NYLON INDEX Live(index)

TATUYA ISHII 2002 CONCERT TOUR
NYLON CLUB
LET'S GO CABARET

2002.11.4 大阪フェスティバルホール

いつものように米達チャコと参加。この日はまん中6列目という好ポジション。
今回のツアーでは一番前の方の席だった。
休日ということもあって遠征組も多数いた模様。
これは気合を入れなければと、寒いのに黒ビスチェを着ることに(笑)。
ところが、紐なしブラをしてくるのをうっかり忘れて途中慌てて購入するというドタバタをやらかしていた(笑)。

■ 「OPEN THE DOOR」
■ 「MY DEEAM」
■ 「DOROBO」


オープニングの後、ステージの最上段に登場のびゅー
イントロの間こちらに背中を向けてすっくと立って待機。
曲が始まるやクルっと振り向き♪You are my dream〜♪と歌い出し(ニクイ)。
名古屋もこうだったろうか??
NHKホールから着始めたという、白いロングコート姿。
白のボルサリーノ、襟元にフォックス風のファーもゴージャス!
もちろん手には薔薇の花束。

下へ下りて来て、♪You are my dream〜♪
と歌いながら花束3回、大車輪。
帽子を下手側へ投げる。
薔薇は早くもボロボロ〜(爆)。
ちゃんと下の持ち手を掴んでなかったため
分離してしまってる〜。
そして、歌詞に合わせて、薔薇を抱き寄せ口づけ。(きゃー!^^)

そして、間奏で早くも「サンキュー大阪〜!」
と高らかに叫んでいた〜。
それにしても、パフォーマンスもさることながらこの声量と歌唱力。
ただ面白いだけではないところが凄い。

続く「DOROBO」
一回目の♪♪
では、人指し指クルクル、腰クネクネの動き。
2回目の時は歌い方を思いっきり崩してきた。
♪……狂わせてぇぇぇぇぇ〜〜ウワワワワァァ〜〜!♪
みたいな感じ^^

私たちの席の近くにはダンサーの振りを完璧にコピーしている気合いの入った客が数人。
客があまり気合入ってたりするとびゅーはそっちを見ないようにする傾向があるので、
隣と「今日は視線、来ーへんなァ」と囁き合ったのだが、果たしてそのとおりであった(笑)。
と、言いつつ実は私たち自身も一因だったのかも知れないが…(爆)。


■ 「ひとすじになれない」
■ 「IMITATION GUY」

■ 「逃亡者」

MC
最初からして、かなり大阪を持ち上げている。
「ようこそ! NYLON CLUB 大阪本店にお越しくださいました。」
これには客も大喜び〜。『本店』とは恐れ入った〜(笑)。
さらに司会者口調で、
「目の前にいるイイ男(爆)、そして大阪の美女を集めてお送りする
本日のNYLON CLUB。
みなさま最後までたっぷりお楽しみください。
私、石井竜也 本名 笠木健一でございます。」

拍手が静まったところで、司会者口調から笠木健一になったびゅーのトーク。
「オレは無駄な恋が多い……まったくの浅〜い恋が大好きだ。
ひとすじになれないオレのテーマソングのような、米米CLUBのあの名曲〜」

ということで、「ひとすじになれない」
何度聞いても名曲じゃございませんか〜!
♪深〜い傷が〜♪
の歌詞では、「予感」でお馴染み(?)胸元を傷つけるあの仕草が……
私は見逃したけど、胸で十字を切って小指を唇につけるあの米時代の
振りも登場していたとか。
はやりこの曲がかかると踊らずにはいられない(笑)。
私が踊るものだから隣も付き合ってくれた。

MC
「大阪はみんなイイ顔してんなー。勢いがイイ!
東京だと、こう、後ろに引いて見てんだ。でも大阪は前に前に来る感じだもんなー。」
「じゃあ、みんなでノリを合わせよう。やっぱりバイブレーターが大事だもんな。
ラベルを合わさなきゃー。
オレが、『よっ』て言うからよー、みんなは『やってるよ』って答えてくれ。
別に意味なんかねーんだよ。どーせオレのコンサートは深い意味なんかねぇんだ…
じゃあ、いくぜ…」

