
2幕 第14曲
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第14曲
アリア(夜の女王)
アレグロアッサイ 4/4 ニ短調
とうとうこの曲の登場です。私がオペラにのめり込んだ曲。人の声がこんなにもすごいもの
だと思った瞬間です。高校のあるFM番組で有名なアリア集をやっていました。モーツァルトから
は確か、もう飛ぶまいぞ・・とカタログの歌・・鳥刺しパパゲーノ・・そして、この夜の女王の歌だっ
たと思います。それまでに、モーツアルトのオペラは楽しそう・・・と思っていたのですが、この曲
を聴いたとたん、おいおい、これは歌か?歌っていたのは、ドイテコムさんでした。この曲のレ
コードで有名になった人ですが・・。とにかくすごいの一言でした。今もショルティ番のレコードを
もっていますが、もう、針をおろすのが怖いくらいでした。
モーツァルトはどんな思いで作ったのでしょう。このオペラの上演にネックになるのがまさにこの
役。第4曲は前振りが長いのでまぁいいでしょう。こちらは、いきなりですし、憎しみを歌わなけれ
ばなりません。こんなコロラトゥラで、表情豊かにといわれても、困りますよね。何回も魔笛は観
ていますが、この場面だけは、祈るような気持ちで聴いています。数々の夜の女王が舞台にレ
コーディングに登場していますが・・・みんな苦労していますよね。頭が下がります。
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