メニーリバートゥークロース(前篇)
文 村上義明

 昔(かなり昔)中学生のころだったと思う、まだレゲエなんてものを知らなかった頃、某国営放送(今はそうじゃなかったんだっけな?)でジミークリフのライブをやっているのを見たことがある。やたらと陽気なリズムで、当時パンクスだったワシは、テレビを食い入るように見ていた。今考えると、多分、ハーダーゼイカムのワールドツアーの一環だったに違いないと思う。「ハーダーゼイカム」とか「ユーキャンゲットイフユーウオント」なんて、当時のワシには、凄く共感できる内容だったに違いない。そして、スローバラードの曲に、なぜか泣けてきたことを覚えている。
 レゲエを知ったのは、その2〜3年後である。しかも、イギリスの2トーンスカブームの流れで、レゲエを知り、BMWを聞き、イギリスのレゲエを聞いたりしていた。当時は、イギリスものにしか興味がなかった。レゲエも当然、ジャマイカものよりはイギリスものだった。アイショットザシェリフも、エリッククラプトンが先だった。
 それから、幾年月、いつの間にかレゲエにハマったワシが居た。レゲエにハマったワシは、次から次へとレゲエを聞きまくっていった。ある日、UB40というUKレゲエのバンドが「メニーリバーストゥークロース」をやっているのを聞いた。そう、大昔にワシがテレビを見ながら涙したあの曲である。UB40の大ヒットアルバム「レイバー オブ ラブ」は、ワシの大好物のアルバムになった。
 ジミークリフのライブ盤が出ているのを先日知った。と言うか、ライブ盤があるのは知っていたのだが、聞いていなかった。先日、某gの穴ぐらと言うカレー屋さんで、食べたり飲んだりしているときに、K氏がかけてくれたのが、あのジミークリフのライブ盤で、ワシの中学生当時の録音だということが判明。知らなかった。あの時の日本公演がレコードになっていたなんて・・・。ジミークリフの「メニーリバーストゥークロース」は、どうやら最近コマーシャルでも使われていたらしい。ワシは、テレビはあまり見てないのでよくわからないが、らしいのである。
 2011年に発刊されたスパイスビーチでは、カレー店のショップカードを集めてプレゼントを当てよう、と言う企画をやっている。カード百枚で優待券一万円、カード150枚で3万円、200枚で5万円・・・・。アホかと思った。200枚と言うことは一杯¥1000のカレーを200件=200000円である。
しかし、カード50枚でスパイスビーチとご希望のカレー店とのコラボTシャツ・・・・・。50枚と言うことは、¥1000のカレーを50件=50000円である。これは、スパイスビーチからの挑戦状?かもしれない。(そんなことはない)
Tシャツgetのために、ショップカード50枚、やってやろうじゃないか!!!

 最初に行ったのは、スパイスビーチに載っている新店、澄川のCI。岩見沢のBBの姉妹店に行くが、ショップカードが見つからない。おいしくラムカレーをいただいて、店を出る。ショップカード集めは、最初からつまずく。
 気を取り直して、更に新店スパイスカフェC、環状通り沿いにある。本格的なルーカレーとあるが、C特製キーマカレーを選択。キーマカレーとルーカレーを一緒に味わえる。キーマカレーと言うよりは、かなりタコライスに近いのかもしれない。車がないと、ちょっと厳しい場所である。ちなみに去年の新店ではあるが、去年の新店に入れるのを忘れただけである。ちゃんと食べています(言い訳)。カレー自体は去年出て来た新しい種類のカレーの部類に入るのかな?店内はスタイリッシュな空間と書いてあるが、ワシ的には、倉庫を改造してお店っぽくしましたって感じがしました。それがスタイリッシュなのか?とりあえず、ショップカードをGET!!カレーの写真と店の名前が入ったショップカード。わかりやすい。1枚目。

 東苗穂の札幌新道沿いにあるスパイス&ラーメンO。カレーラーメンが好きなので何度か訪問している。今回は、つけ麺を選択。ラーメンのときは、麺とスープのバランスがよくないと感じたが、つけ麺のときにはそういうこともなく、濃厚なカレースープと、太めの麺が程よくからんで、なかなかいい感じである。最近のラーメン界ではこのくらいの太さじゃ太いうちには入らないのかもしれないが・・・。ここでも、ショップカードGET。
 ここは、本店(既にスープカレー屋→スパイスラーメンに衣替え)との裏表のショップカード、それぞれの住所と電話が記述してある。カードとしてはこれで十分かも、両面印刷でその分、経費を抑えるために紙は薄い。2枚目。

