やって来ました!東京だい!
それもこれも悪〜いメル友の<そそのかし作戦>にまんまと引っかかったためでした。再会した友達とホテルの部屋で話しに花が咲き、気付いたらいい時間。それで出ようとしたとき、にわかに黒雲が広がり、雷雨に!
さすが!びゅーちー、究極の雨男でございます。
タクシー飛ばして会場へつくと、さらにまた友達に会い、開演までの間それぞれが、誰かと感動の再会を遂げるということが繰り返され、ほんに忙しいひと時でありました(笑)。
ロビーを彩る有名ビューラー達にいい目の保養をさせていただきました。さすがは東京〜。
会場へ入ると、改めてその大きさにビックリ!
巨大な空間を壁に仕切られて、ホールAからホールCまで並列している格好。天井ははるか上にあって、左右の壁は天井までは達してない。これはステージ側についても同じで、すごく広がりを感じるホールです。これは高さを生かしていろいろな演出ができそうです。
2階席の厚みもすごい。ここの2階がよく揺れるというのも頷ける。
開演前に場内に流れる音楽が、今までと違っているような・・・?
映画のサントラのような、イイ感じの曲でした。
席は1階13列目のマリーザ寄り。目の前は思いっきりスピーカーでした。(笑)
ステージに目を向ければ、左右のスピーカー横に一つずつ、塔が立っている。これは今まではなかったもの。広い会場を意識してのセットでしょう。会場にあわせて変えてくるところがニクイ。
すると、佐々木アナの声が!
おお! 今日はナマ佐々木?
佐々木さんによる開演前の注意事項が客を楽しませる。
「本日は、ZERO CITY にようこそお越しくださいました。本日の儀式は、○○の主催によりお届けします。開演に先立ちましてご注意申し上げます。場内は禁煙です。ここは至る所に火薬が仕掛けられており、火を使うのは大変危険です。どうしても吸いたい方は、所定の自爆スペースにてお願いします(爆)。」
「公演中のカメラ、テープレコーダーの使用は堅く禁止されております。万一これを破りますと、モンゴル草原に2週間放置の刑に処せられます。」
と、いったような内容。恐らく、仙台や、NHKホールでやったのと同じだと思うけど、このサービス精神がまたまたニクイ。
やがて、緞帳のZERO CITY の文字のところが赤くハート型に明かりがともり、心臓の鼓動にあわせて大小を繰り返す。これも私が見た公演ではなかった演出。
下手バルコニーにスポット。黒スーツ、黒サングラス、金髪頭の男出現!
場内からは黄色い歓声(笑)。
しかしよく見るとそれはびゅーとは別人。そう、彼こそがフランチェスコ佐々木氏なのでありました。佐々木氏の足元には妖しげな女が絡みつき、当の佐々木氏は首を鎖につながれた大男をいたぶりながら(いかにもびゅーらしい演出^^)なりきりでMC。さすがはびゅーと気が合うだけのことはありまする。
「さあ、これから、ZERO CITY
の幕が開こうとしております。みなさま心ゆくまでお楽しみください(って言ったかどうかは不明)。Ladya and Gentlemen!Please welcome TATSUYA ISHII ENTERTAINMENT
SHOWTIME ! ZERO CITY -HAL- !!」
場内拍手!
ここからは通常のメニュー。
司祭登場。謎の呪文「コスップレ・チンキョ」で開幕した。テープによる佐々木アナの映画的解説。スクリーンには英雄カール・ビューチー・テツのシルエット。毎回微妙にポーズが違う。
緞帳が上がり、階段の上にマリーザ&コータロー登場。大阪と同じくすっと出てきて、すぐに「ハレルヤ」へ。
この日も、サクスフォンに金ちゃんが参加していた!
いいぞ〜^^
宇宙船から、颯爽とカール・ビューチー・テツ登場〜!第一声は「Please Welcome ZERO CITY !」
でした。
まずは「この世のHeaven」、「WHITE MOON IN THE BLUE SKY」、「花more嵐more」の3曲。
びゅーちーの髪の色がまた変わっている。ライトを浴びてえらく白っぽい。
「花more嵐more」になると金ちゃんはフルートに持ち替え。そして、踊りがまた元に戻っていたような・・・?
