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GROUND ANGEL 2004

■期 間 2004.12.10〜31
■場 所 横浜赤レンガ倉庫
■時 間 17:00〜22:00 (毎時、00分 20分 40分に上映)

 

<レポート>
2002年より横浜赤レンガ倉庫で行われてきた「GROUND ANGEL」も3年目を迎え、
今年は締めくくりの年になりました。この場所で行われるのは今年で最後。
そしてその最後の年に、東京での研修に引っ掛けてようやく観にいくことが出来ました。

昼間に雨が降って急に冷え込んだ12月12日(日)。
私は週末から研修で東京へ来ていましたが、GROUND ANGEL を観るために
もう一日泊まることにしました。

5日間の研修が終了したのが19:00過ぎ。"終わった〜"という安堵感と充実感に
満たされつつ、JRとみなとみらい線を乗り継ぎ、約1時間かけて「日本大通り駅」に到着。
横浜の夜景のすばらしさ、街の美しさにすっかり魅せられながら、歩いていくと
レトロな赤レンガ倉庫の外観が見えてきました。
大変ロマンチックです。

会場にはやぐら(というのでしょうか)が組まれていて、天使のオブジェたちが戯れています。
待つこと数分、始まりました。

 

 

曲 目

GROUND ANGEL/天使の羽音/緑の窓


石井さんの曲に乗せて、中世の絵画を思わせる天使の映像が上下左右、そして斜めと
様々なバリエーションで流れていきます。
曲目は先の上海ツアーで初めて披露された「緑の窓」も含まれていました。
とても心やすまるインストゥルメンタルでした。
「緑の窓」になると映像が絵画から世界の子供たちを始め人々の笑顔に満ちた写真が
映し出されていきます。

映像を取り囲んで観ているカップル、友達連れ、親子連れ……。
映像が流れるのを追いかけるように走り回る子供たちの歓声、遠巻きに見守る親たち。
そんな光景が、私にはまさに平和とやさしさの象徴のように思えました。

 

子供たちが駆け回ることで映像に命が吹き込まれたような、
見つめる人々と映像がコラボレートしているような、
映像が人々を七色の光で包み込み、溶かし込んでしまったような、
人の営みや思いと一緒になったときに、アートは最高の輝きを見せるのかも知れません。
見つめながら、何とも言えないやさしい気持ちになっていきます。

石井さんは3年間は続けようと心に決めていたとか。
これからこの横浜の地を離れて、また別の舞台で上演されるようですが、
各地でこんなやさしい光景が見られるのはとても素敵だなあと思いました。

 

最終更新日:2004年12月18日

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