういえば、この作品でバッドエンドがないのは少々不自然ではなかろうか。
 戦闘がウザ過ぎるのが大きな欠点だが、戦闘スキップ機能をダウンロードして追加すればOK。廉価版も発売されたので、古さは感じるだろうが、この世界観はぜひとも一度体感してもらいたい。ボリューム自体はやや少なめ。再販版あり。



「銀色 完全版」

(ブランド) ねこねこソフト
(ジャンル) 銀糸ADV
(発売日) 2001年8月31日
(スタッフ) シナリオ=ALFRED、高嶋栄二、東トナタ、ヤマタカユウキ、片岡とも。原画=綾瀬悠、葵渚、秋乃武彦、白凪マサ。サウンド=LittleWing、feel、Ebi。
(声優) 夏海萌、春野ゆきね、藤澤智子、狩那まえ、間瀬洋子、籐野らん(後藤邑子)、綾川りの、カンザキカナリ。
(システム) 対応OS=Windows95/98/Me。DVD1枚+CD-ROM2枚組。フォント変更可能。ディスクレスプレイ可能。既読スキップなし。
(ランク) Bクラス
(付記) DVDドライブを持っていないユーザー用に、CD-ROM版も同梱されている親切さ。コストパフォーマンスには定評がある。「銀色」からシナリオやCGが追加され、新規シナリオがフルボイスになり、新オープニング&エンディング曲のフルバージョンなど、新BGM追加が約10曲追加された。
 私はDVD版でプレイしました。一番良かったのは1章かな?まあ、その1章が良過ぎて、それ以降に対する評価が辛くなってしまったのが残念。シナリオ構成の失敗か。シナリオは一本道。……とにかくゲー」の異名は伊達ではなく、次から次へとやり切れない思いを強要してくれます。よくもまあ、これだけ……。終わったら、オマケシナリオで全部吹き飛ばそう!さらに詳しくは「PC18禁Lレビュー」をどうぞ。



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