３月２４日　曇り時々雨
総勢３名、中央線あずさ３号に乗込み北八を目指す。
天候は曇り模様。茅野駅に着くころは雨が激しくなって来た渋の湯行きのバスに乗り換える。登るにつれて雨が雪に変わって来た。渋の湯に着くと中年グル―プに加え学生山ガールが多いのにびっくり。アイゼン、スパッツを付け出発登り口から急な斜面でアイゼンが無いと苦労する。途中、１０人程の山ガールグループに抜かれる。予定より少し遅れて黒百合ヒュッテに着く野営のテントが色鮮やかだ。ヒュッテは先客であふれていた。聞くと今日は７０人近くが泊まる予定とのこと。夕食までの時間飲みながら明日の計画を立てる。天候が回復しない状況のため、天狗岳を目指し進めるところまで行くことにする。

３月２５日　風と雪風雪といびきの音で熟睡出来ないまま朝を迎えた。外は風雪が続き寒暖計はマイナス１７度を示していた。７時風雪の中を出発。天狗岳に向かう１０人ほどのパーテイのあとを着いていく。中山峠を越えてから風雪が強くなり視界も悪くなる。樹林帯に入るとホッとする。急な登りの手前で途中で引き返してきた下山組と出逢う。われわれも撤退を決断し下ることにする。黒百合ヒュッテに戻りコーヒで一息入れる。昨日登って来たコースを下り渋の湯に着く。さっそく温泉で冷えた体を温める。茅野駅で軽い下山祝いを行い帰路に着く。
今回は久しぶりの雪山でコース経験者も居ない中不安もありましたが雪の感触を少し味わうことが出来ました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（記：猪股）