HAL top Live(index)

ZERO CITY -HAL-

2001.4.4 神戸こくさいホール

 

ZERO CITY 初体験!in KOBE

いよいよ神戸で初ZERO体験!いつものように米友のチャコと参戦。
この日は仕事場からの直行でした。ちょっと残業したため、タクシーで会場へ。すでのチャコは会場に来ていた。グッズを諦め、慌しく場内へ入る。
緞帳は、白い布にツアータイトルが染め抜かれたものでした。その中央がちょこっとだけ上がり、不気味な背虫男がステージに現われる。これまた不気味な声で、ZERO CITYについての説明(だったっけ?)映画っぽい演出だわ。・・・ 彼は謎の言葉「コスップレ・チンキョ」を言い残してステージ奥へ消えていきました。

重々しい音楽が流れて、ナレーションが流れる。機関銃や爆撃の効果音。ここで映画のように、緞帳がスクリーンに変わる。「西暦2100年(だったっけ)世界は3つの勢力に分けられ・・・・」云々(こあたりかなり記憶が怪しい)ゼロシティが出来たいきさつを語り出す。しかし、オープニングから大変に重苦しい雰囲気。……自由を謳歌するゼロシティに、全世界から侵略の魔の手が……。世界の軍隊を空いてに何故か「踊り」で戦うゼロの戦士たち(笑)。マジメなんだかふざけてんだか……(爆)

緞帳が上がり、セットが姿を現しました。すごい、クオリティ! 近未来。といいつつ、古代的なセット。階段が中央からまっすぐ上に伸び、その後ろに2本のオベリスク風の塔。でも、木で枠組みを作ったようなとても古代的な塔です。未来少年コナンの世界(って分からないか~)。と思ったのは私だけ?
びゅーちーご推奨の予習用映画を何一つ見てないのでこんな貧相なたとえしか出来ないことをお許しください。土で固めたような要塞。上にはサソリの形をしたライトが見える。なぜにサソリ?

階段の最上段に、ゆっくりと宇宙船のような乗り物が上がってきて、強烈な背後からの光に照らされて、ゼロの戦士が姿を見せる。コータローとマリーザです。スペースハワイアンショーの登場の仕方に似ている。。。黒いゆっくりと階段を下りてくる二人。とてもかっこいい。すると、懐かしい「ハレルヤ」。おお! あんな曲流したら、小野ちゃんが出てくる錯覚に陥るわい。(爆)お米ファンとしてはこういうビートの曲はたまらんのよねー。というわけで早くも勝手に踊っていたわたくしでした(爆)。

そして、乗り物の蓋が開き、我らがカール・ビューティー・テツ様登場! テツ様のお衣装は黒い鎧を着ているよう。

開口一番「みんなよく来たなー!」。途端に会場は歓喜の声に包まれる。一転して軽やかなメロディが流れ、一曲目は「この世のヘブン」(英語のスペルが分からない〜)。「SHS」のビデオ見ておけと言われたから、一応チェックはしてましたがやはり振りは覚えてなかった。歌の途中に「神戸大好きー!」って叫んでくれたような。。。いやーー!嬉しい嬉しい。この曲のファンって多いー。歌詞に「この世のHAL」ってあるから選曲されたのかと思いましたが……(笑)。

そして、「WHITE MOON IN THE BLUE SKY」 へと続く。この曲は大好きなので、毎回歌ってくれることがホント嬉しい。更に新曲「花MORE 嵐MORE」。これ、個人的にかなりツボでした。曲は、某スキー用品のCMで一世を風靡した女性シンガーの「○マンスの神様」に似てなくもない……(爆)そして、踊りがイイ。非常にイイ。かわいい。楽しい! ってことでかなり気に入りました。

MC。
「神戸はいつも何か特別なことをやりたいと思っているんです。」
みたいなことをおっしゃってました。
「今日はみなさま、コンサートではなく、儀式を観に来たんですよ」
などと仰せになられ、
《儀式がメインなのねー(爆)》とワタクシ相当喜んでしまいました〜。
あとは広島の地震ネタ。
「神戸も揺れました? やっぱり思い出して恐かったでしょ? 」
ってとても温かいお言葉。あとは一通り席を見渡し、いつもの座席トークもありました。神戸こくさい会館は、二階の両端にボックス席があるのが特徴で、そこの席に人がいじられてました。
「3階席の人は落ちないように。2階席の人は3階の人に押し潰されないように」
とかなんとか、万遍なく持ち上げていきます。私の席は何度も言って恐縮ですが、6列目コーちゃん側。というすばらしい席で、もう何度びゅーちーと視線が合ったか分かりません(爆)。

