メモリーカード内のデータをPC-AT互換機(DOS/Vパソコン)に保存する機械。以前から同様の自作キットはあったが最近は完成済みの製品が何種類か出ている。機械の性格上PlayStation公認のはずがなく、不安な感じは否めないが使った感じでは大丈夫そう。
　通常のPlaystationメモリーカードは15ブロック256KBの容量なのでPCのハードディスクに無尽蔵に保存できる。メモリーカードが沢山あって何処に保存してあるのか分からなくて困っている人や大切なデータが消失してしまい呆然としたことがある人にはお勧め・・・って両方とも僕の事だったりする(泣)。

　PC-AT互換機のパラレルポートに接続し、付属のソフトウェアでデータの転送を行う。PCのセーブファイルは任意の名前を付けられるので、分かりやすい名前を付けておけばデータを探してメモリーカードをプレステに挿しまくることから開放される(笑)。使いたいときはPCからメモリーカードへ転送すればＯＫ。セーブファイルをメールに添付して友達に送ることができたりとアイディア次第では色々活用できそう。

　なにか良いことだらけみたいだが、パラレル接続のため使いたいときに使えない・・・USB接続にしてほしいとか、付属のソフトウェアが使いにくい、電池駆動でACアダプターが用意されていない、使えないコネクターが付いている、デリートボタンが簡単に手が触れてしまう位置にある等、困ったところが沢山。バックアップを取るつもりが逆に消去してしまうなんてことがあるかも？また、各部の作りも思いっきり雑・・・箱を開けたとき本当に動くのか？と疑ってしまった。