適量ビリヤニ

文 村上 義明

 料理本を見ていると、良く適量というのが出てくる。塩適量とか、だし汁分量外適量など。
 作ったことのない料理で適量とは、まったくわからず辟易してしまうことがある。
 なので今回は、適量でビリヤニを作ってみようと思います。
 そもそも適量とは何か?適量とはちょうどいい分量である。
 ちょうどいい分量がわかるならば、料理本など見ないはずである。
 ちょうどいい分量がわからないから、本を見るのである。
 なのに、適量などと書かれると、非常に腹が立つ。

 ビリヤニを自分で作りたいと思い、以前 料理教室に参加したことがあるのですが、
 その時は、手間の多さに驚きすっかりやる気をなくしていました。(Sちゃんごめん)
 料理本(ナイルレストラン ナイル善己の優しいインド料理)をパラパラと眺めていたら、
 簡単そうなレシピが載っていたので、それに準ずる形で、ビリヤニを作ってみました。
 分量がすべて適量です。なのでビリヤニを食べたことのない人や、作ったことのない人には不向きなので、参考にしないでください。

材料 2人前 適量

 チキンレッグ 適量 2本くらい(一人1本 チキンレッグの2本くらいというのはどのような量だろう?)(鶏モモなら500gくらいか?)
 ニンニク 適量(今回は5gくらいか?) 
 しょうが 適量(こちらも 5gくらいか?)
 醤油  適量(チキンの量に対して5mlくらいがちょうどいいかな?)
 ヨーグルト 適量(チキンの量に対して100gくらいだと思う)
 漬け込み用のスパイス クミン     適量(1g)
                コリアンダー適量(1g)
                クローブ   適量(0.2g 2粒くらいか)
                カルダモン  適量(0.2g 2粒くらい)
                シナモン   適量(0.1g 切れ端ちょっと)
                ブラックペッパー適量(0.1g 2粒くらい)
                スパイス類は、なければ無しでもOK、無い場合当然スパイス感は無くなります。
                ガラムマサラ等があればざざっと振りかければOKです。(それこそ、適量だぜ)
 長粒米 適量(食べられるだけにしておきましょう。2人で2合かな)
      今回はタイ米を使用、無ければ日本米(日本米の時は2のところで炊き込みご飯に変更する。)
 米茹で用スパイス    クローブ適量(2粒くらい)
                シナモン適量(2Cm×3Cmくらいバリバリっと折る)
                カルダモン適量(3粒くらい)
                ローレル 適量(2枚ぐらい?)
 米茹で用の水      適量 (多分2リットルぐらいだと思う)
 揚げ玉ねぎ       適量(玉ねぎを揚げるのはめんどくさいので、市販の揚げ玉ねぎを買ってくる。20gもあれば事足りるか?)
 サフラン液        適量(サフラン2,3本(0.2gとかかな?)を少量の水(20mlくらい)に浸して黄色くしておく)
                無ければ、ターメリックで黄色い液体を作り、雰囲気だけ楽しむことにする。

道具   かっちり蓋のできる鍋 (今回はストウブ鍋を使用)

1.チキンレッグに味がしみこみやすいようにフォークでぶっさしてそれらしく切れ目を入れる。
  ニンニク、ショウガを擦りおろし、醤油 ヨーグルト 漬け込み用スパイスを混ぜ合わせ、チキンレッグを漬け込む。(30分から1晩くらい)

2.鍋に油をひいて漬け込んだチキンレッグを焼く(煮る)。
  完全に火を通さなくてもよい(表面に火が通ればOK)。

2.クローブシナモンカルダモンローレルを鍋に入れ水を沸騰させる。
  米を入れて5分くらい煮る。
  

3.チキンを焼いた鍋に、コメのゆで汁(100mlくらい)をいれる。

4、コメをざるで湯切りして、チキンの入った鍋にいれる。

5.米を入れた鍋に、サフラン液を入れる。米を入れた鍋に、揚げ玉ねぎを散らす。
  揚げ玉ねぎが入るとビリヤニ感が上がるので、ぜひ入れたい。

6.鍋に蓋をして、弱火で10分加熱。火を止めて10分蒸したら出来上がり。

7.ご飯をあまりまぜずに、チキンと共にさらに盛ったらビリヤニの完成です。

ビリヤニのおかず用のカレー(写真はチキンカレーと鯖缶カレー)や、ライタを盛り付けると、立派な晩御飯になります。

このように、すべて適量(ちょうどよい分量)でビリヤニが出来上がります。
そんなに手間はかからないので、良かったら試してみてください。
それじゃ、また。