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TATUYA ISHII CLASSICAL CONCERT 2003
「羽音」
- mini repo -

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2003.12. 3 (水) 横浜みなとみらいホール・大ホール

(by チョビ)

『羽音』 初日曲目

<第一部>
セレニティワールド(終わりごろ、石井氏登場)
GA
天使の羽音
未来

(MC)

LEGEND
ふたり
TRUE EYES
浪漫飛行

※合間に20分間休憩あり

<第二部>

(MC)

ノスタルジー
手紙
オータム←大阪2日目は『アイシュウ』
古都(後半歌詞つき)

(MC)

映画メドレー(石井ハケ)
 ニューシネマパラダイス
 パピヨン
 シンドラーのリスト
 ラストエンペラー
 ラストオブモヒカン
 ディアハンター
 ロミオとジュリエット
 エデンの東
 太陽がいっぱい
  計9曲

衣装チェンジにて登場

(MC)

星に願いを(一部、歌詞の無い部分で、ややフライングあり)←小倉は MOON RIVER
THE WIND OF DREAMS

<アンコール>

愛してる

2003.12. 7 (日) 九州厚生年金会館・ウェルシティ小倉グランドホール
(by チョビ)

一言で言うと、真摯度アップ。
ずぅーーんと来ました。(--;)

あんなマジ顔見たの初めて。
普段しない人がすると迫力がある。(^_^;

声の調子は戻ってました。
初めの2曲は緊張されてましたが、過緊張はなし。
上体の動きや首傾げもあり、歌にはいっている感じもあり、本領発揮で言う事なし♪

真摯度アップも含め、
本当は、このように初日もしたかったんでしょうね。(笑)

えとね、今回の羽音。
サウスハルオの実践のようにも感じます。 今回は役を借りずに生身って感じ。

コンサート自体は、アルバムそのままの世界。音色はクラシカル。
だが、MCも含め、石井氏のパブリックイメージからすると、かなり危険な表現方法。
しかし、そんなパブリックイメージしか知らない人でも参加したら、ちゃんと受け取ってもらえると思う。
ギリギリの線をよく見つけたなって感じです。 ホント常に進歩してますねぇ、あの方は。(゜-゜)

石井氏が言うように、普段マジに言わない人がマジに言うと、危機感がつのる。

彼も、こっちに伝えようと具体的に話す。
彼の憂いは決して後ろ向きではない。
そして、それは誰かを非難攻撃するものでもない。
それぞれの心の中に語りかけていく。

(以下、ウル覚えにて、要旨がズレてたらゴメンなさい。m(_ _)m)

「世界が、どんどん悪い方向に向かっています。
 出生率が低くなるのも分かるような気がします。
 こんな世の中じゃ、女の人も子供を育てるのに不安になりますよね。」

「僕は、声高に『戦争反対!』と徒党を組んで言うのは好きではない。
 でも、アーティストとして、何か出来るんじゃないか?
 そう思って、GAをしてみたり、こういうコンサートを企画してみました。」

「ひとりひとりが考える事が大切なんです。
 『でも、私一人が考えても、僕一人が考えても何も変わらない。』って思うでしょ?
 オレ、思うんです。
 ひとりの力じゃ何も出来ないと思うけれど、
 ひとりで独裁者になり人を沢山殺す人も居れば、一人で森を作ってしまう人も居る。
 ひとの力ってすごいと思います。」
 
「僕たちアーティストは、平和じゃないと作品を作れない。
 戦争になれば、絵を描く人は戦車の絵を描かされる、、。
 歌を歌う人は軍歌を歌わされる、、。
 楽器を弾く人は、、、、。 、、、弾く人は、勇ましい曲を弾かされるんです。
 そうなってしまわないように、、、世界が愛に包まれるようにこの歌を歌います。」

彼は、自分の言葉に、更に真摯となっていき、最後には声がうわずる。

で、最後の曲。

世界の流れに逆らって、違う波動を体全体で発しているような姿。歌いぶり。
水を打ったようにシ〜〜ンと聴いている聴衆。

歌い終わった。 今まで見たことのないような表情。

あのような表情は、家族の容態が急変した人でしか、私は見たことがない。

それほどまでに、怖れ・憂い・不安がそこにはありました。
演技ではないその顔は、「現在が只事ではないんだ」と、こちらに痛感させる。
 
歌い終わって、会場を見渡し、
最後に、にこっとしたのは、張り詰めた空気をほぐす為でしょうか。
事実、ほぐされましたけど。(笑)

以下は、感想になりますが、、、。(笑)

3人揃えば文殊の知恵。
人は集団になると強くなると思われがちですけど、私は違うと思います。
一人で待ってる信号は、必ず見て渡るけれども、大勢で待っている時はどうでしょうか?