笠:「よっ」
客:「やってるよーーー!!」

こういうの大阪の客は張り切って言うのだが……
笠木さまはお気に召さなかったようで^^

「だめだめ、ただ声を出しゃいいってもんじゃねぇんだ。
心がこもってなきゃ〜。いいか?こういう感じダ。── 『やってるよ。』(決まり悪そうなボソボソ声^^)」

客:「笑」

「な? 小さくても気持ちがこもっているだろ? こういう感じでやってくれ。
じゃあもう一度やるぜ…」

笠:「週3回も?」
客:「やってるよ」
《ノリを合わせるのがコレかよ〜 :笑》

今日もつけているきらびやかな宝石類は、大阪のジュエリー屋で借りてきたとか。
物凄いカラット数だそう。
くずダイヤやら、キュービックジルコニアやら……(笑)。

ということで、ホンモノが似合う男が歌うのは、──
「IMITATION GUY」(笑)

踊りも変って、HIDEBO & SUJI との息もピッタリ。
どこか間の抜けた踊りが笑いを誘う。

MC
ここで、曲止めの講釈が始まった(笑)。
バンドの演奏を身振りで止めるアレって素人にはちょっとカッコよさげに映るのよ〜(笑)。
客席にこの動作をやらせてみて、笠木氏ちょっと不満げ。
手を下で止めたらダメらしい。
「『戻し』が大事なんです! ちゃんと5分の1を(上に)返す。ホラ…ね」
笠木氏実演。《…なるほど〜、さすがに様になってる^^》
笠:「空気をビシっと止めないとダメなんです。」
あんまり調子に乗ってやりすぎるもんだから客席から笑いが〜。

そして笠木健一の「スターのお宅」(←勝手に命名)
枯山水の庭園だとか、門から家まで45分かかるとか……
その大風呂敷ぶりはまるで上沼恵美子〜(爆)。
寝室に入るとナント! ベットがない!? んだとか……。
実は床一面すでにベットなんだど!(爆)
こいつぁビックリだ〜^^

続いて、「逃亡者」。
しょっぱなのジャンプが高い。それでも初日はこの比ではなかったとか?
♪こ〜りゃちょっと〜恐いぜ〜! こ〜の命〜♪
のところの機械仕掛けの人形のような踊りが可愛い。
客席で完璧にコピーしている人もチラホラ。
私が好きな箇所は、
♪お前〜の手に〜いつ〜もの〜〜ロザ〜リオ〜♪
での、びゅーとダンサーが揃って踏むボックスステップ。
ここがすごく気持ちイイ。
さらに、最後の♪YOU DON'T KNOW MY TRUE HEART♪
以降のオシャレな展開がたまらない……^^

金ちゃんが曲の終わりで、後ろでびゅーの動きに合わせ"曲止め"をやっていた。
さりげない遊び心が心にくい^^
そして、金ちゃんのムードサックス。
その調べに合わせて、バーテンに早や代わりしたスジがカクテルをつくる仕草。
それを待ち受けるびゅー、何故かお尻を突き出している(笑)。
まんまと外され、不満気なびゅー。

ここでゲスト登場(だったと思う)。
もちろん、姿月あさとさん。

■ 「ストップモーション・メモリー」
■ 「夢想遊泳」

「ストップモーション・メモリー」は米米の楽曲だとか…(覚えていない…)。
これを姿月さんとデュエットで。
まずはびゅーが1コーラス。続いて姿月さんが登場しこれに合わせる。
アイボリー色のまるで王子様のような衣装。
隣にいるチンピラのようなびゅーとの対比が……(苦笑)。

MC
笠:「MOONで姿月さんと初めて共演して、彼女の人となりに惚れましたよ〜。
なんせ、のれんをノックするんですから!」
と、相変わらずの暖簾ネタで会場を笑わせた後、
笠:「宝塚では体操なんかもやってたんですか?」
姿:「バック転なんかもできますよ。」
笠:「えっ?! 姿月さんバック転もできるんですか? すごいなぁ……
でもアレですか、やっぱり練習なんかはレオタードでやるんですか?」
姿:「レオタードですよ。」
笠:「やっぱりあの下には下着つけてるんですか?」
姿:「ちゃんとそういうのがあるんですよ。」
笠:「一度練習してるところ見せてくださいよ〜。」
姿:「(笑)(笑)(笑)」
《それってタダのヘン○イでは……?@@》

