塔Nラヴィアのための協奏曲 12番 イ長調 k414(385p)
第1楽章

2002年11月02日

 ピアノという楽器は(音色かな)とりたてて好きというわけでないので、ピアノの曲もあまり数多く聴きません。コンサートでも協奏曲ならよし行こうという気になりますが、独奏(ソナタ)となると、パスしてしまいます。どちらかというとチェンバロの音色の方が好きなのです。とはいうものの、数多いピアノ曲(まあ、モーツァルトの時代のピアノの音色もかなりのものだけれど・・・)を無視するわけにもいかず、聴けば「すばらしい」の一言に尽きてしまいます。さて、ピアノの曲でお気に入りといえば、この12番。えっという、声が聞こえそうですが、人それぞれですからあしからす。20番台の名協奏曲も大好きです。同じイ長調の23番もお気に入りですし、晩年のなにか哀愁を感じさせる27番も捨てがたいし、20番のような短調も魅力的です。また、25番のように堂々とした曲も・・・一つずつあげたらきりがない。
 イ長調で書かれている曲は(クラリネット協奏曲もいい例かもしれない)やわらかく、伸びやかな曲が多い感じがします。掃除の終わった部屋で、爽やかな風に吹かれながら聴くとピッタリという感じでしょうか。この12番の1楽章もそんな感じがします。バッハゾリステンだったかとどなたかがこの曲を演奏したときは、管楽器のパートを省略したものでした。なにか間が抜けていたようでした。やはり、あった方がよいと思います。その後、1回だけ演奏会で聴いた覚えがあります。落ち着きます。(なお、曲の方は、カデンツAとBがつづいています。変な感じですがお許しを)
     
     



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