SKETCH
- Book of GROUND
ANGEL -
2004.12.19 Zepp
Osaka
レポート(rough)
セット、全体的には未来遺跡展とかISYHSTのような"遺跡"のイメージ。
中央に大きな丸い石盤のようなものがあり、そこに映像が映されるしくみ。
詳細は省略します。
■GROUND ANGEL
ゆっくりと曲が流れ出す。石盤に曲タイトルが映される。
更にGROUND ANGELの天使の映像を編集して投影。
後ろのカーテンが揺れ始め、徐々に大きくなる。
ライトUPして次の曲のイントロが流れる。
今回のライブのための新曲か?(インストゥルメンタル)
■ANGEL THINK
メンバー登場。拍手。位置につく。
曲の終わりになって石井さん登場。
いきなり視線ゲット(笑)。
茶色のトレンチコート。こげ茶の鍔広ハットを背中に、
流木を思わせる杖のようなマイクスタンドを持っている。
石井さんの長めの髪が、そのスタイル、セットの感じとよく合っていて納得。
マイクスタンドをステッキのように斜めに流しながら、
♪ANGEL TEHNK〜♪のリフレイン。
■せつない気持ち
T−STAGEのファイナル以来か?
ステッキのようなマイクスタンドを横に(ギターを持ってるつもり)、
ギターのフレーズにあわせてさり気に上下に動かす。
■RIVER
高音域の張るところで喉で歌っているのが気になる。
石盤に満月。月食のように欠けていき、満ちてくる。
最後の伸ばしでのビブラート、石井さんにしては強く長い。
■抱いて
♪おぉ〜 というセクシーボイスは健在。
バンド編成のためか、力強い印象。
■MC
ようこそ、スケッチへお越しくださいました。
この師走の慌しい中、数あるアーティストがライブをやっていますが、
石井を選んでくれたみなさんは日本を背負ってたつ方々です(笑)。
今日は4人編成のバンド。
普通はこういう編成からスタートするんですが、
僕は米米でデビューした時も12人。最初からビックバンドだった。
一度基本に立ち返ってやってみたかった。
メンバー紹介。
ドラムの人が、「妖術、、」とか言いながら呪文を唱える手振り。
怪しい…。(石井さんのリクエストであることはミエミエ)
名づけて、ザ、エンジェルマンズ。エンジェルマンズのズは「雄」と書くらしい。
エンジェルマン雄?──
これじゃ「ズ」とは読めないよ〜(笑)
台風10個も来ましたね〜。
大阪も夏あつかったでしょ。夏なんて45度になってたし。
「いやいや、そこまではいってへんて」
客席のあちことから、みんな思い思いに、ツッコミの呟きを入れている。
狙った反応が返ってきて、張り切る石井氏(笑)。
だから、、物事は大げさに言ったほうが面白いでしょ。
そんな38.5度とか、ちまちましたこと言ってみても、
ちっとも面白くないじゃないですか〜。
人生何が起こるかわかりませんね、人生は波乱万丈ですよ。
というわけで、「ハランバンジョー」、
続いて懐かしの(といってもドラガジでやってた?)
「MY LOVE」
■ハランバンジョー
■MY LOVE
「MY LOVE」では、♪愛してる〜♪で視線いただき。
愛されてしまった、どうしよう(爆)。
しかし、やっぱり米曲は懐かしい。
■夢の迷い道で
カーテンがブラウン色に染められる。
石盤には、どこまでも伸びる道の映像。
砂を救い上げる男。空を見上げた。
マント、サングラス、ハット、石井さんだ。
ここで、照明が実はカーテンの奥からも当たっていることに気づく。
間奏で、後ろ向きにピョンピョン跳びする姿が微笑ましい。
(この日何度も^^)
■MC
曲が終わり、水を飲む石井氏。
ボトルを置きながら、客がいることを意識してないように
ポツリンとMCを始める。
来年で20周年になるんですけど、、早いよねーー、
(前へ出て来て客席を見る)
……あ、座ってください。(笑)
そこへスタッフが木の机を出してくる。
石井氏、そこへ腰掛けて(小学生みたい)、
今までお袋のために詞を書いたことはなかったんですけど、
今日はお袋のしを書いてみました。
机の中から黒いノート(スケッチブック風)を取り出す。
あ、販売促進のためにこのオルゴールも、
(グッズのオルゴール。ネジを巻き、音をだす。)
会場から思わず笑い。
これでよし。。。(満足げ)
「アナタノソラ」(朗読)
聞きながら、鼻のあたりがツーンとしてきたその時、
「今あなたは年老いて、細い腕を差し出した。。」というところで、
石井さん、激しく咳き込む。
最初、涙をこらえたのかと思ったけど、喉?
