小説書庫 た〜

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○ 「タイタニア」
○ 「黄昏という名の劇場」
○ 「戦うボーイ・ミーツ・ガール」
○ 「田中芳樹公式ガイドブック」
○ 「ダブルダウン勘繰郎」
○ 「ダンガンロンパ/ゼロ」



「タイタニア」1〜3巻

(著) 田中芳樹
(刊行) 徳間書店
(ジャンル) 長編スペースオペラ
(ランク) Bクラス
(付記) 同氏のスペースオペラの代名詞「銀河英雄伝説」とは、ちゃんと差別化がなされている。装画は道原かつみ。主人公であるファン・ヒューリックの破天荒さが痛快。「今から『銀英伝』に手を出すのはちょっと……」という人は、入門編にぜひどうぞ。で、いつ続きが執筆されるのだろうか。……完結もしていなのに、なぜかTVアニメ化された。



「黄昏という名の劇場」

(著) 太田忠司
(刊行) 講談社
(ジャンル) 妖かしの物語
(ランク) Dクラス
(付記) 「本格推理作家」のはずの太田忠司が書いた、何ともミステリアスな短編集っぽい不思議な作品。最終話は書き下ろしとなっており、連載を読んでいた人も世界観が好みならば購入してみてはいかがだろうか。この最終話がなければ、なんとも後味が悪かったかもしれないのでなおさら。



「戦うボーイ・ミーツ・ガール」

(著) 賀東招二
(刊行) 富士見ファンタジア文庫
(ジャンル) アクションコメディ
(ランク) Bクラス
(付記) 様々なメディアミックス作品となって活躍中の、「フルメタルパニック!」シリーズの栄えある第1弾。イラストは四季童子。ありそうでなかった主人公を作った勝利だろう。ソ連が現存していたり、時代を感じさせる。後半はアクション一色だが、個人的には前半のテイストの方が好み。文章は擬音に走る事もなく、かなりしっかりとしている。売れるべくして売れた作品だと認識している。



「田中芳樹公式ガイドブック」

(刊行) 講談社文庫
(ジャンル) 公式ガイドブック
(ランク) Aクラス
(付記) 文字通り田中芳樹作品の全てが分かる、初心者からマニアまで必携の、実用性に優れた一冊。辞書形式になっており、疑問があればすぐに使える。特別書下ろし作品、「走無常」を収録しており、これがまた良い。連載が待たれるが、きっと期待してはいけないのだろう。→予想に反してスタートした(いつまで続くかわからないが)。



「ダブルダウン勘繰郎」

(著) 西尾維新
(刊行) 講談社ノベルス
(ジャンル) JDCトリビュート
(ランク) Sクラス
(付記) 清涼院流水の生み出したJDCワールドに西尾維新が挑んだ“JDCトリビュート”第1弾。カバーイラストはジョージ朝倉。世界観に最初は違和感があったが、徐々に西尾維新ワールドになって安心した。圧倒的なマシンガントークが炸裂しまくりで、ページをめくる指が止まらなかった。小説という媒体の盲点を見事に突いた一作。勘繰郎の生き様がカッコ良過ぎで、啓蒙されっぱなし。



「ダンガンロンパ/ゼロ」

(著) 小高和剛
(刊行) 星海社
(ジャンル) サイコポップ
(ランク) Aクラス
(付記) 上下巻。PSP用ゲーム「ダンガンロンパ」の前日譚をシナリオライター自らが執筆した物。帯の推薦者には、奈須きのこ、虚淵玄、三田誠、成田良悟といった早々たる顔ぶれが並ぶ。この小説は、ぜひともゲームをクリアした後で読んでいただきたい。それだけの労力を乗り越える事によって、この作品の衝撃度は段違いになるからだ。もちろん、プレイした人がニヤリとするサービスも忘れていない。しかし、ゲームシナリオライターがここまで小説家としての筆力を持っているとは、正直恐れ入った。擬音を一切使わないバトル描写を始め、読みやすく、尚且つインパクト大の文体、たまたま売れて調子に乗っている、絵のない漫画を量産しているライトノベル作家は正座して何度も音読して勉強すべきである。



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