 たて続きに、東区役所の裏にあったY屋Mに突入。ホルモンカレーがあったので、それを注文。結構な量のホルモンが入っている。ホルモン好きにはたまらない。壁には、漫画の本がびっしり。これはどうかと思う。よく、暇な大学生が、カレー食った後にいつまでもマンガ読んでいるのが居るが、どう見ても邪魔である。カレー屋は漫画喫茶ではない。まー目くじらは立てないが、考えれば漫画を読む場所なのかどうかわかるはずである。そう、彼らに往々にしてあてはまるのが、全く何も考えていないと言うことである。考えればわかることであるが、考えてないからわからないのである。彼らは、頭もいいし考えれば大体のことはわかるのであるが、考えないからどうにもならないのである。まー、大人も同じか?
 ここで、店を出るときにショップカードをGETしようとしたが、ショップカードを切らしているとのこと・・・。残念。代わりに、メニューのカード(ビラ)をもらう。カレーの写真に店名のビラで、メニューと値段が乗っている。しかも、店の側にワシだということがばれていて、O氏の名刺までもらってしまった。近々移転と言うことで、現在はファクトリーの近くで営業中である。新店の方にはまだ行けていない。ショップカードあるかな?とりあえず3枚目。

 南区の新店Aの帰りに、ショップカードGETのために、インドカリーAによる。Aさんは、元Nの料理人である。Aではラムのほうれんそうカレーを注文。最近のインドカレー屋さんとしては、結構値段が高めであるが、量がばっちりなので、ナンの方が足りなくなってしまうことがある。逆に危険である。店の横の薬局が営業をやめてしまったらしく、代わりにAさんが、インドの食品とか売る準備をしていた。ワシの大好きな青南蛮のピクルスとかここで買えそうである。
 AのショップカードをGET。店の名前とインドの国旗、Aさんの似顔絵とカレーうまいよのセリフのショップカード、なかなかいい感じである。4枚目。

 7月に入り、十分熱くなった時期に、白石区本郷通りのスープカレー&居酒屋のGへ向かう。本郷通り周辺をぐるぐる回りながら、やっと発見。しかも駐車場は、店から30メートルぐらい離れている。駐車場に車を止めて、店に向かう。店に入ると陽気なおじさんが出迎えてくれた。いや、気のいい居酒屋のおじさんと言ったところかもしれない。暑かったので、クーラーで一番涼しいと思われる席に案内される。語り口も非常に丁寧で、カレー屋にしては珍しい感じかもしれない。カレーは割と最近ありがちな、札幌スープカレーの感じである。結構辛さの高いものを頼んだつもりであったが、そんなに辛くはなかった。残念。そして帰り際に、ショップカードGET。スタンプカードになっていて、表は、店名とぼかしの入ったカレーの写真、裏は住所で、見開きの内側がスタンプカードになっている。ちなみにスタンプ20個でお好きなメニューひとつである。5枚目。

 その後、何店かショップカードGETにカレー屋に向かうが、切らしていたり、なかったりしてなかなかGET出来ていない。

 山の手のGのあなぐら。言わずと知れた、元S狂のK氏のお店である。これから夏に向かい厨房は、暑そうである。いや、K氏はいつも暑そうである。毎年夏に登場する。夏スープを頂く。トムヤンクンである。この系統のカレーは、基本的にタイカレー屋さんでしかお目にかかれない。そういう意味で、貴重なカレーである。K氏は、トッピングとかいろいろ面白いものを作ってくれるのだけど。休みがデストロイヤーと被っているため、なかなか食べること出来ない。残念である。ここで、ショップカードGET。表は、ギターのイラストと店名、裏はスタンプカードになっている。スタンプ8個で¥500OFF。割と敷居の低いスタンプである。さすがK氏、太っ腹。6枚目。

