地域・アソシエーション研究所(大阪府茨木市)事務局ニュース(No.1 2002.9.24)から
「アソシエーション連続学習会」第3回報告─大藪龍介さんを講師に


 8月30日、「アソシエーション連続学習会」の3回目が講師も含め26人の参加で行われました。研究所が助走し始めたということで、研究所・関西よつ葉連絡会共同事務所の会議室でおこなわれました。既に他の会議などで会議室を利用されていた方もあるかもしれませんが、初めての方は事務所の雰囲気はどんなものでしたでしょうか。

 学習会の方は、大藪さんからソ連社会主義の破綻の総括として、「プロレタリア独裁」や「前衛党」の問題点を指摘され、マルクスの1860年代以降のアソシエーション論を再生の足ががりとするという問題意識でした。そして、議会制民主主義の限界を超える過渡期のイメージとして協同組合型志向社会と地域自治体国家を提起されました。また、21世紀の革命を展望するならということで、20世紀までのように戦争や恐慌といった資本主義の大破局から革命をイメージするのではなく、漸進的な社会革命中心の変革を提起されました。

 マルクス・レーニン主義の立場をとってきた多くの左翼にとって、「プロレタリア独裁」や「前衛党」の否定は、なかなか挑発的で刺激的なもので、その点をめぐって若干の意見交換がありました。コーディネーターとして参加された田畑さんのほうからは、「政治過程としては対抗的アソシエーションが次々と生まれてきている状況は事実としてあるが、社会変革論と結びつけるという問題意識はない、それを忘れないようにしようという問題提起だと思う」との発言がありました。

 次回は、グラムシ研究者の松田博さんにお願いしたいと考えています。イタリアにおけるアソシエーションということで「人民の家」などの実践について紹介していただくつもりです。10月末頃を予定しています。