笠:「姿月さんは今バリにお住まいなんですよね。この間のテロは大変でしたね…」
と、ディスコが爆破されたテロについて話題を振る。
姿:「ええ、そうなんです。私ちょうど1時間くらい前にあそこを通ったんですけど…
まさかあんなことになるなんて…」

と、真面目に姿月さんが話し始めたところで、びゅーがいきなり話題を変える(爆)。
笠:「新しいアルバムですけどォ〜」
姿:(@@)
そして彼女のニューアルバムの絶賛トーク。
笠:「オープニングを聞いただけで、涙がスーーーーっと出ましたもん。」
姿:「わっはっはっはっは」
出ました、姿月わらい(笑 。
笠:「あんまりそんな笑い方しない方が……、姿月さん楽屋とあまりに違いますよ〜」
姿:「がっはっはっは……」
笠:「でもアルバムに僕の曲も入れていただいて…」
姿:「そうなんですよ。石井さんにも素敵な曲を作っていただきました。」
笠:「この前姿月さんと一緒に『MOON』というのをやったんですけど、
そこで使ったオープニングのインストゥルメンタルの曲があったんです。
それを姿月さんが気に入ってくれて、今回それに歌詞をつけさせていただきました。」
ということで、その曲を披露してくれることに。
タイトルは「夢想遊泳」。
スタッカートっぽい歌い方で淡々とした印象だった。
個人的な好みでいうと、元々すごく陰影のあるメロディーだったので
シャンソンっぽく歌ってみるとか、滑らかにつないでいった方が合うんじゃないかと思った。

■ TAP DANCE(HIDEBO & SUJI)
■ 劇「探偵物語 ─前編─」(←勝手に命名)
■ 「迷路'97」


蒲田行進曲のテーマに乗って、司会の佐々木フランチェスコU世登場。
佐:「ここはとある探偵事務所。……今日も秘書の大我巻千鶴子が掃除をしていた。」

今日も赤いスリットドレスにエプロンをつけて、千鶴子姐さん(コーラス:清水よしえ)登場〜(笑)。
彼女はずっとここの探偵、愛原 錠 への恋心を胸に、心はポカポカの春のようだった。
それでノースリーブを着ていたのかは不明^^
千鶴子は持っていたチューリップを花瓶に生ける。
ここで早くも吉本ネタが飛び出した〜。
「花瓶さん、花瓶さん、、、どなたですか? チューリップさんです。
お入りなさい。ありがとう。(笑)」
しかし、さすがに11月でノースリーブは寒かったようで、
「ああ、さぶ(寒)ーー。」
これも大阪弁ダ^^
さらにチューリップを見て、「カワイイ〜!。(再び)さぶーー。カワイイ〜!」
を繰り返す。

そこへ助手のケンシロウ(ヒデボー)が出社してくる。
登場するなりタップダンスを始めるケンシロウは遅刻常習犯^^
それをチクリと責める千鶴子に、ケンシロウは「色っぽい」だの
「二の腕がセクシー」だのとおだてにかかる。
しかし千鶴子はその手に乗らない、
千:「誰が"上沼恵美子"よ〜 ?!」
毎回ここの人物が変わるが、今日は大阪に合わせた人選ダ^^

流行らない探偵事務所のやりくりは大変で、また二人の愚痴めいた会話が始まる。
千鶴子姐さんは探偵事務所だけの収入ではやっていけず、
千:「今日もここへくる前、天六の商店街でティッシュを配ってたんだから!」
地元ネタに客席も大喜び。
このきめ細かいサービス精神はタマラナイ^^

そこへ登場するあの男。
"スターは午後起きる"を頑なに守りとおす"下ネタ好きのキレイ好き"
高らかな登場のテーマに乗って現われたのは、この探偵事務所のボス、
薔薇拳のジョーこと 愛原 錠 (びゅー)でありました〜。
真っ黒のサングラス、白いタキシード姿が決まってる^^
カッコつけて登場した後は、三の線へと総崩れでありましたが^^

