スローバラッド2017

文 村上 義明

 2017年は、札幌のカレー業界としてそれほど大きな動きは見えませんでした。
 ただ、中心部へのカレー業界からの切込みが多かったのは、特筆すべき一つのことかもしれません。中心部への切込みということでは、2つの意味が考えられると思われます。1つは、中心部以外での展開が、商業的に見込めないだろうという負の意味。もう一つは、中心部以外の成功により、中心部でのさらなる成功を求める+方向の意味。この二つが意味するように、+にも、-にも動いたのが2017年だったような気がします。

 現在、噂になっている大阪スパイスカレーに関しても、東京でも話題になっているようなので、札幌に飛び火するのも時間の問題と考えていましたが、そんなに早くはなかったようで、一部のカレーマニア的な店や、人の間で噂になっているくらいで、潮流を作るまでは至っていないのが現状である。この辺は、メディア関係がそれほど取り上げていないのが理由かなと思われます。黒岩咖哩飯店とEITOUカレー、ハラッピの3店舗でスパイスカレー三銃士を組んで頑張ってるんだけどな?

 しかし、未だに、粘度の高いカレーを「ルーカレー」などと呼んでいる奴らには、スパイスカレーを理解するのは無理かな?などと考えてしまうのは、わしくらいか?(ちなみにルーカレーとは小麦粉を炒めてルーにカレーの風味を移してから作るカレーのことである。小麦粉を使わないインドカレー的なものは、一般的にルーカレーとは呼ばないのである。じゃあ何て呼ぶんだ?) インドカレーに無い要素、スープなり、出汁だったり、もしくはルーカレーの領域にスパイスの香りを持ち込んだり、要するに従来のものに、新しいスパイスの要素を取り込んだものをスパイスカレーと、呼べばいいのではないかな?広義的には、インドカレーもスープカレーもスパイスカレー、更に新しいものもスパイスカレーの範疇として捉えていけば、おかしなことは無くなると思うのだが、間違っているだろうか?

 ただし、現在噂になっているスパイスカレーは、インドカレーや、スリランカのオカズいっぱいのカレーをミックスした、カレーの2種盛、3種盛+オカズみたいな、ワンプレートランチみたいなものが、主にスパイスカレーとしてもてはやされている。そして、何故かどれにもカスリメティ―が散らされている。(スープカレーが流行った時に、なんにでもバジルが散らしてあったみたいに)。あともう一つ付け加えると、見た目が派手で、インスタ映えすること。カレー自体としては、全く関係ないが、重要な要素である。なぜなら、スマホでカレーの写真を撮っている馬鹿タレどもにしたら、インスタ映えしないのはスパイスカレーではないからである。

 悪い予感のかけらもないよ2017年。

 さて、そろそろ2017年の新店チェックに行ってみようか?

①ミートヘブンGG(閉店)
 南17条西8丁目にオープンした札幌スープカリィP系のお店で、スープの種類は1種類のものの、スープのコク、スパイス感ともにP系のお店らしくバッチリと美味しかったのですが、Pが狸小路のTK6にカレーを提供し始めるのと前後して閉店してしまいました。昔近くにPHがあったことを考えると、ちょっと残念ですが、仕方がないかなとも考えます。

②北18条のMP(閉店)
 北18条の駅の近くにオープンした筋肉系ルーカレーのお店MP。ニンニク+トマトの効いたルーカレーに豚肉、玉子、福神漬けと、いかにもパワーの付きそうなルーカレーのお店。カレー全部で650gで辛さ20番で+¥150、ちゃんと辛い。低価格で、腹いっぱいにできるいいお店だったのですが、立地が悪かったのか、近隣の北大生に食べつくされて、残念ながら閉店となってしまいました。北大生は、安くて量が多いのが好きなので、怖いです。

③スープカリーA西岡アンダーザブリッジ本店
 O商店やSストアで働いていたS氏が、独立してオープンさせたお店です。前年の年末に情報だけ聞いて住所を元に探したが見つからず、年の初めに橋の下に入り口があると聞き、やっと見つけることができたお店です。住所から調べると、橋の横の崖のあたりが住所に相当するのですが???となり探せません。橋の横の橋の下へ続く道を下っていくと、橋の下に入り口があり、すぐに見つけられます。駐車場は、広く7~8台くらいは停められます。スープ的にはO商店よりSストアに近い味です。太くて厚い極旨スープです。辛さは4番で¥50、7番で¥150、スープが太いので7番でも十分いけます。とり天のトッピングが¥300で高いけどお勧めです。2人で頼んでシェアするとちょうどいい量になる感じです。もう既に、人気店ですが、これからも期待ができそうなお店です。

