FUZZ JAZZ QUARTET featuring BIG HORNS BEE
(ファズジャズカルテット フューチャリング ビッグ ホーンズ ビー)
GUESTMINAKO

1999.6.11 神戸チキンジョージ

 

実に2年ぶり、米米CLUB解散後としては初のBIG HORNS BEEライブがやってきたぁ!。しかも『チキンジョージ』という老舗中の老舗のライブハウスで見られるとあって、いやが上にも期待は高まっていく。またあのゴキゲンな切れのいいサウンドを聴けるゾ。と、はやる気持ちを押さえつつ、灘からタクシーをぶっ飛ばして開場入りしました。

実はこの日、会場が三宮ということで、ワタクシすっかり気が緩んでしまい、休みをとることなど思いもしなかったのです。ハタと気づけば、開場は18時から。これじゃ間に合わない!せっかくいい整理番号なのに、遅れたらオジャンになってしまう! というわけで、その日は何としても定時で上がるべく朝から気合入ってました。
そして・・・、
定時を告げるチャイムが鳴り、会社の同僚辰子嬢にお尻を叩かれ猛烈ダッシュでロッカーへ。着替えを終えると階段を駆け降りながらタクシー会社へ電話。でもなかなかつながらない。やっと電話ができ、やれやれ・・・と安心したのは大間違えで、来るまでの間のナント長いこと。道は混んでるし、信号にひっかかるし。
・・・そんなこんなで途中かなりハラハラしたけど、何とか開場時刻に間に合ったのでした。

着いてみるとライブハウスを取り巻くように客の列が出来ていて、私の連れのチャコもすでにその列の中で私を待ち構えてました。彼女によると、メンバーはブラブラ歩いて会場へやってきたそうで、「がんばってね〜」などとファンから声がかかっていたそうな。その中でもひょうきんな性格と端正なルックスで人気のフッシー(フッシー小林:トランペット)は、ゴミを捨てたりしてスタッフみたいに働いていたそう。なんとものんびりしていてメンバーとの交流が嬉しい。たとえライブハウスと言えども、こんなことってあるんでしょうかねぇ。チキンジョージのロケーションと雰囲気がそうさせたのかも知れません。

チキンジョージは噂どおりこじんまりして、しかも古びたところが年代を感じさせ、いかにも通好みといった感じ。中へ入ると驚くほど狭い。その狭い入り口近くにはBHBやミナコちゃんのCD販売コーナーがありました。
BHBのニューアルバムもあるじゃないの!
もちろんチャコも私も早速購入。
会場入りした観客はまずフードを選んで思い思いに場所を取る。先を争う人もいないしみんなゆったりしていて、さすがにライブ慣れしている感じ。私たちはちょうど前から3列目の上手側に場所を取った。手を伸ばせばステージに届きそうな距離。自然と笑みがこぼれてチャコと二人にっこりと顔を見合わせた。最前列には気合の入った母娘がいるし、両隣もすっかり盛り上がって話が弾んでいる。と思うと一生懸命ステージの配置か何かメモを取っている人もいる。レポートでも書くんでしょうか。私みたいに・・・。
ともあれBHBのライブを心待ちにしていたのはみんな同じなのでした。

5分前。
ゴミを捨てて立ち上がり、カバンを斜めがけしてスタンバイOK。この時間が一番ワクワクするのよね〜。会場全体に期待感が渦巻いて気分も高まっていく感じです。

袖から、FUZZ JAZZ QUARTETのメンバー登場。ミディアムテンポ、ちょっと重めの曲を流していく。会場からは手拍子が起こり、主役の5人組の登場を待ち構える。
やがて真っ赤なスーツ姿のBHBの面々が登場すると一際大きな歓声に迎えられる。
まずはリーダーの金ちゃん。ロン毛がさらさらとしていてカッコイイ。次にオリタさん(オリタノボッタ:サックス)。オレンジの髪が特徴。ブラバンの帝王。雑学博士。人の良さが顔に現われている。そして、わかばさん(河合わかば)。独特のユーモアセンスで根強いファンを持つ。そして美貌のフッシー(フッシー小林)。ススキノジャズの提唱者。揉み手が得意技というオチャメなフッシーです。しんがりは下ちゃん(ヒマラヤン下神)。肉まんのようなお顔は良く見ると端正。あごには中国人ちっくな髭をはやし不思議な風貌。UFO愛好家。
・・・フロントの定位置につくと早速楽器を持ち演奏に入っていく。ところが、───
あれ?どうしたの?
その表情、むっちゃ堅いで〜(爆)。いやむしろ引きつっている感じ。もちろん笑顔もない。せっかく近くで見れるっていうのに、どうしようかと思ってしまうじゃないの〜。

