最近のコンサート1
2002年から2005年まで
プラハ国立劇場 スタヴォフスケー劇場 2006/01/12 新潟県民会館 

歌劇「フィガロの結婚」

こぢんまりとした感じだったが、よくまとまっていました。まぁ、フィガロはいつ聴いてもいいですよ。楽しめますね。大歌劇場だろうが、地方の劇場だろうが・・・、これといって、すばらしい歌手がいたわけではないけれど、まとまったアンサンブルでした。まぁ、スザンナがきちんとしていれば、OKでしょう。演出も舞台装置も悪くなかったし・・とにかく久しぶりで、うれしかった。

東京交響楽団 新潟第34回定期公演 05/12/4 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

指揮=大友直人
ソプラノ=森 麻季
アルト=竹本節子
テノール=マルクス・ブルッチャー
バス=黒木 純
合唱=にいがた東響コーラス
合唱指揮=辻 裕久

ヘンデル:オラトリオ「メサイア」
 
 以前にアマチュアの合唱団のために、やっていたメサイアを聞きましたが・・・途中でたいせきしましたが・・・。
さすがに今回は、なかなかよかったですね。人の声はやはりいいですよ。合唱も心にずーーーんときますね。
ソプラノはうまかったです。ピーンとはった声とでもいえばいいのかな。まぁ、とにかく長い・・・意味わからないし、
純粋に音楽だけ聴いていました。楽しい曲でないですが、ソリストの表情や合唱の迫力・・・東響のうまさ?で何とか
もちました。

ノルウエー、スタヴァンゲル交響楽団 05/11/09 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

スザンナ・マルッキ(指揮)
ペッカ・クーシスト(ヴァイオリン)

ニールセン 序曲「ヘリオス」
 初めて聴く曲です。最初のバスの出だしで・・・もしや・・と思ったのですが、聴きやすい曲で安堵しました。

シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 二短調
 前回の東響に引き続いて、聞き比べのような感じになりました。しかし、座席が全然違って、オケの裏なのでVnの音を比較することはできませんでした。音は、すっきりとのびていたようです。個人的には、前回の 

トヴェイト 交響詩「水の精」
 こちらも、初耳の曲・・・でも、これは・・・ちょっと・・・居眠りタイムだったかなぁ。
グリーグ:ペール=ギュント 第1組曲、第2組曲
 あまりにも有名な曲。組曲で聴くのは初めて・・・いや・生演奏を聴くのも初めてかなぁ。楽しく聴けました。

新潟交響楽団(アマ)  第77回定期演奏会  05/11/6 新潟市民芸術文化会館コンサートホール

指揮/新通英洋
独唱/佐々木典子(ソプラノ)
スメタナ/交響詩『わが祖国』より「モルダウ」
  久しぶりにこの曲を聴きました。最初のフルートから、なかなかよく仕上がっていたと思います。

R・シュトラウス/「4つの最後の歌」
 協奏曲の時はやはり、正面ですね。特に声楽の場合は、後ろに回ったらいけませんね。曲は、生演奏では初めてです。とてもいい曲ですが・・・途中でぐっすりでした。・・・しっかりとした佐々木さんの声はよかったと思います。正面で聴くべきでした。、
 
ブラームス/交響曲第1番ハ短調
 交響曲では、ベートーベンの7番と同じくらいたくさん聴いています。ほかの演奏とは比べることができませんが、まぁ、がんばっていたようです。・・・ホルンがいつもの方がいなかった・・・やはり、ちょっと安定感がなかったかなぁ。

東京交響楽団 新潟第33回定期公演 05/010/23 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

指揮:ミッコ・フランク ヴァイオリン:バイバ・スクリデ 

ラウタヴァーラ:アポテオシス
 作曲者・曲目ともに全く知りませんでした。初物です。内容は、といえば・・・うーーん。これを書いているときは、もう、覚えていませんでした。聞けない曲ではないのですが、印象的な曲でもなかったような気がします。
すみませーーーん。この手は、勉強不足です。


シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
 若くて、とても美しい?ヴァイオリニストでした。・・・おいおい、音楽に関係ないでしょう。・・・確かに・・・しかし、天は二物を与えずなんて嘘ですね。再弱音は、ちょっとという感じでしたが、きれいな音色でした。もっともストラディヴァリですから・・・でも、実力がなければやはり、きれいに響かないです。
 さて、曲は有名ですが、個人的にはあまり聞きません。しかし、今日の演奏は、よかったです。久しぶりにヴァイオリンを聞いた感じでした。


ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1945年版)

 生でもよく聴いた曲ですが、あまり、好きな曲ではありません。とはいうものの、盛り上がりのある曲ですから、
楽しく聴けました。Vcのアクシデントもあったようで、楽団員も指揮者もノリノリだったようですね。

NHK交響楽団 新潟公演 05/07/15 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

指揮 ニコラ ルイゼッティ


モーツァルト  ドン・ジョヴァンニ 序曲
 音ならしの序曲?ちょっと遅れてきた人のための執行猶予時間?そうそう、最近、りゅうとぴあの駐車場が満車で、困っている人もいると思います。私も、有料の駐車場にいれてきて走ってきました。
 演奏は・・はいそれなりにうまかったです。


メンデルスゾーン  ヴァイオリン協奏曲  ホ短調  
                                 Vn ホォン モンラ
  久しぶりのメンデルスゾーンのVn協。Vnはなかなか、がんばっていましたね。私好みではなかったですが・・・。
ベートーヴェン  交響曲 第7番 イ長調         
 まぁ今日は名曲コンサートということで、それなりに・・・(そんなことをいってはいけない・・確かに東響よりもずっと音はいい)・・・がんばっていましたし、ホルンなんか・・割れ気味だったし・・・でも・・・う〜ん・・・なんといえばいいんだろう・・・演奏はすばらしいと思うんだけれど・・・じ〜んとこないのはなぜでしょう。N響は上手なのが当たり前・・とか・・態度が大きい(失礼)とかという先入観があるのでしょうか。正面のよい席で久しぶりに聞きましたが・・・それなりの満足で終わったような・・・???


アンコール
・1曲目 あれ?なにやったっけ?
モーツァルト フィガロの結婚序曲
 何回も聞いているけれど、アンコールでは久しぶり。

   

東京交響楽団 新潟第32回定期公演 05/07/10 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

指揮 飯盛 範親   P 小山実稚恵


バッハ チェンバロ協奏曲 第3番 ニ長調 BWV1054
 そもそも、訳ありで遅刻、聞けませんでした。

マーラー 交響曲第9番 変ロ長調 ニ長調
 初めての曲が最近多いのですが、この曲は、CDも聞いていません。大曲なのに全く不勉強のまま生演奏ということになりました。
聞けないわけではありません。とてもおもしろかったですが、やはり長いです。勉強しておくべきでした。最後の余韻は・・・・残念ながらいけませんね。今回はもう5秒くらいほしかったです。一番で拍手した方、途中で気がつきましたか?がっかりされている人のどれだけ多かったか・・・・。休符も音楽・・・特に静かに終わる曲は要注意ですよ。オペラのように、もうまってらんないっよ!!!と声がかかるのとは違うのです。私のように不勉強の時は、特に拍手に気をつけています。東響、熱演だったと思います。



新潟交響楽団(アマ)  第76回定期演奏会  05/7/3 新潟県民会館

 J シュトラウス こうもり序曲
 なかなか、テンポが変わったり、大変な曲でしたが、よくまとまっていました。

 ボッテジーニ グラン デュオ コンチェルタンテ  Vn 久保田 巧  Cb 河原 泰則

  初めて聴く曲です。作曲者も知りません。VnとCBのための協奏曲のようです。確かに、CBがこんなに、表現力のある楽器だったなんてと思いましたが・・・曲は・・・おもしろくないなぁ。

 ラフマニノフ 交響曲第2番 
 有名な曲・・・いやいや それは、協奏曲・・・。交響曲第2番、これも知りません。初体験ですが・・・うーん。聞けなくはないけれど、また聞きたいとは思わなかった。えんそう、がんばっていたかなぁ?

