◇ live (index) ◇
ART NUDE 2000.12.14 Zepp Osaka
また今年も、「ART NUDE 」がやってきました。
初回から数えて3年目になるアートヌード。テーマは「BODY」。
今年は、男女両方のオブジェに描くとか、生け花とのコラボレーションをする。とか、
話題沸騰だったのに、直前になって、ファンクラブのHPサイトで、
石井さんからレポート禁止のお達しがぁぁ。
ということで、事前情報は乏しくその分どんなものになるのか期待も高まっていました。
着いたのは18:40くらい。
Zepp Osaka は超へんぴなところにあって、会場へ向う道も人影はまばら。
でも、いるいる!黒いハニー達が。。
すでに開場していて、入り口の前は人だかりができていました。
黒い服とモノトーンコサージュで。
それが今回の石井さんからの要望だったので、黒できめてる人は結構多い。
もちろんコサージュも付けている! 50%が全身黒。20%が部分黒。って感じでした。
もちろん私も全身黒で参りました〜。
この日は、テレビ番組「ミュージックエンタ」の収録のため、
カメラクルーが入っていました!
最初、大阪で撮りがあるのか!と喜んだのですが、どうも番組内でちょこっと流すだけのようです。
でも、カメラが入っているせいか、石井さんは緊張ぎみ。
調子よく喋っているようで、どっかまだ本来の口から生まれた男になりきれてないような。。。
それと、彼はかなり風邪気味でした。声もかすれ気味&鼻声も入って……。
だからちょっとかわいそうだったの。
さて、開演5分前の通知には教会の鐘が使われていました。
このシーズンに相応しい演出です。
音楽はレトロな……何ていうんでしょう。ジャズ?かな。ちょっと違うな。
蓄音機でかけているような古い映画に出てきそうな歌。
セットは中央に人の身体のオブジェ。
首がラッパのように広がって、そこに頭に見立てた黒い玉がのっかている。
背後には大きな翼。
そして上には「ART NUDE」と書かれた丸いオブジェ。
石井さんの左手にある台には「CAST」とかかれていて、
出演者の名前が書かれている。
ちょっとしたことだけと心憎い演出です。
やがて、マリーザと男性のVOICEで、
「これから石井達也のショーが始まるよ。」
「石井達也?それは誰?」
「知らないの?彼はね……」というような(?)
←多分ぜんぜんちゃう。。
内容のことを英語で言っている。
テーマ曲はとても軽快な音楽。金ちゃんはなんとベースを弾いている。
まずは、バンドのメンバーがステージに姿を現す。
マリーザの声で一人ずつ紹介されていく。
今回のバンマスは、元米米の金ちゃん。
そして、話題はパーカッションにオルケスタ・デ・ラ・ルスの大儀見さんが参加している。
最初彼を見ても分からなくて、大儀見さん?
あれ違うか?
でもそうか!
えらい雰囲気変わったなぁ!(笑)
ヤ○ザみたいな風貌〜(爆)。
金ちゃんは髪を切って、というより切った髪がちょうどよく伸びてきて、
とても若々しくかわいく見えました。
ギタリストは去年と同じ。
その他、キーボードとベースがいました。
昨年より2人増えて音にも厚みがでるのでしょうか?
そして……、下手に出てきた石井さん。
歩きながら上手へやってきて投げキッス。
そして下手へ投げキッス。中央でお愛想ふりまいて、オブジェへ向う。
ポーズが決まったところで、正面からオブジェの黒いマントをパッと剥がすと、
それは男性のBODYのオブジェでした。
今日の石井さんは黒のお衣装。
ストレッチの効いたピタピタのパンツに皮のベスト。
その上からロングジャケットを羽織っておられる。
そして薄い色のサングラス。
椅子に腰かけるとき、スーツの後ろをパッと跳ね上げるのが好きだわー。
一曲目は初めて聴いた「もしも」という曲。
(実は初めてではなく、米米時代のアルバム「H2O」に収められている曲だった〜:爆)
そして、「予感」。
この曲大好きなのぉ〜。
金ちゃんのソプラノサックスも素敵。
3曲目は、アルバム「ACRI」から「OCEAN ROAD」。
今回のアートヌードは、「笛」が入ったことで、
より元歌の雰囲気に近いものになっている気がする。
ソプラノサックスがメロウな雰囲気を盛り上げていて、
サックス好きの私としては、(ヘンな意味じゃない)今回の音は大満足なんです。
MCの切り出しは「ノックさんが府知事を辞めてから……」
で、会場大爆笑。昨年も言ってたけど、まだ引っ張ってる(爆)。
そして曲紹介。「一曲目は女性にプロポーズする歌。次は別れる歌。
そして3曲目は駆け落ちする歌という……(笑)、人生の縮図のような3曲です。」
続けて再び政治ネタ。
「森総理!