一曲終わって、大きな拍手が起こると、フッシーあたりがちょっと笑った。
ライブハウスだけに客の反応がダイレクトにステージに伝わる感じがする。すぐに次の曲へ。4thアルバム「FOR YOU」にも収められている「BLOWZ JOB」。ちょっとレトロな匂いのする曲で、チキンジョージにはピッタリ。イントロだけですぐそれと分かるなつかしい曲に会場からは大きな歓声が沸き起こる。
トロンボーンのわかばさん(河合わかば)はカップラーメンの空いた容器を取り出し、何をするのかと思いきや、ミュート(消音器)の代わりにし始めた!(爆)
気づいた人から笑いが起こって会場中に広がっていく。いやいや、わかばさんやってくれるわ。おひげも剃ってサッパリして・・・、と言いたいけど髪はボッサボサノバ。電波少年のなすびに似ていなくもない。なすびをもう少しこざっぱりした感じとでも言いましょうか・・・。

そしてMC。受け持つのはリーダーの金ちゃん。
彼はテッペイちゃん妹、ミナコちゃんのダンナというのはあまりにも有名ですが(爆)奥様のミナコちゃんもゲストで出てるので、今回は夫婦そろっての出演というわけです。
例によってとつとつとした語り口。
解散してからCHAR(チャー)さんのライブなんかでこのチキンジョージに出たことがあり、お気に入りの小屋(会場)のひとつなのだそう。ステージで演奏していて会場全体の反響がとても気持ちいいんだそうな。なんともミュージシャンらしいお言葉です。今回のライブはこれまでのファンクではなく、FUZZ JAZZというジャンルに挑戦しており、新曲中心に演奏するとのこと。その時々で自分たちが『旬』と感じる曲を演奏していきたい。今回金ちゃんは自分でレーベルを立ち上げたそうな。ジャンルに捕らわれず、色々な企画でレコードを出したい。それこそ、出来立てのものを冷めない内にみんなに届けたい・・・。
金ちゃん:「詩の朗読なんてあってもいいんじゃないかなって思ってるんですけど()。フッシーの朗読で、100円くらいなら売れるかな?」
そういえば米米時代にも似たようなことを言ってたっけ。練習中とかにどんどん出来てくる当時『ウンコ曲』と呼ばれていたオチャラケ系の曲をすばやくCDにしてジャンク系のレーベルから低価格で発売したい。みたいなことを。

金ちゃんは今回ボーカルでも大活躍。会場のおおっという歓声にちょっと照れたような表情が可愛いかった。歌うというよりサウンドに歌詞を乗せているといった感じ。曲が終わると、照れくささを払いのけるかように「歌っちゃいました〜」と言ってましたっけ。

そして、メンバー紹介。
今回一緒に組んでいるFUZZ JAZZ QUARTETの面々を金ちゃんが紹介していく。まずは、テッペイちゃんのコンサートでも参加しているギターのコンダくん。弱冠22歳。初めてまともに顔を見たけど、なかなかどうしてカッコイイ。若いのに昔のサウンドにも通じていて音楽の趣味が会うんだとか。テッペイちゃんのソロ第1弾のコンサートツアー『DRAG-ON』で知り合い意気投合したそうな。
そしてドラムスの成田さん(だったかな?)。
金ちゃん:「彼は逆さ文字、上から読んでも山本山・・・っていうアレですね。が得意なんですよ。それでは行ってみましょうか。今日の回文(怪文:笑)・・・」
でもマイクがドラムのとこまで届かない(笑)。そこで、オリタさん(オリタノボッタ)が一生懸命マイクスタンド動かしたりして、スタッフになっておりました。この手作り感覚が私にゃあたまりません。
みんながシンと聞き耳を立てる中今日のお言葉が披露される「******(忘れてしまったの。ごめんなさい)」
客:「??? う〜ん分からん()。」
逆さまからも同じかどうかなんて、聞いてるだけでは判断できなくて思わず笑いが起こる。
このあたりからメンバーが少しずつほぐれてきて、表情も大分柔らかくなってきた。

