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OPERA BLUE

1995.9.22 広島グリーンアリーナ

〜 カール・スモーキー石井 バースティスペシャル 〜

 

< 曲 目>

BLUE JIVE

DEEP IN THELUE
OH MY ANGEL

MC

STYLSH WOMAN
MY LOVE

メンバー紹介

IMITATION GUY
露骨にルンバ

J0 登場

日本人
ハリウッドスキャンダル
ときの旅路
3週間目の憂鬱
すべてはホントでウソかもね
BLUE ATLANTIC
あ!あぶない!ほか2曲
ひとすじになれない

MC

KISS IN BLUE
Knowマジック
SO COOL
青い船

ダイナマイト・ダイジェスト・ショー
JUST MY FRIEND / Sure Dance /ICANBE /愛はふしぎさ/
ア・ブラ・カダ・ブラ/浪漫飛行/KOME KOME WAR/
君がいるだけで/ワンダブルSUNでぃ/抱きしめたい/
FUNK FUJIYAMA/Shake Hip
/俺色にそまれ/
おつかれ
cheer up

まだわからない


<レポート>

なんと言ってもこの日最大のトピックスは、テッペイちゃんのバースディだということ。
チケット取るときからそれを期待してこの広島への参加を決めたわたし達でした〜(笑)。
初めての広島。
台風が近づいて天気が心配されたのですが、新幹線も遅れることもなく、無事に現地入りしてホットしました。

会場へ入るべく歩いていると、目ざといチャコが私を突付いた。
「何か紙配ってんで〜」
ヤッッタ〜!
予想通り!それが、テッペイちゃんのバースディをお祝いする企みであることは言うまでもありません(爆)。
チケット半券をちぎってもらって、中へ入るとアンケート類と一緒に一枚の紙を手渡される。
それは
B5サイズ、両面コピーのチラシで、表にはツアータイトル、
そして、米米
CLUBのサインがあり、1995.9.22 HIROSHIMAの文字が添えられている。
裏面には次のような内容が──


△配られたのはこんなチラシでした。

米米CLUB メンバーから お客様にお願い

本日は、a K2C ENTERTAINMENT OPERA BLUE
米米CLUB 広島グリーンアリナー公演にご来場下さいまして
誠に有難うございます。
我々米米CLUBは、913月の広島郵便貯金会館以来
4年半ぶりそして、初のアリーナツアー広島公演でございます。
偶然にも今日 922日 この広島の地で
カールスモーキー石井 36才の誕生日を迎えることになりました。
856月 赤坂草月ホール 米米CLUB初のホールライブ以来
11年間で646回の公演の中で、誕生日公演を7回経験した
幸せなメンバーもいる中 何故か?米米CLUBメンバーの中で
ただ1人カールスモーキー石井のみツアー公演中に誕生日を
迎える事がなく 祝う立場で過ごしてきた11年間でした。
記念すべき今日の日を皆様と祝いたくここにお願いを申し上げます。

尚、この事は、カールスモーキー石井本人には、内緒です!
米米
CLUB流お祝いの仕方

カールスモーキー石井登場の1曲目『OH ! MY ANGEL』の曲の終わりで
カールスモーキー石井がジャンプ合図で曲を終らせ 本当ならば
ここでカールスモーキー石井のしゃべりになるのですが!
今日はその瞬間にすべての音・照明が消え会場は、真っ暗になります。
(会場が暗くなっても事故では、ありません。ご安心下さい。)
暗くなったら 皆さん胸の中でゆっくりと1・2・3と数えてください。
そしてゆっくりと拍手をお願いします。
カールスモーキー石井は、自分のペースを乱されうろたえるはずです。
そこで米米CLUBリーダーBONが皆さんに問いかけます。
それに声を合わせて下記の様に答えて下さい。


BONが皆さんに:『今日は、テッペイちゃんの誕生日だ!』
皆さんは、:『おめでとう!』と言ってください。

BONが皆さんに:『テッペイちゃんは何歳になったと思う?
実は26歳だよ─』
皆さんは、:『ウソー 36』と言ってください。

BONが皆さんに:『それでは、みんなでこの歌を唄おう!』
皆さん一緒に、:『オメデトーレ』と言ってください。

皆さんご一緒にお唄い下さい。
OME DE TORE の歌詞』
♪オメデトーレ 踊れ テッペイ
♪オメデトーレ 唄え テッペイ

皆さんのご協力お願い致します。
米米CLUB カールスモーキー石井 以外のメンバー 一同より 1995922

(改行、変換等できるだけ忠実に再現しました)