彼は、頭の後ろにチャックがついているんじゃないか?
で、そこから人が入ってるんじゃないか?
私はあの中に宮沢さんが入っていると思うんです。
宮沢さんだけでは大きい身体を支えられないってんで、
橋本さんが入閣したんです。
だから、今は下半身に橋本さん、上半身に宮沢さんが入って
動かしてるんじゃないでしょうか?」
……いやはや、森総理をぬいぐるみにしてしまうとは。
立て続けにゴア候補ネタ。
「ゴアさん負けを認めちゃいましたねー。しかし彼は粘りましたね。
昔子供の頃にいたじゃない?
負けを認めない子が。
もう明らかにボコボコに負けてんだけど、泣きながらも絶対に負けを認めない子が……
それは俺だったんですけど。」
……あ〜、なるほど!(笑)
そして、アートヌードをしようとした理由について。
「作る過程を見せる」ということなんだそうです。
僕たちは出来上がって製品になったものしか見てないことが多いけど
、その製品になるまでにはいろんな試行錯誤があった。
その過程を見せるというのも面白いんじゃないと。
最初その話をしたところ、反対もされたけど、
絶対面白いはずだという確信があって始めたそうです。
毎回、描いているときの20分くらいは客のこともまったく頭から消えて
絵を描くことだけ、筆を運ぶことだけしか頭にないときがあるそうな。
今日もそんなところを見せられたらいいと言っておられました。
石
「今日は、カメラも入ってまして、もう『穴があったら入れたい』というくらいでございます。」
おやおや、どうしても下ネタギャグは外せないと見えますねー(笑)。
また、こんなことも……、
「1万円というと、それを何に使うかは人それぞれ。師走の世知辛い中、このアートヌードにつぎ込んでいただいてー(爆)。でもここに来ちゃったからには失敗した。と思っても、もう遅いわけでしてー。(爆爆)」
えらく謙虚なことでございます(笑)。
そして、「さ、それでは次のコーナーに行ってみたいと思います。」
──次の『コーナー』ってえぇぇ(笑)。会場からはクスクス笑いが起こる。
言葉じりとかイントネーションにいちいち受けるのは大阪の特徴なのかな。
石井さんは笑いの意味が分からないのか会場を見渡し、
「嫌な笑い方しますねー、みなさん。(爆)」。
また、彼がわざとらしく「ここ突っ込んでー」といわんばかりに
「今日だけです。これをやるのは」なんていう話をした時には、
みんなして「えええっっ」と声をそろえる。
すると、石井さんは、「よかった。突っ込んでくれて(笑)」なんて喜んでおられましたなー。
ここから、4曲連続で演奏。
まずは、「それぞれの理由」。
金ちゃんがベースを持ったままフルートを演奏している。
ライブでこの曲を聴いたことが今まであっただろうか……。
普段のコンサートではやらない曲を聴けるのがこのアートヌードの楽しみでしょう。
そして、「2918」。会場からは喜びの拍手が。ところが、第一回目のハプニング発生!
歌も後半に差し掛かったところで、「ううっっぁ」って詰まってしまい……。
「ごめん」って、曲を止めてしまった〜(爆)。
確かにこの日は歌詞が自在に変えられていて、「2918」も
<<上手いこと即興で歌詞入れ替えるよなー(笑)。>>
なんて思っていたんですが、とうとうごまかし効かなくなってしまったのかな(爆)。
『今日はカメラが入ってんだ、ちゃんとやんなきゃ』
そう自分に言い聞かせていたのか、受けまくる客を尻目に、石井さん落ち着き払ってのMC、
「えー、この曲はチャーさんと一緒に作った曲なんですけども……僕も大好きな曲で……あと2回やってもいい!
っていうくらいいい曲なんで、……では、聞いてください。(爆)」
いつの間にか最初に戻ってました。(笑)
── 再トライ!