オペラ・レクチャー&サロンコンサート 05/06/24 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

今回は2回目、ところで、隣では魔笛の公演が行われています。まぁ、魔笛の方が後付ですから仕方ないのですが・・・同じ日にやるなよなぁ。
                                    オペラ・レクチャー

 鈴木 啓介  オペラ演出の大家による現代オペラ演出マエストロ

        オペラの演出について、新国立劇場についてかなり辛口のお話がありました。メインは、日生劇場の初演の時とサヴ       ァリッシュとの演出について、どちらもフィディリオですが・・ビデオをみながら・・・なるほど。


 Sp 島村 友美  Bs 三浦 克次             P  相田久美子


1 ペルコレージ《奥様女中》より 二重唱「その目を見ればわかね」
  Sp 島村 友美  Bs 三浦 克次
                                   
2 モーツァルト《コシ ファン トゥッテ》よりデスピーナのアリア「男に、軍人たちに」
  Sp 島村 友美                                  

3 ロッシーニ《チェネレントラ》よりドン マニファコのアリア「わしの娘ごたちや」
   Bs 三浦 克次                                  

4 ドニゼッティ《ドン パスクアーレ》よりノリーナとパスクアーレの二重唱「お嬢さん、そんなに急いでどこへ行く」
  Sp 島村 友美  Bs 三浦 克次ー                                  

5 ドニゼッティ 《愛の妙薬》よりドゥルカマーラのアリア「お聞きあれ、村の衆」
  Bs 三浦 克次                                 

6 ドニゼッティ《愛の妙薬》より アディーナとドゥルカマーラの二重唱「何という愛かしら、なのに私は」 
  Sp 島村 友美  Bs 三浦 克次                                  
    


                                   
アンコール 
 
 ペルコレージ《奥様女中》より 二重唱 
 
 あとは 忘れました。 

東京交響楽団 新潟第31回定期公演 05/05/29 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

指揮 秋山 和慶    Vn Va シュロモ・ミンツ
                                 
バルトーク  ヴァイオリン協奏曲 第2番  


バルトーク  ビオラ協奏曲  
  

バルトーク  管弦楽のための協奏曲

 はい、コメントなしといいたいところです。私にとってはバルトークは、まだ、未知の作曲家・・・楽しめるまでには時間がかかりそうです。 独奏はとても力強く、素晴らしかったです。ビオラの渋さに圧巻。管弦楽のための協奏曲はまだ聞きやすかったのですが・・・それでも・・・音楽として聞こえてこないのです。まだまだ、未熟者です。


オペラ・レクチャー&サロンコンサート 05/04/30 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

今年度中に4回、オペラに関するいろいろなことを、第一人者の方々からお話を聞いたり、曲を聴いたりする、りゅーとぴあの企画です。今まで、いろいろな形で新潟のりゅーとぴあに参加している小鉄和広をメインにして、まいかい、様々な嗜好をこらしているようです。
 今回はその第1回目。

                                    オペラ・レクチャー

 若杉 弘  マエストロが語るオペラの世界。

        オペラの基本の話と劇場についてのお話でした。


 Sp 島崎 智子  Msアリス・ベイカー T ジョアッキーノ ジット Bs 小鉄和広             P  山口 佳代


1 ヴェルディ《シモンボッカネグラ》よりフエスこのアリア「永遠の別れ」
  Bs 小鉄和広
                                   
2 ヴッリーニ《カプレーティ家とモンティキ家》よりジュリエッタのアリア「ああ 幾たびも」
  Sp 島崎 智子                                  

3 ジョルダーノ《アンドレア・シェニエ》よりシェニエのアリア「そうとも、私は軍人だった」
  T ジョアッキーノ ジット                                  

4 ビゼー《カルメン》よりカルメンのアリア「今度は私がやるは」
  Msアリス・ベイカー                                  

5 ヴェルディ 《シチリアの晩鐘》よりプロチーダのアリア「ああパレルモ」
  Bs 小鉄和広                                  

6 プッチーニ《蝶々婦人》より 蝶々さんのアリア「お聞き ある晴れた日に」 
  Sp 島崎 智子                                  
    

7 ビゼー《カルメン》より カルメンとホセの終幕の二重唱「お前か 俺だ」
  T ジョアッキーノ ジット  Msアリス・ベイカー                                  
アンコール 
 
 言葉遊び  Msアリス・ベイカー
 カタリ    T ジョアッキーノ
 
 あとは 忘れました。 

パリ管弦楽団 05/04/10 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

指揮 ミシェル プラッソン


ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲
  そもそも、フランスの作曲家の音楽は好んで聴かないし、ドビュッシーもラベルも好きな方ではない。この曲も何回か聴いたことがあるが、いつも半分お眠りタイムになってしまう。ところが、今日は違いました。一発目のフルート。今まで聞いたことのない柔らかさで出てきたのです。しびれました。

ショーソン 交響曲 変ロ長調 Op.20
 初めて聴く曲です。作曲家も知りませんでした。隣にいる親友が「まぁ。聞けなくはないけれど・・・とらえどころのない曲で・・・メロディがない」とのこと、弦の低音で始まりましたが、確かに現代音楽のように聞けないわけではない。流れるような音楽の中で・・・・とらえどころのない感じに陥りました。まぁ、画面のない映画音楽という感じでしょうか。ストーリーがないので、本当にまったりとした印象でした。とはいっても、1楽章のおわりは結構かっこよかったし、3楽章もおもしろかった。・・・しかし、睡魔が・・・。
何回かコックンしてしまいました。



ドビュッシー  管弦楽のための3つの交響的スケッチ 海

 がはははは・・・実をいうとこの曲もあまり好きではない。がしかし、今日は、聴けた。前の2曲同様、何が違うのか。それは、このオーケストラの力なのです。今日のパリ管は実をいうと期待はしていなかったのです。まず、自分の好きなプログラムでないこと・・最近、パリ管の話やレコードはほとんど聴いていないこと・・・などなど。ところが・・・1曲目のフルートの音色の柔らかさ。フルートだけではありません。管楽器、弦楽器もなんと、落ち着いてしっとりとしているのでしょう。イメージ的には明るく華やかな感じをもっていましたので、その違いに驚きました。今回の曲目は、十八番ですよね。本場の音、曲だったのです。

ラヴェル  ボレロ
 この曲は、何回かいろいろな演奏を聴きました。そして、徐々に音が大きくなり、クライマックスへ。最後の大音量とともに終わる。という感じで、今までその、ダイナミックスさばかりが、目立っていました。しかし、今日は違うのです。ppからのはじまり。ほんとうに、まろやかな管楽器の音色・・・それぞれの楽器の特徴を精一杯出していたように思います。そして、見事なアンサンブル。
いやーーーとにかくびっくりでした。もちろん迫力もありましたし、熱気もムンムン・・・。感動しました。
 
  ウィーンフィル以来の満足度でした。
 

東京交響楽団 新潟第30回定期公演 05/03/26 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

指揮者 ユベール・スダーン

 
モーツァルト 協奏交響曲 変ホ長調K.297b,app.9(ロバート・レヴィン再構成版)

 モーツァル雑学のところでもお話ししましたが、この曲は私にとっては、とてもお気に入りなのです。もちろん生演奏は初めてです。
しかし、今回は特別バージョン・・・確かこちらの版のCDも持っています。あまり聞きませんが・・ただ、FL吹きなので、楽しんだ覚えはあります。まぁ聞き慣れているのでClバージョンの方がお気に入りですが・・。真作偽作は、私にはわかりませんが、いろいろなバージョンがあるのもいいですね。
 演奏の方は、強弱にやスピードの変化がとてもありました。ソロは、東響メンバーのようですが、息が合っていたのはそのせいでしょう。ホルンも結構安心して聞けました。


ブラームス/交響曲 第1番 ハ短調 
 交響曲で、内容の濃さや聞き易さなどを考えると、この曲は演奏会での盛り上がり方では一番かもしれませんね。
演奏は、とても動きがありました。特にテンポの動きが大きかったようです。1楽章から力の入った演奏でした。 

アンコール
 
ブラームス  ハンガリー舞曲第5番
 こちらは、元々テンポや強弱の差が大きいのですが、今日のアンコールはその中でも、なかなかのものでした。

ライプツッヒ ゲヴァントハウス管弦楽団   05/02/25 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

指揮者 ヘルベルト・ブロムシュテット

メンデルスゾーン  交響曲 第4番 「イタリア」 

 この曲は、明るくてとても好きな曲なのです。生演奏は?????う〜ん、覚えていないなぁ。
とても楽しみにしていました。演奏の方は、やや、響きにかけていたかなぁという感じでしたが、
CDのイメージが強すぎるせいでしょう。それに、この曲は、ガンガン鳴らしたり、ゆったり響か
せるという感じでないですからね。そういえば、あまりプログラムにはのらない曲ですよね。観客を
これぞ名演といわせるには、骨の折れる曲だと思います。