喉にくるような歌い方してたしなぁ、だから言わんこっちゃない。
石井さん、おもむろに立って水を飲みに行く。
酔っ払いのようによたよたと歩くさまに。会場、笑。
笑うところになってもうたがな(苦笑)
しかし、転んでも笑いをとって切り抜けようとするところは、
流石に幾つもの修羅場をくぐりぬけたお方です。
再度トライ。またすぐに咽てしまう。
今度は水の入ったビンを手元に持ってきて、
一升瓶のようにラッパ飲み。
爆笑。
笑いを取りつつも、不本意だろうなぁ、と思っていたら、
石井さんは独り言のように、
「お母さんごめんなさい、……ほんとにごめんなさい。」
その呟き、分かる気がしました。
朗読を終え、「何言ってるかわかんなかったかなー」と言って曲へ。
■アナタノソラ
先ほどの詩にメロディをつけたもの。椅子に座ったままで歌う。
夕焼け色の照明が曲調に合っている。
曲が終わり、立っち上がり中央へ。
水を飲み(今日はよく水を飲んでいる)、次曲へ。
■天使の標的。
よっぽどこの曲好きなのねぇ、テッペイちゃん(笑)。
照明は紫とグリーン。
■スケッチ・写真館
何かと思ったら、業界初の企画なんだとか(笑)。
スタッフのアイデアかしら??
この日ハツアー始まっていら初の男性だそうで、
会場からは何とも言えないウケ笑いが起こってました。
■浪漫飛行
ピポパポで始まるイントロ。ニポップスバージョンだっけ?
石盤には、時計の映像。どっかのPVで見たことあるゾ(笑)
♪My Freind〜♪
で大きく両手を手を上げて客席を見上げる。
そして曲の最後は、何を思ったか空手の突きのポーズでした。
■つれていくよ
意外な選曲です。
■心の言葉
新曲。親子の写真の映像。セピア色。
歌詞がほどんど聞き取れず、米時代を思い出す。
熱唱。
■MC
新アルバム。義理の弟がプロデュース。コンダ君が編曲。
金ちゃんが、厳しくて(爆)、
夜中の4時くらいまで説教されたこともありましたよ、4時ですよ〜(笑)。
「テッペイちゃん、もう少し人生ちゃんとやんにゃきゃダメだよ。」
なんてね。(会場、爆笑)
歌詞も何度もやり直し(笑)。
「テッペイちゃん、本当に言いたいことを書こうよ。」って(爆)。
今日は歌入れだ、っていう時になって、
「テッペイちゃん、ちょっとコレやり直そ。」って言うんですよ!
コンダも"そうだそうだ"って顔してるし、
…… 俺の味方はいなかった(笑)。
あ、ここから長くなるんで座って下さい(笑)。その硬い椅子に(爆)。
男と女、オカマトオナベ、男と女ってのは難しい。
女は産まなきゃいけない、男は出すだけ……
、分かり合えるわけがない(爆)。
ボンペイの遺跡に、"あの女を返せ"って書いてあるそうです。
3000年前のことですよ。そんな昔から男と女は同じことを繰り返してんですね。
所詮分かりっこないんだけど、分かろうとしてしまう──。
(一人芝居モードへ)冬の……
冷たい、埠頭ですよ。
大阪にも埠頭があるけど、えっと、……
どこでもいいや(笑)
「で、どうするんだよ。」男が言う。女はだまってうつむく。
「どうするんだよ。」、二度聞く。
「私だって分からないわ。」
…… 別れ話だったんですねー。
男は、何とか止め、っていうんですか?