ミュージックスタート!(笑)。
イントロが流れても会場の笑いは収まらず……。
石井さん、「笑うところじゃございません(爆)」、
言いつつ、笑いをかみ殺しながら、バンドメンバー1人1人に深々と礼(90度の礼だった。マナーで習った謝罪のときの礼ってヤツだ〜)そして正面のミキサーさんにも謝る石井さん。
続けて「DAMAGE」。
これはアルバム「我意」に収めらているバラード。冒頭のソプラノサックスがこれまた素敵。
身体でリズムを取りながら曲に乗って歌う石井さんにヤラレた〜(笑)。
そして、「天使の標的」。
この曲の最後の「Oh Yeah」のリフレインがセクシー過ぎ!
参りました。
またまたMC。
話題は、年末のイタリア行きの話。21世紀をイタリアで迎えるのが念願だった。そこでアーティストとしての原点に戻ってみたい。というようなお話でした。
バチカンに100年に1度開かれる何かがあるそうで、そこにお賽銭を投げてこようかな。羽織袴で行こうか。などのたもうておいででした。バチカン宮殿の屋上にある聖人の像にジャンヌ・ダルクが加わることになったそうで、それを決めるのに500年間論争が行われていたらしい。相変わらず博学ですわ。
そして、話題は次のツアーについて。原点に戻るということで、タイトルも「Zero
City」。
コスプレは、「近未来のアジア」、「間違ったアジア」でとのこと。
「チャイナ服の下がスパッツとか(爆)、チョゴリを着てヘルメットをかぶってみたり、そういう格好で来てね。」
また「大仏」級のファッションが繰り広げられるのでしょうか?
爆笑だったのは、石井さんが、突然思い出したように話を始めたお坊さんの話──。
石 「そうそう!
この前ね、道を歩いてたら、俺の横をものすごい勢いでバイクが走り抜けていったんですよ。
もう腕にすれるんじゃないかっていうくらいにすれすれで。
おおっと思って見てみたら、坊さんがヘルメットかぶって、袈裟なかんかヒラヒラさせちゃって、走ってんだよー!
俺笑っちゃって……。
その坊さんもチラっとこっちを見てましたけどね。
まあ師走っていうくらいだから坊さんも忙しいのかな。
ホントびっくりしましたね、あの<ぼーそーぼーず(暴走坊主)>」(大爆)
また初詣の話では、「奉納」のことを「座右の銘」といい間違って、
すかさずあちこちから「ちゃうちゃう」と突っ込みが入る。
すると、出ました、"イヒヒ笑い" (爆)。
石
「僕らは神様を崇め奉ってますけど、それでも地震は起こるしねぇ。
あれは本当はありがたいと思ってお参りしてるわけじゃなく、
"どうか自分に災いを起こさないでくれー"っていうお参りなんじゃないかと思いますね。」
軽くお話になるその内容の中に深いものを垣間見たワタクシでした。
最後の曲はオータム。
これは、アートヌードでしかやらない曲にしたい。アルバムにも入れない。──
とのこと。
3回目のアートヌードにしてラストを飾ることになりました。
毎回演奏されるのはとうとうこの曲だけに。
初めて聴いたときはあまりインパクトはなかったんですが、昨年聴いて「ああ、いい曲だなぁ」と思い、この曲の持つなんとも切ない感じが好きになりました。
マニアックなところでは、この曲の出だしの「秋の」の「あ〜」を歌う声がたまらなく好き(笑)。
感情のこもった石井さんの歌に、会場はもの悲しい情感に包まれました。
第2部──。
再び、マリーザと男の声。
「今からお絵かきショーが始まるよ」「絵を描くショー?