ベートーベン     交響曲 第3番 「英雄」
 重厚な交響曲のパイオニア的存在のこの曲。数々の演奏を聴きましたし、CDもいい録音が
いっぱいあります。また、演奏会で聞くにも、盛り上がりがあって楽しく聞ける曲ですね。
もっと、重厚な感じかなぁと思っていたのですが、意外とあっさりと流れていったような気がします。
私のこのオケに対する先入観があったかもしれません。

 アンコール
 ベートーベン  エグモント序曲
 あれ、これは、イメージピッタリ!ドイツのオケーーーベートーベンって感じでした。


 

新潟ジルベスター コンサート 04/12/31 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

 2000年のジルベスターコントに続いて2回目です。今回は、ゲストが多く、とても楽しいプログラムでした。

開幕ファンファーレ ホワイエ

 吉松 隆  新潟ファンファーレ (東京交響楽団金管アンサンブル)

 個会場前にホワイエで開幕の合図で、演奏していました。いよいよ始まり、多数の人でごったがえしていました。

プレ コンサート オルガン(和田純子)

 フランク コラール第3番 イ短調 
  開演前の約20分、りゅうとぴあの素晴らしいオルガンが響きました。が・・・会場に入る人、私語をする人で、せっかくの演奏が完全にBGM状態でした。残念。


 第1部 東京交響楽団 二期会合唱団 指揮秋山和義慶


 ワーグナー タンホイザーより 大行進曲 歌の殿堂ををたたえよう
 二期会の合唱団はほんと久しぶり。しっかりとまとった素晴らしい合唱でした。この曲はオペラでの演奏で聴きましたが、今回の演奏会形式では、迫力がありますね。

チャイコフスキー ロココの主題による変奏曲より   Vc 横坂 源
 新潟出身の若手だそうです。思いっきり弓を引くと、何か異音がするのは私だけか、ものすごくきになってしまいました。今後活躍に期待します。

パガニーニ ヴァイオリン協奏曲第2番より第3楽章 Vn 横坂 源
 このとんでもない曲を素晴らしい演奏で魅了してくれました。弓が2本ほど切れましたが、あれだけすごい弾き方だと切れますよね。

モーツァルト フルート協奏曲第2番より第1楽章 Fl 高木 綾子 
 こちらは、フルートの名曲。生演奏を聴くのは久しぶりです。そう、フルートのふくよかな音と技術を思い出させてくれました。


第2部

ヴェルディ 歌劇アイーダより アイーダ行進曲
 こちらは、リクエスト曲。左右の客席にトランペットを配して、二期会の合唱もいれて大迫力の行進曲でした。

プッチーニ 歌劇ジャンニスキッキより 私のお父さん Sp 佐々木典子
 こちらは、今日の第9のソリストによる曲。イタリアオペラにしては、かわいい曲でした。

ワーグナー 歌劇タンホイザーより 夕星の歌 Br 青戸 知
 有名な曲ですね。のびのびと歌っておられました。。

ビゼー    歌劇カルメンより セギーディア Ms 郡 愛子
 司会をしたりそのたびに衣装を変えたり、ご苦労様です。

プッチーニ 歌劇トスカより 星は光ぬ T 井上 了吏
 、今みなさんが次の第九に備えているのに、この方は精一杯張り上げ歌っていました。いやーなかなかでした。


第3部
 ベートーベン 交響曲第9番 ニ短調 合唱付きより 第4楽章
 今回のメイン。司会の郡さんがいうとおり、誰がこんな企画を考えたのでしょう。また、それにのる秋山さん、あなたは偉い。最後はこちらがひやひやものでしたが、ピッタリ、演奏者の東京交響楽団、二期会合唱団、会場の聴衆、まさに歓喜の渦になりました。興奮しますね。・・・次も期待したりして・・・

第4部
 吉松 隆  新潟ファンファーレ 
 興奮が冷めぬまま、新年を祝うファンファーレ

 J.シュトラウスU ワルツ 美しき青きドナウ
 J.シュトラウスU ポルカ 狩
 J.シュトラウスU トリッチ トラッチ ポルカ
 ニューイヤーのコンサートはこれ?まぁ楽しく聴きました。

 アンコール
 シュトラウス ラデッキー行進曲
 会場の聴衆と二期会の皆さんまで一緒になって、手拍子・・・だんだん皆さんも手慣れてきましたね。
 
 ヴェルディ 歌劇椿姫より 乾杯の歌 
 こちらもソリストが何人かいると必ずアンコールになる曲・・・でねMs とBrは暇ですよね。

水戸室内管弦楽団 04//12/06 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

指揮 小澤 征爾   管弦楽:水戸室内管弦楽団

モーツァルト  歌劇「イドメネオ」序曲

モーツァルト  ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 

モーツァルト  交響曲 第36番 「リンツ」 ハ長調                      
         
  アンコール G線上のアリア

 いゃー小澤さんですから、久しぶりにほぼ満席のりゅーとぴあでした。
指揮ぶりはいつもの小躍りするような軽快な感じでした。まぁ、すごいメンバーが
そろっているので、演奏はなかなかでした。席が悪かったせいか、ソロの調子は
よくわかりませんでしたが・・・。
 あとは、拍手のタイミングを是非新潟の皆さん覚えましょうね。自信がなかったら、
人のあとを追いましょう。余韻は大切です。まぁ、普段クラシックになんか来ない方
いたようなので・・・(04/12/06)

りゅうとぴあ 歌の花束bP5 イタリアオペラ・コンサート 04/11/23
  りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

 Sp 高橋薫子  Ms 坂本朱  T五郎部俊朗  Bs小鉄和広  P 村上尊志


ロッシーニ チェネレントラより 第2幕より「きっと捜してみせる」 五郎部
 
ロッシーニ セビリアの理髪師より 第1幕より「陰口はそよ風のように」 小鉄
 
ロッシーニ アルジェのイタリア女より 第1幕より「むごい運命」  坂本

ロッシーニ アルジェのイタリア女より 第1幕より「運命のいたずら」  坂本 小

ドニゼッティ 愛の妙薬より 第1幕より「そよ風にきけば」  五郎部 高橋

ドニゼッティ 愛の妙薬より 第2幕より「人知れぬ涙」  五郎部 

ドニゼッティ ドン・パスクワーレより 第3幕より
                   「お除算そんなに急いでどこへ行く」  小鉄 高橋

ヴェルディ  椿姫より 第1幕より「ああ、そはかの人か 花から花へ」  高橋

チレーア   アルルの女より 第2幕より「いつもの羊飼いの物語」  五郎部

マスカーニ  カヴァレリア・ルスティカーナより 「ママも知るとおり」  坂本

ヴェルディ  ドン・カルロより 第4幕より「あの女は私を愛していなかった」  小

プッチーニ  ラ・ボエームより 第2幕より「私が街を歩くと」  高橋

ヴェルディ  イル・トロヴァトーレより 第2幕より「炎は燃えて」  坂本

ヴェルディ  リゴレットより 第3幕より「いつかお前に会ったような気がする」 
                                 高橋  坂本  五郎部  小鉄
 
アンコール
  ヴェルディ  椿姫より 第2幕より「乾杯の歌」  高橋 坂本  五郎部  小

 1曲ずつ解説したいところですが、まぁ、とにかく4人ともすばらしい歌手です。
ほれぼれ しちゃいます。テナーの五郎部さん。優しくまろやかな歌声が魅力的
でした。もちろん、 張り上げるところもがんばっていましたよ。まぁちょっと、乗
り切れなかったところもある けれど、こういうコンサートは難しいですね。
 メゾ・サプラノの坂本さん。いやーメゾ・・がこんなに迫力のあるものだなんて
知りませんでした。モーツァルトではあり得ないのですね。新発見でした。
  小鉄さん、いやー見事です。豊かな声ですね。高橋さん、小柄な体から、
信じられないのびがあって豊かな声、安定した歌声に、魅了されます。小鉄
さんとのコンビはいいですね。
 やはり、オペラ人のようです。東京でのフィガロ・・・新潟でもやってくれない
かなぁ。

  

新潟交響楽団(アマ)  第75回定期演奏会  04/11/14 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

吉松 隆  朱鷺によせる哀歌 
 
 朱鷺の羽を広げた姿の楽器編成?j私が大好きになる曲ではないですね。映像とくっつけてBGMとしてつかいましょうか・・私の無知を作曲者にしかられますね。
シベリウス  交響曲 第7番
 私にとっては初物かなぁ!こちらもう〜ん。眠っちゃいました。すみません。

シチャイコフスキー 白鳥の湖より 抜粋

 私こちらは、慣れ親しんだ曲ですが、白鳥はやはり舞台がないとつらい曲だということがよくわかります。というより、舞台が観たい。オケの方もこちらは、安定していたようです。