こんな形の……
鉄のおちんちんみたいなやつですね、足をのせてタバコを吸う。
(ここで思わずマドロスさんを連想)
「帰ろうや。」
「ひとりで帰って。」
「どうやてこんなところから帰るって言うんだよ!」
「歩いて帰るわ!」
「乗れよ。」
「嫌よ。」
男が女を追う、女が逃げる、車のまわりをこうやってクルクル回る(笑)。
男はさっさと車に乗ってしまう。
女は何か独り言をいってる。
何を言ってるか聞こえず、口だけが動いている。
気になって、窓を開けてみた。
女は、「愛してる…… 愛してる……
愛してる…… 」
と、繰り返していた。
思わず外へ出て、……
クルクル回りながら(笑)、女を追う。
そして──、(抱きとめようとする仕草)
じゃ、次の曲──(爆)
「ええーーーー!」
へへへへっぇ (むっちゃ嬉しそう。)
■SCENARIO
この曲は嬉しかった。
間奏でフィンガースナップがマイクを通し聞こえてくる。
SCENARIOの余韻が残る中、音に紛れるようにして何か言っている。
「アカン、負けたらアカンて。」 一瞬、KAMAKAMAを連想(笑)。
そこへ情感溢れるイントロが、もしや…… ?
その予感的中〜。
■悲しい色やね
絶品でしょう。かすれ声が曲にピッタリです。
気持ちが曲に乗ってきてる感じ。
グリーンとオレンジの照明もいい。
曲が終わった後も尚も言っている、
「逃げたらアカン、アカンで(笑)。」すごく可愛い言い方
自分自身への激励にも取れる…… 。
■MC
ニューアルバムの案内。
石井さんの声が涙声に聞こえる。
■LINE
50年代歌謡曲風。
英字新聞の映像。
■GARDEN ROSE
ロック調。 白バラの映像。
ぴょんぴょん跳んでいる石井さん。
ここから、ノレる曲が2曲続きます。みんな大いにノッて下さい。
というわけで──、
■OH MY ANGEL
■ソーゼツ
ひゃー、嬉しい。分かってくれてるじゃないの石井さん(笑)。
ダンサーが欲しいと思ったけど、もちろん客席は関係なしにガンガンです(笑)。
ラストに、客席に身を乗り出すようにしてサングラスを取り、
ギラギラの眼光をサービスして退場。
即座にアンコールの手拍子。
(アンコール1)
■テンシノササヤキ
メンバー登場。
暗い中にポツポツと明かり、星空のイメージ。
そして石井さん登場。黒スーツ。背中に小さな白い羽。防止の両サイドにも羽の飾り。
手には光の玉を持っている。
ヨン様もかなわない麗しいお姿。(爆)
バックには羽がそよぐ映像。
歌い終わり、玉をオブジェの足元へと転がす。
下手へ行き、額縁の枠だけのオブジェを引っ張ってくる。
自画像っていうのはとても難しくて、いくら書いても満足できない。
人間は、幾つになっても七転八倒するわけです。
そんな自分への応援歌ということで曲を作ってみました。
きっとみんなにとっても応援歌になるんじゃないかと思います。
■未完成の自画像
額縁のオブジェの後ろに立ち、自分を自画像に見立てる。
歌詞はよく覚えてない。
明るめの曲調でいい感じの曲でした。
客席、立ち上がって拍手。
メンバー整列。礼。
退場。
引っ込み際、意外なところで、生声「サンキュー!」
再びアンコール。
石井さん登場。
出てきたと思ったら、額縁を引っ張ってすぐに退場するそぶり。
「ええーーーー」
すぐに戻ってきて「ダウルアンコールありがとう!」
「大阪大好き〜!」
大阪はいつもあったかく迎えてくれて本当にありがとう。
8月にライブ。
俺、ステージと客席が近い関係が大好きなんで、
またライブハウスでやってみたい。
その後、冬に大きなところを予定。
横浜でGA開催中。東京方面へ行く機会があれば是非。
曲を用意してないので、2回目になるけど、「心の言葉」。
次のシングル予定曲。
こういうの、是非やりたかった。
ということで、左右に手を振るのと拳を客席にリクエスト。
ひとしきり、手を振らせておいて、その手を休める石井さん。
顔は、ニマーーっと笑っている。
ん?と思ったら、今度は嬉しそうに、「拳」を要求。
また、痛そうに腕を振り、肩を回す石井氏に爆笑。
ところどころ休みがちになり、やがて五木ひろし風"コブシ"
まで繰り出していました(大爆)。