変わってるわねー」みたいな会話。
さきほどの男性の体のオブジェが前へ移動している。そして上手に絵の具、下手に筆が並べられている。
すると、いきなり和風アレンジの曲が流れ、今回は演出なしで、ストンと石井さん登場。
絵の具に汚れたエプロン姿。儀式めいた仕草で、オブジェの頭部を引き抜き、挨拶もそこそこに早速オブジェに向う。今回はジャケットを着たまま描くようです。
まず、青い絵の具を皿にとり、何も混ぜずに太い筆でささっと、くねらせるように描いていく。
次に黄色を取り、斑(まだら)に残された部分を塗っていく。
構図が今まで見たどの作品とも違う。
そして石井さんはまるで、やんちゃな少年のよう。いつになく豪快で荒々しい。
まるででたらめに塗っているように、ラフな塗り方。
オブジェは回転するようになっていて、回しながら塗るとき、いきなり足で土台の部分を蹴るようにしたのにはビックリ。更にマイクを通して荒い息遣いが伝わってくる。
ときどき鼻をすするのがまたぁ(爆)。それも水鼻みたいなかわいいもんじゃなくー(爆)
もう、かぁぁぁわいいぃぃぃ!(大爆)
鼻を垂らした子供が一心不乱に砂場でお城でも作っているような雰囲気なのです。お皿なんかもバンバン下へ落としちゃってすっごく激しい。
すでに彼は自分の世界に入りこんでいて、頭の中は空白の状態になっているらしい。
今度は、緑色を作り、青色の上に重ねていく。またもや激しい塗り方。
筆からは絵の具がぽたぽた落ちるし、飛沫は飛び散るしで、見ていてドキドキしました。
で、最後まで塗り残されていた、切り落とされた左腕の下側のところにもようやく色がつけられました。
私の席は、大儀見さんに近かったので、数々の楽器を駆使して演奏するお姿に感心して見ました。
鳴物を鳴らしながら、自分を中心にして円を描くようにしているのが印象的。
そすることで音に遠近出来てくる。奥行きというか広がりが出てくるのです。
また、金ちゃんとギターの○○さん(すんません。ちょっとお名前が……)はいつも目を見合って演奏するタイミングを見計らっていたし……。呼吸とか息遣いが感じられて即興演奏ってすごいと思いました。
石井さんはどどっと下へ下りてきて、フーとひとつ、大きく息をつく。水を飲み干し、お絞り顔を拭く。やや迷って今度はオレンジに近い赤を、斑状の黄色の上に重ねていく。何度も段を下りては全体をチェック。ハアハアと息遣いも激しいし、私は石井さんに釘付け。
石井さん迷ってるなー。白よ白。白にしてぇ。と念を送ったら、なんと石井さんは白の絵の具を取り出しお皿へ。
すこし水を混ぜて、大き目の丸い絵の具でぐるぐるっと混ぜ、
赤い部分めがけて、バシッッッーーー!と叩きつけるではありませんか!
いや殴りつけるといった方が近い。そりゃ、腕も上がらなくなりますわー(笑)。
その度にまたもや激しい飛沫が回りに飛び散る。きっとバンドの人にもかかっていたことでしょう。
今度は細筆を持ち、サインは白だったかなぁ、左腕のところへ書き入れました。
石 「はい。こんな感じでいがでしょう。」
石井さんは袖に入らずにそのまま作品を披露。
すると、急にまた筆とお皿を持って、作品のところへ駆け上がり……
「塗り残しはちゃっと塗っとかないと……。後で塗り残してるよ、なんて言われたら癪ですからね(笑)。」
塗り上がったオブジェは、緑色の中に赤い斑が浮いている。所々絵の具がたれていたり、乳白色の飛沫が飛んでいます。それがまた味を出している。
石
「それでは、ここに花をいけていただきます。」
ということで、石井さんの紹介で草月流のかりやざき先生がご登場。
先生は柔らかい物腰で、髪はウェーブがかかったロング。華道家の先生にしては珍しいんじゃないかなぁ。
客席にお辞儀をされるのももの柔らかい感じ。
作品を見上げて「いやぁ、またすごいものが出来ましたね」。
石
「男の身体に色気を。ってことで描いてみました。」
石井さんはかりやざき先生にバトンを渡して舞台袖へ。
先生は、ゆっくりとかがんで、石井さんが落とした絵の具の皿を、一枚、二枚とお片付け。
その動作に、会場からはどどっと笑いが。
オブジェの背後から助手の方が、先生に花材を手渡す。まずは紫色に巨大な蔓(つる)。うねうねと畝った蔓を何本も手渡していく。先生は脚立に乗り、それを一本一本、頭の部分に活けていく。2本差し入れては針金でねじって留め、また差し入れて……10本くらい入ったところで、今度は緑の葉っぱを蔓の間に活けて、その跡、朱色の鮮やかな花を入れていく。
石井さんの塗り方と違ってとても物静か。バンドの方々も安心して演奏に専念出切るんじゃないかな(笑)。
まさに「動」と「静」との組み合わせです。
やがて脚立を下りられた先生。出来上がりを告げるためゆっくりと客席にお辞儀を。
花が入るとまた雰囲気が違って、より華やいだものになる。
客席からは惜しみない拍手。
そして拍手に誘われるようにして石井さん登場。
石井さんが何か言おうとしたとき、かりやざき先生がおっとりした口調で
「あの、ちょっといいですか?」
石井さんは「?」となりつつ先生に「どうぞ」をする。
すると先生は「バンドのみなさんどうもありがとう。……ずっとこれが言いたくて言えなかったんです。」
会場からは大きな拍手。とても温かい雰囲気に包まれました。
「それじゃあちょっと回してみましょう。」
ということで、石井さんが作品を回そうとすると、先生もかがんで手をかそうとされる!