東京交響楽団 新潟第28回定期公演 04/10/10 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

 指揮 大友 直人  管弦楽:東京交響楽団

モーツァルト  ピアノ協奏曲 第20番 ハ短調                      
         ピアノ 辻井 伸行
  前回の東響新潟定期以来のコンサート、弦の音にうっとりしてきました。確か20番は、初めて。 オーケストラの響きに、じーんときました。モーツァルトなので、編成が小さかったですが、その分アンサンブルとしてうまくまとまっていました。ピアノはまぁまぁ・・・きれいな音を出していました。モーツァルト当時のピアノフォルテで弾くとこんな感じかなあって・・・・・・メリハリがわたしには足りなかったので・・。もっともわたしの場所は、ピアノ直下なので、オケとのバランスは、あまりよくないですが、ピアノの微妙なタッチまでわかる。まだ、16歳ということですから、これから、きっと素晴らしい演奏をしてくれるでしょう。

ブラームス  ドイツレクイエム 作品45         
        ソプラノ 菅 英三子
        バリトン 甲斐栄次郎
        合唱  にいがた東響コーラス

 初めて全曲を聴きます。曲は重厚な感じでしたが、初物のわたしとしては、ちょっと魅力不足だったかなぁ・・・いや勉強不足ですね。久しぶりの合唱、人数が多いわりに、しっかりと統制がとれていたので、とてもきれいでした。人の声はいいですね。声楽といえば、久しぶりの独唱。バリトンの甲斐さんは、はっきりとした声でバンバン出ていました。ソプラノの菅さんは、ふくよかな丸みのある声でした。内容(歌詞)がわからないので、何ともいえませんが、どちらの声もなかなか魅力的でした。そうそう、コンサートマスターの大谷さん、髪を切っていらっしゃった。びっくり。
 

東京交響楽団 新潟第27回定期公演 04/7/24 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

指揮:アンドレイ・ボレイコ  管弦楽:東京交響楽団


 リャードフ
 3つの民謡(「魔法にかけられた湖」「キキモラ」「バーバ・ヤガ」)
 初めて聴く曲です。どれも、聞きづらいということはありませんでしたが、これといった印象をもてませんでした。というより、久しぶりのオケで、あちこち見回していました。ほぼ中央なので、まさにステレオ状態。やはり、管楽器が上を飛んでいくような感じが惜しい。全員の顔が見られないのも残念。

プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第2番
ヴァイオリン:神尾 真由子
 こちらも、場所に恵まれました。ヴァイオリン協奏曲は今まで、遠くで聞いたり、後ろだったり、どうもつかみ所がなかったのですが、
よい席で聞けば迫力があるのですね。こちらの曲もあまり好んで聴く曲ではありませんでしたが、神尾さんの細かい演奏の表情(顔の表情も豊かでしたが)がわかりました。

チャイコフスキー:交響曲 第4番
  こちらは久しぶりのチャイコの4番。とても楽しく聞かせていただきました。とにかく久しぶりということで、評価が甘くなってしまいます。(その前が潟響の県民会館だったので・・・アマと比べてはいけない・・・)しかし、ややお疲れモードのようでした。本番・楽章間で、観客にそれがわかるようではいただけないぞ。

新潟交響楽団(アマ)  第74回定期演奏会  04/6/20 新潟県民会館

  ワーグナー タンホイザー序曲
 とても好きな曲なので、楽しみにしていましたが・・・期待が大きすぎたかなぁ。

 バルクトード ピアノ協奏曲 第3番
  初めて聴く曲です。作曲者の名前を見て、聴けるかなぁと思いましたが、特に問題はありませんでし た。伊藤淳子さん のピアノでした。流れるように弾いていました。

 ブラームス 交響曲第3番 
 有名な曲だけれど・・・演奏会で聴いた覚えが・・・・どうだったかなぁ?・・・。

 今日の演奏は県民会館という音響の悪さもありますが、バランスがあまりよくなかったかなぁ。特にドイツものの正統派の曲は、しっかりとした演奏でないと苦しいですよね。個々には素晴らしいところもあったのだけれど・・・。 
 
 

 東京交響楽団 新潟第26回定期公演 04/4/25 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

モーツァルト  ピアノ協奏曲 第23番 イ長調  指揮 飯森 範親
                                 ピアノ ファジル・サイ
  昨年のモーツァルト21番とマーラー2番との組み合わせの続きのような感じでした。23番はもしかすると、生では初めてかな?今回、場所が3列目のピアノの近くだったので、とても楽しみでした。自分の23番のイメージとはずいぶん違っていたのですが、なかなか楽しく聞かせていただきました。モーツァルトの演奏はやはり難しいと思いました。派手にするわけにもいかず、かといって楽譜のままではつまらないし。サイさんは、ピアノの小さい音を細やかに表現していました。ピアノの近くでよかったです。そのかわり、管楽器の音が上を飛んでいってしまうのが、3列目のA席の苦しいところでしょうか。
 
アンコール   ピアノ ファジル・サイ

 ブラック・アース(ファジル・サイ)   ピアノで琴のような音をだした、なかなかおもしろい曲。モーツァルトの後だったので
                       ピアノの表現力、サイさんの技術力がしっかりと聞くことができました。
 バラード    (ファジル・サイ)   きれいな曲でした。


マーラー  交響曲 第5番 嬰ハ短調         

 昨年から、どういうわけかマーラーがとても多くなっています。ちょっと疲れ気味です。さて、それは個人的なことです。演奏は、なかなか力が入っていました。おもしろかったのは、3楽章でホルンのソロが協奏曲のように、前に出てきて演奏したことでしょうか。特に、必要性は感じませんが、ハミルさんのホルンのすばらしさがよくわかりました。場所が変わったので、左右からステレオのように聞こえるのでとても楽しいです。そのせいでしょうか、いくぶん音がまろやかになって、以前の時よりはまとまって聞こえました。

歌劇「焼餅亭主」 歌劇「奥様女中」 りょうとぴあオペラ劇場 
                                 04/03/20りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

歌劇「焼餅亭主」

12月に小鉄さんと演出家の方が、仮面をして、(片手に持って)劇を進めていました。どういうことなのかはわかっているのですが、私にとっては、あまり必要でなかったように感じています。特に、歌い手の場合は・・・。筋は、なんとも単純な喜劇です。小鉄さんは、やはりいい演技と声でした。嶋村さんは、ややかための高い声でしょうか。よく演技をしていました。

歌劇「奥様女中」
 りゅうとぴあで、2回目のこの歌劇。自主作成です。なかなか、こぢんまりした中でも、衣装もごく普通でしたし、演出もわかりやすく、よかったです。小鉄さんと高橋さんも、もう、18番という感じでした。歌の方は、共に抜群ですので、いうことがありません。演技も、細かい表情から、生き生きとした様子が伝わり、観客が引き込まれていくのがわかります。二人とも素晴らしい歌手ですよ。毎年、新潟で聴けることは、とても幸せです。ただ、やはり歌劇後進県・・こんな素晴らしい舞台なのですが・・満席にならない・・・あの劇場ですら・・・、何とか普及させたいですね。

 とにかく、高橋さんと小鉄さんの素晴らしい声と演技、毎年新潟で新しい挑戦をしていただき、私たちに素晴らしい歌声を聴かせてほしいと願っております。なにせ、東京まで聴きに行くことが、ほとんどできないのですから・・・1年に1回のお楽しみ。(04/03/20)
   

ロンドン交響楽団 04/03/10 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

指揮 コリン、デイヴィス

シベリウス/交響詩「大洋の女神」 
 初体験の曲です。メロディーがはっきりしているわけでもなく・・・。う〜ん、映画音楽のBGMかな・・・。


シベリウス/ヴァイオリン協奏曲 
庄司紗矢香(ヴァイオリン)

 何回か聴いた曲ですが・・・これといって好きな曲ではないので、なんといえばいいのでしょう。3楽章は楽しく聴けましたが。庄司さんは、なかなかたのしめました。最初はちょっと、のりが悪かったようですが、・・・というより、席が悪かったのだと思います・・・、どんどんのってきて、素晴らしい演奏でした。


ストラヴィンスキー/バレエ音楽「火の鳥」

こちらも全曲を聴くのは滅多にありません。久しぶりに聴いたので、あれっこんな曲だったっけ・・・なんて思うところも・・お恥ずかしい。いつも、東響の音を聴いているので、どうしても比べてしまうのですが、やはり、数段、うまいです。単なる音のパワーなら、東響も負けないですが、バランス、音質、音楽性・・やはり、洗練されています。ただ、暇な管楽器のパートの方がいただけませんでしたが・・・。(04/03/10)

