札幌ネパール化現象2013

文 村上 義明

 最近、インド、ネパールカレーのお店が増えてきていると感じているのは、ワシだけだろうか?

スープカレーやルーカレー、またはその両方を出す店などもそこそこに増えているとは思う。しかし、道路を走っていておっ、こんなところにカレー屋が?とか、いつの間にかこんなところにカレー屋がなどと、つい見つけてしまうのは、いわゆるインドカレーのお店だったりする。しかも、最近はどこもインド・ネパールカレーとかネパールレストランとかいう風に、ネパールがらみであることが非常に多い。昔から、インドレストランとかにもネパールの人たちが働いていたのは知っていたが、最近はネパールの人たちが店を開くという風に、以前にも増して、進出してきているように思います。

①T山カレー倶楽部
 平岸通りを、南下していくと、二股の分岐点のちょっと先に有名店のKがある。Kは、近隣に駐車場を複数借りていて昼時は、駐車場の奪い合いになるような繁盛店である。そのKのちょっと南の、タクシー会社の向かいぐらいの小道を入ってちょっと行ったところにT山カレー倶楽部はある。道を間違えて、その南側の小道に入ると、更に小道が入り乱れていて店にたどり着けない事態になるので注意が必要である。実際、わしは、その道の方に入ってしまったので、坂の上り下りを繰り返しながらも、目的の住所にたどり着けず、10分ほどグルグル回った挙句、妻の助言で平岸通りに戻り、別に小道に入りなおしたら、「あっ」と言う間に、店にたどり着けたのである。
 駐車場は、店の前に2台くらいと、ちょっと離れたところの駐車場にも停めることができるようである。店の外観は、普通のお家である。で、店に入ってみるとやっぱりお家である。大きなリビングにテーブルが配置されていて、普通に友達の家に遊びに来たような感じである。メニューには、ルーカレーとスープカレーがあり。ルーカレーは、普通のルーカレー+スパイスって感じで、スープカレーの方は、札幌スープカレーの平均的な感じと言っていいのかな、割とトマトっぽいスープにゴマが振ってあって、なかなかいい感じです。ルーカレーの方は、スパイスを足してある分ちょっといい感じです。具材も、チキン以外にラムなんかも有って、友達のうちに遊びに行く感じでカレーを食べに行くにはいい感じかもしれない。

②Kいろ
 南3条通りと石山通りが交差する場所の中央区役所の南側の健康管理センターとかの入った区役所の分庁舎の西側のビルの1階に、オープンしたのが「Kいろ」である。ここは、ちょっと前までは、おいしくて安い寿司屋「寿司の小政」が営業していた場所である。すしの小政の閉店から、Kいろの開店までの流れを見ると、どうも代替わりで、寿司屋→カレー屋になったようである。実際、カレーとしてオープンしてからのホールの女性は、お母さんの様であり、寿司屋のおかみさんの様でもあります。ただしワシがすしの小政に行ったことがあるのは、10年以上前なので、あんまり覚えてはいません。開店当初は、ルー&スープカレーのお店であったのだが、暫くしてルーカレーは姿を消したらしいです。スープカレーは、どこに似てるという事はないけれども、逆にどこにも似ていないのか?って感じで、Kいろオリジナルスープカレーと言ったところか?割と濃いめのスープでスパイス感もそこそこあり、おいしいスープカレーである。ただし最近店の表に掲げられているメニューが¥1200以上の高級カレーしか表示されていないので全体的に値段を高めにシフトしているのかもしれない。そうだとしたらちょっと残念です。

③Nのカレー屋さん(北18条店)
 北38条の西7丁目くらいにひっそりと営業していたNのカレー屋さんの支店である。Nのカレー屋さんは、昼のランチカレーが¥700円台でとってもリーズナブルなインドカレー屋さんである。北18条の地下鉄の駅を降りてそのまま南に行くとすぐ辿り着く事が出来ます。1階は、カウンター席だけでちょっと狭いけど、2階席もあるらしいです。ワシは一人だったのでカウンターで食べました。この日はキーマカレーで、カレーとナンとサラダがセットになっていました。 調理場にはネパール人が2人で忙しくカレーを作っていました。ホールは日本人の(バイトかな)女性が一人で切り盛りしていて、カウンター席は満員でいい感じに混んでおりました。これで、また少し札幌がネパール化されていくのである。

④スープカレー&ネパール料理Dギリ
 南9条通りのインドネパール料理のCの後にオープンしたのがDギリです。
 Cから名前を変更しての営業だそうで、中のスタッフはほぼ同じの様です。ただ、Cがオープンした当時のスタッフが戻ってきていたり、内部的にはちょっと変わっているのかもしれません。カレーを食べた限り、以前と同じ美味しいカレーが食べられるので、満足です。カレーの値段もそんなに大きな変更もなさそうです。ここも実は、札幌ネパール化の元だったのか?