最初の誰かにつられていませんか?
そして、その人が間違っているときがありませんか?
でも、集団心理でそのまま渡ってしまう時がありませんか?

車に轢かれるのは自分なのに、、。

信号ならまだいいけれど、これが、国の行く末だったら、、、。

『一人のアーティストは、一万人の軍隊よりも強いのです。それは一人だからです。』

フンデルトヴァッサーさんのこの言葉が、彼を後押ししているように思えました。(-人 -)


GAが新聞各紙の一面を飾るのは、
何も、ロマンティックで綺麗だからだけじゃないと思います。

火や水のような強さはなくても、人の心に風を起こせたらいいのに、、。

2003.12.16 (火) 大阪 ザ・シンフォニーホール
(by つき。。)

半端でなく感動! 紛争絶えない世界を憂うひとつの高貴な魂って感じでした。
演奏者をすべて女性で固めるといったことがあり、内心「またぁ」と思っていたのですが、
石井さんにしては珍しく、格好よさやルックスでのアピールは一切ない、ヒューマニティのみ
前面に押し出したコンサートだったと思う。

曲目の入れ替えあり。「AUTUMN」の替わりに「アイシュウ」。そして「星に願いを」の替わりに
「MOON RIVER」

2003.12.23 (祝) 東京すみだトリホニーホール
(by チョビ)

初めてのずーーんと来ない羽音だったかも知れません。
MCの真摯度もAN程度。話し方は一市民の話し方じゃなくて、ステージの上のMC。
笑える話も多い。

まあ、それでもいいんだけど、個人的にはいつもより軽過ぎて惜しい感じも。
親御さんと妹御夫婦が来ていらしたからかも知れない。(゜-゜)

そうそうMCで映画好きの話のときに、
「小さい頃、親父に連れられてよく映画を見に行きました。
 うちの町にも小さなシネマパラダイスみたいな映画館があって、、、」
と、国家規模じゃないと映画じゃないと思っていた。渋谷で男と女が滑った転んだでは、、、等の
いつもの話が続きました。
やっぱ意識してたんでしょうねぇ。(゜-゜)

緊張は殆ど感じませんでしたねぇ。
いつものような憎まれ口はないものの、ある意味、不敵さも戻ってるような。
お立ち台の環境にもやっと慣れたのか、歌とともに身振り手振りも色々あり。

歌ってる様は恐そうじゃなくて切なそう。八の字眉が多い。

アンコールの時のMCが唯一、いつもの羽音口調の真摯な話。

「日本は平和ボケと言われますけど、他の国は戦争をしていて、、、
 戦争のニュースをテレビでしていても、消せばそのまま寝ることが出来る。
 広川さんは『ミサイルの根本の人たちのことを考えるんじゃなくて、飛んだ先のことを考えてみて
 ください。』
 『そこには叫び声や体の破片が飛んでいるんです。』と言われていました。
 この間テレビで見た90歳の老婆、、、(以下、以前レポした話が続く。)
 それを見て僕は涙が止まりませんでした。
 日本に輸入されている石油の7割はイラクから輸入されてるんです。←珍しく石井氏の口から
 データが出た!
 全然無関係じゃないでしょう? 
 僕たちはもっと自分の国のことだけじゃなくて、他の国の事も考えないといけないんじゃないで
 しょうか。」

「『愛の反対は?』と言うと、憎しみや怒りなどの言葉が出てきますけど、僕は違うと思います。
 愛の反対の言葉は、、『無・関・心』だと思います。」←真摯な口調で強調する。

言葉の端々に、無意識でしょうが少し訛りが出てきているのが余計に真摯さを感じさせる。

「憎しみは、まだ相手に興味があるけど、無関心は相手を認知さえ、していないんです。」

で、「世界中が愛で満たされるように、、、」とアンコール曲へ。

二階席・横壁の席も含め、みんなに語りかけるように歌う『愛してる』。
この曲の時って、ホントに歌詞見ないですよねぇ〜、、、。

最後、大阪の時の様なスタンディングオベーションになりました。
でも、『愛してます。』は無かったです。家族には言い辛かったのかぃ?(・・?)

大阪の時より更に歌いこまれていたけど、気迫では大阪が上まわる?かも。(゜-゜)
16日にカメラが入ったのは、今のところ大正解では?♪

やはり二日目の日替わり曲は、『アイシュウ』と『 MOON RIVER 』でした。

2003.12.25 (木) 愛知県芸術劇場・コンサートホール
 

 

 

 

 

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