するとチャコが何か私に言おうとしている・・・。
「え?金ちゃんの脇の下が破れてるって?(爆)」
確かに!
赤いスーツの下の白いTシャツが見えているではないの。かっこわる〜い()。気づくと客席のあっちでもこっちでも金ちゃんの脇の下に注目が集まっている。

そんなことはつゆ知らず、金ちゃんはメンバー紹介を続ける。
次はギターの○○さん(名前忘れちゃいました)。真っ赤なギターはおニューだとか。
それから頭が爆発したキーボード●●さん(またまた名前忘れちゃいました)。下の名前が金ちゃんと同じ「タカヒロ」なんだとか。
そして陽気なDJSADOI 3200。なんで3200なのかは未だ謎(笑)。
というわけでバックメンバーもユニークな方々が揃ってマス。

さて、私がそのカッコよさに痺れた曲は、ニューアルバムのタイトル曲となった「HEAD ROOM」。
わかばさんがトロンボーンをアルトサックスに持ち替え、サックスはアルト2本テナー1本の計3本、そしてトランペット2本という構成で演奏する。これがカッコイイのなんの! いきなりのサビはサックスの音色が艶っぽく、メロウでありながらポップで思わず隣のチャコを突ついて「かっこいい! 」と叫んでしまった。わかばさんのサックスソロは、少しかすれた音がアダルトでこれまたかっこいい。それにしてもこの曲、脳を心地よく揉みほぐしてくれるようなサウンドが大変魅力的でした。

代わって、ほのぼのしたのは「DA BA DA DA」。
ちょっとコミカルな感じの曲。オリタさんはバリトンサックスに持ち替えてGOODな低音を聞かせてくれる。(最近バリトンサックスの音色にハマリ気味。) フレーズがちょっと「OMEDETORE(オメデトーレ:ミナコちゃんと金ちゃんの結婚を祝して作られた米米の楽曲。)」に似ているような・・・。
それに乗っかるようなトランペットはミュートをつけての演奏。もちろんトロンボーンのわかばさんもミュートを取り出し・・・
おっとまた新たなお道具を持ち出してきましたよ()
今度は、き○ねどん兵衛か?? 合間合間に入る「DA BA DA DA」のコーラスもイケてる。
すると下ちゃん(ヒマラヤン下神)がマウスピースだけで演奏し始めた!
すごいすごい!! コレって頬っぺたの筋肉を相当に使うんでしょうね〜。下から唾が勢いよく飛んでいるのが見える。
それでまた、「きゃぁぁ、すごい唾キ〜(爆)」
と、あっちこっちから笑いが起こる。ステージに近いといろんなことが観察できて面白い。

金ちゃん:「さて次は一人目のゲストを紹介します。トルコからのお客様です!」
てっきりミナコちゃんかと思いきや、出てきたのは『バイオリンダ』ことヒマラヤン下神。
トルコでクラシックの修行をしたバイオリストなんだとか。彼にピッタリのキャラで会場は爆笑の渦。
その演奏ときたらまったくヒドイ音。ギギギ・・・と音を出しては不気味な沈黙を繰返し、ったく人を喰ってる(笑)。
するといきなりハードな曲が始まり、金ちゃんのヴォーカルが会場を盛り上げていく。ほとんどシャウトしっぱなし。
歌詞はというと「マンデー  バイオリンダ チューズデー  バイオリンダ  ウェンズデー バイオリンダ・・・・・」
とまったく意味不明(爆)。
一方バイオリンダは激しい動きで演奏に専念。テンションが上がってくるにつれ、弓がボロボロにほつれてくる。最後曲がブレイクして、またもやバイオリンのソロ。歯の浮くようなそのスバラシイ音色()。のこぎりでももうちょっとマシな音でるで〜。終始『素』の表情で演奏していた下ちゃんが、フッと吹き出しそうになると会場からはこらえきれずに笑いが吹き出す。ワタクシこの曲タイヘン気に入りました()