そして、MC。
「カール・ビューチー・テツ
でーーーーす!」といきなりお茶目さんなご挨拶(笑)。
「ひとり宝塚ということでも有名です(爆)。」
この日はちょっと緊張されていたのか、
「私は今日は微熱気味です。」とおっしゃってました。
「2階の方、そこは揺れますから落っこちないように。正面の方、そこは後ろとは呼びません。そんな失礼な言い方は・・・(笑)」と、万遍なく客席を煽っていく。
そして、スピーカー前の端の席は、本日新たな名前が付けられました。それは、追加された2本の塔にちなんで、
「スティック席」(爆)
「この塔はみなさんの為に作りました。だから外の席の方は見ないように(爆)。
というわけで、かなりいじってもらってラッキーでした。
ひとしきり喋ったあと、着替えの儀。
この日もさっさとご自分で脱いでしまうテツさま。
「暑い衣装から、また暑い衣装に着替えを済ませました〜。ホントこれ暑いんです。何とかして欲しい・・・」とこぼすテツさま。しかし、この日を入れてあと3回ですからねー。恐らく聞き入れてもらえないのでしょう(爆)。
新曲紹介。
「別れた人と再会したら、いい男、いい女になっていて、くそ〜という気持ちを、分かりやすい歌詞にして、単純明快なリスムに乗せて、お届けするこの一曲(笑)。」
それが、「花more嵐more」というわけです。
そして、「気」のコーナー。
この日は、「やってますかぁ〜」の呪文を言うのも噴出し気味。とうとう最後に「やってぇぇぇ〜ますかぁぁ〜」と、演歌になってしまって、失敗。(笑)
どうしても幸せになりたい人は明日も来てください。」
ハハハ〜、明日の東京最終には何て言うつもりだろう(爆)。「大阪に来てください。」かな。そしたら大阪は?「AQI に来てください。」?
いつまでたっても幸せになれない〜(笑)。
次の曲紹介。
「付き合いはじめ、キスをするのは男にとってとても大変。ちょっと気取りながら、『ほら、かもめが飛んでいるよ。こんなにキレイだ。。。』
なんか言いながら
か〜も〜め〜!?(爆)
その後「鶴」も登場。今日はタンチョウ鶴でしたー(爆)。
女の子が怒ったとしても、タンチョウ鶴だと笑い飛ばせるからいいんだそうです。(爆)
そして、「ワンダフル・サンデーラブ」へ
続く「TIME」。この日の指ワザは、下手の客へサービスしてました。セクシーな仕草で悩殺したあと、モニターに足をかけて「カモン」の仕草で沸かせてました。
儀式のコーナー。
太鼓を叩いた後、下手客の(恐らくテツさまを馬鹿にした)反応に、怒りをあらわのテツ総統(笑)。かなりしつこく、ちょっかいをかけておりました(笑)。
ハニーがひそかに期待している「TIME」の指ワザ。今回は下手へむかってセクシーさふりまいたあと、低い姿勢のまま、いきなり上手へ方向転換。振り向き方があざとくてグッドでした。
そして、儀式のコーナーへ。
太鼓を叩くところで、テツさま、下手の客に向って何やらお怒りのご様子(笑)。指でも指しながら笑っていたのかしら〜(笑)。ちょうど、落ち込む手前あたりで、かなりしつこくちょっかいをかけてました(爆)。
中盤のダンスナンバー。ディスコ・トムガのコーナー。うひうひで踊っちまいますねぇ。この日のツボは、ゴルシルのイントロで見せるスクラッチのポーズ!