MCの後は「衣替えの儀」。なんかええなぁ、そのネーミング。そのためだけに衣装を着けたマネージャーの新田さん(?)が登場し、厳かにびゅーちーの鎧を取り外す。続いてハルミ嬢が薄い衣装をびゅーちーに着せていく。黒くて、マフラーをぶら下げたような衣装です。
(びゅー)「普段なら裏でやることまで客に見せて金を取ってしまおうという……(爆)」
《その商売根性さすが〜。》

身軽になったところで、彼のでたらめトークは続くのでした〜。(笑)
「わたくしこう見えて、不思議な力を持ってまして、気が得意なんです。今日はみなさまに気をかけてみたいと思います。これをかけられると、嫌なことがすべてあの後ろの2本の塔の向こうに飛んでいきます。不幸な人は幸せに、幸せな人はもっと幸せになるという幸せ光線を出しますから……、ひとつみなさん頭を垂れていただいて……」
この手の話し好きよねー。びゅーちーって。でも、それに乗るのも好きな私達。
「頭」を垂れるって、「神戸」と引っ掛けたのかしら? 昔神戸に来るたびに、「神戸はおしゃれな街。しゃれた神戸。しゃれ神戸(頭)」ってベタなギャグ言ってたしなー。
……神妙に神戸を垂れていた客に向って、びゅーちーてば、いやらし〜い声で、(笑)
「やってますかぁぁ〜、やってますかぁぁ」(爆)
《なんなんよ? それは〜……?(笑)》
結局失敗してしまい、
「幸せになりたかったら、次も観に来てください」
なんてぇこと言いよった。さすが詐欺師(笑)。

つぎの新曲もとても良かった。「ワンダフル・サンディ・ラブ」だったか……、しかしなんてぇ安直なタイトルつけるんでしょう? (爆)
続けて、爽やかなメロディに意味シンな歌詞「TIME」。初日の座間では「AGAIN」だったとか。この曲も途中セクシーな仕草でファンを悩ませてくれるのでした(笑)

盛り上がってきたところで、いよいよ「儀式」のコーナー。今日は年に一度のアパタイ・トムガ(だったっけ?)を行う日だとか。ゼロの住人「ゼーラー」になるために行わなければならない非人格的な屈辱の儀式。。。
《ホンマによーこんなこと考えるよなぁ。》
そして、儀式を行うテツ様の動きを実況中継するというご丁寧さ(爆)。ちゃんとアナウンサーと解説者がついてるのが笑える。アナの佐々木さんて仙台放送の佐々木さんかしら? ……まず、背虫男の司祭が登場。テツ様に金のボールを手渡す。コッコッコという時計の秒針のリズムに合わせてそれを振り、
「チン!」
と自分の○カンにぶつけられた〜(爆)。それだけでワタクシ、チャコと二人、天井を向き、多分口も全開で大笑い〜。そしたら、儀式を行いながらも客席に目をやっていたびゅーがこちらをチラっと見たようでした。
『あ、今客席の反応をチェックしてはる……私らを見たな〜』
今度は、日蓮宗だか密教だかの修行僧が持つような太鼓をお持ちになり、ボンゴボンゴボンゴ……リズムに合わせて叩き始めた。
《目がイッチャッテる〜〜!(笑)》
お次はラッパ。これがまたチープな音色なんだわ〜。
── いやぁぁぁぁ、仕事とはいえ、こんな屈辱的なショーってあるやろか〜(笑)。年齢のことを言いたかないけど、いいお年なのにねぇ。
そういえば、MCで「40過ぎて金髪して〜。」な〜んて言ってたっけ。
この日も言ってましたよ。「一人宝塚」(爆)。