 北32条のインド料理Rに向かう。最近、駐車場が確保されて、非常に入店しやすくなった。しかも、メニューが追加されて新しいメニューが増えている。最近追加されたパラクパニールを注文する。カッテージチーズとほうれん草のカレーである。ほうれん草の代わりに青汁を使っている、どこぞのスープカレー屋とは違う。本物のほうれん草カレーである。店主のBさんは、元Aのシェフである。インド料理Rは、水戸市に本店があり、お兄さんがやっているそうで、Bさんは、札幌店として営業している。店内には、水戸市のフリーペーパーが置いてあり、水戸市の文化が垣間見ることができて、非常に面白い。特にラーメン屋の部分とか、興味深いものがある。ここでやっとショップカードGET。インドとネパールの国旗と店名そしてBさんの名前、札幌店、水戸の本店、ひたちなか店の住所付である。裏には、水戸店と札幌店の地図が乗っている。7枚目。

 街中は、自転車で移動である。ただし、最近は自転車も、場所によっては持っていかれたりするので、注意が必要である。
 テレビ塔近くの、Kのカレー屋さん。言わずもがな、仙台が本拠地のチェーン店である。札幌にできた時には、ついに札幌に来たかって感じで、期待しないで食べに行ったのだが、そこそこの完成度に、なかなかやるなと感心しました。食材に関しても、道産の野菜を使用しているようで、店内には、道産野菜のパッケージ(箱)が貼ってあったりして、なかなか好印象である。最近の限定メニューのグリーンカレーを注文、ほうれん草やモロヘイヤが入った緑色のカレーです。味的には従来のカレーの味を大幅に変更していない。この辺がちょっと不満であるが、申し分のないカレーである。ワシ的には、違ったカレーは、違った味で食べてみたいところである。ここでもショップカードGET。
 表には、店のマークとポイントカードの文字、ウェブのアドレス、裏はスタンプカード、スタンプ10個でカレーが1食。まーボチボチですか、ほかの支店の住所と電話番号。8枚目。

 白石区の東北通りの割と東の方のBB。最近、何度か店の前を通るが、昼時はそこそこ入っていて駐車場待ちっていうことが多々ある。この日も、駐車場が開いてなくて、近くに止めて、別な駐車場は無いかと、聞いてみようと店内に入ると、ちょうどほかの客が帰るところで、またしても別の駐車場を聞き損ねてしまった。店の前に車を止めて、店内へ。ランチのセットを注文。最近のインド料理屋さんは、どこも安くてお手軽だから好きである。しかし、ここは、カレーバイキングもやっていて、いつも迷うところである。一人で行ってカレーバイキング頼むのも悪くはないが、恥ずかしい。いい年こいて恥ずかしいは、無いところだけど、いい年こいてるから恥ずかしいのか?いつかは挑戦してやる、カレーバイキング!!!
 ショップカードGET。表にはネパール・インド・レストラン株式会社BB。そうか株式会社なんだ、そうだよなこれだけ支店があれば当たり前である。チーフの名前と店の住所、URLとメールアドレス。裏には、各支店の住所と電話番号。わかりやすいショップカードである。9枚目。

 東区の、東8丁目通りに面したI8食堂。こちらは、白市区のJカレーの支店としてオープンした店であるが、最近は南9条通りにも支店をオープンさせるなど、勢いのあるインドカレー屋である。ランチには¥500のメニューもあり、低価格路線が売りかと思っていたら、南9条通りの支店には、安いメニューは無かったりして、支店により価格が違うのもありなのかなと思わせてくれたりもする。いわゆる北光線に面して店はある。店の横に、合法すれすれの駐車場がある。冬場は当然止めることができなくなる。普通のカレーも大体¥1000以下で食べることができる。チキンサグワラを注文、ほうれん草の濃厚なチキンカレーで、味もばっちり。そして、何よりも、ナンである。市内のインドカレー屋さんのナンは、割ともちもちしたナンが多いが、ここのナンは、一番豊平峡温泉のナンに近いような気がした。そう、軽くてパリッとしている。食べた時の食感が違うのである。ただし、Jカレーのナンが、割ともちっとしていたような気がするので、店(料理人)により、ナンは当たりはずれがあるかもしれない。(ちなみに軽くてパリッとしたナンを焼く若い料理人は南9条店にいたので、南9条店で食べた時は、当たりのナンであった。)
 ここでもショップカードGET。表にはJカレーとI8食堂の図柄と住所、営業時間などが記載されていて裏は、スタンプカードになっている。なんとスタンプ5個でカレー一杯である。スゲー太っ腹である。この太っ腹の原因が、インド人の低賃金でないことを祈るばかりである。10枚目。