そしてお待ちかね、フッシーのコーナー。
曲は、ススキノ系の「YOU BELONG TO ME」(タイトルが分からないので仮です)。以前ライブでやった曲(らしく)、例によって、おもいっきりの歌謡曲(爆)。この日一番盛り上がった曲と言ってもいいでしょう。
要所要所で会場へ視線を投げかけ、なりきりで歌う姿は最高! 曲がブレイクしたところでポケットから小さい袋を取り出し、
フッシー:「愛の・・・、ソーイングセット!」
と言って会場に投げた。(最初、コ○○ームかと早合点した私は一人先走って笑ってしまいましたが。)
キャー! 好きよ好きよそのセンス! 昨日泊ったホテルから取ってきたのね。
2番では「愛の石鹸」(爆)。
そこまでやるんなら「シャワーキャップ」もいっといてもらわな(笑)。と、隣のチャコと話してると、それが聞こえたのか(爆)、3番ではキッチリその、
「シャワーキャップ!
を投げてくれた〜(嬉)。このチープさがたまりまへん。
そして、間奏にさしかかると隣のわかばさんに、
「河合くん、マイク持って。」
と、偉そうに『くん付け』でマイクを持たせ、トランペットソロを始める。
わかばさんが持ったマイクを口に近づけ自分も歌ってみようとすると、すかさず彼からマイクを取り上げ、歌に入るフッシー。これには笑わせてもらいました。
金ちゃんはじめ他のメンバーも笑いながら見守っている感じがようございます。このあたりからみんな硬さもとれていつものBHBに戻ってきました。
しかしまあ、毎度毎度オイシイとこ取りのフッシーです。

今回のスペシャルゲストは、麗しのミセス!ミナコちゃん。
光りもののピンクのビスチェに白っぽいスカートを腰ではいた姿はベリーキュート。髪はアップにして、長い前髪を左右に垂らしている。
1曲目は「(何たら)ワルツ」。ミナコちゃん、ちょっと力んでいる。
ミナコ:「この間のテッペイちゃんの TRANSツアーでもお目にかかったと思いますが、あの時はネ、チャっと出て、パッと踊って、サッはけて、でまたチョッと出て、パッと歌って、サッとはけて・・・って感じでしたけど今日は、ちょっと大人の女でネ(言いながらかなり照れている)・・・しっとりと歌ってみたいなと思ってます。今日はゲストということで、もう無理矢理出させていただきました(笑)。」
テッペイちゃんを兄に持ち、金ちゃんを夫にもつミナコちゃんはなんという幸せな女性なのだろうと思いますが、同性としてはこれからもマイペースでステージに立ち続けて欲しいと応援せずにはおられません。
気に入った曲は、「BABY LOVE」。MINAKOちゃんのファーストアルバムにも収められています。昔のフランス映画を思わせるようなレトロな感じの曲。甘い歌い方がとってもかわいい。BHBの面々の間をすり抜けながらセクシーに歌う。なんというフェロモンだ()。元祖フェロモンといえば米米ファンの間じゃあ、やはりミナコちゃんなんですね〜。
そして、テッペイちゃんのコンサートでも披露した「POWER」も外せないところでしょう。BHBも一緒に踊りに加わる。
『そ〜ら、来た来た〜!(笑)』
そのおどけた表情。楽しそうな笑顔・・・。見ているこっちまで楽しくなる。やっぱりBHBはこうでなくっちゃ。

後は、DJSADOI3200の見せ場なんかもあり、かなり盛り上がりました。2枚のレコードを操り、神業のような腕前に会場も大いに盛り上がる。このSADOIさんもなかなか奥が深いです。間の取り方とか見せ方とか、かなりのエンターティナーでした。
後半の、金ちゃんのヴォーカルで披露された曲はかなり良かったです。昭和初期って感じのレトロな曲で、あとで調べたところ、「SHAKE & DANCE」 というらしい。最新アルバムにも入ってました。大人のための『踊れる曲』って感じ。これはオススメ曲です!
この辺りの盛り上がってきたところで、今度はわかばさん、紙コップをミュート代わりに使ってまして、 もうホント最高・・・。

そして早くも最後の曲。
ええっ・・・と会場からは不満の声。
それを受けて金ちゃん、「まだアンコールがあるじゃないの〜。」
と、おちゃめな笑顔。

最後はBHBの曲から「DEAD OR ALIVE」。これまた切れの良いBHBらしい曲。
というわけで大いに盛り上がって本編は終了しました。

アンコール。
またまたミナコちゃん登場。アンコールにも関わらず新曲が披露される。そこがまたいいところなんですね〜。米米のときからそうでしたが・・・。小さいことにクヨクヨしないで元気だして行こう。というような内容の歌でした。
ミナコちゃんが「ダンナなんて気にしない・・・」と歌うと会場からは、大きな拍手が起こってました。