⑤潜水艦カレーH艦
 北20条の西3丁目のG堂の跡地にオープンしたのが、潜水艦カレーH艦である。関西資本のルーカレー屋さんである。入ってすぐに食券の販売機があり、食券を買ってカレーを作ってもらう、いわゆる駅カレー的な、販売方法である。基本のルーカレーに黄身のトッピングが、基本のH艦カレーらしいのでそれを注文してみる。そんなに辛くないルーカレーに卵の黄身が絡んでよりマイルドに、辛さは「辛くない辛みスパイス」を貰ってそれで調節する。辛い物が食べたい向きには魅力が薄いかも?基本のルーカレーもそんなに安くは無くて、トッピングすると結構な値段になるので、「ちょっとルーカレーを」って感じではないのかな。みよしのに行くかココイチに行くかH艦に行くかと迷ったら、どうしても外れてしまいそうな感じがします。カレー的に問題はないのだけれども、ちょっと難しいかなって感じです。

⑥ルー&スープカレーK
 環状通りの東2丁目くらいの角に出来たのがルー&スープカレーK。
 駐車場が道路を挟んで店の向かい側の電信柱のある駐車場で、ちょっと入れにくいのが難点だけど、駐車場があるだけラッキーかも?元フレンチのシェフだそうで、ちょっと期待大かも?看板メニューのフォアグラハンバーグカレーのルーはフレンチらしく濃厚なソースがルーの向こう側にどっしりと構えていて、非常においしいルーである。ハンバーグもやわらかくスーッとスプーンが入っていく高級感あふれるハンバーグである。フォアグラは、おいしいと思う?(普段食べていないものなのでおいしいのかどうなのか判断できないが、このパッケージでは美味しいです。)値段も張るけど、それだけの価値はあるよと言う感じの料理です。カレーファンならぜひ一度食べてみてもらいたい代物です。スープカレーの方は、スープにスパイスで味付けをして、具材を投入した感じの現在の札幌スープカレーの路線からはかなりかけ離れた感じのスープカレーで、ちょっと難ありって感じかな?できればもっとスープカレーを勉強してほしいなって感じました。

⑦スープカレーのTさん
 環状通りと平和通との交差点を、東に向かってちょっと行ったところの、アパートの1階にあるのが「スープカレーのTさん」。気を付けないと通り過ぎてしまうので、注意が必要です。ほとんどのメニューが¥1000以下で、非常にリーズナブルなカレー屋さんです。すっきりとしたスープで、トマトに頼ることもなく、そこそこのカレーが食べられます。豚骨スープや、スープカレーパスタなども有り、是非再訪したいと思っていましたが、いまだに再訪できておりません。残念。辛さの設定も、¥50でばっちり辛くしてくれます。1杯¥1200とかで辛さで¥100とかとって大して辛くしないカレー屋さんには見習ってほしいところである。頑張れ田中さん。(田中さんだけど北竜町出身の高田さんらしいです)

⑧厚別のカレー&カフェM
 環状線の菊水あたりから東に曲がり、厚別通り?を東にずーっと行くと、右手に現れるのがカレー&カフェMである。昼は、カレーがメインのカフェで、基本のルーカレーと、ちょっとスパイスの効いたスパイシーカレーの2種類が食べられる。夜は居酒屋として営業しているらしい。さすがに夜の営業は確認しに来ることはないか?基本のルーカレーは普通のルーカレーです。スパイシーカレーの方は、さすがに大人向けのルーカレーには仕上がっていると思います。辛さの選択はないが、カイエンペッパーが卓上にあるので、辛くすることは可能である。

⑨札幌スープカレーZ
 北18条の駅を降りて、東に20mくらい歩いていくと、札幌スープカレーZがある。駐車場は無いようなので、近くの駐車場を探すか、公共交通機関を使うのがベストかと思われる。カレーの値段は大体¥1000円以内で、割とリーズナブルではある。味的には、割と甘めで、サラサラのスープである。RカレーSをすっきりさせた感じとでもいえばいいのか・・・。悪くはないです。鳥や、豚以外にホルモンとかもあってなかなかいい感じではあります。