なんだかメンバーの愛情といたずら心にジーンとしたり、笑いがこみ上げたり……。
そして、会場の廊下のいたるところでみんな熱心にチラシに目を通している。
私も段取りを頭の中にいれようと、一生懸命読み込みました(爆)。

席が大変に素晴らしく、アリーナ
17列目のほぼ中央。
途中ステージが伸びると
10列目以内くらいの距離になるという大変見やすくてラッキーな席。
しり上がりにステージに近くなるけれど近すぎないちょうどいい距離感。
自分たちのチケット運に恐くなってくる。

オープニングの
BHBショータイム。
この日はマイクを握るのは国府田さんでした。誕生日と関係あるのかな?
会場のノリも良く、演奏も大阪よりさらにパワーアップしたような気がする。

そして、美しいオープニング。
バリバリにカッコいい「
OH! MY ANGEL」。会場のノリも急上昇。
曲がエンディングにさしかかり、さあ……、いよいよです(笑)。

テッペイちゃんのジャンプに合わせて、手筈どおり(笑)、照明が落ちる。
そのとき、何も知らないテッペイちゃんのいつもの、
「センキューーーー!!」
という声が、マイクをオフにされて、肉声で聞えてきた。
しかも、ちょっとうろたえ気味に尻つぼみになってたもんだから、もうたまりません(笑)。


>暗くなったら 皆さん胸の中でゆっくりと1・2・3と数えてください。
>そしてゆっくりと拍手をお願いします。

という段取りは見事に崩れ去り、会場は爆笑の渦となってしまった〜。
そこへ段取りどおりの
BONの声。

音楽が始まり、あとは、予定通りみんなで「
OMEDETORE」を歌ったのでした。
そのあと続けて「
HAPPY BIRTHDAY」の歌になり、ステージにはシュークによって大きなピラミッド型のケーキが運ばれてきた。
そして、ミナコちゃんから花束贈呈。
国府田マネに促されて、ちょっと照れながら炎を吹き消すテッペイ氏の姿がありました。
メンバーとファンが一緒になって遊ぶ場所。それが米米のライブなんですね〜。

テッペイちゃんはペースを乱されて戸惑い気味(笑)。
「いやぁ…ありがとう……。
11年やってきて、今日が初めてなんですよ。
何かあるだろうなと思ってたけど、
BONのことだから案外裏をかいて何もやらねえのかな、なんて思ったり……ここで来るとは思いませんでしたねー(爆)。」
とつとつとした感じで喋るテッペイちゃん、ちょっとぎこちない(笑)。
「今まで、みんなの誕生日をお祝いする方だったから、自分が『おめでとう』ってやられると……、
盛り上げなきゃいけないと思ってるから、……間が空いたらどうしようとか考えたりして、素直に喜びを噛み締められないんっすよ。オレは段取り人間だからさァ……本当は感動してるんですよ(爆)。」
彼のトークは米米の活動についてとか、だんだんとマジモードになっていく(笑)、

「お誕生日と、台風。神様はその人に相応しい祝福の仕方をして、オレにもっと強くなれと試練を与えているんですねー(笑)。」
「メンバーもそうだけど、やっぱり観てくれる人がいないとやっていけないから……よくオレなんかのことを、飽きないでみんなついてきてくれる……」
「本当は
30になったら辞めようと思ってたけど、みんなが求め続ける限りやっていきたい……」
だんだん、マジトークになっていくのを、自分でもいけないと思ったのか、
「何でこんなに真面目に喋ってんだ、オレは〜(笑)。」
そして、
BONに向って、
「この次の展開どうすりゃいいんだよ〜」
と助け船を求めるテッペイちゃん(爆)。
すかさず、
BON
「もう一度、テッペイちゃんに『おめでとう』をお願いします。」
そして、──
みんなが、「おめでとう!」を叫ぶと、そそくさと、
BON:「いつものメニューに戻りましょう!(大爆)」
キャハハ〜!
BONちゃん、最高!!
そして、いっぺんに突き落とされて、怒るテッペイ氏に爆笑でした!