④3○○○知床スープカレー
 平岸の駅の地下ゴールデン街にオープンした3○○○知床スープカレー。スープと具材に知床のブランド豚肉サチク麦王を使用したカレーが食べられます。なぜ知床かというと、店主のD氏が知床出身だからです。基本の豚角煮カレーが¥1000です。豚角煮は、さすがブランド物という感じで美味しいです。辛さ+5でピッキーヌが入ってきていい感じになります。スープ自体のスパイス感は弱めに設定しているようなので、辛めにしたほうが美味しいです。オープンした最初のころは知床鶏のカレーもあったのですが、原価が高いらしくて止めたようです。最近はサチク麦王のローストハムなんかもやっているらしいので、要注目です。ちなみに器が大きいので、急いで食べるのをお勧めします。

⑤南19西7のBA
 南19西7の元PHの跡地にオープンしたのがBAです。スモールカリーバーCのレシピを元に作られたのがBAです。味、辛さともにCとほぼ同じです。
 子供用メニューも加えられていて、家族での利用がしやすいように配慮がされているようです。
 北22西4の元Vの跡地にも同じようにBAがオープンしていますが、そっちには行ったことがありません。

⑥南2西5KK(ファッジ)
 南2西5の元グヤトーンのスタジオがあったビルのファッジというお店で、間借り営業をしているのがKKです。店主のKさんは実はミュージッシャンです。今流行りのスパイスカレーの2種盛や3種盛が楽しめるお店です。具材は、その日によって変わるようです。わしが行ったときは、チキンとラムとツナの3種類で、3種類から2つ選んで、2種盛にするという感じでした。夜は3種盛もOKになるようです。カレー3種のほかに、サブジやアチャール等のおかずとサラダがついています。夜にカレーと酒で一杯やるにはちょうどいい感じだと思います。因みにKさんは、最近、元祖札幌スパイスカレーの黒岩さんのところでも働いているようです。今後に、更に期待です。

⑦八軒のRM
 琴似から北24条に抜ける道路沿いにできたのがRMです。店舗の横に高い看板がかかっていて、店舗前に3台分の駐車スペースがあります。ネパール人のインドカレー屋さんです。基本のチキンカレーは¥850ですが、食べ放題とかやってるインドカレー屋さんとは、一線を画したスパイスの切れとコクがあります。カレーへの入り口は食べ放題の店でもいいですが、できたらこういうちゃんと美味しいカレー屋さんで、濃厚なカレーを味わってもらいたいところです。辛さは5で結構辛いです。侮ってはいけません。

⑧白石のTNAカレー
 白石の本郷通りにオープンしたTNAカレー。駅前にオープンしていたTNAカレーは、日曜祝日が休みなので行けませんでしたが白石店は日曜日にやっているので、こちらにお邪魔しました。辛さの指定はありませんが、アチャールやら福神付けと辛みスパイスが入った「かご」がもらえて後はご自由にって感じです。東京=日本のルーカレーとナマステ=インドカレーとアロイ=タイカレーの3種類が一遍に味わえると言うのがウリですが、作っているのはインド人(ネパール人かな)で、タイカレーはタイカレーペーストっぽい味なので・・・。インドカレーもシェフによって全然違うし・・・。カレー好きなら、それぞれ美味しい3店に行った方がいいかな?って考えます。

⑨江別新栄台ES
 江別の新栄台(275号線から江別の町中に行く手前のあたりっていう表現でいいのか?)にできたのが、ES。トンデンファームの近くです。一軒家の一部を店舗として使っています。家の前に5台ほど駐車場があり入りやすいです。冬は除雪が大変そうです。カレーは、見た目、味ともに、今の札幌スープカレーのいいとこ取りという感じです。スープは、鶏と鶏油、エビ、野菜でとっているそうです。かなりしっかりしたスープです。野菜の調理も申し分なく、非の打ちどころのないスープカレーでした。
辛さは、4で¥30UP、5で¥50UP。5で十分辛いです。札幌よりイロイロ安い気がします。その分ガソリン代はかかりますが。

⑩江別のスープカレーS
 江別の3番通りにオープンしたのが、スープカレーSです。あっさり目のスープに、ほのかなスパイス感、女性好みのスープカレーかな?スパイス好きには物足りない感じかも?チキンが売り切れていたので、基本の味はいまひとつ言えませんが・・・。辛さの10は大したことが無いので辛い物好きは+¥100のピッキーヌ入りを頼んだ方がよさそうです。ただし元のカレーがスパイス薄めなのであまり辛くするとバランスが崩れてしまいます。店の周りに5台ほど駐車場がるので、安心ですが、昼だけの営業なので、売り切れ注意です。女性が一人でやっているようなので、混むと大変かな?

