school life ex〜pray〜
Genius150 to fuji
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理性と感情は別だってことを…君の姿をみて思い知らされるなんて…。
なんて酷い人なんだろう…。
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手塚。
君はボクがどれだけ辛いか、判っているんだろうね。
だけど君は行くだろう。
そう、これが君だ。そういう君だって、判っている。
君がどんな戦いを挑んでも、ボクは最後まで目を逸らさない。
コートに立ってしまえば、もう1つしか目に入らない。
君だけを見るよ。
君は勝つためにそこにいて、その為に厭うものはなくて…何をしてでも手にするだろう。
そのための努力も忍耐も君はしてきたんだから…
だから…
絶対に負けるとは思えない。思えないんだよ。
こんなにも厳しい現実をみせられても、ね。それでも君が負けると思えないんだ。
だけど、こんな思いをしなくちゃならないなんて…
なんて残酷な人なんだろうか。
ボクには君を守れない。
こんなにも残酷な現実をボクは知りたくなかった。
判ってる。
君が求めているものは判っている。
それなのに心では別なことを叫んでいる自分がいることも事実なんだよ。
これもボクの真実なんだ。
止めても無駄だと判っていても「止めたい」と思っている自分自身が腹立たしい。
君が望んでいることがわかる。
君が確かめようとしている「自分自身」が、そこにいる。
それはこうすることでしか、君は自分自身に証明できない真実がある。
君自身が欲してやまなかったもの。
たとえ、それがどんなに辛いことの先にあるものだとしても、それだけが君を支えるものだから。
勝利すること。
それはもう誰とでもない、君自身との戦いのようなものだから…。
君がすべてから解き放たれる為の必然。
それが判るから止められない。
止めてみたところで、ただの徒労に終わることくらい判っている。
それでももう1度だけ、ボクは君をとめてみてもいいだろうか。
無駄なことくらい知っているから…。
それがボク自分の痛みを和らげたいだけの、利己的な言葉だと判っているから。
だけど言わせてほしいんだ。
そうでもしないと、立っていられないかもしれないから…。
君が望むように、君の全てを何一つ逃さずに見続けていられるように…
1度だけでいいから、ボクに弱さを出させてほしい。
それでも行く君を知っているから…
それでも行くだろう君を最後まで見守るから。
ここで終わるような君じゃないことくらい、判っているから…。
負けない君を判っているから…。
だから君の戦いが汚されないように祈っているよ。
君の為に…
君が後悔を背負わないように。
君の時間のすべてを見ているから。
そして祈り続けるよ。
君が目指すものが理不尽に手折られないように…
最後まで
祈っているよ。
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すんません…
願望というより…、あのままにしておくと不二が可哀相だったので…1度くらい、弱いこといわせてもいいかな?と思ってしまいました。