 道内に数店舗あるネパールカレーチェーン店のS。札幌市内にも数店舗あるが、食べに行くなら銭函の海辺の店だろう。夏の暑い日なら、外で食べるのも、十分楽しいところである。ただし、外で海の近くなので、虫が寄ってくるので注意が必要である。
 外の席は、女の子たちで塞がっていたので、海の見える窓側の席を選択。セットメニューがお得なのですが、今回は、バターチキンを注文。暫くして、カレーが到着。タンドリーチキンにカレーが絡まり絶妙の味である。インドカレー屋でバターチキンを注文しても、あまりバターの風味は感じられないのが普通であるが、ここのバターチキンは、カレーの上にバターチキン用のペーストが乗っかっており、明らかにバターの香りが強烈に感じられるのである。これはこれで分かりやすくて良い。ここのシェフは、日本人にどうやってカレーを食べてもらうかっていうことがわかっっているのではないだろうか。インド人のお店は、 そこのシェフにより、左右されることが多い。今のところ、銭函のSには優秀なシェフがいることに間違いないと思われる。肝心のカードであるが、茶色の下地にローレルの葉っぱのデザイン。各店舗の住所と電話番号が記載してあり、裏は、ポイントカードになっている。カレー5杯でドリンクサービス、カレー10杯で¥500引き。割引の度合いとしては、若干物足りないものの、毎日カレーを食べる向きには十分な、割引である。11枚目。

 西28丁目駅のそばにあるS。建物を2階に上っていくと、その店はある。東京にも支店を複数出している有名店である。スープの種類が2種類あり、辛さの指定もそれぞれ違うので注意が必要である。今までいつでも食べれると思って食べていなかったサイゴンスペシャルを注文。モロヘイヤが入った緑のスープである。これはこれで面白い。ワシ的にはもっとモロヘイヤを押し出してこれでもか状態にしてくれた方が面白いと思う所であるが、そうするとスープの粘度が上がってしまって、スープカレーっぽくなくなってしまうに違いない。抑制のきいたメニューである。ショップカードはオレンジにガルーダのイメージ 灰色で抜き出した背景、その中央に店名がデザインされている。デザインにもお金をかけている証拠である。その辺の店の中途半端なショップカードとは一味違う感じである。裏には、店の住所と地図と各支店の住所が印刷されている。ショップカードらしいショップカードである。12枚目。

 北18条の駅の北側の北大通りに面したR。その昔MDのMさんが居たお店である。昔はランチタイムにランチセットのカレーを複数のカレーから1品選ぶ制度だったような気がしたが、今回訪問したときは、ランチ用のチキンカレーか野菜カレーしか選ぶことができなくなっていた。春にメニューが刷新?追加されているので、カレー単体で選べるカレーの種類は増えている気がした。
 ショップカードは、赤っぽいオレンジに店のマークと店名を白く抜き出している。シンプルで分かりやすいデザインである。裏には住所と地図が乗っている。以前ダルバートは予約が必要だった気がするが、現在は何時行っても食べることができるメニューになっている。このダルバートのラムカレーが絶品である。ラムカレー単品でもおいしいのであるが、是非ダルバートの中の一品として食べてみてほしいところである。ダルバートはかなり高めの値段なので、昼飯を一回抜いてから、改めてダルバートを食べに来るなどの方法が必要である?(大きなお世話か?)13枚目。

 創成川の西側、H男爵の向かいにあるI家の食卓、スープカレーに限らずルーカレーやパスタなども有り、昼時は近隣のサラリーマンで込み合うお店である。ライチタイムのメニューもサラリーマン向けに、お手頃価格でお得である。味はもう保証付きなので、何も言うことはありません。近くに会社があれば、向かいのH男爵と交互にカレーが食べられて、充実の毎日が過ごせるに違いない。この辺の会社に就職できないかな?
 ショップカードは、店名にキャラクターがあしらわれたデザインで、裏にはメニューと地図が乗っている。地図の上が西になっているのが気になったが、店の位置的にはこの方が見やすいのかもしれない。14枚目。