東京交響楽団 新潟第24回定期公演 04/01/25 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

指揮 飯森 範親

細川 俊夫 オーケストラのための「海からの風」 
                                    
 これといった不協和音ではないのですが、メロディがはっきりしているわけでなく、心地よいというわけでもなく・・う〜ん・・なんと表現すればいいのでしょう。何となく聞き流してしまった感じがします。すみません。

R・シュトラウス 交響詩 「アルプス交響曲」

 この曲を聴く機会はほとんどないでしょう。何せ編成がすごいですから・・・そう多く演奏するわけにはいかないでしょうし・・。この機会を本当に楽しみにしていました。昔、レコードで聴いて、音が割れるとか途中でA面B面を変えなければいけないとか・・・CDになって、そのダイナミックさに驚いたりしたものです。
 さて、演奏の方は、自分のイメージとずいぶん異なった部分がありましたが・・・何せ生で聴くのははじめてなのでそれだけで感激してしまいました。ちょっと、大味すぎるかな?音は出ているけど・・雰囲気が出なかったかな・・・。

ウィーン・リング・アンサンブル  04/01/15 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館 

りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館が開館5周年記念の第5弾 ウィーンフィルのメンバーで9人で構成されています。
 Vn ライナー・キュッヘル  エクハルト・ザイフェルト
 Va ハインリヒ・コル
 Vc ゲアハルト・イーベラ
 Cb アロイス・ポッシュ
 Fl ヴォルフガング・シュルツ
 Cl ペーター・シュミドール   ヨハン・ヒントラー
 Hr ギュンター・ヘーグナー

J.シュトラウス二世      オペレッタ 「こうもり」序曲
ヨーゼフ・シュトラウス     ワルツ 「天体の音楽」
J.シュトラウス二世      シャンペン・ポルカ
ツィーラー            ポルカ・シュネル「人生は喜び」 
J.シュトラウス二世      ワルツ「ウィーンの森の物語」
J.シュトラウス二世      ポルカ「観光列車」

J.シュトラウス二世      オペレッタ「くるまば草」序曲
ツィーラー            ワルツ「天国の幸せ」
J.シュトラウス二世      ポルカ「クラップフェンの森で」
ライターマイヤー        ワルツ「ウィーンの心」
レハール             オペレッタ「メリーウィドーより」
                  ”唇は黙していても”
                  ”女の研究はやさしくないよ” 

アンコール

J.シュトラウス二世      ギャロップ 
                  美しき青きドナウ
                  ラデッキー行進曲 

 今日、札幌発で新潟入りのはずが、大雪で名古屋経由の9時間の長旅だったそうです。開演が1時間、遅くなりました。後半の最初に、Clのシュミドールさんが、わざわざ挨拶をしてくれました。到着は、本当に開演前だったようです。

 さて、演奏はさすが、1曲目のこうもり序曲はいまいちのりが悪かった・・・まぁ、音出しもそこそこだったようですから・・・・しかし、そこは、手慣れた曲。目を閉じていても体が勝手に・・・という感じでしょうか。すぐに、絶好調という感じでしょうか。観客のささやきから・・・音が柔らかい、きれい、美しいの声が・・。いやー全くその通りです。やはり、独特の音色ですよ。弦も管も。シュルツさんのFlはもう、絶品ですし、キュッヘルさんのVnにけちをつける人なんていませんよ。もう、天体の音楽からノリノリのウィーンそのものです。シュルツとシュミドールさんは、茶目っ気をたくさん出していましたし・・例のごとく小道具もありで、楽しい演奏でした。もちろん、ウィンナーワルツは絶品。極めつけはやはり、ヘーグナーさんのホルン。いやー。柔らかいウィンナーホルンでした。
素晴らしい美しき青きドナウでした。しびれました。
ラデッキーも会場の拍手も上手でしたし、とても上機嫌な新春コンサートでした。          
 

 りゅうとぴあ音楽講座 イタリア仮面劇とオペラ (奥様女中と焼餅亭主のききどころ) ミニコンサート    03/12/27
  りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

3月に公演される奥様女中と焼餅亭主の演出家のロベルト・サンティーニさんとりゅうとぴあオペラ劇場の芸術監督の小鉄和広さんが、このオペラの演出等について、45分ほど、解説してくれました。この仮面を付けて行うことについての考え方を説明されていました。

ミニコンサートの方はなかなかおもしろかったです。なにしろ、小さなスタジオ100人もいないところで、声を張り上げるのですから、なかなか迫力がありますよ。


                                    ピアノ       山口 佳代

1 《焼餅亭主》より第一部の二重唱「すてきなダンナ様どうしたの?」
                                    ドリーナ      嶋村友美
                                    マサッコ      小鉄和広
2 《焼餅亭主》より第二部のアリア「私の妻を買いたい人はいませんか?」
                                    マサッコ      小鉄和広

3 《奥様女中》より第一部のアリア「私の怒りん坊さん」
                                    セルピーナ    嶋村友美

4 《奥様女中》より第二部の二重唱「むねの中で愛のトンカチが」
                                    セルピーナ    嶋村友美
                                    ウベルト      小鉄和広

5 サリェリ 《オルムスの王アクスール》より喜劇的な場面
        アルレッキーノのアリア「君は僕の命」
                                    アルレッキーノ  マルコ・スパーヌ

6 モーツァルト《フィガロの結婚》より アリア「もう飛ぶまいぞこの蝶々」 
                                    フィガロ      小鉄和広
    

7 レオンカヴァッロ《道化師》より アリア「衣裳をつけろ」
                                    カニオ       マルコ・スパーヌ

アンコール 

 ヴェルディ 椿姫より 乾杯の歌
                                    マルコ・スパーヌ 嶋村友美


 題名が思い出せません。                    マルコ・スパーヌ


1曲目から4曲目までは3月の公演内容からです。セルピーナ本番は高橋薫子さんですが、今日は島村さんが歌いました。小鉄さんは、演技派でさらに、声も充実していました。(わかりきっていることですが・・・)。嶋村さんは、高めのややかための声でしょうか。はじめて拝聴いたしました。演技の方もなかなか、本番が楽しみです。
5曲目、7曲目、アンコールを歌ったマルコ・スパーヌさんは、最初の曲ではやや声が出ていなかったようですが(それでも、頭の上をばーんと通っていきましたが・・)だんだんのってきて、素晴らしい歌声でした。
6曲目のフィガロですが、いつか小鉄さんと高橋さんのペアで、りゆうとぴあ劇場「フィガロの結婚」を観たい。今日つくづくそう思いました。
小鉄さんのフィガロ、楽しそうな気もしますが・・・。




新潟交響楽団(アマ)  第73回定期演奏会  03/11/22 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

伊福部 昭  交響譚詩 
 
 2楽章からなる曲です。兄に捧げられた曲だそうです。1楽章は日本的の民族的な響きでした。迫力とリズムのある演奏でした。

マーラー  交響曲 第5番
 なかなかがんばっいたようです。アマではやはり難しい曲のようです。ホルンの方がとても音色でした。

ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 03/11/09 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

ベートーベン  交響曲 第6番 へ長調 「田園」   指揮 クリスティアン ティーレマン
                                 

 世界のウィーンフィルを新潟で聴くことができました。やはりウィーンの音ですよ。弦の柔らかな音、何ともいえないハーモニー、トップレベルの管楽器・・・そして、ウィンナーホルン・・・たまりません。田園の方は、手慣れた感じで進んでいきました。特徴的な演奏とはいえませんが、模範的、伝統的な演奏でした。
もう、これぞクラシック音楽という感じでした。ホルンが控えめでしたが、もしかすると、前回の東響のイメージが強すぎたのかもしれません。とてもふくよかで柔らかい音でした。フルートのシュルツさんもあの素晴らしい音色で吹いていましたし、オーボエ、クラともに名演奏でした。


R・シュトラウス 交響詩 「英雄の生涯」

 こちらは、なかなかの熱演でしたが、オーソドックスな作りでした。ホルンが9本。いやー涙が出ました。
何回、全身に電気が流れたことでしょう。このウィーンの独特な音色の中での英雄の生涯、りゅうとぴあのホールが一緒に響いていたようです。