⑪南1西3の地下K(閉店)
 南1西3の地下(チロリン村のあったところ?)にオープンしたのがK。3種類のスープ(1種類は有料)で、辛さは1~6(7番以降は1番ごとに¥30UP)。更に、味を変化させる味変スパイス(4種類)が、無料で付いてきます。辛さ5以上は青南蛮(ピッキーヌ)が、入ってくるのでちゃんと辛くなります。
座席数が40席と広く、家賃はバカ高そうです。チキンもちゃんとした感じで、ご飯の量も小で190gといい感じでしたが、家賃が高すぎたのか閉店してしまいました。

⑫イオン手稲山口店のD
 手稲のイオン手稲山口店のフードエリアにオープンしたネパール系のインドカレー店です。黄色(玉ねぎ)赤(トマト)緑(ほうれん草)のほかにダルもあります。ナンは食べ放題のわりに大きめのナンが出てきました。エゾシカのカレーもありましたが、食べてないです。付け合わせのアチャール(どう見てもサブジだった)にゴマが使われていたりして、インドカレーとはちょっと違う感がありました。イオン手稲山口店自体が、あまり活気が無かったので今後が不安ですね?

⑬南3西1のT
 南3西1の昔ラーメン屋だったところにオープンしたカレー貴族T。チキンの基本野菜のカレーで、¥1180でほかのカレーも¥1200から1500と場所柄高めの設定になっています。平日のライチタイムには¥880のお任せカレーがあるらしいです。これくらいなら、毎日食えるか?辛さの1~4は無料、5で¥80、6で¥100、6以上からピッキーヌが入ります。6ならそこそこ辛いので、+¥100なら割高感は少ないかも?ご飯の盛は、S150g、M200g、L300gでL以上は100g¥100。
カレー自体は、あっさり目のスープカリーの匠風で標準的な札幌スープカレーかな?追加スパイスで和風(ふりかけ風)、インド風(キーマカレー入り)、イタリア風(トマトとにんにくなど)が、新しい試みかもしれないが、カレー本体の美味しさを上げないとGとかが近いので、危ないかもしれない。

⑭南2西3のスープカレーKセントラル
 その昔はげ天が入っていたビルの地下にオープンしたのが、平岸の人気店スープカレーKの2号店、セントラル。動物系のスープと和風のだしのダブルスープのコクと、これでもかと入った揚げ野菜。黙っていても腹が膨れます。ご飯は通常で200g ですが、具材が多いので女性には多いかもしれません。辛さ10は+¥150で十分辛いですが、辛い物好きにはその上のJQKがお勧めです。最近ルーカレーを始めたらしいですが、まだ食べていません。忙しくて大変そうですが、これからも新しいことに挑戦してほしいです。今後に期待です。

⑮北10東1のB倉庫カレー
 タイ料理屋さんやTNAカレーをプロデュースするBのセントラルキッチンで¥500のカレーや、タンドール料理を提供しています。¥500でシンプルなチキンカレーとサブジがついてコストパフォーマンスはバッチリです。最近は、クリスマスや年越し用のオードブルを¥2000で提供したりと、話題の提供にも事欠きません。今後にも期待です。

⑯白石南郷通2丁目のB
 その昔G(今は白石のバスターミナルに移転)があった場所にオープンしたのが、B。誰でも食べられるようにスパイス感を抑えたルーカレーです。辛さの指定はできませんが、頼むと少し辛くしてもらえます。ルーカレーですが、チキンカレーにはチキンレッグがゴロンと入ってきて、食べにくいです。チキンレッグ慣れした札幌の人には、大丈夫かも。ビーフカレーやカツカレー、なぜか納豆とひき肉のカレーもありました。

⑰北29西4のD
 北29の西4のビルの中にオープンしたのがD。元Vの方がオープンしたお店らしいです。ビルの前が共通の駐車場になっていて、駐車券をもらい駐車券に店のハンコを押してもらうと駐車代がタダになります。スープの種類は3種類、基本のあっさりと+¥50の濃厚とクリーム。基本のあっさりは、市販のブイヨンのような基本的なスープで、濃厚にすると、スープにコクと深みと甘みが加わるようです。チキンレッグのカレーで¥1080、辛さはレベル4+¥100でピッキーヌが入ってボチボチの辛さになります。フライドチキンのカレーは、揚げるのに時間がかかるようなので、要注意です。

