小説書庫 さ〜

<ページ内ショートカット>
○ 「殺竜事件 a case of dragonslayer」
○ 「さよならの殺人1980」
○ 「戯言」シリーズ
○ 「3LDK要塞山崎家」シリーズ
○ 「斬魔大聖デモンベイン 機神胎動」
○ 「斬魔大聖デモンベイン 軍神強襲」
○ 「斬魔大聖デモンベイン ド・マリニーの時計」



「殺竜事件 a case of dragonslayer」

(著) 上遠野浩平
(刊行) 講談社ノベルス
(ジャンル) ファンタジー世界ミステリ
(ランク) Aクラス
(付記) 「ブギーポップは笑わない」の著者が挑んだ新境地。イラストはあの“悪魔絵師”金子一馬。「ファンタジー+ミステリ」と構える事なく、新感覚エンターテインメントとして楽しんで欲しい。キャラクターがしっかりと確立されており、文章力もひしひしと感じるので、読み応えも充分。決して色物ではなかった。



「さよならの殺人1980」

(著) 太田忠司
(刊行) 祥伝社
(ジャンル) 追憶青春推理
(ランク) Bクラス
(付記) 謎の原稿によって過去へと引き戻される男。そして、何とも珍妙な犯人に愕然。これは1980年という激動の年に起こった、もう1つの物語。ジョン・レノンが撃たれたその日に起こった事件とは……。郷愁の思いとともに楽しめる一冊。



「戯言」シリーズ

(著) 西尾維新
(刊行) 講談社ノベルス
(ジャンル) 新青春エンタ
(ランク) Aクラス
(付記) 小説界に一大ムーブメントを起こした、「京都の二十歳」西尾維新の看板シリーズ。開始2〜3作ぐらいまではミステリ風味だったのだが、いつの間にか超人アクションになり、結局はいーちゃんが真人間に戻るための作品だった気がする。キャラを大事にしているのかそうでないのか、皆目見当も付かない。2巻目の「クビシメロマンチスト」が一番好き。このシリーズをライトノベルとして扱うのには賛同しかねる。



「3LDK要塞山崎家」シリーズ

(著) 太田忠司
(刊行) 幻冬社
(ジャンル) 家庭内冒険小説
(ランク) Bクラス
(付記) シリーズ2巻所有。とても小説らしくない、漫画感覚で楽しめる明るく楽しい小説。この山崎家の父母の関係は、憧れてしまう。お父さんのプロポーズのエピソードは何度読んでも良い。そして最強装備「罵倒砲」に度肝を抜かれろ!2作目は激しく期待外れだった。



「斬魔大聖デモンベイン 機神胎動」

(著) 古橋秀之 (原作:鋼屋ジン)
(刊行) 角川スニーカー文庫
(ジャンル) 公式外伝
(ランク) Bクラス
(付記) 自分で企画を持ち込み、原作の鋼屋ジンが狂喜して公認したというだけあり、確実に面白く、楽しめる。文章力も折り紙付きだが、後半やや効果音表記が増える事と、スニーカー文庫の悪しき風習である太文字化がマイナス。原作の主人公などは出ないが、きちんとリンクし、世界観を同じくする手法は見事。が、原作未体験者やクトゥルー神に馴染みのない人でも充分に読み応えを感じられるだろう。



「斬魔大聖デモンベイン 軍神強襲」

(著) 鋼屋ジン (原作:鋼屋ジン)
(刊行) 角川スニーカー文庫
(ジャンル) 「斬魔大聖デモンベイン」外伝
(ランク) Cクラス
(付記) 外伝第2弾。今回も執筆はもちろんこの人、古橋秀之。イラストはNiΘ。洒落とクトゥルーの分かる方は、サブタイトルを「マーズ・アタック」と読むが吉。前作に引き続いて登場するのはエイダ、今回も大車輪の活躍だった。そして注目すべきは覇道瑠璃の父である兼定の登場。前作よりは文章的にも改善が見られるが、評価が低いのはオチの救いのなさと主人公のキャラクターが好みではなかったせい。充分に面白く、スラスラ読める。



「斬魔大聖デモンベイン ド・マリニーの時計」

(著) 古橋秀行 (原作:鋼屋ジン)
(刊行) 角川スニーカー文庫
(ジャンル) 公式外伝
(ランク) Cクラス
(付記) 古橋秀之の「デモンベイン」公式外伝小説第3弾。中編3本を収録し、その内の1本は書き下ろし。悲鳴や絶叫や効果音をそのまま表記する文章力の低さにスニーカー文庫の悪しき風習である太文字化が加わり、「小説を読んでいる」という手応えの薄い1冊。ドクター・ウェストの17歳の時のエピソードや、ようやく読めた九郎&アルのエピソードなど、アプローチは面白かっただけに残念。が、ファンアイテムでしかないと思いきや、これまでの中で最もクトゥルーしているので、そちらが好きな人にはオススメできる。



トップへ
トップへ
戻る
戻る