アンコール R・シュトラウス カプリッチョより月光の音楽

 ホルンの甘い調べから入る曲です。初めての聴く曲でしたが、魅せられてしましまた。

 ウィーンフィルは、ザルツブルグの音楽祭のオペラピット以来、コンサートとなるとこれは、どのくらいさかのぼってしまうのでしょう。しかし、なぜか、この音色だけは耳から離れません。不思議なのです。やはり、ウィーンフィルは私にとって特別なようです。次に聴くことができるのは、いつでしょう。

東京交響楽団 新潟第23回定期公演 03/10/19 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

マーラー  交響曲 第2番 復活 ハ短調        
       指揮 井上 道義        合唱 にいがた東響コーラス
  ソプラノ 佐藤 しのぶ
                                  アルト  エルザ・モール

 どういうわけか、今秋はマーラーが続きます。今まで生で聴くことがほとんどなかったのに・・・。さて、こちらの復活は、全曲を通して聴くこともがあまりないので、どうなるかなぁと思っていましたが、東京交響楽団と指揮者の井上道義さんの熱演で、楽しんで聴くことができました。しかし、席が悪かったというか、熱演すぎたというか、ちょっと私にはうるさく聞こえたのです・・・ホール?場所?(ホルンがホールドアップするともろに音がとんでくる)・・・。まぁ、辛口はこのくらいにして、合唱が静かに入ってきたときには、体ガ
が震えました。(私はやはりオペラ人だとこのとき思いました)パートの人数のバランスはよくないようでしたが、音としてはとてもまとまっていました。曲全体もとてもよかったです。来月は・・マーラーの5番です。

東京交響楽団 新潟第22回定期公演 03/09/21 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

モーツァルト  ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調  指揮 ヘリンク シェーファー
                                 ピアノ 梯 剛之
  久しぶりのモーツァルト。21番は大学の時以来ですから、久しぶりのコンサートでした。オケもピアノもずいぶん表情が大きく、揺れ動いている感じでした。すこし、、まとまりがなかったような気がするのは、私の気持ちのゆとりがなかったせいでしょうか?管も弦もピアノもよかったと思うのですが・・・。

マーラー  交響曲 第4番 ト長調         ソプラノ 天羽 明恵

 ほとんどきくことのないマーラーを聴くことができました。マーラーの中では好きな曲なので、大変楽しみでした。こちらも、よく個性を出していたと思いますが、ブルブルと震えるくらい感動したかというと・・・?
ソプラノは聴いていた場所が悪かったので、何ともいえませんが、柔らかそうな声でした。ちょっと聞こえなかったのは、やはり、場所のせいでしょう。

ウィリアム・ベネット & 浅利守弘 フルートリサイタル  03/09/05 新潟市音楽文化会館

J・S バッハ  マタイ受難曲より Nr58 アリア   ベネット

?曲目を忘れました。                   ベネット・浅利守弘

タクタキシヴィリ ソナタ                  ベネット

小西 奈雅子 木霊(こだま)               浅利守弘

ドヴォルザーク ロマンス作品11            ベネット

シューベルト 萎んだ花の主題歌による変奏曲    ベネット

ヴィラ・ロボス ジェットホイッスル            ベネット

クーラウ トリオ作品119                ベネット・浅利守弘

アンコール 多数

ベネットさんは、ランパルの流れをくむ音質でしょうか。透き通ったというか、クリアというか、硬いというか、音量も多く、大きい吹き方でした。反対に、浅利さんは、とても柔らかくふくよかな音質でした。デュエットでは、あまりにもかけ離れた音質に、ちょっととまどったりして・・・?どちらがいいかではなく、好みの世界です。最近の流れは、温かく柔らかい音質が好まれているのでしょうか。

東京交響楽団 新潟第21回定期公演 03/07/13 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

ブラームス  ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調  指揮 ユベール スターン
                                 ピアノ ゲルハルト オピッ

  なかなか迫力のあるピアニストでした。久しぶりの外国人のピアニストだったので、どんなものかと思いましたが、音量がしっかりありダイナミックな演奏でした。

ベートーベン  交響曲 第7番 イ長調

 交響曲の中で一番数多く聴いているのが、この第7番。外国のオケからアマチュアまで、何度聞いたことでしょう。第4楽章のホルンのところで、どのくらいしびれるかがとても楽しみです。今日の演奏もなかなか、しっかりと個性を出していたように思います。指揮者もかなり熱が入っていたようです。まぁ、久しぶりに7番を堪能させていただきました。

アンコール
 すみません。思い出せないのです。
 

ウィーン弦楽ゾリステン 03/05/17 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

 まず、やはりウィーンの音です。ウィーンの弦の音の柔らかさは本当に究極の音色ですね。初めて、ウィーンの音を聴いて以来、聴くたびに体中がしびれてしまいます。

モーツァルト ディベルティメント 変ロ長調 k137
 個人的に好きな曲のひとつ。お手の物という感じでしょうか。軽やかに、まさにモーツァルトです。簡単で、軽い曲だからこそ、本当のモーツァルトに出会うことは珍しいですよね。何か気になったり、妙に力強くなったり・・・。さすがです。あまりにも当たり前じゃないかという感じなのです。
グリーグ 組曲 ホルベアの時代より
 1楽章プレリュードの付点のリズムのメロディートとビッチカートが特に印象に残りました。2楽章サラバンドの中間部は、グリーグらしいゆったりとしたなかで大自然を思わせる演奏でした。

ショスコターヴッチ 室内交響曲
 1楽章の付点のメロディーと低音部のショスコターヴィッチらしいリズム、3楽章はメロデイーと下降のリズムの対比が特に印象的でした。また、3楽章のチェロの高音部のメロディーがまるで、フルートのようなのびがありました。4楽章はヴァイオリンの長い音符の中に低音部のリズムがなんとうまく絡まるのでしょう。たまりません。あまりにも柔らかな音色と広がりに驚きます。まるで、ホルンがなっているような感じです。本当に豊かな広がりです。最後は、ヴァイオリンが静かに終わるのですが、後1秒拍手を待ちたかった。(新潟にしては、完璧に近いくらい待っていたのです・・・前の人なんか、手が何回か動いていた・・・しかし、ほんの少し早かった。)

ドボルザーク 弦楽セレナード ホ長調
 1楽章は歌のようなメロディーの掛け合いに、のびるヴァイオリン。2楽章はボヘミア風の踊りのようなメロディーや水が流れるようなメロディーが、あふれてきます。3楽章はリズム的なスケルツォ。4楽章は甘いメロディーがとしっかりとしたリズム。5楽章の高いヴァイオリンの音と細かく刻む伴奏。確実なテクニックの中に、同じ音色で幅広く深くなる、このウィーンの響きにただただ堪能するばかりです。

モーツァルト以外は初めての曲でしたが、この響きに見せられたという感じでしょうか。

アンコール
チャイコフスキー 眠れる森の美女より ワルツ
 ユニゾンのなるとなんと豊かな響きでしょう。もう、風船がふくらむように感じます。
 
Jシュトラウス シュネールポルカ
 これはもうまさに、十八番。ウィーンそのもの。

Jシュトラウス 騎士ハスマン
 スラブ風の曲。ちょっと変わった感じですが、手慣れた感じです。

マスネ ガヴァレリアルスティカーナより間奏曲 
 これは、本当に美しい。なんという演奏でしょうか・・・語彙不足で表現できません。すみません。

 久しぶりにたくさんのアンコール ありがとうございました。(とくにCBの方・・・)

 東京交響楽団 新潟第20回定期公演 03/03/08 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

東響定期公演500回 記念特別公演 3人の指揮者による特別公演

池辺晋一郎 東京交響楽団のためのファンファーレ  指揮 秋山和慶
  全金管のファンファーレと弦楽がうまくマッチした曲。短い曲だが、ファンファーレにしては長いかな?まぁ自分  たちのための曲だから・・・。

ラヴェル ダフニスとクロエ 第2組曲           指揮 秋山和慶

 初めて聴く曲なので何ともいえませんが、大編成の曲を聴くのは久しぶりなので感激しました。曲はつかみどころがなくて感想はうまく言えません。

レスピーギ 交響詩 ローマの松              指揮 大友 直人

 クラリネットの調べがとても印象に残りました。また、録音の?夜鶯との情景もうっとりしました。最後は例によって二階席の金管とともに壮大に終わりました。よく響いていたと思います。

ストラヴィンスキー 春の祭典                指揮 飯盛 範親

 久しぶりに聞く春の祭典でした。総編成の大音響に初めてこの曲を聴いたときは耳をふさいだものだが、不思議なもので、何回も聴くとなれてくるもので、思わずリズムに乗ったりして・・・。指揮者のエネルギッシュを態度がそのまま、楽員の楽器に乗り移ったように、なっていました。