⑱北7東3のB
 北7の東3の天竺jr後にできたのがB。薄野のBの支店ということです。ルーカレー&スープカレーのお店です。日曜日は、スープカレーだけのようです。メニューもチキンとベジタブルの2種類だけでした。甘めのスープにニンジン、イモ、ブロッコリー、なす、ゴボウ、玉子が入って具だくさんです。(器は小さいです)ご飯になぜかカスリメティ。辛さは1~4、4で+¥100でピッキーヌが入ってきます。

⑲豊滝のDF
 南区の豊滝の除雪ステーションの向かいの道路の奥にオープンしたのがDF。北インドカレー&カフェのお店です。ワンプレートのターリーが食べられます。キーマカレーにトマトのチャツネやチャパティー、パパド、ヨーグルトやピクルスが付いてきました。チャツネやピクルス、ヨーグルトが美味です。店の外装も、内装もかなり怪しいですが、それも楽しむような人なら全然OKです。食後のチャイもまた美味し!

⑳大谷地カレーS
 焼き鳥屋さんの焼き鳥Sの昼の営業です。キーマカレーのルーカレーが食べられます。チーズカレーやロースカツカレーなど、ルーカレーのバリエーションでいくつかの種類があります。辛さが数段階あって、激辛が+¥50で、結構辛いです。(食べられない辛さではありません)基本の大谷地カレーで¥600(ガーリックチップ付き)、ご飯を小にすると¥550になります。焼き鳥屋さんのスープが付いてきます。(このスープがいい感じです)昼休みに、ババっと食べるにはちょうどいい感じです。

㉑小樽高島のA
 小樽高島の海岸通りと上の道の真ん中ぐらいの住宅街にオープンしたのが南インドカレーとロースイーツのA。駐車場は3台分+2台分くらいありますが、たどり着くまでが大変かもしれません、ナビがある人はナビを頼りにして近くまで来たら、車から降りて一通り周りを探したほうがいいかもしれないです。ノンベジ、ベジ、2種盛があります。チキンのカレーは売り切れで食べられませんでしたが、ほかのカレーは割と酸味の効いたカレーでした。スパイスもあっさり目で、優しい感じでした。青菜のサブジや、玉ねぎのアチャール等も如何にもオーガニック的な感じでした。好みが分かれますが、苦労しても探して食べる価値があると思います。

㉒長沼のカレー&カフェH
 長沼町西3線北12の野菜即売所の隣にオープンしたのがカレー&カフェH。南インドカレーTにいた方がオープンしたお店です。駐車場は即売所と共用なのでたくさんあるのですが、席数が6席なので、すぐ満席になってしまいます。味的にはTがベースになっていると思われますが、狸小路のDにも似た端正な味付けになっています。辛さが激辛までですが、激辛でもそれほど辛くはないです。なのでお願いすれば辛くしてくれるらしいです。ご飯は近隣の農家の、ななつぼしを使用しています。大盛が300g なので、もっと食べる人は要相談のようです。野菜関係は、近隣の農家から仕入れるらしいです。なので冬の間はお休みになります。

㉓平岸通りのTF
 平岸通りの経専の近くにオープンしたのがスープカレー店TF。Hで働いていた元レゲエDJのS氏がオープンしたスープカレー屋です。スープカレーにおかず2品とサラダがついて¥980です。現在札幌でスープカレーを食おうと思えば¥1200くらいが相場というのに、おかず2品(決して少なくない)とサラダまでついて¥980。チキンカレー単体で¥780、チキンレッグのみカレーで¥500。時代が20年ぐらい違う気がします。しかもボリュームもあって味もバッチリです。スープ自体もHとは異なり、スパイシーでインドカレーライクな仕上がりになっています。昨今の高いスープカレーに対するS氏の気概が感じられる値段になっています。心配なのはこれだけのものをこの値段で出してやっていけるのかということです。実際プルプルでもかなりきつい戦いを強いられているのであるから・・・。辛さは4までが無料でそれ以上は辛いスパイスを注文するようになっています。ご飯は、普通盛で200g、大盛で300g、特盛で400g。S氏には、体を壊さないように頑張ってほしいです。

㉔R ESTA店
 いわずと知れた札幌スープカレーの大御所RのESTA店。Rが札駅進出です。従来のスープカレーのほかに大人様ランチのような従来にないメニューの開発にも力を入れているようで、場所ごと時代ごとに提供するメニューを変化させていくのは、Rならでは戦略かと思います。ただ、スープを大サーカスから運んでいるらしいので、大変そうです。