⑩K≡H(札幌)
 旭川の有名店K≡Hの札幌支店である。系列の居酒屋であるDの種に続いての札幌進出である。しっかりとしたサラサラ系のスープにバジルが浮いた、いわゆる札幌スープカレーである。スープの種類が複数あり、自分の好みのスープが選べるようになっている。スープの種類が選べるという事は、それだけたくさんの人に受け入れられるという事にはなりますが、その分、店としてのアピール力にかけるような気がしてしまう。その辺の加減が難しいところではありますが・・・。

⑪O商店S寺
 言わずと知れたO商店の駅前店である。店に入るとカウンター越しに鉄板が置いてあり、焼き物とかはこの鉄板で焼くようになっている。しかもその横に、カレーを火にかけるコンロがあり、客席から見えるところで、カレーがぐつぐつ煮えたぎらせてくれるのである。観光客相手にサーカスのような演出で、「見せるスープカレー」にまで進化しているのである。恐るべしO商店。S寺限定スープも、鶏燻製とかエビ燻製スープがあり、エビスープに負けず劣らずの新スープが用意されている。駅前の観光客向け店舗と言っても新たな味を提供する姿勢を崩さないのは、立派な所だと思います。因みにエビ燻製スープ、うまいです。O商店ファンは、必食です。

⑫石山通りのH庭
 石山通りを南下していくと、南16条の角近くに出来たのがカレー&ベーグルのH庭である。店の裏が駐車場になっていて、安心である。カレーはスープカレーとルーカレーがあり、ご飯かベーグルで食べることができます。スープカレーはかなりインドカレー寄りのカレーで、スープカレー?って感もありますが、おいしいです。ルーカレーは、高級感のあるルーカレーで、こってり系の洋食カレーです。ルーカレーファンなら納得のルーカレーです。

⑬琴似のJ
 琴似のH堂の後にオープンしたのが、燻製のJ。昼は燻製カレーの店で、夜は燻製料理の居酒屋という事らしいです。基本の割とざらっとしたルーカレーに、具材の燻製が乗ってきます。チキンとベーコンを食べましたが、燻製としてはかなり美味しいと思います。カレーに入れてもおいしいですが、本当はそのまま食べたほうがおいしいのかもしれません。こういう店は、夜が忙しくなると、昼は閉めちゃうんだろうなと、思いました。

⑭Fの屋(手稲店)
 南区藤野のFの屋の味に惚れ込んだお客さんが、オープンさせたらしいです。手稲のFの屋。下手稲通りから2本ほど南に入ったところにあり、その昔ヤマダ電機か何かあった場所の、ちょっと西側にあります。初めて行くにはちょっと難易度の高い場所にあります。店の前に数台駐車場があり、車で動く手稲区民にはちょうどいい感じです。魂のスープカレーのうたい文句に恥じないように、バッチリトマトの効いたスープカレーと雑穀米のご飯。ラムスープカレーは肉がゴロゴロ入っていてお得です。味も値段もバッチリです。2階が質屋さんの様だけど、元は質屋さんなのかな?

⑮ネパールカレー&レストラン S
 札幌から小樽へ向かう途中の小樽エリアに入ってすぐのところにオープンしたのが、ネパールカレー&レストラン Sである。元はラーメン屋さんの店舗であったが、いつの間にか空き店舗になってました。ある日、銭函のカリー小屋に行くときに通ったら看板が出来上がっていて、急きょUターンして入って見たら未だオープンしていなかったのである。元のラーメン屋は、ガタタンラーメンを提供するラーメン屋で結構人が入っていたのであるが、カレー屋になったのはそれはそれで嬉しい事ではある。入ってみるとどこかで見たことのあるようなメニューの作り。どうやら(多店舗展開しているネパールカレーの)S系からの独立ではないかと思われるメニューである。味はバッチリおいしい。聞いてみると、南9条通りのCの親戚で一種に働いて居たこともあるそうで、どうりで美味しいはずです。またしても、札幌ネパール化現象?