儀式の最中、あまりの屈辱に落ち込むテツ総督。それにナレーションが追い討ちを掛ける。
《そりゃ、あんな姿とても家族には見せられませんからねぇ〜》
── しかし、彼は突如立ち上がり、またもや力強く太鼓をたたき出すのでありました〜。
全ての儀式が終って、テツさまが、人が変わったように威厳を取り繕い、そっくり返って引っ込んでいく姿にまたもや爆笑〜!! この辺り、常に天上向き(笑)。この辺りのメリハリ感が素敵でしたわー。

ヘリの音そして、カッコいいイントロが流れ、衣装換えして出てきたびゅーちー登場! (ここでサングラスを取っていた。)
おもいっきりカッコつけて「SOUL SNAKE」を歌う。
《いやぁ、こんなにイイ曲やったんや〜。》

途中、オシャレな仕草でシャンパンなんぞ飲んだりして、飲めないけどサマになってる。

そして、(この辺り順番に自信がない。そや、どっかで「TIME 」歌ってたよーな……。始めのほうだったか…… 座間は「AGAIN」 だったらしい。)
次が、マリーザの踊り。白い袴姿が凛々しくて、武道みたいでカッコいい。なんか象徴的でしたよねー。ここの演出。

その後に劇へと続くのでした〜。

今回の劇はセリフがテープというところが新鮮でした〜。テープにあわせて一生懸命口パクしてるびゅーがかわいかった。(爆)
やっぱり私もみんなと同じで、
「これ以上、みんなが死んでいくのを踊りながら見ていることはできません」
ていうコータローのセリフにはツボりました〜。
なぜ踊りながら〜?
ウソでも戦争やっちゅ〜のに (爆)。
重々しい状況なのに突如、ノー天気な「踊り」が繰り広げられるという、世にも不思議な劇ですなー(爆)平和へのつおいメッセージが込められたこの劇。。。。あ〜それなのに〜〜〜(爆)
そして、ツボったのは、コータローの 「アイム・ソーリー」!なんと! この曲をココへもってきたか〜〜! ってことで、このあたり、文字通りキャーキャー騒いでしまいました〜。

次に女性チームによる、ゼロシティのテーマ。だったかな? マリちゃんが久々にフロントに出てきてくれた〜。いや〜美しい。柔らかい表情でありながら、とってもセクシーなんだな、これが。。。女性たちにゼロのテーマを歌わせるってところがミソだと思いました。強いメッセージを感じます。

そして、後半はダンスダンスのうちに本編終了!
アンコールは、聞いたことの無い切ないバラードでした。そして、なつかしの米米ドレー。びゅーは、OPERA BLUEのときのアノ竜のオトシゴに乗って登場。結構大きかったのね〜。なんかとっても座りにくそうに歌っておいででした〜。メドレーは、乙女心トロトロ系の曲がズラ〜リ。久々の曲もあり懐かしかった〜。「STAY」あたりでいつもの吟遊詩人ぶりを発揮していらっしゃいましたよ。「トラブル・フィッシュ」も久々に聴けた…欲を言えばフルで聞いてみたい。それもオチャラケじゃなく真剣に…(笑) この曲本気で歌ったらみんな再起不能なほどヤラレることは必定なのよね(笑)。

最後のMCでは、「神戸や大阪はやっていて安心する。オレ一人が馬鹿じゃないんだと思えるから。」なんてぇことをおっしゃってました〜。
最後は「SHOW ME」。 やりたい放題遊びまくるコータローがとってもおちゃめさんでした〜。

そして、鳴り止まぬ拍手の中、生サンキューを言うために、出てきたびゅー。客席の歓声に一瞬頬を染めたのです!。(少なくとも私にはそう見えた。)そのうれしそうにニコって笑った表情がとてもチャーミングでした。

みんなの反応にちょっと安心したようなそんな笑顔── 。
今日もびゅーちーはノリノリで楽しくハートウォーミングなステージを見せてくれてホントよかった。


今回参加して、ヤッパリ疑問だったのは劇が打ち込みだったことでしょう。これじゃアドリブ効かないし、生(ライブ)の妙味が損なわれてしまわないかい〜?
そんな疑問も残しつつ、この時は、以降演出が変わることを期待したい気持ちでした。

HAL top Live(index)