㉕O商店実家
 新しくO商店実家になった、札駅のO商店。札駅進出ということで期待は大です。ただ、スープがエビスープのみなので、どうかなとも思いますが、店舗の大きさや設備を考えると、いろいろ制約もあり、仕様のないことかもしれませんが、実家と呼ぶにはどうかなとも考えてしまいます。何よりも、器。良くも悪くも器かななどと、心配になります。今まで、札幌スープカレーを引っ張て来た店だけに、これで大丈夫なのかと考えます。

㉖南5西13のスパイスの穴M
 これまでいろいろなイベント等で活躍してきたM氏が、古い一軒家にオープンさせたのがスパイスの穴M。基本的にはスパイスを利かせた居酒屋ですが、カレーはお手の物で、インドカレーやタイカレーなど、スパイスの効いたおかず=サブジやアチャールなども食べさせてくれます。最近は昼のランチ営業もタマにやってます。インドカレーやタイカレーの、2種盛3種盛、更に4種盛なんかも楽しめます。

㉗豊平4条3丁目のインドネパールカレーN
 豊平の13ROCKの並びのビルで昔Eというカレー屋が入っていたビルの別の場所にオープンしたのがインドネパールカレーN。ナンとライスが食べ放題。単品のチキンカレーで¥800、プレートのセットで¥950。辛さは1~6で、6は辛すぎるらしいです。5を頼んだのですが、たいして辛くなかったです。Nという名前もよくある感じですが、メニューもよくある感じのインドネパールカレーと言う感じでした。本店が、当別にあるらしいですが、行ったことはありません。

㉘水車町のC
 豊平の水車町にオープンしたのがC。ネパール料理のお店です。月曜から金曜のランチタイムは、¥700から食べられるそうです。カレー単品は、¥1000以下で食べられます。トマト系、トマトと玉ねぎ系、ホウレンソウ系と豆系があって、ちょっとほかのインドネパール系のカレー屋さんとは違う感じがしました。カレー自体のきめが細かく、スパイス使いもちょっと上品な感じがしました。辛さの指定は4段階で激辛までですが、激辛でもそんなに辛くはないです。ナンは、軽めのパリッとしたナンで、割と好みです。全体的に1ランク上のカレーの気がします。スタッフのネパール人も、ちゃんと白衣にコック帽をかぶっていて、ちょっといい感じでした。最近のインドネパール系のカレー屋さんの中では、お勧めです。店内には栗山のEのチラシが置いてあったので、系列のお店かもしれません。

㉙狸小路の(仮)Hカレー店
 狸小路9丁目のジンギスカン五右衛門で月火金のランチタイムに営業しているのが(仮)Hカレー店。バングラディッシュカレーを提供しています。メニューは、チキンカレー、チキンサグカレー、カレーうどんの3種類。バングラディッシュカレーと言うことですが、普通においしいインドカレーが食べられます。(インドカレーよりショウガが効いていると聞いたことがあるけど、実際はそうでもないかも)大阪のカレー屋さん出身ということで、店舗を探しているらしいです。

 以上、ざっと書き出したら、いつの間にか29店舗もありました。去年の17店舗に比べたら、ずいぶん増えているなというのが今年の印象です。すでに閉店した店舗っもいくつかありますが、これから面白くなりそうだと思われる店舗が、今年は多いです。パッとした店が無いかなと思っていましたが、いやいや、捨てたもんじゃありません。それぞれの店が、それぞれの方向に、いろいろ努力しているような気がします。悪い予感のかけらもありません。

それじゃ、また。

2018.1.2

書き忘れがありました。

㉚豊平のダルバート専門店Yキッチン
 北海学園の向かいの交差点のちょっと先にできたのが、ネパールのダルバート専門店Yキッチン。店の前に数台の駐車場が、有ります。メニューは、ダルバートと飲み物だけです。ダルバートの内容は、イエローライスにチキンカレー、ダルスープ、アチャール、青菜のおかず、タルカリ、辛いペースト。シンプルで、優しい味のダルバートです。昼は¥900、夜は¥1000。最近の傾向として、日本人がこういうインド系の定食、ターリーやミールス、ダルバートをやるお店が増えてきているのかなとも思います。スパイスカレーの影響なのか、スパイスカレーの前兆なのか?定かではないですが、こういうのは好きです。Yキッチンの場合は、娘さんがネパールっぽかったので、旦那がネパール人のパターンかもしれませんね?今後に期待です。

2018.1.3