穂高縦走

2002年08月06日





念願だった西穂から奥穂までの縦走です。
西穂高ロープウェイで登山口へ。新しくなったロープウェイは二階建てです。登山口で届けをしてから、小屋まで1時間弱。





2002年08月06日






10時から明日の縦走に備えて、荷物を担いで足慣らしに西穂まで。
小屋脇から登りなだらかな尾根を歩き振り返ると焼岳が見える。少し進むと独標が見え始める。その後、足場の悪い上り坂を終わると、岩場になり、独標へ。最後は岩場を登ると独標に到着。ピラミッドピーク、西穂頂上が見える




2002年08月06日





独標からは岩場が多い。また、坂も急になる。いくつものピークの先に西穂、奥穂が見え、振り返ると多くの人がいる独標が見える。ピラミッドをすぎるとさらに岩場と登りがきつくなる。そして西穂頂上へ。
振り返ると今までのピークが連なって見える。所要時間2時間30分程度。その後、景色を堪能して、西穂小屋で一泊。翌朝に備える。




2002年08月07日







朝4時起床。4時30分、西穂小屋出発。ガスで覆われて視界はよくない。風もある。昨日と同じ道を行くが、今日は長丁場なのでゆっくりと進む。ピラミッドをこえるとすっかり明るくなるが、依然と見通しはきかない。西穂山頂到着後、しばらくすると霧が晴れて、素晴らしい展望がみられる。雲海から今までのピークがのぞき、さらに雲がとれ、富士山、南アルプス、八ヶ岳、槍・・・・素晴らしい景色。




2002年08月07日






いつまでも眺めていたいが、これからのことを考え、8時10分出発。隣のピークからは、いよいよ岩場の登場、鎖場あり、崖あり、難所が続く。隣の少し赤い色の岩の壁が立ちはだかるように見える。そこのでは一気に下り、アップダウンを繰り返し、やせた尾根を伝って進む。




2002年08月07日







一つのピークを越えて、もう一度降りると、煉瓦のような赤い岩の山にとりつく。崩れやすいので注意。振り返ると西穂からの様子がよくわかる。赤い山を越えるとこれも急な下りで、鎖、三点支持でしっかりと降る。いくつかの小さなピークを越えながら、全体的には降る。その後、天狗岳が見えてくるので、一気に登る。天狗だけからはこれから登る穂高の岩場、振り返ると西穂までのいくつものピークが見える。




2002年08月07日






天狗岳からは少し細い尾根を行き、一気にコルまで、足場の悪い急な坂を下りる。最後に鎖があり、コルに到着。




2002年08月07日








コルからは、ジャンダルムまで岩場の急な登り。穂高らしい岩場の連続である。主に飛騨側を登る。途中、切り立った場所、やせ尾根、鎖場など注意して登る。信州側の前穂と釣り尾根がぐっと近く、登山者の歩く姿が見えるともうすぐ。最後の岩場を登るとジャンダルム。




2002年08月07日










ジャンダルムに11時到着。予定通りなので、ジャンダルムでゆっくり休憩。残念ながら、霧で展望できず。私はどうもジャンダルムには縁がないようです。前回も霧の中でした・・奥穂側から直登して怖かった覚えがある。その後、ロバの耳をトラバース。下りや鎖などで深い谷が見えますが、確実に進みます。そして、最後の難所、馬の背。十年前。奥穂からしがみついて登り降りした覚えがあります。ここだけは、そのときの恐怖がよみがえってしまいました。しかし、ゆっくりと岩にとりつきました。確実に三点支持すれば、以前のような恐怖心はありませんでした。ここをこえれば、先に、奥穂のケルンが見えます。




2002年08月07日







奥穂からは30分程度で、穂高小屋へ到着。1時30分。ここまでの行程9時間。予定通り無事到着、万歳。常念岳、涸沢・・・素晴らしい眺望です。さて、穂高小屋で泊まる予定でしたが、昨日の眠られない夜を考えると(この小屋ははるかに寝苦しい・・この時期は人が多く。。布団1枚に2人が相場)ということで、一気に白出から新穂高温泉へ降りました。







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