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 場  所 雌阿寒岳(1499m)
 期  日 2010.07.2〜4(金〜日)
 メンバー L: 堀江 橋本 森 今野 谷 渡邊  鈴木義 鈴木和     8名 
 記  事 
      岳友森武雄さんが日本百名山を完登しました!?
             おめでとうございます。



 山に登る目的・方法は人により様々ですが、その如何に関わらず「日本百名山」完登は大きな区切りでありお目出度い事です。旧い岳友森武雄さんは、99座目を13年前に登りましたが、久しく体調が康れませんでした。ここ2,3年好調な様子なので、このチャンスに百名山完登を目指したのです。慶事の少ない年代に入った我我々には、この快挙は嬉しい限りで同行しました。同行したのは7名、内4名は70歳前後の老年登山者、3名は現役で働く中年組だ。 この中年組の都合で日程は7/2(金),3(土),4(日)の3日間。また森さん本人の希望で雄阿寒、雌阿寒の両峰を登る計画で出発しました。

第1日目(7/2)
 羽田から釧路、そしてレンタカーで阿寒湖畔へ、ここで飲物などを整えて登山口の野中温泉着はほぼ予定通り、いよいよ雌阿寒岳の登山が始まりました。北海道の深い原生林を抜けましたが、山頂部は雲が覆っています。活火山のこの山は時おりその臭いがします。火口壁の一角が頂上でしたが、強い風に霧が飛んでいました。「完登」の記念撮影もそこそこに下りはオンネトーへの道を選びます。 火山礫の山腹にも高山植物が顔を出しています。長い森林帯を抜けると神秘の湖オンネトーでした。野中温泉までの車道は堪えましたが、全員登頂、無事帰着です。今宵の宿は阿寒湖畔の観光ホテルです。

第2日目(7/3):鈴木和雄さん一足早く帰途に着く。
 あいにくの雨模様です。滝口の登山口で雨具を着て雄阿寒岳を目指します。太郎湖、次郎湖と過ぎますがどうにもペースが上がりません、なにが原因しているのでしょうか。雨がつよくなったので登頂を断念、まだ1合目です。北の台地特有の大きなフキの傘の下で、伝説の小人コロボックルが笑っていました。午後は湖畔周辺の見学に費やしました。宿泊は近くの民宿です。

第3日目(7/4)
 釧路空港午後3時半のフライトです。丹頂の里、釧路湿原展望台、湿原散策などをして、釧路魚市場で昼食。やや忙しく北海道の旅が終りました。さてご覧の通り、雌阿寒は登頂しましたが雄阿寒には登れませんでした。これで「完登」と言えるのでしょうか。百名山には興味の無い私は、標高もあり三角点を持つ雌阿寒を主峰と考え標題に「完登」と書きました。しかし雌阿寒が火山活動で入山禁止になっていたとはいえ長い年月、雄阿寒を百名山にしていました。雄阿寒の山容は阿寒湖との対比などを含めて、その資格を持っています。その裁定はお任せするとして、雌阿寒登頂、雄阿寒に取付いたことで今回の山行を自己採点で0.9、To t a199.9を完登と書いたわけです。
改めて森さんおめでとう。

 メンバーの鈴木和雄、橋本衛、鈴木義朗、今野図司夫、谷雅太、渡辺寛さんご協力感謝しています。

                    (堀江 俊一  記)
                                         
野中温泉登山口
2010.07.02 鈴木和
野中温泉登山口から雌阿寒岳は、霧の中
2010.07.02 鈴木和
四合目のガレ場
2010.07.02 鈴木和
七合目からオンネトー湖
2010.07.02 鈴木和
九合目、最後の急登
2010.07.02 鈴木和
雌阿寒岳頂上
2010.07.02 鈴木和
雌阿寒岳頂上
2010.07.02 鈴木和
雌阿寒岳頂上 風が強い
2010.07.02 鈴木和
雌阿寒岳頂上 百名山登頂
2010.07.02 鈴木和
雌阿寒岳の下山路で見つけたコマクサ
2010.07.02 鈴木和
オンネトー湖
2010.07.02 鈴木和
宿泊ホテル
2010.07.02 鈴木和

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