毎日シケた仕事で半ばヤケになっていた愛原のところへ一本の電話。
それは、神妙寺貿易社長令嬢の捜索を依頼するという ビックな仕事。
愛原は彼女のスリーサイズを聞いて即座に仕事を引き受ける。
ちなみにこの日は、"87-57-90"でした^^
久々の大きな仕事に愛原ボスの想像は膨らみ、千鶴子とヒデボーを相手に
延々と救出劇を語り始める。

"ひとつの怪しいドアを開ける!── そこにいたのは!"
で繰り広げられるボスとケンシロウのアドリブ合戦が見もの。さてこの日は──
ケンシロウ、答えて、
「フラッシュ金子」
ボス:「フラッシュ金子〜?(びゅーはサックスを吹くマネでクリア)
なんで金子がいるんだよ。いいか、怪しいドアがあるんだ。
そこを開ける! そしたら?──」
ケン:「あほの坂田」
ボス:「(アノ横歩きを披露:これは日頃の研究の成果か?^^) なんでだよ?
違うだろ。ドアを開けるんだよ、そしたら誰がいるんだ?」
ケン:「姿月あさと」
ボス:「(一瞬固まる。) ……本人いるのに出来ねぇよ!(大爆)」

そして、クライマックスのリリィを助けるところがツボだった。

ボス:
「後ろからお嬢さんが縛れた荒縄をほどくだろ?
『貴方は誰? 』
『私は愛原錠という探偵です。人呼んで薔薇拳のジョー。
お嬢さん私に惚れちゃいけませんぜ。 』
お嬢さんがオレを見る。
オレがお嬢さんを見る。
唇と唇が近づいていって……
そこで、"スト〜〜〜〜〜〜〜ップ!!" (言いながら半分笑っている。) 」

この言い方がもう最高〜!
なおもボスのお調子トークは止まらない^^

ボス:
「『お嬢さん、私に触れたら火傷しますよ。
(爆)
(千鶴子とケンシロウに)オレは紳士だからよ、それ以上はやらねえんだ。」

それを聞く千鶴子姐さんの呆れた表情が最高〜!

そうとなったらぐずぐずしてはいられない。
勢いづく愛原は千鶴子が生けたチューリップを床へ投げ捨ててしまう。
"ガーン"
効果音入りでショックを受ける千鶴子(笑)。
イイ…イイ!その表情^^

哀愁めいたイントロが流れ、佐々木フランチェスコ氏登場。
「大我巻千鶴子が女ごころを切々と歌います。
曲は、米米CLUB のあの名曲─『迷路'97』。」

イントロで、モニターに置いてあるマイクを取り出し、高らかに持ち上げる。
《来た来た来た〜!^^》
今日も姐さん入ってます(笑)。
テッペイちゃん以外でこの曲をここまで歌える人がいるなんて!
青江美奈を彷彿とさせるかすれた声で始まり、すばらしい歌唱力。
表情も最高! 半音上がりのビブラートも完璧で……、いやはや参りました^^
客席の盛り上がりもハンパじゃない。
後ろの客は「千〜鶴子〜!」を連呼しているし、
よくぞこんな人を見つけてきたもんだとしみじみ思ってしまった。

間奏のセリフでは、いつもの「ジョーのばか」の代わりに、
「ジョーのあほ〜」
これも大阪へのサービス精神。
そういえば彼女は大阪出身とのこと。
地元でこれだけ受けたらさぞかし気持ちいいこだろう。

曲もフィナーレに近づいて感情が盛り上がってきたところで、いきなり曲がブレイク。
「あの…私この辺で、職場に戻らせていただきます。」
と、元のコーラスの位置につき最後の♪Far away〜♪を歌いきった。


