Column
・・・桃と桜を楽しむ法
今年も毎年恒例の山梨の桃源郷に桃の花を見に行ってきました。 桜の花も早かったけれど、桃の花も例年より10日ほど早く満開を迎えたようです。今年はちょっと出遅れた感があったので、山梨県内でも桃の花の開花時期が遅めの、韮崎市穴山付近の新府城跡の桃畑に直行しました。 |
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新府城跡の桃畑へは中央道韮崎ICを七里岩ラインへ向かいます。すぐに濃い桃色の一帯が現れます。歩き回ってお気に入りの景色を探してみてください。JRで来る人がけっこういることと、駐車場があるためか、七里岩ラインを挟んで東側を歩く人が多いのですが、私のお薦めは西側です。山と桃を一緒に撮りたければ、こちら側の方が障害物が少なく、きれいに見えるところがあります。この一帯は高低差があまりないので、桃色の絨毯を見下ろすということは難しいのですが、少しだけ小高くなっている、いい場所があります。そこで、敷物を敷いてお弁当を食べるのは最高の気分です。桃畑の下は緑の柔らかな草に覆われ、タンポポやホトケノザが咲き乱れています。とっても和めるひとときです(^^) |
桃の花が咲く頃には、もう桃畑付近のソメイヨシノは散ってしまい、同時に楽しむことはできません。山桜などの開花が遅めの桜なら少しはあるでしょうか。 |
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関の桜・・・白州町 ここは地元の人に教えてもらわないと、辿り着くのは難しいかもしれません。私もペンションのご主人に教えていただいて、早起きして見に行きました。 どれくらいの樹齢なのかは分かりませんが、町の天然記念物に指定されているそうです。車と比べてもらえば、大きさが分かるでしょうか?エドヒガンという種類の桜で、ソメイヨシノより小ぶりの薄い花びらが上品です。畑を見下ろす道路の脇に静かに立っていました。夜の間に降った雨の雫が朝日に照らされた瞬間は、とても美しいものでした(^^)
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清春芸術村・・・長坂町 元々は小学校に使われていた建物が、今は芸術家のために使われているようです。印象派の絵画や彫刻、白樺派の文人の書画が展示されている美術館もあります。庭を取り巻くように咲いているソメイヨシノがたいへん見事です。ただし、そんなに広いところではありません。大正時代に植えられたもので、古木とまでは言えないのかもしれませんが、とても大きく、枝振りも立派で見応えがあります。私たちが見に行ったときは、本当にちょうど満開を迎えたところで、とてもキレイでした。ここからは残雪を戴いた甲斐駒ヶ岳と桜の競演を眺めることができるはずだったのですが、残念ながらお天気が悪く、それはかないませんでした。敷地内には白樺や枝垂れ桜なども少しありますが、入場料もけっこうするので(私が行ったときはイベントがあったので1000円でした・・・)敷地の外から金網越しに望遠で狙っている人も多かったです。 清泰寺・・・白州町 白州から清春芸術村へ至る途中にあります。桜そのものは若く珍しいものではありませんが、芸術村に行くなら立ち寄ってみると良いかと思います。枝垂れ桜はここで撮りました。桜の他にも町の天然記念物に指定されているカヤの木、山門など見るべきものがあります。桜の開花は清春芸術村より少し早めのようです。この辺りでは、標高差にすればほんのわずかの距離でも開花の具合がずいぶんと違いますので、地元の人に教えてもらうのが一番ですね。
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2002年4月 |