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GLLERIHTI
− こぼれ話 −

 

■ メールオーダーサービス

或る日、美しいカタログが送られてきました。
遠方でなかなかギャラリーに足を運べない人のために、メールオーダーを始めたというお知らせでした。
どれもこれも"喉から手"でしたが、プライスもなかなかもモノで、(苦笑)
おいそれとは買うことは出来ません。
暇をみつけてはカタログを眺めつつ、『欲しいいなぁ、買ってしまおかな?』などと
あれこれ考えるだけでも楽しかったです。

▲テーブルウェア、 ベルト、衣類等のカタログ
ビジュアルにも凝っていました。



以下は、第二回メールオーダーサービスのカタログです。
第二回では新作アクセサリーのほかセリグラフ(版画)も登場。
少しずつ商品のバリエーションが増えてきました。
その他HATIカードメンバーに送られたダイレクトメール(18-hati)でも随時メールオーダーの案内がありました。
考えてみればメールオーダーの嵐だったかも知れません^^

▲タツノオトシゴをモチーフにしたPajaシリーズ

 

メールオーダーカタログは最初は2、3ページのカタログでしたが、
やがてパンフレット仕様になり、95年からは春夏版、秋冬版の年2回となりました。
都度新作が発表されるのですが、商品の数とともに厚さも少しずつ増えてきて、
メールオーダーの案内がくる度に、プライス表と写真と財布の中身を眺めつつ、
「うわぁ、またぁ……」と、ため息をついておりました(笑)。

▲95年SPRING-SUMMER

▲95年AUTUMN-WINTER

▲96年SPRING-SUMMER

▲96年AUTUMN-WINTER

さて、シルバーアクセサリーの中で、長い間気になっていたものがあり、
ある日意を決してHATIに電話で問い合わせしたところ、残るはわずか2点とのこと。
そうなると迷ってる暇はない^^
即、購入する旨伝えると、入金を確認次第送付するとの返事。
丁寧だけど決して事務的でない電話の声に好感が持てました。
早速指定口座へ振込みを済ませ、待つこと数日。
送られてきた商品は、"何とか運送の梱包用"の袋ではなく、HATIの袋に入っていました。
袋を留めているシールもロゴマークが印刷されていています。
箱にはリボンならぬ麻紐がかけられてこれまたロゴが書かれたタグが付けられています。
商品とともにレシートと丁寧に書かれたカードも入っていました。
捨てるに捨てられず、今でも保存しています。

ギャラリーのデザインや商品が魅力的なのは言うまでもありませんが、
最後は人の気遣いや心が価値を決めると思いました。

 

 

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