back

GLLERIHTI
− こぼれ話 −

 

■ 大阪に期間限定にて"TEN"オープン

ファンからの要望に応える形で、大阪に期間限定でHATI の姉妹店がオープンしました。
その名も、TEN GALLERIA HATI OSAKA。

ちょうど米米CLUBが10周年を迎えたということ、また映画河童に出てくる子供の河童もTENでしたし、
そういったところからつけられたネーミングではないかと思います。

【場 所】 大阪市中央区西心斎橋1−10−5 dhビル1F gallery T.K.内
【期 間】 1995年3月10日〜8月30日
【時 間】 12:00〜20:00

場所は心斎橋 ホテル日航大阪の裏手にある小さなギャラリースペースを借りたもの。
まさに1坪ギャラリーというほどの小さなスペースでしたが、明るくお洒落なギャラリーになっていました。
横手のgallery T.K. のスペースには、石井さんのファニチャーも数点置かれています。
(「…ISMの溶解」、「水の行方」など)
TENの方には大きなオブジェなどはなく、アクセセリーを中心としたコーナー。
そこにはTEN版ミニオベリスクもあってガラス窓の中に商品がディスプレイされています。
ショーケースの上もリングやネックレスなどが並べられ、さらに片隅には
小さな観葉植物が植えられた"記憶の壺"がさりげなく置かれていました。
そして、石井さんがプロモーションのためのテレビ出演の時、描いたビリケンさんの絵(*1)を
カウンターの上に見つけたときには、粋な心遣いに思わずにっこりしたものです。

(*1)ビリケンさんの絵

TENのプロモーションといってもそこは大阪、なぜか番組内で通天閣に上ることになりました。
石井さんは大阪名物通天閣に上るのは初めてとのこと。
1Fの土産物屋に置いてあった大阪名物あんプリンに興味を示しつつ(笑)、店員さんと会話。
「ここの上には何があるの。」
「ビリケンさんがいてはります。」
「ビリケンさん?! ビリケンさんて何?」
頭の中を"ビリケン"ということばがグルグル回っているのが見て取れる。(笑)


"ビリケンさん" は足の裏をさすって願い事をするとかなえてくれるという通天閣にすむ神様です^^

そして、展望台に上り、ビリケンさんとご対面した石井さん、口が半開きのまま、
「アハッ……」と笑って、次の瞬間この一言。
「僕、これ描きます!」
たまたま展望台にいた見物客と楽しそうにしゃべりながら20分ほどで絵を描き上げました。
本当は大阪の街を描くハズだったとのことですが、石井さんがビリケンさんをいたく気に入ってしまったので
急遽予定してビリケンの絵になったとのことです。
このビリケンさんの絵、今はどうなっているのか気になるところです^^

TENのオープンに合わせて新作も発表。
TENのロゴマークである「+」の文字をあしらった「DECADE」シリーズがそれで、
リング、ネックレス、リストウォッチなどがありました。
「TEN」オリジナルアイテムとしてペンダント、キーホルダー、カップ&ソーサーも
あったとのことですが、残念ながらどのようなものだったか覚えてません。

TENでは包装の簡素化のため、1万円以上の買い物をした客に対して、
オリジナルショッピングバックを配布していました。

▲TENオリジナル ショッピングバック(コットン)

 

また、「+」をモチーフに遊び心をふんだんに取り入れた、TENのパンフレットも言える
「TEN」誌(TATUYA ISHII ENTERTAINMENT NANIWA MAGAZINE)を発行して販売していました。

▲TEN誌の表紙(左)および裏表紙(右)。
▲「10」「+」をモチーフに、遊び心にあふれた誌面。 商品広告もさりげなく差し込まれています。
▲ドローイングや(左) 大阪についての印象などをまとめた読み物もありました(右)。

 

back