足を割った姿勢で、にた〜っと、すっごい嬉しそうな顔でやってました。そして、新曲「ワンナイト・ブライド」。いやいや〜ほんにカッコよろし〜!びゅーちーそっちのけで毎回陶酔状態に陥ってしまいます。
ワンナイト・ブライドのメロディーが名残を惜しむように流れる中、ステージ上段に現われる黒い人影。ニュアンスのあるマリーザのヴォイスが興奮を鎮めるように会場に響く。いよいよ私が楽しみにしている「イスタンブール回想」です。黒いコートを脱いで、白装束になったマリーザが、まるで決意を固めるようにすっと顔を上げるとき、その美しさにツーンとこみ上げるものがある。
踊りは完璧な <Japanese BUDO>。上下左右に大きな動きの中で、下半身はピタリと安定し、軸は微動だにしない。張りつめたスピリチュアルな美しさに毎回胸が熱くなる。
踊りが最高潮に達したとき、はかなくも一発の銃弾がマリーザを撃ちぬく。倒れるマリーザ。そこへ司祭がゆっくりと現れ、彼女に黒い衣をかける。
空からは、その死を悼むようにはらはらと花びらが散ってくる。淋しい背中をこちらに向けつつ、嘆くように天を仰ぐ司祭の姿。
そこには、テッペイちゃんの美意識が溢れているようです。
そして劇。
私のいた上手スティック席から見ると、コータローの出の演出がとても良く見えた〜。爆音とともに閃光が走り、吹き飛ばされた瓦礫(実はスポンジか^^)とともに転げながら登場するというところです。下手の袖の奥のほうでかなり強い光が閃いていて大変に臨場感がありました。
大阪で見た、あの膝使いを大いに期待していた私。方々でここがポイントよ!と言い回っていたのですが、あれれ?
なんだか今日はえらく自然体。おかしいなぁ。。。何かカン違いしてたのかしら〜。なんだか狼少年になった気分。。。それともびゅーちーが体力温存を図ったのかなぁ(笑)。
ここでの「小ツボ」は、このコンサートで唯一びゅーが上手へはけるシーン。
「ほら、君に春がやってきた」で、コータローを舞台に残し去って行く隊長。丁度目の前だったんですが、にこーっと笑顔を作りながらステージに入ってしまうまで演技しているびゅーが(当たり前といえば当たり前なんだけど)何とな〜くかわいかったのです。
代わっては、女性トリオによる 「Zero City のテーマ」。こういう絡み付くようなメロディラインは米米時代から大好きだったりする。テッペイちゃんが歌ってもいいだろうなぁ。なんて思いつつ聞いておりました。ああ、今回きりのナンバーになるだろうから、これを聞けるのもあと1回かぁ。
さて、お待ちかね!ハニーのハートを撃ちぬくは、バリバリにカッコいい「SOUL SNAKE」。最初の「あはは〜〜ん」はなかった!(爆)
これを期待してるびゅーらー多いのよ。こういうところがポイントになるっていうのも面白い。
「今日は『あはは〜ん』あった?」
「なかったよねぇ」
なんて会話が成立するのは外のアーティストじゃ考えられない。
もっとも、曲前に「あはは〜ん」なんて言ってしまうアーティストもおりますまいが(爆)。
間奏でシャンパンなんぞ飲みながらかっこつけているのはいいけれど、飲んだ後にグラスに指突っ込んで拭いたらいけません(笑)。あーあー、そんなスーツでグラス拭いちゃってぇぇ。
かと思ったら、いきなりの<ヘレヘレ唱法>!
このハズシがたまりません。これがあるから辞められないのよねー(笑)。
MC。
いつも思うけど、びゅーのMCに時事ネタは欠かせない。この日は大事故が起こったようで、
びゅー:「今日11:30頃、ものすごい大きな事件が起こったの知ってます?」
でも、多くは知らなかったよう。そりゃみんなライブモードだったし、私もニュースなどまったく見てなかった。
「どっかの県の上で、ヘリコプターと飛行機が衝突して、民家に落ちちゃったんだよ〜」
えーー?! でも「どっかの県の上」って??
本人も度忘れを苦笑。
しかし、そんなこともつゆ知らず、ライブのことしか頭にない私達って一体?
「ねえ、あんなもん空から落ちてきたらびっくりするよね。あとは下から潜水艦が上がってきた事件ね、あれもひどいね。それとレッサーパンダ男!(爆)」
とまあ、おばちゃんの井戸端会議的MCがなんともアットホームで好きです。
あとは、この日も言ってました「小泉さんネタ」。
「彼は一番弱そうだったじゃないですか。だからどうかな?って思ってたけど、首相になっちゃいましたねー。ほかの候補者ってなんか強そうだったでしょ。亀井さんなんてこんな顔しておっかなかったし・・・」
と、この亀井さんの顔真似が結構よかった!(爆)
「でも小泉さんが人気があるのは分かる気がする。だってCMで X-JAPAN
の曲とか使ったりするじゃない(爆)。」といってトンデモナイきんきん声でひとくさり歌って見せてた(爆)。
さてココからの3曲が大変です(笑)。ここで乗り遅れたら「みんな、何やってんの〜?」ってことになってしまいますからノリを合わせましょうということで、イェー合戦。
この日、2階の歓声がすごかったんですが、MCの間にトーンダウンしてしまったようで、(笑)
「今ので少し落ちましたね〜、じゃあもう一回!」
イェーーーーー!!