 帰りに、北大植物園の近くのインドカレーCによるも、またしてもカードGETできず。カレーだけ食う羽目に・・・。

 宮の沢の駅の近くのV。毎回マンスリーには定評のある店である。レギュラーメニューは、お手頃価格で毎日通っても大丈夫なスープカレー店である。ただし、最近マンスリーメニューが高めなので、ちょっとさびしい限りである。秋のマンスリーの定番のさんまカレーを注文する。いつしか季節は秋へと移ろっていたのである。もう、さんまの季節です。今年のさんまカレーは「さんまの薫OIL煮」である。薫OILで煮込んださんまが、なかなかいい感じである。魚臭さが薫OILで香ばしくスープカレーに入れるにはもったいない感じである。(今記事を書いている時点で、去年のさんまカレーであることに気が付く。しまった、今年のさんまカレーを食べていない!!今年のさんまカレーはなんだったんだろう?)
 今年は、さんまの磯部揚げカレーでした。食べていないことに気が付いて、食べてきました。(危うく期間終了するところでした。)
 ショップカードは表が店名、店名がアルファベットでカラフルなデザインである。裏には住所と地図。改めて、休みが不定休になっていることに気が付く、ちなみに木曜日に休みだったことはない。15枚目。

 テレビ塔の地下にあるAA。西11丁目にも支店があったようであるが、そっちの方はすでに閉店していたようである。基本的にはルーカレーのお店であるが、スープカレーも提供している。(提供していた?なのかもしれない。)スープカレーを注文してみる。かなり薄めのスープにスパイス感の希薄なカレースープ、かつてLSにもスープカレーがあったが、それと負けるとも劣らぬくらいのスープカレーが提供されてきた。これ以上は何も言うまい。ただし、地方または、本州から来た修学旅行生が、このスープカレーを食べてどう思うのか?かなり疑問である。ここのスープカレーを食べて、札幌のスープカレーは・・・などと、あれこれ言うのは勘弁してもらいたいなと思ったのである。
 ショップカードは、黄色い下地に何故か女の子の顔に店名と言う、まーわかりやすい?カードで裏がスタンプカードになっている。スタンプ10枚でカレーが一杯食べられる。まー妥当な線ではある。ルーカレーの店が少ないだけに、何とか美味しいカレーを提供して生き残ってもらいたいものだと思う。16枚目。

 豊平の36号線の一本北に入った通りにあるのが、Gの豊平支店である。最初Gができた時には、宅配がメインとはいえ割とあっさりめのスープにそこそこの値段で、果たしてこのカレーでやっていけるのだろうかと思ったが、今や市内に3店舗を擁する立派な宅配カレー店になっている。食べたことの無いぶたしゃぶカレーにエビスープを選択。豚しゃぶはそこそこの量で、ほかの具材とのバランスも悪くはない感じでした。ただし、エビスープは今一つ感が否めない感じです。薄野のエビラーメンみたいにあまりにエビ臭いのは、問題あるが、もう少しエビの風味が立っていてくれると、生きてくるのになと言う感じでした。
 ショップカードは、表にはカラーでカレーの写真と店名、ソフトドリンクやトッピングのサービスの表示とオフィシャルサイトのアドレス、裏はスタンプカード、10ポイントでカレー一杯サービスで、妥当な線である。17枚目。

 その昔、東警察署そばにあったJIB。現在は北11の西1に移転している。移転してからの訪問は初めてである。以前はミュージッシャンの店主が、趣味でスープカレーを提供しているようなお店であったが、現在はどうなっているのだろう。以前の店から比べると、かなり狭い感じである。久しぶりなのでチキンを注文する。出てきたカレーは、昔のスープカレー、スープカレーブーム以前のスープカレーである。素朴なスープにさらりとスパイス感の漂う昔ながらのスープカレーである。しかも、安いうえに食後にチャイまでついてくる。1○○○円のスープカレー屋とは比較にならないぐらいの食べ物である。どちらが正しいとか言いたくはないが、こういう提供の仕方も必要だと思う。こういうカレーを出している限りは儲かるカレーとは無縁ではあるが、そこに毎日通う学生とかを考えると、こういうのもアリだと思うのである。
 ショップカードは、黄色いカードに女性のイラストとカレーサービスチケットの黒抜きの文字。15枚で800円分のカレーを一杯サービス。カレーの値段を考えると、これでも十分なサービスである。18枚目。

