Column ・・・ 山梨県 桃源郷

 最初に、この山梨県に桃の花を見に行こうと思ったのは、JR東日本の山梨県ロマン街道(だったかな?)のキャンペーンポスターを見たときでした。ポスターは一面桃色の花で埋め尽くされていて、文字通り桃色の絨毯即座にこれは見に行かなくては!!と決心しました。

 私が1999年、2000年と訪れた場所は甲府盆地の中の御坂町(みさかちょう)というところです。中央道の一宮御坂ICが便利です。東京方面から車で向かう場合は、ぜひ高速を降りる前に手前の釈迦堂PAで一休みしてください。PAの裏手に絶景ポイントがあります。本当に甲府盆地一帯が桃色で埋め尽くされて圧巻です(^^)(名古屋方面から上りのPAからは直接行けないようになっています)

この桃源郷の桃の花は観賞用に植えられているものではなく、果実を採るために植えられているものです。観光地のような案内看板が充実しているわけではないので、きれいな風景を見ようと思ったら、自分の足で探さなくてはなりません。散策コースが設定されているところもありますが、それ以外にも景色の良いところはたくさんあります。地元の人に聞いたり、高いところに登ってみたりして、ぜひ自分だけのとっておきの場所を探してください。頑張れば目の覚めるような菜の花畑と桃畑の組み合わせにも遭遇できます(^o^)これって最高に春を感じさせてくれる組み合わせだと思いませんか?菜の花畑の真ん中に立って、桃の花を眺めていると、ホント、幸せな気分になれます(*^^*) 桃畑は平地になっているところだけではなく、少し高い土地にもあります。桃色の絨毯を見おろすには、頑張って上の方を目指しましょう。畑の間の道は狭く農作業の邪魔にもなりますから、車は置いてのんびり歩いていきましょう。
どんなにきれいでも無断で桃畑の中に立ち入ってはいけません!桃の実のなる季節になれば、桃狩りで堂々と入れるところがあるそうですから、その時までは待ちましょう(^^)

菜の花の他にも、桃の木の下に一面にタンポポが咲いていたり、ホトケノザで紫色の絨毯になっていたり、イヌフグリでほんのり青く染まっていたり・・・野の花の生命力に驚かされます。桃源郷とはよく言ったものだ・・・と実感できます。

 こんなに素晴らしく美しい桃源郷なのですが、訪れる人はそれほど多くないような気がします。広い地域に分散しているのでそう感じるのかもしれませんが、桃畑を歩いていると見渡す限り人がいない・・・なんてこともあります。ゆっくり静かに春を満喫したい方には、本当にお勧めしたいところです。機会があったらぜひぜひ堪能しに行ってください。
御坂町以外にも、甲府盆地一帯に桃畑は広がっています。自分だけの風景を見つけに行ってみませんか?(^^)

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