⑯Sガネーシャ
 新琴似のかなり奥の方に、その昔Rというカレー屋さんがありましたが、スープカレーブームの衰退とともにアッと言う間に閉店してしまいました。その跡地にオープンしたのがSガネーシャ。店自体は狭いが、駐車場はほかの複合施設と共通に利用できるので、駐車場の心配はありません。店内に入ってメニューを見てみると、これまた見たことのあるようなメニューの作り。3種類のペーストカリー(黄、赤、緑)とスープカレーがある。最近よく見るネパールカレーのお店のメニューである。カレーの味もなかなかおいしい上、ナンが軽めのサクッとしたナンで、非常にワシ好みである。話を聞いてみると、苫小牧の店から来たらしいです。どこのお店かは知らないけど、味は確かでした。あー、またしても札幌ネパール化現象。

⑰激辛S狂
 言わずもがな、老舗のS狂の移転オープンである。カレーを頼むといつものS狂の味である。これこれ!!待ってたんだよと思いながら、スープをすする。ちょっとスープの量が足りないような気もするが、それはそれで、この味が楽しめるなら、すべてOKである。

⑱Aギラグラ 
 南1条西12丁目にいつの間にかオープンしていたのが、Aギラ。北見からの出店らしいですが、スープの種類が4種類あり、どれを選ぶか非常に難しいところです。メニューの数もそこそこあるので、たくさんのカレーから、何を選ぶかによって再訪があるかないか、かなり微妙になると思われます。カレーの上にゴボーや水菜も乗って、見た目も悪くはないのですが、今一つこれと言った押しがないのが残念でした。

⑲円山Gデン
 円山にオープンした、イタリアンのお店で昼はカレー専門店みたいな、2毛作っぽいカレー屋さんです。ルーカレーですが、そこそこスパイス感もあって、濃厚なルーカレーです。値段はそこそこ高めですが、それなりに満足できる味だと思います。

⑳西野のLルー
 西区西町のLの支店。Lのルーカレー専門店としてオープンしたのが、西野のLルー。Lのカレーとは全く別物のルーカレーですが、クローブやカルダモンの味がはっきり感じられるほどスパイシーなルーカレーです。辛さの指定も有り、具材も炙り豚とかケチカツなんて面白いものがあったりして、ルーカレー専門店として、非常に面白いお店になっています。難点は、店の前に2~3台の駐車場があるけど、きちんと入れないと3台停めるのは至難の業だという所でしょうか?頑張ってほしいです。

㉑大谷地のSマン
 白石の東北通を、ずーっと東に向かって走っていくと、老舗のPPを超えて、インドカレーのBBを超えて、大谷地エリアに入ったところに出来たのが、Sマン。因みに、ラーメン屋さんの雨は優しくまで行くと行きすぎです。店の前に2台ほど駐車できるスペースがあります。満車の場合は、向かいの駐車場にも停めることができるそうです。店内は、元ラーメン屋さんかな、定食屋さんかなって感じです。スープカレー、ルーカレー、豚丼、冷やし麺のお店です。話だけ聞くと、なんだそりゃって感じになるけど、基本的にカレーのお店なので大丈夫です。スープカレーのスパイス感は割と稀薄ですが、その分元のスープの味が堪能できます。ルーカレーもそこそこスパイシーで悪くは有りません。元JAKのCWをやっていた人らしいです。CWではワシもカレーラーメンとか食ってました。

㉒S界カレー
 白石の本通りに華々しくオープンしたのが、その名もS界カレー。日本、インド、イギリス、タイ、パキスタン、世界のカレーを食べることができます。インドカレー、パキスタンカレーとかかなりいい線言っています。カレーの種類が多いからと侮ってはいけません。基本はインドカレーなのか、MD系のお店で修行していたらしいです。ナンも非常においしいです。近くに住んでいたら、インドカレー系のカレーだけでも毎日食べに行きたいところです。因みに作っているのは日本人です。これもある意味、札幌ネパール化現象か?

㉓朝里川Nランド
 札幌と小樽の間の朝里川温泉にオープンしたのがNランド。スープカレー&ハンバーガーのお店です。普通は、スープカレー&ライスで食べるのですが、ここは、スープカレー&ハンバーガーで食べます。良いのかそれで?と思うかもしれませんが、やって見ると、いけます。ただし、カロリーを気にしている人は、ダメかもしれない。何せ、それだけ量は有りますから。しかもスープカレー&ハンバーガー&ドリンクで¥1200円。土地代云々もあるかもしれないけど、安い。安すぎます。スープの種類も、粘度の高い元祖、カツオ、トリの3種類あります。メニューの店のお勧めがいろいろと書いてあるので、メニューとスープの組み合わせとか、店員さんと相談するのがベストだと思われます。