その後は、即座にスイッチを切り替えて、いつものハイテンションなテッペイちゃんに戻って喋りまくってました(笑)。
「ハイ! というわけで、……今日はわたくしの誕生日というわけでスペシャルなメニューでお届けいたします ── 」
と、いつものしゃべくり男に戻ったテッペイちゃん。その切り替えに笑ってしまった。
テッペイ:「今日は誕生日だからいつもと違うメニューでやりましょう。
1番を2番にしたり2番を1番にしたり……」
誕生日に限らずとも、毎度のことなのでは……?(爆)
あとは、「セットもこの日のためにわざわざ作った。」
「大阪では地べたでやった。」とか、
分かっていても彼のお調子トークにはいつも笑わされる。
そして、新曲紹介。
なつメロの司会者口調のテッペイちゃんに笑いが起こる。
自分で喋りながら笑っているテッペイちゃん。スタイリッシュな曲だというのに(爆)。
自分で自分の古傷に触りつつ、次の曲は「
STYLSH WOMAN
いや〜何度聴いてもいい曲です。歌詞は……かなり変化していたようでしたが(爆)。

そして、いきなり始まるメンバー紹介のコーナー。
テッペイちゃん、まだ動揺があるのか噛みまくりでした〜(笑)。
やはりいじられるのは、金ちゃんや
BONちゃん。
そしてシュークは、シュークリームシュ・ビューテー。
「ビューティ」ではなく「ビューテー」というのがミソ(笑)。

次の曲は大好きな「
IMITATION GUY」。
コテコテ度が増している?(笑)

そしたら、あの台詞──
「や・よ・い」
キャーーーーー!!「露骨にルンバ」ではないか〜〜!!
キッドクレオールとのイベント以来、久々の登場にわたくしたちは大興奮状態になってしまった〜!!
これはバースディ特別企画なのか〜はたまたメニュー変更か?!
やよいちゃんこけしも健在。というか、白いタツノオトシゴ風オブジェになっていた。
それを弄ぶテッペイちゃんに、ギャーギャー喜んでいたらば、
「小さい子にはちょっと刺激が強すぎたか……」
なんて反省するところが笑える。
腰を前後に動かす動きも加わって、エッチ度一段とパワーアップ、品は下がる一方(笑)。

さて、いよいよ
JO登場!
テッペイちゃんのガイジン風ナレーションがイケテル。
マジシャン・ベーの術によって、コータローが消えたところで、花火が飛び散り、
JOが登場。
ところが、カッコつけて椅子に座ってポーズをとろうとしたら、その椅子がナント壊れてしまった〜(笑)。
JOのハプニング、おいしかったデス。

パワー炸裂の「日本人」。そして素敵すぎる「ハリウッドスキャンダル」と続いて、
MC

「世の中には不思議なことが一杯ございます。たとえばカメラを前に置いて坐禅を組み……」
○ウム事件をネタに、新聞に大きく『石井』と出ているとドキっとするテッペイちゃんが、
不思議世界の案内人をつとめるコーナー(笑)。
「後ろのみなさんには種も仕掛けもないと言っておきましょう。本当だもん!(笑)」
途中声が裏返ったり、ちょっとした言い回しにいちいち受ける客席に、
彼のトークもますます調子に乗ってくる…(爆)。
広島にいるような気がしない。客席は大阪とほとんど同じノリでした〜。
やっぱり距離が近いだけにノリも共通点があるのかも知れない。
そして、宙を飛ぶためには着替えなければいけないということで、衣装変えのコーナー。
「着替えもショーの中に入っていますから……爪の先まで、ホラ」
と、ナルな仕草で、
2人のホモに着替えを手伝ってもらうテッペイちゃん。
「さらにこの上からハッピを着させていただきます!(笑)
どこから見ても怪しい宗教団体のようです!
(爆)」
次は、米米では"やってはいけない曲"、広島のためだけに特別に、ということで「ときの旅路」。
あまり喋りすぎて、気合をかけるのを忘れかけ、イントロが流れてから慌てて、
「ハァッーー!」と声を上げておられました〜(笑)。

そして、シュークのコーナー。「
3週間目の憂鬱」
歌の途中で、金ちゃんがニンマリ笑いながらフラフラ〜とステージに出てきた。
何を企んでいるんだろうと思いきや、サビ前のところで一発ドラムを叩くというそのためだけに出てこられたようで……(笑)。
しかし金ちゃん美味しいところを持っていってました。

コンサートは見せ場のひとつに──。
テッペイちゃんの静かな語りが客席に染みわたっていく。
「今わたし達は、海の底深く潜っていきます。イルカたちが一緒に泳いでいます。
このピラミッドは古代アトランティス帝国の人々が海底に作ったものでした。
……人は昔海に住んでいました。お母さんのおなかにいるとき、羊水の成分は海の成分と同じだといいます。
産み(海)の親とはここから来たことばでしょう(笑)。
海底に沈んだピラミッドに思いを馳せて、今日はみなさまにこの歌をプレゼントしましょう。
──『
BLUE ATLANTIC』」
急にめくるめく光の洪水になり、壮大な海のテーマが流れる。
張り出しが伸びてきて、ステージがグングン近くなってきた。いや〜近い近い。
一生懸命歌う姿に思わずこちらも力が入ってくる。
私にとってはこれが見納めなので、一生懸命目に焼き付けようとしてました。
曲のイメージと、これから荒波を乗り越えて行こうとする米米のメンバーの決意のようなものと重ね合わせて、感動的な曲でした。