「上がってきた上がってきた〜。正面〜!」
イェーーーー!!
「一階〜〜!」
イェーーーー!!
「スティック席〜!」
イェー!
「・・あ〜、そうでしょう(笑)」
くぅぅ、ヒドイわぁぁ(笑)。
「そこは、あなた方のノリで結構ですからね(爆)」
うぅぅぅ。屈辱的ぃぃぃ(笑)。
でもかなりいじってもらって、すっごく楽しかったのでした。
躍り倒しの3曲。まずは「興奮!Beautiful」。そして、バカ騒ぎ曲として定着した「Hip Shake!」
。最後の締めは、コレしか考えられない「ソーゼツ」で本編幕となりました。飛び跳ねたおかげでかなり足腰が・・・(笑)。
エンジェル・ショータイム
恒例の新バラード「あなたへ」。金ちゃんのソプラノサックスが最高に雰囲気を盛り上げてグッドでした。
プレミアム・ショータイム。
もちろん、米米メドレー。竜の落とし子オブジェに乗ってご登場のびゅーちー。
「う〜、私らの席からはちょうど顔が見えなくなるなぁ」と思っていたら、ちゃんとそれを承知していたびゅーが、大きく身を乗り出して歌ってくれた!
さっすが〜!
続く「STAY」。歌い出し「振り向い〜て」で振り向くパフォ、この日はちゃんとやってくれてました。あとは、「その場限りの」で、パっとこちら上手に方向転換。そんなんやってたよなぁ、でも予期してなくて意表を突かれたわ〜。
そして、何と言ってもスティック席が盛り上がったのは、続く「BEAUTIFUL」でしょう!(爆)
2コーラス目で、上手へ移動してきたびゅー。そりゃあ、もう、切なそうに、愛しい人に手を差し伸べるような仕草で歌ってくれまして、あたり一帯大盛り上がりでございました。私はちょっと恥ずかしくて、とぎまぎしていたら、今度は手を伸ばしながらおどけたポーズで後ずさりを始めるではないの!
いやぁぁ!!
好き好き〜。ってその瞬間火がついたようにハシャイでしまいました〜(爆)。最後は「フル回転」で幕となりました。
アンコールの拍手の中どん帳が上がり、ラインナップしたメンバーが。下手からメンバー紹介があった後、次のツアーについてのMC。
「HALはポップス中心の優しい感じだったので、AQIは、ヌッタリとしたものにしたいと思ってます。」
こちらもかなり期待できそう。
そして、「このまま終るのも何なんで。」ということでいつもの「SHOW ME」
ダンサー好き勝手状態がおもしろい。マリーザのひねりのないアドリブにまたもや憮然とするコータローが笑える。ここんところになると、びゅーちーもいつも左右の様子をうかがっているのがかわいいんだなぁ(笑)。
そして、最後の最後にお待ちかねの曲が控えていた。やっぱりやってくれた「道はある」。前向きなメッセージソングに会場もほんのりとした温かい空気に包まれたのでした。
この日の生サンキューは、
「また遊ぼうぜ!」
そして、一呼吸置いて、
「東京大好き!」
でした。東京で「東京大好き」というのも珍しい。生粋東京人にとってはとびきり嬉しい言葉になったんじゃないかな。
客電がつき、場内には終演を告げるアナウンス。再び、ナマ佐々木の登場です。
「この旅はZERO CITYにご来場いただきありがとうございました。・・・・・なお、ロビーにてカール・ビューチー・テツ総督自らが企画された、入魂のZEROグッズを販売しております。ぜひお買い忘れのないようお求めください。・・・・・」
と、いうことで、さすが東京!
最後の最後まで楽しませていただきました。