■ 「ありふれた話」
■ 「SUMMER ENDS」

■ 「激痛」


着替えが終って出てきたびゅーが最高にカッコいい^^
黒い衣装、黒の鍔広ハット。サングラスも薄目に変えていた。
帽子の被り方がピシっとしていて広いツバが一直線に伸びている。
「迷路」で会場が大爆笑となったところを、引き締めるような選曲もイイ。
曲にあわせた身のこなしがこれまた研究され尽くしたって感じ。
これにシビレずしてどうしましょう〜!って言うほどだった(笑)。
ピーストルを使ったダンスも最高〜。
会場が一体となって光の乱舞に揺れた。

「SUMMER ENDS」では帽子を取り、一転してソフトな歌い方。
ああ、こうやって客を落すのね〜(笑)。
この曲ではメロディに合わせた自然な動きがとっても素敵。
ジャジャジャジャンという演奏で、腰のところで手を握ってリズムを取る姿もツボだった。

そして、お待ちかねの「激痛」。
なんでそ〜なるよ〜?と突っ込みいれたくなるオモロイ踊りがポイント。
間奏での「ハッ!」という掛け声がイイ。
そして、スター笠木氏は歌い終わると何故かスキップで退場していかれました
()


■ 「純愛」
■ 「ヤメテ」
■ 劇「探偵物語 ─後編─」
(←勝手に命名)
■ 「ハバナの夜」


「ハバナの夜」で登場したMr.シアトル。頭を取ってそこから抜け出たのは、
佐々木フランチェスコ氏だった。
出てくるやポーズ付で「ガチョーーーン」、なんてぇことを言ってくれる。
すっかり誰かさんに毒されてしまった感じ(笑)。
そして佐々木氏の紹介で登場したのは、昭和が生んだ歌謡界の重鎮、
その名も東海林小太郎。

登場するや、ライトを木魚にみたててお経を唱える。
と、思ったらそのライトにお尻スリスリ〜。
瓶底メガネにチョビ髭という、備前饅頭郎先生を彷彿とさせるようなキャラクター。
階段をよたよたと下りながら、途中の女性のオブジェのところでストップ。
杖で女性の胸あたりを突つこうとする。
慌てて佐々木フランチェスコが先生を迎えに行き、何とかステージまで連れてくる。
いやはや、歌前からかなり世話を焼かせる先生です。
歌が始まると、「NYLON CLUB」の看板が電気が切れかけの点滅状態に。
なんとも細やかな演出ダ。
歌の中ではお笑いネタ連発(爆)。
「ありが〜とさん」
「ゲロゲ〜ロ、ゲロゲーロ」
「いらっしゃ〜い」など^^

歌い終わり、「あうっ…」と苦しみ出した先生は、佐々木フランチェスコに
抱えられるようにハケていく。
最後の引っ込み際、漏らした言葉は「ウンコしたい…」
いやはや…(笑)

懸命にその場を取り繕って次の曲へ。
エレクトリック3(コーラス、清水よしえとヒデボー、スジ)による、曲目は「ヤメテ」
またもや姐さんのパワー炸裂〜。
♪ヤメテェ〜〜♪と、金の扇を片手に人格を捨てた熱唱が素晴らし過ぎる。
歌詞も「ヤメテ」の連呼だし、この人を食ったところが米米的な曲だと思う。

さて、着替えが終ってピンクの衣装になったびゅー(愛原 錠)が登場。
このときの鼻歌が笑らかしてくれた。
♪大阪で〜生まれた〜女はヤバイ♪
♪大阪の〜コレ(小指)は〜はげしい〜色やね〜♪

彼はトルコに到着したばかりだった。
そこでリリィを探すうちに出会った女がジョーを見るなり声を上げた。
「ヒロシ君!!」
ジョーも一言、
「ハトコちゃん!?」
ここから話は一気にハトコとヒロシの世界に飛んでいってしまう(笑)。
二人は米米ファンにはあまりにもスタンダードなナンバー「ホテルくちびる」に
登場するキャラクターだが、米米解散後の二人がどうなったかがここで明かされる!
というわけダ(笑)。

涙ながらにハトコが語る。
アナタと分かれてからずっと待ってたのよ。男ネコも近づけなかったわ(爆)。
……私の人生、ボロボロよォォォォ…(←この言い方、芝居がかって最高だった〜)
米米CLUBが解散しちゃって、私アナタを忘れるために旅に出たのよ。
そしてシルクロードをずっと旅してきたわ。そしてようやく最終地点のトルコに
ついたらまたアナタに会うなんて!