アンコールのMCでは今後のメンバーの活動についてインフォメーションがあり、どうしても東京中心なのでファンからはため息がもれる。新宿に来てね、なんて言われてもねぇ・・・。
ミナコちゃんはブティックを始めるそうで、ブランド名は「マダムミーナ」。名前のクサさに(おっと失礼だったか:爆)思わず笑ってしまいました。そんなところにウケを狙わなくてもいいのに〜。

これまでのこと、これからのこと、金ちゃんのMCの間、他のメンバーは聞きながらチョッとしんみりムード。フッシーなんかは明らかに目が潤んでいる。この2年間恐らく彼らにはきっと大変なことがあったのでしょう。レコード会社も変ったし、ライブするのにも苦労があったのかも知れない。詳しくは語らないけれど、みんなの表情でなんとなく伝わってくるものが・・・・・

そんな中、金ちゃんが手を上げる度に見える脇の下の白いものに耐え切れず客席からチャチャが入った。
客:「金ちゃ〜ん、脇の下破れてるで〜()
それまで我慢していた客が途端に大ウケ。
ところが金ちゃん慌てるそぶりも見せず、
「ああコレ? 破れてるんじゃないよ。これ袖が取れるんだ。」
と言って、ボタンで留めてあった袖を取ってみせてくれた。わたしは還暦に着る、赤いちゃんちゃんこを思い出してしまいました。
するとメンバーが次々に袖を外し始め(爆)、それをミナコちゃん、「あ〜たたち何やってんの」というように笑いながら見ている。

和やかな笑いが起こったところで、最後の曲は懐かしいところから「SUPER TEA」。
これは彼らのファーストアルバムに収められている曲。91年のAU SHARISHARISMツアーで初お目見えしました。久々だったので嬉しくて、完全に頭まっちろ、大騒ぎ状態でのエンディングでした〜。
そして、ライブの熱気が冷めやらぬ中、楽器とカップラーメンの容器を両手に抱えて引っ込むわかばさん、最高でございました。
メンバーがステージから去ると、会場からはアンコールの手拍子が。しばらくしてメンバーが再び姿を現す。全員一列に並んで手をつなぎ、客席に一礼。もう1曲を期待してたんですが、これでおしまいとなりました。

ちょっと物足りなさを感じつつ、外に出てみると、なんとメンバーがグッズ売り場に勢揃いしている!!

うわ〜! 嬉しい〜。

途端にファンの長蛇の列が出来上がる。メンバーはファンの一人一人と握手をしたり談笑したりサインに応じたり、なんとも和やかな雰囲気。初夏の穏やかな神戸の夜に何とも粋なプレゼントをしてくれたモンです。街ゆくサラリーマンのおじさま方は不思議そうに眺めながら通り過ぎる。 ここで会社の人間に会ったら洒落ンならへんで〜と少し冷や冷やでした。しかしここで躊躇してる暇はない。早速私たちもその列に並び、カバンをひっくり返してはサインしてもらえそうな物を探し始めたのでした。

「チケット・・・う〜ん、それもなぁ。手帳・・・アカンなぁ。そうそう、会場でアルバム買ったんや!」
というわけでアルバムのジャケットを取り出し、それにサインしてもらいました! 金ちゃんの大ファンのチャコは、長いこと金ちゃんとお話してました。
フッシーが楽屋に引っ込んでしまったのが残念でしたが、下ちゃんのところに来ると、いきなり向うから
「いらっしゃいっ!」
と言われて大笑い。握手がキツイのなんの! すごい握力で握ってくれて感動でした。さらに
「ちょっとココ押してくれる?」
と言われ、親指と人差し指の間のツボを押させていただきました()。すると、
「ああ、気持ちいいわー」
なんて言ってくれて、なんてお茶目な下ちゃん! と改めて大好きになりました。

一人一人のファンととても気さくに、最後の一人が終るまで対応してくれたのには感激でした。
全員との握手が終わるとメンバーはゆっくりと非常口の階段を上がっていき、
「また明日〜」
と(次の日は大阪でのライブが控えている)、見送るファンに手を振って会場の中へ戻って行きました。
メンバーとの交流が何とも嬉しく、いい思い出になった一夜でした。

 

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