photos & notes 2001. 8. 5
connect on the wave
わたしのばあい、64MBのスマートメディアをセットしてHQモードで撮影するので、通常、1回のトライで81枚の撮影が可能になります。81枚という数字は妥当なあたいだとおもうのですが、パソコンモニタ上でリプレイしてみると、「ああ、やっぱりだめだ」という写真が大半です。撮影最中にすでに成功か失敗か、なんとなくわかります。というよりも成功した撮影というのが、きわめてまれなのです。
 もっとほんとうのことをいえば、写真として満足できるしあがりは、まだ、1枚もないのです。モニタ表示用と印刷用の画像の必要解像度についての知識をおもちのかたならば、容易に察していただけるものと思います。
 波乗り写真をとりはじめるきっかけのひとつに、『BB life magazine』や『Bodyboarding Fripper』といった雑誌へのあこがれがありました。「そうそう、こんなすごい情景を新港でもみてる!」「この感動をかたちに残せないものか……」と、しょっちゅうおもっていたものです。ちょうどそのころ(波乗り3年目、昨年のことです)に、334万画素撮影のCAMEDIA C-3030ZOOMならA4サイズの印刷利用にもたえうる画質がえられることを知りました。このデジタルカメラのすごさは、また、べつの機会にのべることにしますが、わたしのモチベーションはそこにありました。

 ですから、当初わたしはウェブ上で公開することを目的には考えていませんでした。撮影してたまった画像データをあらためてみかえしながら、これらのデータを処分すべきか……、と考えていたときに、「印刷物としては使用できない品質でも、モニター上でなら見せかたによっては」と思ったのがウェブ公開のきっかけとなりました。無断で撮影ばっかりさせてもらっていた写真を、みんなに手軽に見てもらえる方法としても、インターネットは適当でしょうし。また、サイト作成のこころみのいい材料にもなるかもしれない、とも思いました。じつはわたしにとっては、これがはじめて作成するウェブサイトなのです。