二人はもう一度やり直そうということになり、(リリィはどうなるの〜?)
ヒ:「キューバへ行ってやり直そう。そこに僕の知り合いがやってるハバナクラブってクラブがあるんだ」
ハ:「まあ素敵〜。でも何でキューバなの?」
ヒ:「急場しのぎに(笑)。」
ヒ:「さあ、ハバナへ行こう〜!」
で、かかる曲は、「ハバナの夜」

このぶっ飛んだ展開に"米米"を感じたファンも少なくなかったに違いない。
私はロコ公演かと思ってしまった(笑)。(←行った事はなかったケド)
観てる最中は楽しくて大笑いしてたんだけど、段々と「あれ?」という思いが
強くなっていったのも事実で……。
話に脈略がないし、とっ散らかった印象がしたものだから……。
ハトコちゃんを登場させたのは、ファンへのサービスに違いないのだろうけど、
ソロとして相応の活動をしようというときにこの気遣いは必要なかったのでは
と感じたのでした。

■ 「コ・ウ・カ・イ」
■ 「東京Bay Side Club」
■ 「Hip Shake!!」


とにかく動きのキレがイイ!
間奏やちょとした曲のキメに合わせた華麗な身のこなしが最高〜。
それが頂点を極めたのが「Hip Shake!!」だった。
疲れというものを知らないのか?
ダイエットして身体がそんなにも軽くなったのか?
とにかくよく動く!(笑)
この曲で姿月さんも踊りに参加。長い手足を存分に使った踊りダ^^
びゅーはというと大ハッスルで……(笑)、
♪ヒップシェイク! チャ〜ラリ〜ラ、チャ〜ラリ〜ラ♪
のところで、口を尖らせたようなおどけた表情を作っては
アドリブで振りをつけているではないか!
さらには踊りながらボタンを外していき半袖だけになった。
もっと脱いで〜と会場が沸きに沸いたのは言うまでもない^^

そうそう、東京Bay Side Club では、サングラスを外し、
♪だ〜か〜ら〜♪の「か〜」に合わせて、パチンと蚊をたたくパフォーマンス。
これには会場大受け〜。
さらに、最後の♪東京〇〇クラブ♪、この日の歌詞は、
♪大阪ナイロンクラブ、本店♪ でした^^


■ エンジェル・ショータイム 「君をつれて」
■ プレミアム・ショータイム 「オトメノキモチ」
■ 「壮絶夜舞酒家」
■ カーテンコール


この日一番印象的だったのは、ツアー途中から歌われだした「君をつれて」だった。
歌に明るさがあって、すがすがしい風を感じる歌い方だな……と思っていたら、
間奏のところでライトが落ち、びゅーを背後から照らすライトだけになった。
そして、曲に混じって、ゴーーっという風の音が。
いく筋もの光の帯の中でのびゅーは、シルエットだけが浮き上がるよう。
その中でびゅーは、吹き込んでくる一陣の風を感じているような様子。
顔を上手へ向け、見上げるようなポーズがとても素敵だった。

「オトメノキモチ」
若草色の衣装に着替えたびゅー登場。
姿月さんがダンサーに加わり華を添える。
♪夢にまで見ていた恋だもん♪の踊りがキュートでもう〜^^
「大阪大好き〜」の言葉もありほっこりとした雰囲気が会場を包んだ。

プロモーショントークなどがあった後、最後の一曲はもちろん「ゾーゼツ」
ここでもびゅーの動きは健在だった。
最後閉まっていく緞帳に張り付いてのサービスしてくれたような…?。

銀座の恋の物語のメロディーに乗り、メンバーが登場。
横一列に並んでカーテンコールに応える。
階段の上には佐々木さんと姿月さん。
下手、上手、中央に礼をして幕。

というわけで大盛況のうちに大阪本店公演一日目が終了した。

Thaks to:
ごまさま
サヤカさま
チャコさま
チョビさま
(50音順)

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