月 にまつわる曲
私は、ツキ(月)とタマ(玉-霊)を感覚的に同じモノと捉えているところがあります。
月が魂の象徴のように捉えることができると思ってました。
「月の語源」知っていたわけではないけれど、感覚的に古代の人と共通するものがあるのかも知れません。
月 ─ 心 ─ 水晶 ─ 玉 ─ 魂
っていうのは私の中では同一線上にあるんです。
というわけで、このラインに乗った曲はかなりハマリました。
classical:
月光(ベートーベン)
あまりも有名なベートーベンのピアノソナタ。第14番嬰ハ短調作品27の2。
月の光(ドビッシー)
イタリアのベルガモ地方の印象を綴った「ベルガマスク組曲」の中の曲。
月光よりも明るい感じがする。穏やかな月を連想させます。
pops:
月のしずく(RUI)
映画「黄泉がえり」のテーマソング。
「言ノ葉は
月のしずくの恋文(しらべ)……」で始まる文学的な歌詞と切ないメロディ、そしてRUIさんの美しい声が大変魅力的な歌です。
雪月花(松任谷
由美)
長く寒い雪も、解けとともに光あふれ花が咲く春がやってくる。……
誰の心にも。
そんな心にほんのり灯がともるような、とても優しい歌です。
ムーンストーン(オリジナル・ラブ)
この曲に描かれているのは、月そのものではなく、ムーンストーン。
何かつらいことでもあったのか、男が、荷物を片付けアパートを引っ越していく。
それまで背負っていたものをすべて捨てて身軽になった男は、手に一粒のムーンストーン
を握って、新しい一歩を踏み出そうとする。
挫折とそこから立ち上がって前向きに生きていこうとするこの歌の主人公は、もしかすると本人自身かも知れない。ここでは、願いや夢を叶えてくれる希望の存在としてのムーンストーンが描かれています。
伴奏はギターのみのシンプルさ。人の生き様を温かく見ている感じの曲調が心地いい。
最新アルバム「ムーンストーン」ラストを飾るタイトル曲。
月に静かの海(オリジナル・ラブ)
タイトルがとても印象的。
「月の静かな海」だとしても「え?、月が静か?」なんてハッとさせられると思うのだけど、
「月に静かの海」とはなんと言う素敵なタイトルなんだろう。
「月の静かな─」は、何処にでもあるごく一般的な海って感じだけど、
「月に静かの」とくると、何か特別な思いのこもった海って感じがする。
能書きはこのくらいにして、この曲は、静かで穏やかなメロディーライン。
冬の暖かい月の夜、海辺に出た男が思いを寄せる女性を思い浮べる内容の大人な感じのいい曲です。
アルバム「ムーンストーン」収録曲。
MOON RIVER
映画「ティファニーで朝食を」の主題歌。びゅーちー(石井竜也)も、ステージで好んで歌っている。
最近手に入れた小野リサのベストアルバム「Colecao
- the collection」に収録されている同曲も素敵。
夏の月(杏里)
98年夏にリリースされた杏里のシングル曲。
この曲大好きで結構聞いていました。
WHITE MOON IN THE BLUE SKY (石井竜也)
石井竜也ソロ第一弾シングル。
ここに出てくる月は、夜の月ではなく昼間の白い月というところがとても新鮮。
白く輝く月を、悲しみ苦しみから人々を解放する象徴として登場させている。
ガラスの月(米米CLUB)
米米CLUBのアルバム「聖米夜」に収められている曲。
そして、この度発売される石井竜也&姿月あさとの「MOON
DANCER」にも収められることになりました。
コーラスのマチコちゃん(菅木真智子)のヴォーカル。元は、コンサート中に演奏されたインストゥルメンタルでした。この曲の透明感が大好きで、マチコちゃんのクリスタルボイスも美しく、はまりまくった1曲。
月光(鬼束ちひろ)
月歌にこだわるようになって、偶然書店でかかった曲。きれいなメロディーに惹かれて購入してみると、歌詞はとてもシリアスでした。ベルベットのような美しい声がとても印象的。彼女の「眩暈(めまい)」もとてもいい曲ですよ。
モーニングムーン(CHAGE&ASKA)
英語のチャゲアスになって間なしの曲じゃなかったでしょうか。ドラマチックな広がりのある曲でした。モーニングムーンだから、朝西の空に残る白い月のことなんしょうね。
これは銀恋さまのご推奨の曲。
ジャムチ -砂漠の駅-
(米米CLUB)
「月の砂漠」からの「砂漠」つながりで1曲。
アルバム「PhyU」に収められている。月夜に砂漠を旅する物語。不思議と心が和んでくる曲です。
syoka:
月の砂漠
チョビさまご推奨の1曲。もの悲しいメロディが旅情を誘う。
「KICK KNOCK」も連想させるよね?(^_^) とは、チョビさまの弁。
※「KICK KNOCK」:1998年SHARISHARISM 7ツアー <KICK
KNOCK>編のこと。アラビアンナイトの世界を表現。「アラビアンナイト」→「砂漠」ということで、実際のツアーで歌われたのは「東京砂漠」(内山田洋とクールファイブ)でした(笑)。
insturmental:
Soul Moon(WEIWEI WUU)
ニ胡奏者としてこの春日本の音楽界に登場したウェイウェイ・ウーのファーストアルバムより。
非常にドラマティックで月下にどこまでも続く大地の広がりを思わせる。
初めてアルバムを聴き、力強さもありソウルフルでもあり、ジャズっぽくもあり、
まるでバイオリンみたい。と思った。
ライナーノーツを読んで納得。もともとバイオリンから始めた彼女は、その後ニ胡を始め、
バイオリンのように世界に通用する普遍的な楽器にしたいという思いで演奏しているようだ。
この曲はアルバムのために書き下ろされたもので
「月の光が世界を照らすように、自分の思いを音に託していきたい。」
という彼女のSOULを表現した曲でもある。
ニ泉映月(Chen Min)
ニ胡の代表的な曲。失明した青年がふるさとの美しい泉に思いを馳せて作った。泉に美しい月をもう一度みたいという願いと、人生の苦しみ、希望が秘められている。チェン・ミン来日10年目のアルバム「I
Wish -我願-」には原曲に近い素朴な演奏で収められている。
昇天(箏座)
組曲「竹取物語」より。かぐや姫が月に昇っていく様を美しく表現している。
箏座(koto-za)とは、箏と尺八による異色ユニット。
和の楽器を駆使してセンスあるポップなサウンドを聴かせてくれる。米米CLUBのアルバム「Octave」に「春雷」で参加した。また、彼らのアルバムには、元米米CLUBのパーカッショニスト
三沢またろう氏がゲストミュージシャンとして参加している。
雪月花(宮本文昭:オーボエ)
世界的オーボエ奏者
宮本文昭が日本の伝統的な楽器とのコラボレーションを実現した、アルバム「ジャポネスク」に収められている。
この「雪月花」は笙、琴、鼓
などの和楽器の演奏が交じり合い、オーボエのひときわ悲しく美しい旋律が聞くものに耽美の思いをかき立てる。