「街へ出る技術」 村上陽一郎 (生徒による研究と発表) | ||
◎方法と反省 生徒に問題意識を持たせ、能動的に授業に参加させることを目標にした。以下の要項に基づいて研究は放課後等を利用してグループでやらせ、発表は授業中に行った。発表を聞いている生徒達には質問と評価を担当させた。最後にまとめとしてアンケートと小論文を書かせた。 ★私の持ちクラスでは限られたテーマから選択させたが、他の担当者は本文に関連するテーマを生徒達に設定させた。こちらの方が多様なテーマへの取り組みが見られ、面白そうでよかったと思う。 生徒が取り上げたテーマの一部を紹介すると、 「遠隔医療」「市の下水処理」「外国人」「日々進歩する医療技術」など。 ★生徒達は発表の仕方については色々工夫していたし、物怖じせずに人前で話すことができた。中学で相当指導されているようである。しかし殆どのグループが単なる現状のまとめと紹介に終わっていた。準備時間不足も原因の一つだろうが、殆ど生徒に任せきりであったのが主な原因であるように感じる。本や学校での学習と自分の生活の問題とを結びつけて考えさせるためにはやはり教師によるアドバイスが必要だと痛感した。「自分は普段どうしてるか?」「自分に出来ることは何か?」という問いかけをすることが必要である。 |
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発表風景1(人形劇) | 発表風景2 | |
◎参考プリント1 | ||
三学期 現国 発表要項 ★テーマ 教科書P149〜155「街へ出る技術」を踏まえて次の中から一つ選択する。 1、脳死と臓器移植 2、 クローン技術 3、 遺伝子組み替え作物 4、 遺伝子診断 5、 高齢化社会と福祉 6、 バリアフリーと技術 7、 ゴミ処理問題とリサイクル 8、 地球温暖化 9、 種の絶滅 10、 原子力発電とエネルギー 11、 その他 ★発表グループ 5人程度(クラスで8グループ程度) ★発表時期 2月5日〜7日の予定 ★発表の方法 1グループ5〜10分程度 発表の形式は自由(プリント、寸劇、模造紙、板書等々) * プリントの印刷や模造紙、マグネット等が必要なときは、早めに申し出ること。 発表後、質疑応答。いい質問をしたグループは評価あり。 ★評価の方法 クラス全員に採点表を配布、その評価に教員の評価を加えて採点する。 ★注意点 @ 事柄を調べるだけで終わらず、自分たちはその事に対してどう考えるかという意見を必ず付け加えること(評価大)。 A 創意工夫をすること。 B 1月末頃に、一度途中経過を報告する機会を持つ。 C 3学期の中間テストの代わりになるものなので、全員真剣に取り組むこと。 |
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◎参考プリント2 | ||
評価用紙 発表班( )テーマ( ) 5大変よい 4まあまあよい 3いまいち 2がんばれ の評価をそれぞれの項目毎につけてみよう。 ・内容はまとまっていたか( ) ・分かりやすく説得力があったか( ) ・よく調べていたか( ) ・テーマに即し、深く追究していたか( ) ・自分たちの意見や考えを打ち出していたか( ) ・発表に創意工夫、オリジナリティーが見られたか( ) ・声が大きく態度がよかったか( ) 総合評価 ( ) コメント: |
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