アンコール 芥川 也寸志 弦楽のための三楽章から 1楽章  指揮 秋山和慶

 
 

歌劇「ドン・ジョヴァンニ」 モスクワ室内歌劇場 03/03/07 新潟県民会館

 12月の魔笛、1週間前のコシ、そして、ドンジョバンニ。モーツァルトファンの私にはうれしい限りです。
ドン・ジョヴァンニの舞台は初めてなのでとても楽しみでした。

 序曲の前に少々、劇があって序曲へ。オーケストラがピットでなく、舞台の後ろの方で演奏でした。多少、歌い手との呼吸が合わないときもありましたが、おもしろい試みだと思いました。舞台は斜め観る感覚に作ってありました。まぁ、全幕通しての舞台です。演出にドン・ジョヴァンニの付き人のような影武者がいて、舞台の小道具を整理していました。客席も使ったり、ロシア風のものがあったり、地元に密着した感じなのがわかりました。
 歌手は、レポリッロのヤツェンコ、騎士長のユカーフスキーが印象に残りました。(県民会館の音響が悪いので歌手はかわいそうですが・・・)

 ドン・ジョヴァンニの終わり方というのは、なかなか難しいなと思いました。ドン・ジョヴァンニが連れて行かれて、劇じたいは終わりです。そういう雰囲気になります。その後、大円団があるわけですが、その気持ちの切り替えが、観ていて難しいなぁと思いました。

  ドン・ジョヴァンニ     アレクセイ・モチャーロフ          指揮 アレクセイ・ア゛グロンスキー
 騎士長           ゲルマン・ユカーフスキー         モスクワ室内歌劇場管弦楽団
 ドンナ・アンナ       オクサーナ・レシチャヤ           演出 ボリス・ポクロフスキー
 ドン・オッターヴィオ    レオニード・カザチコフ
 ドンナ・エルヴイーラ   タチヤーナ・ヤツェンコ
 レボシッロ         アレクセイ・ヤツェンコ
 ツェルリーナ        ナデージタ・ニヴィニスカヤ
 マゼット           セルゲイ・ニヴィニスカヤ
 

歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」 りょうとぴあオペラ劇場 03/03/02りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館の劇場での公演。りゅうとぴあの自主事業のオペラです。前回の奥様女中の流れをくんでいますが、東京交響楽団のオケ、小鉄和宏さんが芸術監督をしています。

 舞台は単純なスクリーンで場面転換をしていましたが、簡略しすぎて物足りないということもありませんでした。衣装は、オーソドックスでやや奮発しているかなという感じで、こちらは、雰囲気を出していました。コシの舞台は斬新な演出のザルツブルク音楽祭に次いで2回目、落ち着いて観られた演出でした。

 高橋さんのデスピーナと小鉄さんのアルフォンソが、歌も演技もとても素晴らしかったです。オペラはお手の物という感じで、演じられていました。どちらも脇役ですが、ブッファの3枚目的役柄、上手に演じられていました。特に、高橋さんは、表情が豊かでした。動きは大きいのですが、不自然にならず観客に雰囲気をうまく伝えていました。まぁ、医者に化けたり、公証人に化けたりと、おどけた役柄なのですが、その他の普通のレシタティヴォでも、歌でも、本当にひとつひとつ動作が自然に、かつ細かく、豊かにという感じです。デスピーナではちょっともったいないなぁ・・と思う次第です。スザンナを演じたら素晴らしいと思います。

 
フィオルディリージ     北原 瑠美
ドラベッラ          羽山 弘子
デスピーナ         高橋 薫子
フェランド          小林 彰英
グリエルモ         宇野 徹哉
ドン・アルフォンソ     小鉄 和広

東京交響楽団
新潟東響コーラス
指揮 宮松 重紀
演出 小鉄 和広    

歌劇「魔笛」 ワルシャワ室内歌劇場 02/12/14 新潟県民会館

 こじんまりとしてまとまった演奏でした。大きな歌劇場の引っ越し公演とはひと味違った感じでしょうか。確かに、歌手にしても、合唱団にしてもオケにしても、もう一つなにかほしいかなという感じなのですが、オペラを楽しむのには十分です。
 パミーナ、ザラストロをよく声が出ていたようです。パパゲーノは役者の部分が大きくオペラの雰囲気をつくるので大変ですね。私としてはもうすこし滑稽な方が好きです。夜の女王は・・・本当にこの役は難しいですよ。モーツァルトも酷な曲(とても好きですけれど・・・)をつくりましたよね。強い復習の心を表しながら、あのコロラテゥラで三点ファも出さなければいけない。聴いているほうもいつも緊張しちゃいます。レコーディングなら何回かできますが、舞台は一発勝負。それに、いきなり登場でほとんどせりふも多くなく歌うのです。いゃ、プロといえども大変です。今日は無難にこなしていました。よかった。

キーロフ歌劇場管弦楽団 ゲルギエフ指揮 02/11/26 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

ムソルグスキー 歌劇 ホヴァーンシチナより モスクワ河の夜明け
 
シムソルグスキー 交響詩 はげ山の一夜

ボロディン 交響詩 中央アジアの草原にて

バラキレフ イスラメイ 東洋風幻想曲
 
リムスキーコルサコフ  交響組曲 シェエラザード 

アンコール

リャードフ 魔法の湖

マルサコフ 歌劇雪娘より道化師の踊り

 今、人気沸騰のゲルギエフさんの指揮でした。りゅうとぴあのこけら落としからのなじみで、何回か新潟にきています。今回はオケも指揮者もお得意技というところでしょうか。モスクワ河の夜明け 東洋風幻想曲 アンコールの曲は初めて聴く曲でした。席が第1バイオリンの後ろの方だったので音のバランスがよくわかりませんでした。
 新潟の聴衆の皆さん。もう少し余韻を楽しみましょう。指揮者の手がおりるまで、拍手はがまん・・・。
 

 新潟交響楽団(アマ)  第71回定期演奏会  02/11/15 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館 

グリンカ ルスランとリュドミラ序曲
 個人的にティバニーの音色がいまひとつ好きでなかった。他もちょっとそろわなかったかな。

ドボルザーク チェロ協奏曲
 こちらは、なかなか熱のこもった演奏に聞こえました。が、どういうわけかチェロ協奏曲を聴くといつも眠くなってしまいます。ふとどきものです。

ベートーベン 交響曲第6番 田園
 がんばっていたようですが・・・。弦やフルートはよかったですよ。
 
アンコール
Jシュトラウス 喜歌劇「こうもり」メドレー 
 おもしろいアレンジの曲でした。

トヨタ・マスター・プレイヤーズ、ウィーンプレミアム コンサート02/10/17 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

 イントラーダ (トヨタ・マスター・プレイヤーズ、ウィーンための前奏曲)
 特別メニューの前奏曲 モーツァルトの交響曲39番の3楽章のトリオをモチーフにした曲。全員起立をしたままの演奏でした。

 モーツァルト 歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」より 序曲
 1stVn 5人、 2stVn 3人、Va 3人、 Vc Vb 2人ずつ、Tnp 1人の二管制。小さい弦楽ですが、まとまりのあるオケになっていました。手慣れた曲なのでとても小気味よく音楽が流れていきました。

 モーツァルト 歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」より 恋人よ許してください
 独唱 リカルダ・メルベート

 ソプラノのメルベートさんは、ていねいに歌っておられたようです。モーツァルトにはやや重いかなという感じですが、好みの程度だと思います。久しぶりのモーツァルトのアリア、うれしかったです。

 モーツァルト 歌劇「フィガロの結婚」より 楽しい想い出はどこへ
 独唱 リカルダ・メルベート

 聞き慣れたアリアを聴けてうれしい気分でいっぱいです。最高音がもっとと思うのは欲張りです。とても、よく歌っておられました。

 ハイドン チェロ協奏曲 ハ長調
 独奏  古川 展生

 実際に聴くのは初めてかな。普段もあまり聴いたこともなく、予習もしていかなかったのですが、ハイドンということもあり楽しく聴きました。


 休憩時に Ob Cl Fg Hrのみなさんが、ロビーで管楽器のディベルティメントを演奏してくれました。まぁ、周りがうるさいので、演奏そのものというより、こんなところで雰囲気を作ってくれたことに感動しました。

 ベートーベン 交響曲7番 イ長調

 編成が小さいのでそれなりの気持ちで聴いていたのですが、弦楽器が少ないのにとてもがんばっていました。それでも、雰囲気がこわれるでもなくとてもよかったです。普段聴く大編成の迫力と地鳴りがするような低音の7番でなく、室内楽的な7番です。感激したのは、やはり管楽器でしょう。フルート、オーボェ、クラリネット・・・まぁ、フルートのヴォルフガング・シュルツは別格ですよ。素晴らしいかったです。なつかしい、音色でしたし。