 この後、ファイターズ通りのHや、桑園のインドカレー屋S、円山のRC、S狂などに行くがショップカードGETできず。

 伏古のHS 。元々は、江別でオープンしたJが移転オープンしたのが、HSである。ブームの頃には市内に2店舗を擁するお店であったが、支店の方は残念ながら閉店してしまった。伏古周辺では有名な倉庫を改造した店舗である。味の方は江別時代からおいしかったので、申し分ない。かきのカレーを注文する、最近はどこに行っても広島産のカキを出しているが、ここも多分に漏れず広島産のかきのカレーを出している。道産のカキをもっと使ってもらいたいところであるが、道産のカキは冷凍で供給してくれないので道産のカキはスープカレー屋では使えないである。カキの養殖業者は考えてほしいところである。カレーの方はかきの量が割と多くて、満足のできるカレーであったことは確かである。
 ショップカードはオレンジの白抜きで、覚醒的香辛料厨房札幌スープカリーHSと仰々しいカードになっている。裏は地図になっていて、札幌新道のびっくりドンキーを目印にすると分かりやすい。19枚目。

 宮の森のカリーカフェS。ここは現在最新の手稲店を含め市内4店舗を展開する繁盛店である。ここは、マンスリーが興味深いので侮れないカレー屋である。毎回マンスリーをチェックするのは難しいが、ふとした時によってみると、こんなカレーやってるのかと衝撃を受けることになる。デストロイヤー的なカレー屋である。この日は、ガーリックチキンでずいぶんとおとなしい感じであったが、それでも一般的なガーリックチキンよりは、十分際立ったガーリックチキンであった。近くにSがあるなら、監視の目を弱めてはいけない。どんなカレーが出てくるか分かったもんじゃないからね?また今度に期待である。
 ショップカードは、茶色に店のマークと文字を白抜きしたデザインで、ホームページアドレスが印刷してある。裏はスタンプカードになっていて、10杯ごとにカレーが一杯食べられる。一枚のショップカードで50杯分のスタンプをためることができる。ロングスパンのショップカードである。20枚目。

 国道12号線沿いの、病院の向かいにあるR大サーカス。言わずと知れたRの総本山である。エビスープうどんと知床鳥のスープカレーのダブルカレー企画である。何でもやってくれるRではあるが、本当に何でもアリである。Rのカレーにエビスープでさらにうどんである。ここのスープは割と好きなのであるが、エビスープが今一つだったのが残念でならない。なんだか、エビのスープがRのトマトの強めのスープとけんかをしているような気がした。何かもう少し考えるとエビの甘みとスープの甘みが仲良くしてくれるのかもしれない。
 ショップカードは、宇宙のサーカスのようなデザインで、一目ではいったい何のカードかわからないデザインである。裏がやっぱりスタンプカードになっていて、10杯で\500引きである。店が大きい割には割引は小さい。いや、店が大きいから割引が小さいのかもしれない。21枚目。

 西屯田通りの南側に位置するNS本舗。オープンしてから調理する人が変わったり、スープの濃度が変わったりと、試行錯誤を繰り返したお店であるが、現在はかなりしっかりしたスープで濃厚なカレーを食べることができるお店である。企画もののエビスープのカレーと、いつものチキンカレーである。スープの種類が違う性か、エビスープが際立って美味しいカレーに仕上がっている。通常のいつものカレーも十分美味しいし、エビスープを足した時のスープも甘みが生きてきていて、いい感じである。
 ショップカードは黄色と茶色で店名とsapporo soul foodの表記。更に2つ折りの裏には地図と住所。2つ折りの内側がメニューになっている。
 珍しく、スタンプカードになっていない。22枚目。

 東区の元祖薬膳カレーのAや、石山通りのMMに行くがカード切れでGETできず。

 南1条通りの西15丁目にあるのが市内3店舗のBBの南1条店である。マンションの1階にある家賃の高そうな店舗である。ちょっと粘度が高めのスープをアツアツの器で提供してくれるのがBBの特徴である。まさにそういうカレーのうってつけのおでん風カレーを注文。ここのカレーにはデフォルトで竹輪が入ってきて、ちょっと違和感を覚える人もいるが、おでん風カレーなら何の違和感もなく竹輪を食べることができるのである。しかし、できれば通常の辛さのほかに「ねりからし」を用意してくれると、もっと嬉しかったかもしれない。
 ショップカードは、ひらがなの店名に唐辛子を持って踊る人がデザインされている。裏はスタンプカードになっていて20杯でカレー\1000OFFになっている。ちょっと割引率が低めになっています。家賃が高いからか?23枚目。

 こんなところで年をまたいでしまいました。まだショップカードは23枚しか手に入っていないが、2012年になってしまいました。渡るべき川はたくさんあるのに・・・。なんてこったい!!