ここからは、
JOによるパワフル&サンサブルなワールドへ突入していく。
こういう曲が少なくなっているだけに、とっても楽しみにしているところでもある。
実はこのコンサートで一番好きなところでした。
何がカッコいいって、あぶないの次に繰り広げられる、小野ちゃん、テッペイちゃんマチコ嬢との共演でしょうか。
好きなんです。こういう曲って。
心の底からふつふつと湧きあがるものがあります。
更に小野ちゃん、下ちゃんのツインボーカルが追い討ちをかけるのです。
この二人を見て、
DECADENCEの時の「どっこい兄弟」を思い出したファンも多かったことでしょう。
この日もわたくしはノリノリ
&トランス状態に陥りまして、最高に楽しませてもらいました。

しばし興奮に身を委ねたその後は、グッとおしゃれな味付けになった「ひとすじになれない」。
何を待ってたってこういうのを待っていたのよ〜。本当に惚れ惚れします。

さらに
MC
テッペイ:「私のテーマソングのような歌を聞いていただきました〜(笑)。」
ここでダイエット話をひとくさり。どらえもん状態で走るスターの悲哀。何度聞いても笑えます。
さらに、プロデュースとバンドの違いとは── という話。
ついついポロっと、皮肉っている相手の実名を口走るテッペイちゃんに会場からは拍手が〜(爆)。

そして、バンドメンバーの協調によって出来た新曲、「
KISS IN BLUE」。
途中歌詞がちょっと怪しげだと思ったのは気のせいか(笑)。

さらに次の「愛
Knowマジック」では最後の振りを間違って、爆笑。
歌も間違っていたような……これはきっとファンサービスでしょう(笑)。

至近距離でお愛想ふられてかなりヤラレてしまった私に、追い討ちは「
SO COOL」でしょう。
これほどまでにカッコいいのはサウンドの力がとても大きいと思う。
ホーンにパーカッションに、コーラスも最高。これほどの贅沢なサウンドがあるでしょうか。
脇を固めるダンサーもカッコいい、……
そして、センターは……シビレる〜テッペイちゃん!(笑)

最後は陰影のある「青い舟」が、静かにわたしたちを宇宙へいざなう。
この地球(ほし)に試されているわたしたち──。
はるかなる宇宙から、地上を見るとそこどう見えるのだろう。

静かな感動をたたえつつ、アンコールの手拍子が始まる。
今回からボーナスショータイムがなくなったので、手拍子の仕方が難しい(笑)。
でも、一応「ボーナス」といってみようか〜てことで、ボーナスコールをやってみた。
会場もボーナスコールで統一してきた。いいぞ〜(笑)。
やり直しさせられるのを分かっててやるところが付き合いのいいところでして(笑)。

メンバーが出てくる!
お約束どおり、「ボーナスコールありがとーーー! と言いたいところだけど」
と、テッペイちゃんのトークが始まる。
「ダイナマイト・ダイジェスト・ショー」コールを言わされて、(言えるわけがない)
テッペイ:「まとまらない街ですねー(笑)」
そこで略して「
DDショー」これなら言えるでしょうというわけで、「もう一回やり直し!(笑)」
めまぐるしいメドレーの始まり!
大阪より少し1曲が長くなったようです。はやり文句がでたのでしょう(笑)。
しかしテッペイちゃんは随所で歌詞をハミングに変えたりアレンジを加えておられました(爆)。
最後のおつかれ
cheer up だけはフルで演奏していたように思います。
この曲好きなんで嬉しかった。

国府田さん登場し、メンバー紹介。すばらしい声。
しかし、どうもボクシングのアナウンスに重なるのは私だけかしら(爆)。
メンバー紹介の興奮も冷めやらぬ中、テッペイちゃんが、「もう
1曲やりましょう」。
実は風邪をこじらせて喉の調子が悪かったらしい。
それを押して最後の曲は、震災の時に神戸のことを思って作ったという「まだわからない」。
ベーがパーカションを担当、むちゃくちゃなところで音を出すので会場は大ウケ。
テッペイちゃんも気になったのか、またもや歌詞が飛んでしまって……
テッペイ「一番はラララでお届けしました〜(笑)」
テッペイちゃんのバースディライブということで大変に盛り上がったこの日の公演。

MC
も長くて得した気分。
そして最後は、温かい雰囲気で幕となりました。

最終更新日:2004年7月30日

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