 フィガロの結婚 序曲

 アンコール。数小節聴いたときです、よみがえってきました。あのウィーンオペラの初来日のフィガロの音です。音色だけでないのです。ウィーンのモーツァルト・フィガロの独特な雰囲気・・もう、ナミダがでてきそうです。
 




 

ボルティモア交響楽団 02/10/03 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

ウェーバー オベロン序曲
 開場の時間からステージ上で多くの楽員が音あわせ?をしているのはなぜ?
 最初のホルン、ちょっと不安定でしたが、かなりなっていました。全体的にもそれぞれのパートとともよく音がでていました。最初の曲なので、今ひとつまとまりがなかったかな。

シューマン ピアノ協奏曲
 無難にこなしていたようです。個人的には、ピアノにもうちょっと迫力というかボリュームがほしかったです。オケの音が出すぎているのか、ピアノの方が繊細なのかわかりませんが、とにかくはっきり聞こえてこなかったのが、残念です。

ブラームス 交響曲第4番

 前半の曲と同様、よく音が出てなっているのですが、個人的にどうもしっくりとこない。ブラームスなのだけれどブラームス的に聞こえないといえばよいのでしょうか。
 久しぶりの4番のコンサートでした。

アンコール
滝 廉太郎 荒城の月

日本の曲のアレンジ。けっこうよかったです。

ワーグナー ローエングリンより3幕への前奏曲

管楽器がとにかくよく音が出ていた今日のコンサート。バリバリでボントロ、がんばっていました。


ワイマール州立歌劇場管弦楽団 02/06/20 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館

ワーグナー     ニュルンベルクのマイスタージンガー前奏曲
 プログラム最初の曲だったので、あまりのっていなかったようですが、こちらはひさしぶりの曲だったし、ドイツのオケということもあって、浮かれて聴いていました。
ベートーベン    ピアノ協奏曲 第5番 「皇帝」 p 及川浩治
 皇帝も久しぶりというか、2回目かな。及川さんというピアニストは今まで知らなかったのですが、(ピアニストはあまり興味がない・・・最近の演奏者にも強くないし・・・)、うなり声あり、身体の表現ありで、かなり熱が入っていたようです。席が、ピアノの前でオケとのバランスが悪かった(反面ピアニストの表情がよくわかりましたが)のですが、ピアニストの気合いでこちらものせられてしまったようです
ワーグナー     さまよえるオランダ人 序曲
 ワーグナーの曲を聴き始めると、もうはまってしまいますね。すぐにワグネリアンに変わってしまう。(パパゲーノをジークフリートにしようか・・・性格に合わないな・・)。オランダ人はオペラもとても好きだし、この序曲を聴くと全曲を聴きたくなってしまう。演奏の方は、(この後の曲、すべてにいえますが)まぁ、お手の物という感じでしょう。すぼは押さえていますよという感じでしょうか。とにかくホルンがしっかり鳴ってくれれば、うれしい私なので、よかったです。
ワーグナー     ローエングリン 1幕への前奏曲
ワーグナー     ローエングリン 3幕への前奏曲
 ローエングリンは続けて演奏したので、感想も一緒。というか・・・特にコメントなし。
ワーグナー     ワルキューレよりワルキューレの騎行
 トロンボーンとホルンがとにかくがんばらなくてはいけないこの曲、左右に分かれて聞こえてとてもおもしろかったです。実際に聴くのははじめて?なので、これが基本の演奏になってしまうのかな。目をつぶると、つい声が聞こえないと思ってしまう・・・舞台をやっぱりみてみたい。
ワーグナー     タンホイザー序曲
 つい、ホルンを聴いてしまう・・・。特に派手な演奏でないけれど、手慣れた感じでした。

アンコール
ワーグナー     神々のたそがれよりジークフリートのラインへの旅
 はい。これこれ。今日はこれを聴けただけで満足です。さいしょの舞台裏のホルンを聴けただけで満足です。(もちろん生は初めてです。)やっぱり、ホルンは魅力的ですよ。
フンパーディンク  ヘンゼルとグレーテル  お菓子のワルツ
 最初、曲が思い出せなくて、いらいらして聴いてしまった。(どうだっていいのに・・・後で、ロビーに出るのに・・・)
後半の部分で、フンパーディンクと頭にひらめいて、ほっとしました。

 私には楽しい演奏会でした。でも、これだけオペラの楽曲が続くとやっぱり、舞台がみたい。新潟に来い来いオペラ。・・・・とはいうものの、新潟じゃ客がはいらないからな〜。今回もうまらないんですよ。
 

東京交響楽団 ワールド・ガラコンサート 02/05/29 りゅうとぴあ新潟市民芸術文化会館 

吉松 隆    ファンファーレ 新潟  
 この曲を聴くのは2回目。なかなかいい曲ですよ。

ドビュッシー  小組曲から「小舟にて」
 はじめて聴く曲でした。かわいらしい曲です。

イベール    寄港地
 3曲からなる。こちらもはじめてなので、何ともいえませんが楽しかったです。

モーツァルト ピアノと管弦楽のためのロンド ニ長調 k382
 P スコダ 
 クラシック(モーツァルトかな)に興味を持ち始めた頃、NHKの名曲アルバムで紹介され、気に入って、すぐレコー ドを買いに行った覚えがあります。席がピアノの近くだったので、細かいニュアンスまで聞き取れました。モーツァルトの曲が単純だからこそ難しいということを改めて感じました。

ロドリーゴ アランフェス協奏曲
 G 村知 佳織

 ギターもアランフェス協奏曲も生演奏は初めてです。なかなかいいものですね。これも、客席が前の方だったので
指使いの細かいところもわかってよかったです。

ヴェルディ    椿姫より   乾杯の歌「友よ、さあ飲みあかそう」
                  「ああ、そはかの人か〜花から花へ〜」
プッチーニ    トスカより  「妙なる調和」
          ロンディネ  「ドレッタノの夢」
          トスカ     「星は帰りぬ」
イ・ヨンジョ    黄眞伊   「青山里の碧渓水」

 T 市原 多朗  S キム・ヨンミー

 有名な乾杯の歌。久しぶりの人の声なので、感動しましたよ。テノールの市原さんの表情もよかったです。声ものびていましたし、やっぱり声楽はいいですね。

ベートーベン プロメテウスの創造物 序曲
 ベートーベンもこのくらいだと疲れませんね。楽しく聴きました。

バーンスタイン キャンディード序曲
 こちらもはじめての曲です。う〜ん。何ともいえません。

外山雄三 管弦楽のためのラプソディー

 これまたはじめての曲。まぁ、日本の有名どころのメロディーとリズムのオンパレード。楽しめました。

 


 

新潟交響楽団(アマ)  第70回定期演奏会  02/05/26 新潟県民会館

ベルリオーズ 序曲 ローマの謝肉祭
 私はあまり聴かない曲なので、なんともいえません。
ビゼー アルルの女 第1組曲 第2組曲
 なかなか、いい演奏でした。(アマチュアですが、よいオーケストラになったと思います)。カリヨンのホルン(私もちょっとかじっているので)を楽しみにしていました。なかなかがんばっていました。フルートとハープの部分もよかったです。(フルートもかじっているので)いつかは、自分でも吹いてみたいです。
ベルリオーズ 幻想交響曲
 う〜ん。これは、いろいろなオーケストラで聴いているので、ちょっと・・・。がんばっていたようですが、好みの演奏ではなかったです。また、本物の鐘を使用していたようですが、ちょっと音が大きすぎたようです。音楽ではなく、騒音に近かったかな・・私の座っている席では耳が痛かった。(演奏会でこんなことは初めてです)

 でも、アマチュアで日頃ほかの仕事をしていて、週1の練習でこれだけの演奏をしているのですから、立派だと思います。

喜歌劇「こうもり」 ハンガリー国立歌劇場 02/01/08 新潟県民会館

 久しぶりに、オペラを鑑賞しに行きました。前回の゛こうもり゛の舞台は・・・・おっといつだっけ・・・かなり前ですよ。そもそも、新潟で外国のオペラは、年に数回。演目や演奏者を選ぶなんてとんでもない。あるだけでありがたい。
 さて、こうもり、いつ観ても楽しめるオペラですね。
 今回の舞台は、まぁ古典的で最近の流行でなく一安心。(前衛的なものはまだ私には無理です。)
(02/04/05)




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