 裏参道にあるL円山。北24条のL本店のSのカレーをチェイン展開している店の一つで、現在市内に本店のほか4店舗を展開している。ワシ的には、マンスリーがお勧めである。大体マンスリーは¥1000円なので、定番メニューにトッピングとか考えると、マンスリーがお得である。ただし、マンスリーはそこそこ話題性の高い物や、変化球的なメニューだったりするので、初めての方にはあんまりお勧めできない。この日は、豚バラナンコツと言う、結構マニア向けのメニューであった。辛さは30番、この辺の辛さ指定は、札幌スープカレーの定番Rの指定と大体同じである。ちなみにこの日は、元旦で既にR大サーカスで、みそバタースープカレーラーメンを食べた後に食べに行った。元旦から何してんだ状態である。
 ショップカードの表は、茶色の下地に金色でLのマークと花をあしらったイラスト、スープカリースペシャリティストアの文字と、店のホームページアドレス。裏には、各店舗の情報が乗っている。以外にもスタンプカードにはなっていなかった。24枚目。

 正月なので、南3西1のYに行くが、またしてもカードGETならず。

 琴似神社の隣のP。今となっては、老舗の店である。正月は初詣のお客さんが、年明けにゲンを担いでカツカレーを食べにくるようなカレー屋さんである。ワシも昔は、カツカレーを食べに来たこともあるが、最近はやっぱり季節の限定メニューに目が向いてしまうのである。この店は、カツカレー以外にカレーラーメンも有名で、(いや、カレーラーメンの方が有名である。)札幌黄を練りこんだ麺で、かん水くさくないのが、特徴である。毎回、このカレーラーメンを食べようと思うのではあるが、限定メニューに負けてしまうのである。この日は、カレー鍋焼きうどんが限定メニューで、やはりカレー鍋焼きううどんに流れてしまった。ラーメンに合うのだから、うどんに合わないはずがない。おいしく頂きました。
 ショップカードは、表紙が店のキャラクターである象のイラストと店の名前、中開の内側がスタンプカードになっていて20ポイントで¥500のサービスである。サービスの比率としては低めであるが、元のカレーの値段が普通のスープカレーの半額程度なので、十分なサービスと言えると思う。25枚目。

 北34条の駅と、麻布の駅の真ん中くらいに位置するT。(正しくは位置したである。現在は清田に移転)ワシの母校である、麻布自動車学校のすぐ近くである。なんとベンツで教習である。当然30年くらい前にはあり得なかった。マンスリーには定評のあるTである。インド料理に詳しいM氏ならではのマンスリーメニューが楽しめる。しかも月2回のマンスリーである。食べるチャンスを考えないと、すぐに変わってしまうので、これと思ったらすぐに食べに行かないと、食べ逃すことがあるので注意が必要です。(ワシだけか?)この日は、正月向けの力うどんカレー。そうです、前のPもうどんだったので、この日はうどんデーである。うどん比べである。何を比べるといっても、比べようもないか?いやどちらがおいしいとは言えないか?(ワシ的には?)どちらもおいしく頂きました。
 ショップカードは、表にTのキャラクターと、店名、本店と北広島店の住所、裏には各店舗の地図が乗っている。ちなみにTはショップカードとポイントカードが別になっている。ワシは、回数来れるわけではないので、毎回ポイントカードは辞退している。26枚目

 ここまでで、やっとショップカードが26枚。しかも文章的にはかなりの量になっている。去年からパソコンが新しくなって、エディターも新しくなったのであるが、新しいエディターの調子があんまりよろしくない。大きい文章データだと、たまに固まってしまう。まー、フリーソフトなので文句は言えないが、細目にセーブしないといけなくなってきている。昔のパソコンは、良く固まったので、細目にセーブしていた、この部分だけは昔に戻ったようで、ちょっと難儀である。

 それでは、後篇に続けることにしよう。

 2013・1・2