㉔大阪Iカレー
 薄野のちょっと外れにオープンしたのは、大阪からやってきた大阪Iカレー。大阪泉からですよ、しかも薄野?(ベッシーの裏です)どんなカレーよと思って期待していくと、肩透かしに合います。牛スジカレーとオムカレーが人気らしいですが、それ以外にも普通の牛カレーやメニューがすごい多いです。メニューの多さは、それだけ選択肢の多様さという事で、間口の広さになって入ると思いますが・・・。結構スパイシーなルーカレーです。ブラックペッパーバシッと効いた感じです。でも、普通のカレーです。店の内装もカレーも普通のカレーです。ルーカレーファンは是非。

㉕南1西13 S
 元Cの跡地にオープンしたのがS。と言うか、元Cが、Sにリニューアルオープンという事なのかもしれません。スープの種類がトマトスープとエビスープがあります。Cの時とは、ちょっと違う感じに仕上がってきています。バリバリっとしたチキンや、具材のハンバーグなんかは、Cから引き継いだ感じかもしれません。ワシ的にはトマトスープが押しかな?

㉖北18東6 Kんカレ(没)
 美香保中学校の北側の住宅の地下にひっそりとオープンしたのが、Kんカレ。燻製カレーのお店である。具だけでなくルー自体も燻製になっているらしく、カレーも既に燻製味です。チキン、ベーコン、玉子が乗った全部のせというのを注文しましたが、チキンの燻製が絶品でした。辛さの指定とかはできないけど、カレーと具材との相性が良いというか、カレーのパッケージとして出来上がった感じがありました。悪くなかったです。

㉗新琴似Pリ
 新琴似のメインの通りをずーっと西に向かって走っていくと、ラッキーの手前ぐらいにオープンしたのが、ルーカレー&豆乳カレーうどん(北海道初らしい)のPリカです。いわゆるカレーハウス的な作りです。元がカレー屋だったのかうどん屋だったのかは不明です。ルーカレーに辛みはなく。子供でも食べられる感じのルーカレーです。子供でも食べられるのが良いのか悪いのかという所ではありますが、子供がいる人は、そういう所からしか見ないのでこれで良いのかな。主婦のお店ではありがちです。しかし、豆乳カレーうどんは、ルーカレーとは対照的に、数種類のスパイスが加えてあり非常にスパイシーでお勧めです。

㉘札幌J
 ESTAの奥のフードコートに出来たのが札幌J。いわゆるフードコートのルーカレー屋さんです。なので誰でも食べれるルーカレーのお店です。おすすめの「札幌J」というカツカレーのほかに函館五島軒のルーカレーも出していたりして、ちょっと??な感じでもありますが普通のルーカレーです。

㉙東区本町Cドリカ
 東区本町の神社の向かいにオープンしたのが、スリランカカレーのお店Cドリカです。かつてDWと言うお店をやっていた、I氏が、スリランカ人の奥さんと料理を提供しているのがCドリカです。因みに店名のCドリカは奥さんの名前です。カレーリーフの効いたチキンカレーや、クローブやカルダモンのばりっと効いたポークカレーを提供しています。味は素朴でスパイシーなスリランカカレーです。辛さはお店の人と相談して決めるのが良いのかな?カレー弁当のテイクアウトもやっていて、こちらもリーズナブルでお勧めです。2014年からはスープカレーも始めるそうで(試食済み)、こちらもおいしいです。

㉚手稲カレー屋M
 手稲のドンキホーテから、新川に向かう道沿いに出来たのがカレー屋M。ルーカレーのお店です。駐車場は、店の前の2台だけです。店内も8席くらいしかないので、団体で来られると大変なことになります。チキンは何故かチキンレッグが乗っています。なので、食べにくいです。他にキーマカレーとかもあります。辛さの指定も5番まで無料ですが、そんなに辛くはないです。¥800くらいからなので、安くはないです。

㉛Tジャー
 繁盛店Gのセカンドブランド店Tジャー。行列のできるスープカレー屋Gのセカンドブランドです。店内はオールドアメリカンなのか、どうなのか、ちょっと豪華な感じなのかな?カレー自体のスープは、Gのスープよりはさっぱりした感じで、ちょっと物足りなさを感じてしまうかもしれない。ただし、スープトッピングがあり魚介スープや、豆乳スープがあって、元のスープを補う感じでトッピングするとGにも匹敵するスープになる感じです。全体的にGの縮小版と考えたほうが良いのかもしれませんが、こちらでしかないスープもあるので、両店舗で食べ比べをするのもいいかもしれません。