「なんてええ人!」と会場からは笑いと拍手が。この先生かなりマイペースな方のようで、段取り男の石井さんと微妙にテンポが違う。そのちぐはぐ感がなんともおかしい。
さて、名前を決めなければいけません。
石
「えーと、このまえ淡路で花博がありましたねー。大阪でも大分前に花博ありましたよねぇ。大阪と花は切ってもきれない関係なんですねぇ。……」
などと言いつつ一生懸命考えておられるご様子。ということで『太陽の花』っていうのはどうでしょう。」
タイトルがつくと作品に命が吹き込まれるようです。会場からは大きな拍手。
大阪らしいエネルギーのある作品に仕上がりました。
そして、最後に1曲プレゼント。
石
「これで帰れっていうのもナンですから、もう1曲だけ……」
その曲は「想い」。
石
「これは自分への呼びかけで作った歌ですけど、多分みなさんが聞いてもきっと当てはまる部分があるんじゃないかと思います。」
私もこの曲が大好きなので、とっても嬉しい。
「じゃあちょっと座らせていただいて……」
石井さんはオブジェの足元に座って歌い始めました。
ゆったりと聞き惚れていると、やがてイントロのところでゆっくり立ち上がった石井さん、
メンバーを一人ずつ紹介。
そしてかりやざき先生を称える。舞台下手に出てきて挨拶される先生。
ココからが盛り上がり。ところが ─────。
突如、ストーーーーーップ!!(笑)。
一体何が起こったのか、歌えずに曲を止めてしまった。
こうなると大阪の客はタチが悪い。
会場はもう受けまくっている。
「オレ今日はどうかしてんなーー?」
そして、言い訳を始める石井さん。
「今回は腕に来るんだよ。マイク持ってると右腕がプルプル来て、それを誤魔化すために持ち替えたりすると、
『あっ、マイク持ち替えた、持ち替えた……』ってチェックしてる自分がいて(爆)、
ふっと違うところへ行っちゃったんです。」
客席、「大爆笑」。
気を取り直して再びスタート……。
ところが、歌いだしが2番の歌詞になってしまいまたまたストッーーーープ!!
その後すっかりツボに入ってしまい、笑いがこみ上げて歌えない(爆)。
「服脱いだらええのに」と、ちゃちゃを入れる人もいたりして、会場は笑いにスイッチが入ってしまった。
すると、一人のハニーが「出だし(の歌詞は)『ゆ〜っくりと』だよー」
なんて声をかけるじゃないですか(爆)。
石井さんは金ちゃんを振り返り、「くやしいなぁ、あんなこと言われちまって」
って、膝を抱えて小さい子供みたいに丸くなってすねてしまった。
なんてかわいいのぉ〜〜!!
石井さんは金ちゃんに向って「だめだよ。この雰囲気じゃ歌えないよ(爆)。」
……確かに会場はバラードを聞く体勢にゃあほど遠い。彼が歌おうとすると忍び笑いが起こるから、だんだん私もかわいそうになってきて、こりゃ笑ってる場合ちゃう。協力せな。って気になったわいな。
ほかのお客もそんな雰囲気で、協力しまっせーーって空気が流れてきた(笑)。
石井さんは金ちゃんと目配せして、合図を送ってました。
そして、曲が始まると、ナント!「愛してる」に!!
会場からは途端に歓声が!
(多分明日のために用意していた曲よ……笑)そして上手く流れを断ち切って無事最後まで歌い上げてくれました。
そして、最後のナマさんきゅーは「ZERO CITY
で会お〜〜」でした。
今日の石井さん。とってもかわいかったです。