㉜Jカレー(大通り店)
 南9条通りのI8丁目食堂が、移転改名(元の店名)したのがJカレー(大通り店)。現在I8丁目食堂というインド・ネパールカレーのお店は無くなってしまいましたが、Jカレーとして、残っています。南9条通りの時は、ずいぶんとカレーの値段が高かったのですが、移転して、昔と同じランチタイム¥500で食べられる様になっています。しかも、おいしいナンを焼くスタッフもこちらのお店に移動してきたらしくて、ナンが軽いサクッとしたナンで、絶品です。ここも札幌ネパール化現象か?

㉝仁木町Kぞく
 小樽を超えて、余市を過ぎて、仁木町まで行ってきました。仁木町の街中を過ぎてそこそこ行ったところのガソリンスタンドの手前にオープンしたのがKぞくです。カレーメニューは、スープカレーとチキンKぞくカレーの2種類のカレーがあります。しかも、仁木町のフルーツを使ったラッシー付です。スープカレーは、札幌の老舗のA(大御所)の、非常に似た感じでした。チキンKぞくカレーは、割とインドカレーっぽいスパイシーなスープカレーって感じで、ワシ的にはこちらのチキンKぞくカレーがお勧めです。話を聞いてみたら、札幌の電車通りのCHのマスターの弟さんという事でした。

㉞C(里塚)
 最近チェーン展開する店が減ってきている中、久々のCの新店舗である。36号線を南下していき、T本店を横目で見ながら、そのまま南下していくとハンバーグ屋さんの手前の交差点に、カレーの幟がたなびいています。それが、C里塚店です。従来のスープのほかに油少な目のライトスープなるものも登場。相変わらずバリッと上がったチキンレッグや、豚の竜田揚げ、辛さを加えても¥1000台、今となっては安い部類に入るのは、みんな値上げしたからでしょうね。

㉟H(花川店)
 あいの里のHの3店舗目は、石狩市の花川です。10年ほど前に303というスープカレー屋だった店舗に、インド・ネパールカレー屋のHが、オープンしました。トマト感控えめの、軽い感じのインド・ネパールカレーが、比較的安い値段で食べられます。ナンは、割ともっちり系です。石狩市だけど、やっぱり札幌ネパール化現象か?

㊱Nステ
 大老舗のAの向かい側にオープンしたのがインド・ネパールカレー&スープカレーのNステです。ここもやっぱりインド・ネパール料理のお店です。ペーストの種類が、黄、赤、緑のほかに、なんとダルってのも追加されています。ダルペーストなかなか良いです。さすがベジタリアンの国から来たって感じです。カレー自体もおいしいけど、ナンもここはサクッとしていて軽いナンで、ワシの好みです。まさにクリスピーでした。でも、ここのシェフどっかであってるな?

 以上、36店、今年もそれなりの数のお店が、オープンしていました。景気が上向いているので、これからもっと増えていくのかな?札幌ネパール化現象も、だんだん激しくなっていくのか、楽しみなところです。

 

2014.1.

1軒忘れていました。ので追記です。
㊲中央区 スープカレー札幌T道
 大通り西17丁目の、昔Kと言うカレー屋さんがあった場所に、オープンしたのがT道です。ちょっと前まで、串揚げ屋さんか何かだったような気がするけど、あっという間にカレー屋さんになっていました。場所柄、駐車場は無さそうです。ちょっとあっさり目のスープにさらりとしたスパイス。ダシ系のスープが好きな人には良いのかもしれません。店の人にお勧めを聞いたら、納豆がお勧めという事で、納豆を注文してみました。暫くして、ラーメンどんぶりのような器でカレーは、提供されました。そのお勧めの納豆カレーを食べてみるとサラサラのスープカレーの上に、ひき割り納豆。丼の中を確認しても、挽肉の類は入っておりませんでした。残念。デストロイヤーに来るE大生には、何度も言っているのですが、村上カレー店の納豆カレーがおいしいのは、納豆と挽肉が絡んで初めて美味しいんです。挽肉と絡まないとただの納豆汁ですと。それでも、豚に納豆をトッピングして、納豆汁豚肉入りを食べるE大生は、後を絶たないのですが・・・。非常に残念です。でもそれがおいしいと感じるのであれば、仕方のない事なのかもしれません。

2014.1.3 追記